ぷかぷか日記

相模原障害者殺傷事件を超えるために

  • 美帆ちゃんのこと忘れないよ
     今日のぷかぷかランチは美帆ちゃんの誕生日メニューでした。  やまゆり園事件で犠牲になった美帆ちゃんのことを忘れないためです。  「NHK19のいのち」には今年7月に更新した美帆ちゃんのお母さんの話が載っています。 www.nhk.or.jp  文中に「障害があってもなくても、誰もが生きやすい社会にすることが、亡くなった人たちが一番喜んでくれることなのかなと思います。」とありますが、ぷかぷかが目指しているのは、まさにそういう社会。誰もが生きやすい社会です。  ぷかぷかさん達と一緒に街の中で楽しいお店をやっていることも、区役所などで毎日のようにぷかぷかさん達と一緒に外販をやっていることも(先日瀬谷区役所で人権研修会をやった時は、外販に来るぷかぷかさん達の声を聞くと元気になる、という方が何人もいました)、近くの大学でぷかぷかさん達と一緒に授業をやっていることも、アートのワークショップや演劇ワークショップ、表現の市場をやっていることもすべて《誰もが生きやすい社会》を作っていきたいという思いからです。  先日の《表現の市場》を見に来た方が 「幸せな時間を一緒に楽しめて、ほんとうに心があたたかくなりました。」 と感想を書いていました。幸せな時間を一緒に楽しむこと、心があたたかくなること、そういったことが《誰もが生きやすい社会》を少しずつ作っていくのだと思います。そしてなによりも《美帆ちゃんのこと忘れない》。
  • 「表現の市場」は希望の表現
    先日の朝日新聞『折々のことば』 みんなが生きていてよかったと思える世の中に変えていきたい。簡単には実現しないでしょう。でも、希望を持たないのは怠惰です。     (澤地久枝)  11月27日(日)、7回目の『表現の市場』をやります。障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ、という思いを込めた舞台です。  いっしょに生きるとこんなに面白いものが生まれる、というメッセージ。ともに生きる社会を作ろう、と言葉だけで終わるのではなく、ともに生きる関係で作り出した作品をそのまま舞台に上げます。舞台はともに生きる社会そのものです。  ともに生きる社会はこんなにも豊かなものを生み出すのです。  6年前のやまゆり園事件の犯人は「障害者はいない方がいい」などといい、それに共感する人がたくさんいました。全国各地で発生している障害のある人達のグループホームに対する反対運動は、「自分の住む地域に障害者はいない方がいい」といってるわけで、やまゆり園事件と地続きにあります。精神障害の人達のグループホームの近くにある幼稚園では、警備員を雇い、常時警戒しているという話も聞きました。「精神障害の人は怖い」というイメージが、小さな子どもたちの中に入り込んでいきます。その子どもたちは、将来どんな社会を作っていくのだろう、と心が冷え冷えとしてきます。  障がいのある人達を排除した社会は、排除した分だけ社会が許容する人の幅が狭くなり、お互いが息苦しくなります。  障がいのある人達も含め、みんなが生きていてよかったと思える世の中に変えていきたい。6年前のあの悲惨極まる事件を二度と起こさないような社会を作りたい。そのために私は彼らと一緒に舞台に立ち続けようと思っています。  舞台と同じような世界を社会の中で広げていくのは簡単ではありません。  それでも希望を持っています。舞台でこれだけのことができるのだから。「表現の市場」は希望の表現でもあるのです。 www.pukapuka.or.jp
  • 第7回表現の市場をやります。
     11月27日(日)横浜線長津田駅前のみどりアートパークホールで第7回表現の市場をやります。  みんなの表現が舞台で爆発します。「私たちはここにいるぞ!」「ここでこうやって生きているぞ!」という力強いメッセ−ジ。そのエネルギーは社会を変えるチカラを持っています。  彼らのエネルギーはもっともっと社会に生かした方がいい。生かさないともったいない。生かすことで、社会は変わっていく。障がいのある人もない人もみんながもっと生きやすい社会に。  あの忌まわしいやまゆり園事件から2年目。表現の市場を見に来た人がこんなことをおっしゃってました。  