創英大学ですごろくワークショップをやりました。サイコロを転がしながら楽しいお題をやっているうちにお互いが知り合いになるようなとてもいいツールです。ぷかぷかさんたちも何人か参加したので、創英の学生さん達にとってはこのツールを通してぷかぷかさんと自然に知り合うことができました。

すごろくワークショップをやった 学生さんたちの振り返り
障がい児保育 (第6回) 2025/11/4(火)
1、前回の授業で高崎さんは「ぷかぷかの皆さんとお付き合いするにあたって、困ってしまうような経験をたくさんしてほしい。それが彼らとのいい出会いにつながる」と、お話されていました。今日のすごろくワークでどんなことを感じましたか?
(1) 困ってしまったこと
①言っていることが聞き取れない
- はじめからずっと笑顔だったのが印象に残ってます。また、みんなの目をしっかり見て話していました。ぷかぷかさんはそれぞれ得意なもの(絵や楽器など)があり見てみたい、きいてみたいなと思いました。すごろくをしたときコミュニケーションはとれるけれど開きとれないことなどがあり、少し困ってしまったときがありました。これが高崎理事長がお話されていたことかなと思いました。また、朝だったので私はまだ目が覚めてない状態だったけれど、ぷかぷかさんたちはとても元気で個性豊かでした。高崎理事長が接客マニュアルをやめた理由はそういうことかと実際に関わることで深く理解しました。
- 大地さんと関わりました。初めて見た時から可愛いと思っていたけれど、ちゃんと関わってみてもめちゃ可愛い人だしいい人なんだろうなって思いました。困ったことは滑舌があまり良くなくて(酷い言い方かもすみません)、私の耳もあまり良くないからちゃんと聞き取れなくて何回も聞いてしまったことです。聞き取れなかった部分が多い点、とても申し訳なかったです。保育のバイトでも同じく何を言ってるのか聞き取れなくて理解できなくて嫌な思いを子どもにさせちゃったことがあるので、自分の聞き取り能力を伸ばして相手に嫌な思いをさせないようにしたいと改めてこのお付き合いで考えました。
- 僕の班のぷかぷかさん(大地くん)がたまたま特撮ヒーロー好きで話が弾みました。少し困ったというか、こうすれば良かったなぁというので、大地くんが少し照れ屋さん?で声が聞き取れないことが多かったので、もっと聞く姿勢を取るべきだったなぁと思いました。
- 話を聞いてる中で、時々何を言っているか分からず、聞き返しても分からないことがあった時はどうすればいいのでしょうか?

②すごろくのお題の伝え方が難しい
- 今回のすごろくではお題が難しく、うまく伝わらないことが何回かあってそのお題を言い換えてわかりやすく伝えることが難しいと感じました。でも一緒にすごろくすることがとても楽しくていい思い出になりました。
- 伝え方が難しくどう言い回しをしたらいいのか、どうすれば上手く伝わるのか、考えそれを言動にしていいのか?傷つかないか、難しく感じました。
- マスに止まった質問がわからなくて私たちがどう分かりやすく伝えるか考えるのも難しかったです。そして一生権威考えて教えてくれようとしているところをみて頑張ってい るなと思いました。
- 特に困るようなことはなかったけど、話がうまく伝わらなかったり、一度で言ったことが わからなかったりすることがあった。サポートできることはしたいと思った。

③質問や話題とは違ったことを突然言われどうしたらいいか困った
・すごろくはすごく盛り上がりましたが、話をしている途中で「自分の場合は…」と
話をさ えぎられてしまう場面が度々ありました。それも個性と言ってしまえばそれ
までですが、 正直どう対応すればよかったか分からず困っています。
・困った事は、質問と違う事を答えた時は少し戸惑ってしまいました。でも、どうや
ったら 伝わるかな?と考えて伝えることができたので楽しかったです。
・普通のすごろくをしていたが、ぷかぷかさんが急に話題に入ってきたり話題に沿
てない ことを言ったりして困るということはこういうことかと思いました。
・聞こえなかったりお題と違うことを教えてくれたりしてくれた時どういう反応をす
るべ きか分からなくて困ったけど、小さい反応するだけでもぷかぷかさんは嬉しそ
うにして くれたので良かったです。
・独り言で企業の名前を言ってた時などどのような対応すれば良いのか迷った。聞き
・流して いいのか、反応するべきなのか迷いました。

