ぷかぷか日記

Secret of Pukapuka

  • 上映会と詩のワークショップ
      先日上白根地域ケアプラザで『Secret of Pukapuka』の上映会がありました。  映画を見たあと「詩のワークショップ」をやりました。詩を書くことでお互いの気づきを共有し、更にグループとしての詩にまとめ、それを発表します。ただ「いい映画だったね」で終わるのではなく、そこで気づいたことを手がかりに、もう少し前に進めないかな、という思いで企画しました。 それぞれの気づきを短い詩にします。 詩ができ上がったらグループの中で発表。それぞれの気づきをグループの中で共有します。 詩の言葉を一行ずつ切り離し、グループの中でシャッフルし、並べ替えてグループとしての詩を作ります。 でき上がったグループの詩を壁に貼り、みんなで声を出して読む。誰かに向かって朗読するなんてみんな初めて。 www.youtube.com www.youtube.com 参加した人達の感想 ●ぷかぷかさんの映画は2度目ですが、見るたびに発見がありますね。詩のワークショップも、みなさんの自由な感想が聞けて、それがひとつの形になっておもしろかったです。 ●ワークショップがあると、知らない方、はじめましての方と交流ができるのがありがたいです。結論がない、それぞれが何か考えるきっかけになるイベント、素敵ですよね。 ●映画の中のメンバーさんが楽しそうに働いていた。パン作り、パンの販売が楽しそう。いきいき働いている姿を見てホッとする。ボーッとしているメンバーさんも、それはそれでホッとする。評価とか、地位とか関心のないことがホッとする。 ●皆で自由に作った詩が、まとまったものになるとは意外だった。 ●詩を作る作業が楽しかったです。 ●障がいという言葉がない世界がいつか生まれますように。 ●頑張らないで、楽しみたいと思います。 ●映像を見て、それぞれ感じたことを言葉にしてつなげた詩から大きな力をもらうことができたと思います。自然で飾らない、ありのままの生き方を私も自分の気持ちに正直に生きていきたいと思いました。 ●言葉の力のすごさを感じました。言葉にできない子どもたちに接していますが、、その子たちの心の声を言葉にしていきたいと感じました。 ●人として出会う、という言葉、素敵でした。 ●コーヒーの見ながら映画を見る…肩の力を抜いて、笑ってみられました。 ●親も子どもも、ぷかぷかさんを知ることができて、とても力になっていることがたくさんあると思います。いつまでも、ありのままでいて欲しいです。 ●相手のことを知らなくてよい環境下で、言葉を通じて自分をさらけ出すことができて楽しかった。 ●できるできないにこだわっているのは、自分自身かも知れないと気づかされた。 ●上映会だけかと思いきや、驚きの楽しい時間を過ごせました。 ●ぷかぷかさんの様子を知りたいと思い、上映会に参加しましたが、みなさんとても楽しく生活していらっしゃる様子に感動し、障害のあるなしに関係なく、人としてどうしていくことが大切なのか見せていただきました。 ●映像の内容などはとてもすばらしかったと思います。ワークショップの内容が苦手分野でした。 ●特性を活かす(個性を殺さない)≒できることを増やす  乳幼児期、学齢期の適切な支援による「可能性を広げる」メリットはあると思う。 ●しょうがい者の方に対して見る目が変わりました。もっと知りたい。ぷかぷかに行ってみたくなりました。 ●私自身も学習しょうがいをもっているので、昔皆についていくことが大変で、くろうしました。でも今回映画が見れて、楽しく色々と知れて、もっと色々な事を知り、ぷかぷかに行って、皆と話をしてみたい。ご飯食べたい。パンも食べたいです。少しずつしょうがい者の方を知っていきます。 こういうの、自分のところでもやってみたいと思った方、高崎まで連絡ください。takasaki@pukapuka.or.jp
  • 「映画を見ると心ぷかぷかになる」って、こういうことなんだ。
     先日の『かぐやびより』の上映会に来てくれた高校生の方がぷかぷかの『Secret of Pukapuka』を見て感想を送ってくれました。   映画を見ていると、自然に笑顔になっていることに気づき、「映画を見ると心ぷかぷかになる」って、こういうことなんだと思った、ととても新鮮な感想です。感想を送ってくれた方は大学に入って福祉を勉強するそうです。大学でどういう福祉を教えるのか知りませんが、一般的には障がいのある人達に何かやってあげる、という上から目線の福祉ではないかと思います。それよりも彼らとはいっしょに生きていった方がいいよ、そうすればみんな心ぷかぷかになって、社会全体が豊かになるよ、と『ぷかぷかな物語』を読んでもらい、『Secret of Pukapuka』を見てもらいました。で、早速感想が届いたというわけです。  「一緒にいると心ぷかぷか」という福祉がもっともっと広がると、世の中、ゆるっとゆるんで、誰にとってももっと居心地のいいものになるのではないかと思います。  一緒にいても心ぷかぷかにならないような福祉が、あの忌まわしいやまゆり園事件を生んだのではないかと思っています。事件後も続いた施設における虐待事件も同じです。そういうことに福祉の関係者には気がついて欲しいのですが、彼らといっしょにいて心ぷかぷかになるような経験をしたことがないのか、そういう思いがなかなか届かないようです。あんなに素敵な人達がすぐそばにいるのに、なんとももったいない話です。  一緒にいると心ぷかぷか
  • ぷかぷかの映画『The Secret of Puka Puka』を上映してみませんか?