《 事件のあと、みんな障害者を「守る 」と言っているけど、結局は「囲い込む」わけで、彼らを「生かす」なんてことは全く考えていない。それを考えると、表現の市場でやっていることは彼らを全面的に生かすというか、積極的な「攻め」ですよね。それがいいと思っています 》  攻め、というか、彼らと一緒に新しい物語を作ること、一緒に舞台に立つこと。そして、何よりもこういったことを続けること。  そのことが、あのような忌まわしい事件が二度と起こらない社会を作ることにつながると思っています。  ああだこうだ批判するだけでなく、彼らと一緒に本気で新しい社会を作っていく。そのことが大事だと思っています。  今回参加するのは「あらじん」「はっぱオールスターズ」「シーホース工房」「みんなでワークショップ」です。 あらじん 和太鼓あらじんは横浜市鶴見区知的障害児者親の会「ひよこ会」の余暇グループとして2003年に活動を開始しました。まもなく20年目を迎えます。メンバーは大好きな太鼓を大好きな仲間と演奏するのが大好きです。 www.youtube.com   はっぱオールスターズ  第1回より参加させていただいております。グループのモットー、「なんでもOK!」 の通り、様々なジャンルのパフォーマンスにチャレンジしています。今回は、この世 の全てのものに感謝の気持ちを捧げるあの南国のダンスを披露いたします。衣装にも ご注目を! www.youtube.com シーホース工房 シーホース工房はSeahorse Covoとも表記します。Covoとはイタリア語で「隠れ家」意味します。竹林を整備し、間伐した竹で楽器や道具を作り、それを使って紙芝居ミュージカルという独自の表現活動を展開する。障がいのある人もない人も共に集うみんなの隠れ家であり、居場所なのです。自然再生、ものづくり、表現活動を三本柱に活動しています。NPO法人2年生のフレッシュな団体です。 www.youtube.com  みんなでワークショップ  NPO法人ぷかぷかが毎年企画し、ぷかぷかで働くぷかぷかさんと地域の人達が一緒に芝居作りをしています。月一回集まり、6ヶ月かけて作った芝居を舞台で発表します。今年は『銀河鉄道の夜ーぷかぷか版』です。 www.youtube.com
  • たまこ焼ぎ
     おひさまの台所のショーウインドウでこんなラベルを見つけました。  なんだか楽しくなるようなラベルです。ぷかぷかでは、こういうの見つけると 「あっ、おもしろい!」「いいねぇ、すごくいい」 と、そのまま店頭に並べます。ラベルを見た時の楽しさをお客さんと共有したいからです。そういうことが、彼らといっしょに生きていく社会を作っていくことにつながります。 このラベル見て、  「それまちがってるじゃん」 と指摘するのは正しいことではあるのですが、その正しさを押しつけるよりも、このラベルをみた時の、なんかこう心がゆるっとするような楽しさを大事にした方が、お互い生きることが楽になるように思うのです。  このラベルは私たちのガチガチになった心をほぐしてくれます。彼らは私たちの社会に必要な人達なんだと、このラベルを見ながらしみじみ思うのです。    買い物に来て、こんな楽しいラベルに出会い、なんかホッとした気持ちになって、こういうことって大事だよね、って思う人が少しずつ増えていってくれるといいなと思っています。
  • 演劇ワークショップを続ける理由
     いつも元気で楽しい舞台を作り続けている演劇ワークショップですが、経済的には運営がかなり厳しいところに立たされています。  演劇ワークショップをやるには、講師料とか、会場費とか、大道具や小道具を作ったり、いろいろお金がかかります。お金はかかるのに、収益は生まないので、どこかでお金を調達する必要があります。それで助成金を申請しているのですが、すべての経費をまかなえるわけではありません。なので、赤字が出ます。今まではぷかぷかにその穴埋めをしていただいていましたが、ぷかぷかも資金が潤沢にあるわけではないので、今年はもう自分でその赤字分を穴埋めするしかないなと思っています。  赤字分を自分で穴埋めしてでも演劇ワークショップをやるのはどうしてなのか。  いちばんの理由は、ぷかぷかさん達と一緒にやる演劇ワークショップは、とにかく半端なく楽しいからです。演劇ワークショップの場は、日常生活の場より、もう少しお互いが自由になれます。この、みんなが自由になれる、というのが演劇ワークショップの場のいいところです。  