④初対面とは思えない内容で困った
・すごろくをお題通りにやろうとしていたけど一緒にやった方はお題通りではなく自分
が 私たちと一緒にやりたいことを話していた。家に行ってハグをするや一緒に旅行に
行く など初対面とは思えない内容を言われて少し戸惑いました。
(2)工夫したこと
・質問が難しかったようで、どう伝えればいいのか沢山考えました。教える時にどうしても 子どものように接してしまいそうになり、1 人の大人として接することを意識しました。
・初めての交流だったので戸惑いも多かったけどとても楽しかったです。
・すごろくをやる中で、うまくお題が伝わらなかった時にどう伝えたらいいか考えたり、ど こまでできるのか全くわからなくて最初は戸惑っていたけれど、触れ合っていく中で簡 単な言葉に置き換えたり身振り手振りを使ったりして伝えるコツを分かってきたし、で きることも私たちと変わらないどころか私たちよりも特技が多くてとても驚きました。
・大地くんが何回もドラムに関連する話をしてくれたのでドラムが本当に好きなんだなと 感じたり、腕相撲をするときに女性陣には手加減をして勝たせてくれたけど、男性陣には 全力で勝ちに行っていたりしたので、好きなことに対して一生懸命取り組む姿やお茶目 で可愛らしい姿などたくさん素敵な一面を見ることができました。楽しく貴重な体験が できました。

・ぷかぷかさんと手を繋いで回る、腕相撲、握手などのコミュニケーションや、仕事の楽しかったこと、嫌なことなど色々な話が出来て仲を深めることができたと思います。だいち さんがとても緊張していて、声が聞き取れなかった時にみんなで代弁したり、だいちさん の気持ちや話を繋げるような質問もできて、とても良いグループだったと思います。だい ちさんのすごろくで 2 が出てほしいとき、2 をそのまま置いていたところが、新しい発想 でとてもおもしろかったです。
・今日は大地さんとすごろくをした中で、大地さんのお声が少し小さくてなかなか聞き取る ことが難しかったのですが「もう一度お願いしてもいいですか?」と聞いたり、逆に私た ちが聞き取れなくてどうしようと思っているともう一度言ってくださったりしてくださ いました。そこから、困ってしまうこともあってもその中で「大地さんやぷかぷかの皆さ んの優しさやお茶目な可愛さ」に触れられてとても楽しかったです。
・私は交流を通してたまに声が小さくなったり顔が険しくなってしまったりなどで少々困 ってしまいましたが笑顔で返すとぷかぷかさんも笑顔になったり、もう1回言っても良 いですか?と質問したらちゃんと答えて頂いたりなどとどうしたら良いのかなども追加 で見つけることもできたのでとても良い経験が出来たなと思いました。
・大地さんが好きなことやぷかぷかさんと交流をすることで1人1人の温かさを知ること ができました。どうしたらぷかぷかさんも楽しめるかなど視点を変えて交流ができまし た。腕相撲や3回まわるでは声掛けをしそのことから大地さんがどんな表情をしている かを具体的に知ることができました。どうしたら次回はコミニュケーションがもっと取 れて大地さんも楽しめるかを親身に考えたいです。障害者の方に関係なく具体的に周り の場の雰囲気を感じとることもできました。