     ぷかぷかの映画『The Secret of Puka Puka』を上映してみませんか? vimeo.com  ●「ともに生きる社会」ってなんだろう、  ●どうやって作るんだろう、  ●その社会は何を生み出すんだろう、  ●障がいのある人達とどうやったらうまくやっていけるんだろう、  ●彼らといっしょに生きて、何かいいことあるんだろうか  って考える時、ぜひこの映画を見てみて下さい。考えるヒントがきっとたくさん見つかります。  見ると「心ぷかぷか」になる映画です。 「心ぷかぷか」になるのは、ぷかぷかさんたち〔ぷかぷかで働く障がいのある人達〕と 「いっしょにいると心ぷかぷか」 になるような関係があるからです。  ぷかぷかは、代表のタカサキが養護学校の教員時代に障がいのある人たちに惚れ込んでしまったことが出発点です。色々できないことがあっても、彼らと過ごす毎日がすっごく楽しくて、そばにいるだけで心が和み、いつもそばにいたいなと思うようになりました。  教員を定年退職する時、ここで彼らとお別れしてしまうのはなんだかもったいないと思い、彼らといっしょに生きる場としてぷかぷかを立ち上げました。彼らを支援するとか、何かやってあげるという上から目線ではなく、どこまでもいっしょに生きていきたい、という思いでぷかぷかは始まったのです。  彼らといっしょにいると楽しくて、心が弾みます。心がやわらかく耕されます。それがいつの間にか 「いっしょにいると心ぷかぷか」 という雰囲気を作りました。 そんな雰囲気が映画の中でぐるぐる回っています。  この映画は2017年の10月にカナダのバンクーバーで開かれた世界自閉症フェスティバルで上映されたものです。映画は海外の人たちに前年に起こったやまゆり園事件を伝えるメッセージで始まります。1分ほどのBGMのないテキスト。そのあとの映像は事件をどうやって超えていくのか、というぷかぷかのメッセージです。優生思想云々のむつかしい話ではなく、障がいのある人達といっしょに生きていくと心ぷかぷかになるよ、だから彼らとはいっしょに生きていった方がいいよ、というやわらかなメッセージ。 「いっしょにいると心ぷかぷか」になる関係こそが事件を超える社会を作っていくのではないか、そんな思いでこの映画を作りました。  機会があれば仲間を集めて上映会を企画してみて下さい。「ともに生きる社会」について、深く考える機会になります。「ともに生きる社会」に向けて具体的に一歩前に進むことになります。この「具体的に一歩前に進む」ということが大事です。  この映画を見て、一人でもたくさんの人が 「障がいのある人たちといっしょにいるといいよね」 「楽しいよね」 「いっしょにいると 心ぷかぷかだね」 って、思ってくれるといいな、と思っています。  そうすれば、世界はもっと優しくなります。お互いがもっと生きやすくなります。居心地のいい社会がそこから始まります。                                                                                       NPO法人ぷかぷか理事長 高崎明                                                                                         NPO法人ぷかぷかのホームページ                            ●上映を検討したい方には映像のデータ送りますので、高崎まで連絡ください。takasaki@pukapuka.or.jp ●上映についての問い合わせは高崎まで takasaki@pukapuka.or.jp
  • いい人生だったね