みんなが自由になれるので、私たちとは少し違う、彼らのものの考え方、ひらめき、想像力などが、ふだんの暮らし以上に楽しめます。違いをそのまま作品に生かすことができます。だから今までにないおもしろいものが生まれます。  下の写真、この場面はお祓い棒を掲げているぷかぷかさんが場の雰囲気を一人で作っています。「お許しを!」を謝っているのは地域の人。こんな場面が自然にできてしまうのが演劇ワークショップのおもしろいところ。こんな場面に出くわしてしまうと、もうやみつきになってしまうのです。   こんな楽しさの中で、彼らに対し  「あなたがこの場に必要」「あなたにここにいて欲しい」 と、素直に思えるようになります。そう思える関係が自然にできます。障がいのある人達を排除することの多いこの社会にあって、そんな風に思える場があることはとても大事です。ここから彼らを排除しない社会が始まります。  「あなたにいて欲しい」と思える関係の中で作り上げた芝居には、彼らと一緒に過ごすことで生まれる楽しさ、面白さがてんこ盛りです。なので、その芝居を見ると  「彼らとはいっしょに生きていった方がいいね」 と、理屈抜きに思えます。  何よりも彼らといっしょに生きると何が生まれるかを、目に見える形で表現します。「ともに生きる社会」を作ろう、というかけ声だけはたくさんありますが、ともに生きると何が生まれるのかまで示しているところはなかなかありません。ともに生きる場、ともに生きる関係を作り切れていないからだと思います。  演劇ワークショップは舞台の上で、彼らといっしょに生きると何が生まれるのか、その豊かな世界を目に見える形で示します。小さな「ともに生きる社会」が舞台の上で実現しているのです。いや、舞台の上だけではなく、演劇ワークショップの場そのものが「ともに生きる社会」をすでに実現しています。  演劇ワークショップに参加するために毎回栃木から新幹線に乗ってやってきた方がいました。その方の感想 「みんなすごく素直で、思ったことをストレートに表現するから、リアルで人間味があってとても魅力的に思えて、私はぷかぷかさんの大ファンになっていました。私にとってそこは自然と笑顔になれる場所で、優しい空間でした。そんな彼女、彼たちと一緒に立った舞台。やり切った感、ハンパなかった。ぷかぷかさんたち一人ひとりとふれあった思い出が頭の中で駆け巡り、みんなで頑張った喜びと終わってしまった寂しさとが複雑にからみあって、舞台が終わってからの反省会、涙がこぼれ落ちてしまいました。」  涙がこぼれ落ちたどころか、号泣でした。ぷかぷかさんとおつきあいしたことが、号泣するほどの気持ちを生んだのです。そんな関係ができてしまうのが演劇ワークショップという場のすごいところです。  栃木から新幹線に乗ってやってきて、舞台に立つ。  「障害者はいない方がいい」と暴力的に障害者を排除したやまゆり園事件から6年。障害者のグループホームを建てようとすると反対運動が起こったり、施設での虐待が止まらない社会は、事件と地続きにあります。  障がいのある人達を排除する社会は、社会の幅が狭くなり、お互いが息苦しくなります。彼らがいることの豊かさが失われ、社会は痩せこけていきます。  そんな社会にあって、私たちに何ができるのか。  やっぱり、 「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい」 と言い続け、彼らと一緒に生きる豊かさを様々な形で作り続けようと思うのです。  やまゆり園事件というとんでもないものを生み出してしまった社会。そんな社会を作ってしまった責任を、やはり感じるのです。こんなことが起こるまで社会に対して何もしてこなかった責任です。  だからこそ、赤字分を自分で穴埋めしてでも、演劇ワークショップは続けていこうと思うのです。私なりの責任の取り方、というか…
  • 『梅切らぬバカ』上映会とトークイベントの報告ー相模原障害者殺傷事件から6年目(その8)