・動物のものまねであさちゃんが豚のものまねをフェイントとか入れながらしてくれてす ごい楽しかったです。最初はどう話していいか分からないなと思っていましたが、実際に 話してみたら色んなことを積極的に話してくれたり一緒にゲームをしたりして関わりや すかったです。たまに話が分からない時もあったけど、私たちが言葉を変えて伝えると分 かってくれて会話が弾みました。ぷかぷかのみなさんと出会えて良かったなと思いまし た。
・質問の内容を最初は口にしていても、いつの間にか全く違う内容の回答に変化していって しまうことが多くあった。けれど、自分の思いや考えを一生懸命に伝えてくれていていて、 凄く嬉しい気持ちになった。加えて、私も頑張って汲み取ろう、相手のことを知ろうと思 えた。
・最初はなんで言ってるのかわからず困ったけど私たちがわからなそうにしていたらもう 一回言ってくれたり一回やったお題がまた当たったら違うお題にしてくれて、高崎さん の言っていた一緒にいれば得をするというのが少しわかった気がしました。ずっと笑顔 でいれるしすごく楽しいし、ユーモアがあって話していて飽きないし虜になるのがわか りました。障害を持ってる人は怖い印象があったけど、今日関わってみて怖くないしむしろ面白くて楽しいんだと知ることができました。

(3)ぷかぷかさんの印象や感じたこと
・実際に障害の方と接する機会が初めてだったので緊張していましたが、自分が緊張してた ら相手も入りずらいと思い、思い切って活動してみました。隆信さんは私たちの名前を覚 えようと定期的に呼んでくれたり、1 限目もやってるのに一生懸命やってくれました。そ して何より手がとても暖かかったです。あさちゃんは撮った写真や高市早苗さんの写真 を見せてくれたり、自分で作った朝ごはんの写真を見せてくれました。まさか自分で凄く 美味しそうな料理が作れるとは思っていなかったので良い勉強になりました。私が今ま で勉強してきた障害に関する知識を今日の交流で発揮してみようと復習しましたが、現 場になると直ぐに思い通りの返しが出来なかったりしたので場馴れは大切なんだと思い ました。
・一緒にやっていて話しかけたらしっかり答えてくれたり、名前で読んでくれたりしてすご く嬉しかったです。私は今回の交流をするまで、障害がある方は正直怖いなというイメー ジがあったのですが、すごろくを通してイメージがガラッと変わり、「全然そんなことな いな」と考えを変えることが出来ました。また、お題の中で、大地さんの番になった時に お題の意味が分からず、時々止まってしまうことが何度かあったのですが、言い方を少し 変えたり、答えの例を出すことでスムーズに進めることができました。なので、楽しかった気持ちもあり、接し方の学びに繋がる場面もありでとてもいい交流会になったと思い ます。

・何回も同じところに止まった時にうまくお題を考えてくれたりして、話が盛り上がって楽 しかった。すごろくの進行を進んでやってくれて、私が実際に関わるまでのイメージと比 べてすごくしっかりしていた。初めましてなのに、名札を見てちゃんと名前を読んで話を しようとしてくれて、仲良くなるまでのスピードも早かった。前に私が関わったダウン症 の子は静かめの子だったから同じ種類の障がいを持っていても性格はそれぞれ違うんだ なと思った。
・交流を通して知ることで恋人がいたり休日は遊びに出かけたりなど障がいがあるだけで、 普通の人となんら変わりないんだとわかりました。先入観を無くし交流をするだけで自 分の世界を大きく広げることができると思いました。
・あさちゃんと隆信さんとすごろくをしました。おふたりともとても笑顔で楽しくお話して くださいました。お名前を一生懸命覚えてくださったり、この前の休日はこれを食べたよ と写真を見せてくださったりすごろくのお題以外に色々なことをお話してくださったの で色々なことを知れました。優しい雰囲気でとても癒されました。
・意外と会話で困ることは無く、話が意外と通じることに驚いた。自分の彼氏の話を沢山し てくれて幸せな気持ちになれました