    映画『Secret of Pukapuka』を見た方からまたまた素敵な感想が届きましたので紹介させていただきます。 ●●●  エンジェルの会でのお知らせを通して、ぷかぷかさんの映画を初めて拝見しました。私は8歳のアンジェルマン症候群の息子を持つ親です。息子が産まれて8年が経ち、障害者の生きる世界について、良くも悪くも悟ったような心持ちでおりましたが、映画を拝見して、成長した彼らが、こんな風に生きている世界もあるのかと、正直驚きました。  食に、芸術に、地域とのコミュニケートに、こんなにも鮮やかな人生を送る可能性を秘めているのかと。なんとなく、私がイメージしていた息子の成人後の人生は、色味がグレーでしか表現できませんでした。それが、むしろ私個人が息子と関わる前に生きてきたこれまでと比べても、とても彩りがあり、眩しいものに見えました。  もちろん、映画という形で綺麗にまとめられた部分以外に、大変なご苦労もあることとお察しします。ですが、私は息子自身が歳をとって、アンジェルマンとして生まれたが、最期には「いい人生だった」と思ってほしい。そのために、親として私にできることは何だろうか?と、常々思っています。その命題に、ぷかぷかさんの活動は、ヒントを与えて下さったような気がします。  是非、ぷかぷかさんのところに所属したいと願う障害者の家族は多いでしょうが、本当に必要なのは、ぷかぷかさんのような団体がひとつでも増えて、固い地域社会をひとつひとつ耕すことなのだと、あらためて考えさせられました。     ●●●  【私は息子自身が歳をとって、アンジェルマンとして生まれたが、最期には「いい人生だった」と思ってほしい。】  というお母さんの言葉がいいですね。「いい人生だった」ってみんなが思えるように、ぷかぷかでは「一緒にいい一日を作る」ことを日々の目標にしています。今はコロナで中止にしていますが、帰りの会では仕事の反省のほか「いい一日でしたか」という質問をしていました。いろんないい一日をぷかぷかさん達は発表してくれるのですが、中に  『「ぷかぷかしんぶん」をポスティングした時、ポストに嵐の相葉君と同じ名前を見つけて、それがいい一日でした。』  と発表した人がいて、ああ、なんていい一日だったんだろう、って思ったことがあります。  こういういい一日の積み重ねがいい人生を作っていくのだと思います。そういういい一日をぷかぷかさんとスタッフが一緒になって作り出す。それがぷかぷかです。『Secret of Pukapuka』はそれがよく見えます。  【なんとなく、私がイメージしていた息子の成人後の人生は、色味がグレーでしか表現できませんでした。私個人が息子と関わる前に生きてきたこれまでと比べても、とても彩りがあり、眩しいものに見えました。】  と感想にありましたが、何か特別なことをやったのではなく、ただいっしょにいい一日を積み重ねてきただけです。その気になれば誰にでもできることです。さぁ、明日からお子さんといっしょにいい一日を作っていきましょう。  「ともに生きる社会」とか「共生社会」という言葉がやたら語られる昨今ですが、どうも抽象的な言葉だけで終わることが多い気がします。そんな中でぷかぷかは彼らといっしょにいい一日を作ることにこだわっています。「ともに生きる」が具体的なのです。そこから生まれるものこそ、リアルな「ともに生きる社会」なのだろうと思います。障がいのある人もない人も、みんなが「いい人生だったね」って言える社会です。
  • 自分の人生を彩り豊かにしてくれた
    『Secret of Pukapuka』を見た方から素敵な感想が寄せられました。 ●●● ぷかぷかさんの映画視聴いたしました。 本当素敵な映画でした。 印象に残ったシーン、、、、 ○谷川俊太郎さんの作品に取り組んでいる皆さんの緊張とキラキラした表情、 ○具材がごろごろのピザ、 ○心に響くチェロの音、ダウン症のお子様のお母様のお話、(泣いてしまいました) ○地域との皆さんとの交流、日常、、、 私は音大を出てピアノの教師をしています。 大学生の頃まで障害を持った方々と接した事はなかったのですが、たまたまNHKスペシャルで 障害児が生き生きとピアノを弾いている番組を見て、衝撃を受けました。 若かった私は勢いでNHKに電話して、その子たちを指導している先生の連絡先を聞きました。 その後レッスンを見学させていただき、縁がありダウン症の男の子をピアノ教えることになりました。私にとっては本当に世界が広がった時でした。 その子とはピアノだけでなく一緒にデートしたり、ご家族との交流、そこからご縁をまたいただき障害の子を今何人か教えています。 最初に教えたダウン症の子とは20年付き合いました。毎週会うわけですから親戚以上です! その子からは本当にいろんなことを学ばせてもらいましたし、人としても尊敬していました。