ぷかぷかの活動は、ひとことで言うと「ぷかぷかさんと一緒に生きていく」「一緒に仕事をしていく」ということで新しい未来を作っているのだと思います。希望の持てる未来です。
あれができないこれができない、社会のお荷物、生産性が悪い、といったマイナスイメージの多い障がいのある人たちですが、ぷかぷかは、そんな人たちとは、でも、一緒に生きていった方がいいよ、その方がトク!と言い続け、彼らと一緒に働き、そこから、今までにない新しいものをたくさん生み出しました。それは障がいのある人たちといっしょに作る新しい「文化」といっていいほどのものです。
ぷかぷかのお店に来て、ぷかぷかさんたちと出会い、「ぷかぷかさんて素敵!」とファンになった方がたくさんいます。ぷかぷかさんというのは要するに障がいのある人達です。ですから「ぷかぷかさんて素敵!」というのは言い換えれば「障がいのある人達って素敵!」ということです。
マイナスイメージの多い障がいのある人たちと一緒に、希望の持てる未来を作り出すなんて、なんだか、それだけで素敵じゃないかと思います。それはすごく大変なことではなく、何かやってあげる、とか、支援する、といった上から目線の関係ではなく、ただ、一緒に生きていくというフラットな関係を作るだけのことです。ただそれだけで希望の持てる未来を作り出すことができるのです。その気になれば、誰にでもできることです。
「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」は、相模原障害者殺傷事件を象徴する言葉ですが、なんとなくそう思う人がものすごく多い今の社会にあって、でも、その障がいのある人たちと一緒に生きていくと、希望が持てる未来を作り出せるんだよ、っていうことが言えるなら、これはすばらしいことだと思います。