・今回一緒に活動したいっちゃんは質問に対して正確に答えられないことがあり、分かるよ うに質問するのが難しいなと思った。でもすごくユニークな回答をすることも多かったので話してて楽しかった。あと腕相撲の時の力加減が分からなくて困った。
・困ってしまうような経験があったからこそ今回の活動ができたのかと思います。なかなか 関わる機会がない方とたくさん関われてたくさんお話をしたり、また、ピンクのマスの一 緒に腕相撲や手を繋いでぐるぐるまわったりと思っていたよりも深く関わることができ とてもいい経験だと感じました。あさちゃんと隆信さんと今回は関わりましたが2人と も全力で取り組んでいたり名前を覚えようとしてくれたり、自分の趣味とかも話してく れてお話しててすごく楽しかったです。またぷかぷかさんと会えるのが楽しみになりま した。
・自分が想像したよりもすごく楽しかった。自分のルールみたいなものがあって自由にのび のびやっているイメージだった。ちょっとびっくりしたりひやひやしたこともあったけ ど全力でやっていてよかったなと思った。りーちゃんとスゴロクをして女の子が好きと 言っていて素直でなんでも思ったことを話していてすごく面白かった。
・私は大地さんと同じ班だったのだが、話しかけたらちゃんと返してくれるし、思わぬ特技 がたくさんあり驚いた。障害の有無関係なくみんなが笑顔で楽しんでいる様子でとても 温かい空間だなと感じた。

・私も今回の交流を通して大変なことがありましたが、相手のことを考えたり、言っている ことを読み取るなど、よい経験にもなりました。
・思ってた以上に沢山お話できて、すごろくにない質問も写真を見せてくれたり同じお題が また回ってきても少し違ったことを話してくれたりとお話を聞いていて、すごく楽しか った。私達は下の名前しか書いていなくて、ぷかぷかさんも下の名前やあだ名など書かれていて、私達は絶対に書かれている名前だけを聞いたり呼んでみたりするだけだと思う のに、ぷかぷかさんは苗字までも聞いてくれて、沢山名前を呼んでくれた。
・初めは、学生 5 人に対し 1 人でやるのがとても不安だったけどすごろくをやっていく中 で、ぷかぷかの方の笑顔も見れてすごく楽しい時間だった。
・特に不自由なくすごろくを楽しむことが出来た。お題がわからないような様子だったらこ ちらからフォローすることが出来たし、色んな質問をしてみんなで楽しむことが出来た。 このように交流する機会はあまりないので新鮮な気持ちだった。私たちが思っている以 上に親しみやすく名前を積極的に覚えようとしてくれ嬉しかった。
・普段やるすごろくとは、また違った楽しさがあった。「自分を動物に例えると…」だと、 自分で考えるんじゃなくて、りーちゃんが、一人一人を動物に例えてくれた。腕相撲や手 を繋いで回るなども、積極的に全力でやってくれた。たくさん、願望や理想、自分の話を してくれて、楽しかった。
・普段、仕事をしていると言っていたが、ぷかぷかの方専用の仕事場なのかどうか。名札に 下の名前しか書かれていなくて口頭だけで苗字を言っただけだが、覚えてくださった。記 憶力がとてもいいのではないかと思った。

2、疑問や知りたいと思ったことなど、何でも自由に記入ください(こんなことを聞いたら 失礼かも?と感じたことでもかまいません)
・あっという間に時間が過ぎてしまったのでもっとお話したいなと思いました。
・ぷかぷかさんの優しい雰囲気が伝わり、また来週がとても楽しみです。本日はありがとう ございました。来週もよろしくお願いいたします。
・家で1人で音楽を聴いて盛り上がっていたとあさちゃんが言っていた。ぷかぷかのひとが 普段聞く音楽を知りたいと思った。
・家で家族と暮らしているのか一人暮らしをしているのか施設で暮らしているのか気にな る
・4人の方は知的の方が多いかを知りたかった。実習は施設実習だから気になった為。
・ぷかぷかさんに対して優しくすることは嫌なことなのでしょうか。普通の人として接した 方が良いのでしょうか。
・盛り上げてほしいとか落ち着いて話したいとか、どうやって話してほしいとかあります か?
・接し方の事をだいたい知りたいです。
・怖いと感じる言動はあるのか。
・普段生活する時にどのように考えながら過ごしているのか気になります。