    『梅切らぬバカ』を上映し、映画を手がかりにやまゆり園事件のような悲惨極まりない事件を起こさないためにはどうしたらいいのか、私たちに何ができるのか、といった話し合いをしました。 まずは監督の話 www.youtube.com 続いてみんなで話し合い(舞台を向いたカメラと客席を向いたカメラの映像約4時間分を40分くらいにまとめました) www.youtube.com  話し合いの中で紹介しましたが、『梅切らぬバカ』上映のために、ぷかぷかさん達が描いてくれた絵。  映画のチラシにあった写真をモデルに描いたものですが、なんともいえない味があります。見る人の心を暖かいもので満たしてくれます。これが彼らのチカラです。こういったものを見つけ出し、いい形で発信すること。それはこんな絵を描く人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ、というメッセージです。それがやまゆり園事件のような悲惨な事件を二度と起こさないために、私たちにできることの一つだろうと思います。 ●参加した人達の感想。 ・今まで障害者を扱った映画たくさんありましたが、この作品はとても現実に近い、障がいのある子どもを持つ私たちが直面したり、これからするであろうことを表現されており、とても感銘を受けました。今までの中で一番よかったと感じました。子どもの父親は子どもから逃げてしまいましたので、私の将来もこんな感じかなと考えさせられました。 ・監督の思いを生でうかがえてよかったです。会場のみなさんのコメントも聞くことができてよかった。自宅で映画を配信で見るのではなく、会場でみなさんと一緒に共有できたこの時間が持てたことに感謝です。 ・日本中、どこでもあるあるの物語。希望を予感できるエンディングにホッとしました。突破口は、正直に生きることでしたね。障害者、子ども、女、男…、相変わらず伸びている梅の木の下をみんなで同じ格好で通るシーンが印象的でした。 ・こういう事件は、きっとどこでも起こっていることだと思います。「安全で、静かに暮らしたい」地域の人。加害者とされる障害者の家族も同じ思いで生きている。障害者の言動の意味を知らないことから起こる誤解。知ることから始まるのだと思います。ハッピーエンドで終わらなくて、かえってよかったと思う。日常は続いていくもの。 ・アメリカ映画のように、善と悪を巡ってどんどん破壊し、最後は勝ち取るという映画とは別で、絵画のように思いを巡らす映画でした。余計なセリフがないのもよかった。 ・『梅切らぬバカ』の映画の生まれた背景を知ることができてうれしかったです。あくまで忠さんの視点や日常を大切にされているとのことで、とってもその意味を感じることができました。また、身近に障がいをお持ちの方がいらっしゃる方やご家族のお話を聞くことができ、価値ある時間を過ごさせていただきました。視野が広くなったように感じました。 ・どうしてかわからないのですが、終わったあと涙がたくさん出てきます。 ・違いを面白がる世界になっていくことを願っています。会場にリアルに障害者さん、家族の方がいらして、こういう上映会がいいと思いました。 ・自分たちと重なる部分がたくさんありました。娘と一緒に見たかったです。あんな母親に少しでも近づけたら、とちょっと反省しました。 ・物腰の柔らかい監督の映画に対する思いの話に引き込まれました。また、学生さん、先生、事業所の方々の感想を伺い、今の私に何ができるのか、問う時間となりました。何ができるのか、今はわかりませんが、日々生活していく中で、心の目を開き、ともに生きていきたいと思いました。 ・知らないと近寄りたくない、関わりたくない、排除したい。知ると、関わると、一気に気持ちが近くなる、つきあいたくなる。シンプルで、とても簡単なことなのに、難しいのはなんでだろう。 ・これからどうなるのかと余韻を残して考えさせられます。 ・このあとどうやってまわりや近所への理解をしてもらうのかを見てみたい。きっときっと理解は難しいですが、グループホームを作ることさえむつかしいという部分をもっと表現してもらいたい。 ・地域の理解も、人それぞれの考え方があるので、批判する人もいるのも当たり前だと思う。身近に障がいのある人がいる人は抵抗ないと思いますが、現実的にはなかなかむつかしいと思います。 ・若い人の意見、頼もしい。エピソードがいろいろ聞けて、映画だけでなく、トークイベントも聞けてとてもよかった。 ・忠さんみたいな人は近くに来たら、そりゃ、よけます。それは知らないから。 (これはタカサキが「忠さんみたいな人が隣に住むことになったらどうしますか」と質問し、それに対する正直な答えです。だからこそ、お互い知る機会を作ることが大切だと思います。お互いのことを知ることで、人生の幅がグンと広がります。