優しくて、面白くて、気遣いが出来て、、、 3年前その子が34歳で癌になり亡くなりました。 亡くなる1週間前まで普通の生活がしたいと本人の強い希望で酸素呼吸器つけたままレッスンに来てくれた事が本当に懐かしいです。最後は連弾でとなりのトトロを弾きました。 長々と書いてしまいましたが、障害児との出会いがそのテレビであったからこそ私の人生は彩り豊かになり、また私の関わる人たちまで障害について自然に理解してくれ(私の生徒たちもみんな障害の子に優しいです!)縁が広がっているように思います! ですから今回のこの映画は、若かった私の胸に響いたように、若い世代たちの子がたくさん観てくださるといいな!!と思ってしまいます! 本当にぷかぷかの皆さんはぷかぷかという場所があって幸せですね!!! 周りの方々に映画勧めます! ●●●  障がいのある子どもたちとの出会いが、自分の人生を彩り豊かにしてくれた、というところがいいですね。そんな風に語る人がもっともっと増えて欲しいです。そうすれば社会全体がもっともっとお互い生きやすいものになる気がします。  そういう意味でも、あちこちにある福祉事業所が「支援」という上から目線ではなく、フラットな関係で障がいのある人達と向き合うようになれば、社会はもっともっと豊かになる気がします。上から目線の果てに虐待をするなんて、あってはならないことです。    障がいのある人達を虐待をするような人生ではなく、彼らと一緒に彩り豊かな人生こそ生きていきたいものです。 ★『Secret of Pukapuka』見たい方、高崎まで連絡いただければギガファイル便で送ります。見ていただいて「おもしろい!」って思われたら、ぜひ自分の住む町で上映会やってみて下さい。たくさんの出会いがあります。たくさんの気づきがあります。世界がグ〜ンと広がります。日程が合えば私も参加します。一緒に障がいのある人達を巡っていろんな話をしましょう。  連絡先 takasaki@pukapuka.or.jp
  • 心弾む何かを見いだして
     テレビの取材があるというので、ディレクターにぷかぷかの雰囲気を知って欲しいと『Secret of Pukapuka』の映像データを送りました。見ての感想が送られてきました。 映像拝見しました。素晴らしかったです! ラストの映像でもありましたが、心がぷかぷかするような時間でした。 高崎さまと皆様との関係の中に、心弾む何かを見いだされていたからなのだと感じました。 映像も美しく、編集もリズムがあり、テレビの番組もこうありたいものだと思います(笑)。  うれしくなるような感想だったので、『Secret of Pukapuka』を作った方(pvプロボノ)に送ったところ、すぐに返事がありました。 「高崎さまと皆様との関係の中に、心弾む何かを見いだされていたからなのだと感じました。」 本当にそうです。 思わずカメラを回してしまう魅力が ぷかぷかさんはもちろん、高崎さんやスタッフの皆さんにもありました。 コロナで人と人が分断されている今、撮影当時のことを思い出すと 胸が熱くなるほど懐かしいです。  お二人とも映像のプロですね。短い言葉で 『Secret of Pukapuka』の核心部分、『ぷかぷか』の一番大事なところを語っている気がしました。  人と人との関係がどんどん薄くなっていく社会にあって、心弾む何かがぷかぷかの関係にはあるということ、それは思わずカメラを回してしまう魅力溢れるものであるということ。そういうものが映像として表現されていること。そこから見えるのは、今、社会が見失いつつある「人と人とのあたたかな関係」です。  ぷかぷかは何か特別なことをやったわけではありません。ただぷかぷかさんたちといっしょに生きてきただけです。その気になれば誰にでもできることです。その気になれば『Secret of Pukapuka』の世界はどこにでも実現できるのです。そして周りの社会が、ちょっとだけゆるっとします。心弾む何かが生まれます。  こんな絵を描く人とは、いっしょに生きていった方が絶対トク!        『Secret of Pukapuka』の世界を見てみたい方はお問い合わせ下さい。 www.pukapuka.or.jp
  • 最近の日記
    カテゴリ
    タグ
    月別アーカイブ