だから、いっしょに生きていった方がトク!) ・もしお隣に…、同じ状況に…と、考えました。自分を、世の中を振り返るきっかけになりました。 ・障がいがあってもなくても、人と関わろうと思ったら、その人のことを知らないといけないと思った。隣人の家族が変わっていくきっかけが多くあったと思うが、その時の家族の心情がわかってよかった。 ・自分の経験と重ね合わせて映画を見た方々の感想はとても貴重で、聞けてよかった。同時に、自分は知らないことがたくさんあると感じた。参加できてよかったです。 ・ご近所同士、最初はうまくいかなかったが、忠さんのおかげで仲良くできた。障害者を通してつながりができたことがすばらしかった。 ・地域の理解がとても大切だと思った。考えさせられました。 ・引き込まれて、楽しく拝見しました。忠さんがグループホームに入って戻ってくる短い間に、それぞれの登場人物が、ある人は大きく、ある人はほんのちょっぴり変化していった様子がよく描かれていて、とてもよかったです。 ・自閉症の特徴がよく表現されていて、それぞれの理由があって行動してしまったことがわかり、とてもよかったです。ちょっと笑えるところも、おもしろかったです。 ・孤独と物欲の狭間。境界線を引かず、折り合って生きることの意味に胸打たれました。 ・悪い意味ではなく、グループホーム桜の家の解決があるかな?と期待したけど、現実は中々厳しいから、、ストーリーとしてこれが一つの答えかも知れないと思いました。 ・我が家にもグループホームに暮らす子どもがいるので、他人事と思えず、身につまされました。希望の光が見える。でも、無駄に明るくない終わり方で、ホッとしました。 ・トークイベントはとても勉強になりました。特に父親の関わりについての質問が鋭くてよかったです。 ・忠さんと向き合った隣人は少しずつ変化があったところがゆったり描かれていて、そこがよかったです。GHの反対運動になってしまう人びとと、お隣さんの違いってなんだろう、と考えさせられました。 ・「人は知らないものに対して恐怖を感じる」ということが、よく表れていると思った。障がいについて理解が深まる場がもっと増えて欲しい。また、グループホームに対して「迷惑だ」といっている人がいた。その人は誰にも迷惑をかけていないのだろうか。人が人と生きていくためには、それを自覚することが大切だと思う。 ・当事者の方のお話を聞かせていただいて、より、障害者と生きていくことについて考えさせられた。 ・ほんとうのこと、考えなければいけないことがたくさん描かれていて、障がいに対して興味のない人、知らない人にも見てもらいたいと強く思った作品でした。TVでも繰り返しやって欲しいですね、トークも含めて。 ・よい意味で日常の身近なストーリーでした。もっとドラマチックな展開、美化されたものがありがちですが、そうではなかったのでおもしろく、想像もしやすく、身近に感じられ、思うところがたくさんありました。忠さんのよさをいちばん知っているお母さんの地域の人達との接し方、忠さんのことの伝え方がとてもいいと思いました。 ・母が最後は見るというラストに、お母さん役の加賀さんが母としての振るまいをアレンジされ、ぐっと身近な場面になったのですね。映画というものは監督のメイキングエピソードを聞くと内容がもっと深まるというご意見、本当にそうですね。 ・障害を持っている方の生きづらさを感じ、胸が苦しくなりました。 ・映画作成の背景を知ることができ、おもしろかったです。いろんな感情があった映画だと思いました。 ・障害者を演じる方はすごいと思いました。 ・主人公の忠さん、隣人の男の子とお父さん、お母さんの仲がだんだん深まっていく描写がとても印象に残りました。しかし、ポニーを飼育する人、自治会長さん達が最後まで忠さんと分かち合えなかったところがリアルで、隣人家族と対比しているなと感じました。 ・映画に込められた思いや実際の障害者を見る目がどのくらいなのかと、障害者の方達との関わり方や障害者の子を持つ親の世間に対する思い。現実に目を向けるよいきっかけでした。また、障害者の方々のチカラや本来持っているよさを感じられるトークイベントでした。 ・ぷかぷか上映会に参加できてとてもよかったです。また、映画の感想など、いろんな方々の意見を聞けてとても有意義な時間でした。 ・でんぱたと乗馬クラブの関わり、エピソードを聞くことができ、よかったです。 ・障がいのある人達と、よい一日を淡々と積み重ねる営みが、相模原事件を繰り返さないことにつながるのだということをたくさんの人と共有したいです。 ・監督がこの作品を作る過程や思いがわかって、よかったです。いろいろな考えや思いがあって、とても考えて作られた作品なのだと思いました。いろいろな方の思いや考えが聞けて、とてもよかったです。 ・簡単に地域との関係が改善されぬこと、訴えかけるもの、リアリズムを感じました。地域との共生はむつかしいですね。でも優しい社会になって欲しい。そんな気持ちがしました。 ・5080問題や地域との関係がリアルでした。あのあとどうなっていくのか、続きを見たいという余韻がありました。お母様の切ない気持ちを考えながら見ていました。 ・学生さん、保護者、施設の支援者など、様々の方の話が聞けて、考えさせられました。障がいのある人達への理解が広まることで、みんなが幸せに生きていけるようになるとよいと願っています。 ・グループホームや地域住民との関わりについて、考えさせられました。子どもと見に来ましたが、どう思ったのかを少しずつ聞いてみようと思います。 ・現実的にあることで、ほんとうに感動しました。我が家でもあることなので、泣いてしまいました。 ・他者との共存は己を知ることにつながると思います。知ることは尊重することになり、自分も大切にすることかなぁ、と考えています。方向性の違いを思いやる想像力で補いたいです。 ・「人間」をとらえ、描いている映画と思いますが、深み、突っ込みが方が浅く感じました。グループホーム反対ののぼり旗が立つ、その背景にある「差別」や様々な感情が、人間の奥深い中に誰でもが持っているものを表現できたらよかった。 ・お母さんのような存在の人がたくさんいるといいなぁ。 ・ドキュメンタリーとドラマが混合されたような感じでした。 ・加賀まりこさんと塚地武雄さんの出演で鑑賞となりまして、『梅切らぬバカ』という上映していましたので、髪と爪を切らせている加賀さん、グループホームに暮らし、馬が好きになった塚地さん、その他の出演者を見てよかったです。
  • 虐待をなくすには
    中井やまゆり園でまた虐待 nordot.app 《調査委は報告書で「虐待への意識が欠如し、不適切な対応が横行していた」と批判。職員間の対立や風通しの悪さから、入所者の支援について話し合う環境がなく、管理職のマネジメントも作用しなかったことを背景に挙げた。》そうだが、そういったことが虐待の原因なのか。そういったことを改善すれば、ほんとうに虐待はなくなるのか。 《関与したとされる職員や元職員は計76人に上り、県は処分を検討する。》そうですが、処分をして虐待がなくなると本気で考えているのだろうか。虐待を生み出した環境はどうするのだろう。  要は相手にしている障がいのある人達と、人としておつきあいしてなかっただけのことではないのか。人としておつきあいしていれば、虐待なんかおこりようがない。  それはぷかぷかを見れば一目瞭然。  人としておつきあいしているから職場でこんな笑顔になる。            人としておつきあいしていると、スタッフの髪を整えてくれたりする。            人としておつきあいしているからこんな作品が生まれる。 人としておつきあいしているから、安心して仕事にこんなに集中できる。          人としておつきあいしているから、お客さんもこんな笑顔に。 人としておつきあいしているから、こうやって安心して昼寝ができる。 人としてつきあってきたから、仕事辞める時、大泣きしてしまった職員がいた。  彼らと人としておつきあいするにはどうしたらいいのか。  むつかしい話ではない。いっしょに生きていけばいいだけの話。とにかく「支援」などという上から目線の関係はやめることだ。いっしょに生きていく関係の中では、虐待なんて起こりようがない。  虐待のなくならない施設の職員は、一度ぷかぷかに研修に来るといい。相手と人としてつきあうということがどういうことか、一週間もいれば自然にわかる。
  • お互い『いい一日だったね』って言い合える日々こそ大事にしたい
    昨日IWJというわりと硬派の独立メディアの日刊ガイド(メールによるニュース配信)に上映会のお知らせが載りました。 iwj.co.jp ■「お互い『いい一日だったね』って言い合える日々こそ大事にしたい」! ぷかぷか上映会『梅切らぬバカ』のお知らせ  ぎりぎりのお知らせとなってしまいましたが、本日27日の午前と午後に、NPO法人ぷかぷかによる映画『梅切らぬバカ』上映会およびトークショーが、横浜市健康福祉総合センター4Fホールで行われます。  ぷかぷかによると、「やまゆり園事件は私たちにとってなんだったのか、どうすれば事件を超える社会を作っていけるのか、をみんなで考える上映会」ということです。  やまゆり園事件から、丸6年経ちました。  この間、排除の論理に立脚した障害者をめぐる社会状況はほとんど変わっていません。  ぷかぷか理事長の高崎明さんは、この映画をなぜ上映するのか、次のように、ブログ「ぷかぷか日記」の中で述べています。  「『梅切らぬバカ』にはグループホーム反対運動が登場します。この地域に障害者はいない方がいい、と主張しています。やまゆり園事件のように暴力的に排除するわけではありませんが、障害者はいない方がいいという考え方では地続きにあります」 ※あなたのアイデア、ぜひ聞かせて下さい。(ぷかぷか日記、2022年8月25日) https://www.pukapuka.or.jp/2022/08/25/7465/  映画は、この考え方に対して、言論で反対運動を批判し、論破して、反対運動をつぶすのではなく、障害者とともに時間をすごす日常の豊かさを、そのかけがえのなさを、淡々と描いているといいます。  高崎さんは、ブログの中で、「やまゆり園事件について、あーだこーだいうよりも、障がいのある人達といっしょにいい一日を具体的に積み上げていく方を大事にしたいと私は思っています。『梅切らぬバカ』との接点はそこにあります」と述べています。  高崎さんは、この価値観を端的に次のように述べています。  「お互い『いい一日だったね』って言い合える日々こそ大事にしたい」  これは、相手が障害者に限らず、人間が人間と一緒に生きるときの大原則であるように感じられます。  すばらしい思想ではないでしょうか。  この思想は、たんなる意識改革だけで実現できるものではなく、忙しすぎる労働条件や偏見を煽るメディアなど、この思想の実現を阻む、社会的条件にもフォーカスする必要性を浮かび上がらせます。  そして、この思想は、ささやかであっても具体的な行動へと誘い、その具体的な行動の積み重ねが、共生の障害になっている社会的条件を突き崩す可能性をも示唆しています。  高崎さんは、映画上映会の後のトークショーで集まってくれた人々と何を話したいか、次のように述べています。  「事件に関わる大きな話ではなく、自分の手の届く範囲の話をします。その気になればすぐにでも始められるような話です」  この上映会と映画『梅切らぬバカ』、NPO法人ぷかぷかにご注目ください。 ●●●  ぷかぷか日記をちゃんと読んでくれていたんだと思いました。福祉とはほとんど関係のない人達が、こんな風に受け止めてくれていたことがとてもうれしいです。  お互い『いい一日だったね』って言い合える日々を積み重ねていくこと、それがあのような事件を二度と起こさないことにつながっていくのだと思います。何よりもこれはその気になれば日々の暮らしの中で誰にでもできることです。
  • あなたのアイデア、ぜひ聞かせて下さい。ー相模原障害者殺傷事件から6年目(その7)
    マスコミの方から 「やまゆり園事件を考える集まりで、どうして『梅切らぬバカ』を上映するんですか」 と聞かれました。  集まりでは事件に対し、あーだこーだ小難しい話、抽象的な話をするのではなく、具体的に私たちは何をすればいいのか、何ができるのか、といった話をしたいと思っています。二度とこういう事件を起こさないためにはどうしたらいいのかをみんなで考えます。  事件に関わる大きな話ではなく、自分の手の届く範囲の話をします。その気になればすぐにでもはじめられるような話です。  『梅切らぬバカ』にはグループホーム反対運動が登場します。この地域に障害者はいない方がいい、と主張しています。やまゆり園事件のように暴力的に排除するわけではありませんが、障害者はいない方がいいという考え方では地続きにあります。  映画はその運動を正面切って批判したりはしません。お母さんはときどき皮肉っぽいことをいいますが、相手と論争したりはしません。隣に住むおじさんは、反対運動をやっている人に「それはまちがってるよ」とぼそっと言いますが、どこまでもぼそっとひとこと言うだけです。  映画が大事にしているのは、忠さんとの宝物のような日々です。    ありふれた毎日の中で、 「忠さんがいてくれて、母ちゃん幸せだよ」 という言葉が出てきます。そんな風に言える関係が作る日々こそ大事にしようよ、ってこの映画はいってる気がするのです。  相手を論破し、反対運動を止めるよりも、そっちを大事にする。  やまゆり園事件について、あーだこーだいうよりも、障がいのある人達といっしょにいい一日を具体的に積み上げていく方を大事にしたいと私は思っています。『梅切らぬバカ』との接点はそこにあります。  お互い「いい一日だったね」って言い合える日々こそ大事にしたい。             身近な障がいのある人に  「あなたといると、すごく楽しい!」  「あなたのそばにいると、なんだか心があったかくなるよ」  「あなたがいると、まわりの空気がゆるっとして、すごく楽」  「あなたのそばにいたいな」 って、いうくらいなら、その気になれば誰にでもできることです。そういうおつきあいを日々続けること、ひろげることが、あのような悲惨な事件を起こさないことにつながると思うのです。  8月27日(土)、トークイベントであなたのアイデア、ぜひ聞かせて下さい。  8月27日(土)の上映会のチラシはこちら www.pukapuka.or.jp 参加希望の方は下記サイトの「チケットのお求めはPeatix」のところをクリックして下さい。 www.facebook.com
  • 人を幸せな気持ちにさせるチカラー相模原障害者殺傷事件から6年目(その6)
     映画『かぐやびより』、また見てきました。  何度見ても幸せな気持ちになります。なんなんだろう、これは、と思うのです。  やっぱりあそこで働いている障がいのある人達のチカラではないかと思ったりするのです。人を幸せな気持ちにさせるチカラです。   彼らの周りにいる人達の幸せもビリビリ伝わってきます。いろんなイベントに集まった人達みんなが幸せそう。  映画を作った監督も、はじめてかぐやを訪れた時、やっぱりこのなんともいえない幸せを感じたのかも知れないと思いました。だから映画を撮り始めたのではないかと。幸せに説明はいりません。だからナレーションもなし。幸せがストレートに伝わってきます。  そんなチカラを存分に発揮できる環境があること、それが大きなキーポイントだと思います。その環境がないから、全国に障がいのある人達はたくさんいても、幸せを感じられる場所はなかなかありません。環境は、彼らとのおつきあい、関係が生み出します。彼らとフラットにつきあう、という当たり前のことがなかなかできない人、やっぱり彼らのこと、上から目線で見てしまう人が圧倒的に多い。そこからは、かぐやが生み出すような幸せは生まれません。   かぐやでは理事長さんがみんなからお母さん、お母さんと呼ばれ、親しまれています。「理事長さん、愛してますよ」というお兄さんもいました。そんな言葉をさらっと言える関係がすばらしいと思いました。そういう関係の中で、みんなが幸せを感じる環境が生まれているのだと思います。  あの津久井やまゆり園は、そんな幸せを感じる場所じゃなかったのではないか。だから「障害者は不幸しか生まない」などといって、あのような悲惨極まりない事件が起きた。  幸せを感じる場所じゃなかったことが事件を生む要因であったのなら、犯人を死刑にしてすむ話ではありません。むしろどうして幸せを感じるような場所ではなかったのか、を考える方が問題の本質に迫ることができるように思います。 『かぐやびより』は鵠沼海岸駅近くのシネコヤで上映中 cinekoya.com  ぷかぷかは事件以来毎年映画を手がかりに事件を超えるにはどうしたらいいのかを考える集まりをやっています。今年は8月27日(土)に『梅切らぬバカ』を上映し、事件を考える話し合いをやります。あのような事件を二度と産まないために。桜木町駅前の横浜市健康福祉総合センターの4階ホールです。  『梅切らぬバカ』のオフィシャルサイトはこちら happinet-phantom.com                          8月27日(土)の上映会のチラシはこちら www.pukapuka.or.jp 参加希望の方は下記サイトの「チケットのお求めはPeatix」のところをクリックして下さい。 www.facebook.com
  • 最近の日記
    カテゴリ
    タグ
    月別アーカイブ