先日近くの創英大学でぷかぷかさんたちと一緒にアートの活動をやりました。その時の学生さん達の気づきを紹介します。

(1)ぷかぷかさんの豊かな想像力と表現力への気づき
・ぷかぷかさんの躊躇なく絵を書き進めていくところが、考えてる事の表れが見れて面白いと思った。頭の中に思い浮かべているものをすぐ絵にできることは凄いと感じた
・ぷかぷかさんが自分で作ったキャラクターの好きなものを聞き、お菓子の家、お菓子の世界を作れてとても楽しかったです。ぷかぷかさんの想像するお菓子の世界を表現することができてとても楽しかったです。ぷかぷかさんは絵を描くのも迷いがなく、それに加えて想像力が豊かでとても尊敬しました。このようなワークショップができてよかったなと思いました。
・自分が描きたいと思ったら何も考えずに一直線に書いていました。それが凄いとも思ったし、逆に少し困りもしました。スマホの絵をそのまま同じように書いていてその凄さに圧倒されました。
・0から1を生み出す力が凄いと思った。私の班は最初はアイデアが出ずに中々進まなかったが、ぷかぷかさんが猫とそれに関する題を考案してくれたおかげで、その後はスルスルと完成していった。思いのままに表現することが楽しかった。
・主人公を決めることで、どのような物語、絵を描くか色々な案が浮かんだ。どんな風に描くかぷかぷかの方に下書きを書いてもらってからみんなで大きい布に絵を書いて、空白の部分にはお花とか草とかちょうちょとか色々なものを書いてとても上手くできた。自分には無い発想で沢山の案を出してくれ学ぶことが出来た。
・私は今回あまり提案や意見を言えませんでした。ですが、ぷかぷかさんと会話をしながら、絵を決めたりコミュニケーションをとりながら絵を描きました。ぷかぷかさんの想像力、私達も見習いたいです。
・今回一緒にやった人はすごく絵が上手でびっくりした。
・ぷかぷかの人達の想像力は豊かで、見ていて楽しかったし、一緒にできて嬉しかったです!ハプニングなストーリーを考えることは出来なかったけど、最終的にはハッピーな作品にできて、良かったです!
・葛飾北斎のような波の絵をみせていただきましたが、細かいところまでこだわって描いていて驚きました。下書きも丁寧にかこうとしてくださっていたため時間内に間に合うか少し不安でしたが、間に合っていい作品ができて良かったです。全部の使う色を選んでもらったり、役割分担を決めてもらったりしました。私だったら亀の甲羅は緑で描いてしまうけれど、紫で描いていて想像力が豊かでした。思いつかないような発想を沢山知ることができて勉強になりました。
・ショーくんの案が止まらなく1つの布にまとめるのが大変だった。ショーくんは積極的に私たちと話してくれたり、写真撮ろうと誘ってくれたり、活動を通して心を徐々に開いてくれてるような気がして嬉しかった。あまりに積極的すぎて私たちの声が聞こえていない場面があったが、近づいたり、一緒にやろうとしたら話を聞いてくれたので良い経験が出来たなと思った。

(2)独自の感性とアートの力を感じた
・今までと違っていわゆる健常者と違う一面が見れたというか、やはり芸術的なことに関していい意味で少し特殊な感性を持っているんだなと思いました。
・発想が自由ですごいなと思ったのと、絵を的確に描いていてすごかったです。少し予定よりズレてしまいそこからどうすればいいのか困ってしまいました。
・今日はあまり提案することが出来なかったですが、みんなの意見をまとめたり、ぷかぷかさんに声をかけたり出来ました。アートで有名な事は以前から知ってたので、その創造性や表現力を目の前で見れて、そして私達も参加して作品を作れてとても勉強になる時間でした。
(3)みんなで一つのものを作る楽しさ
・みんなで1つの作品を作るということがとても楽しくて、チームの仲が深まったような感じがしました。こだわりが強く、設計図が時間かかったけれど、色の決定などが早く決まり、とてもスムーズに制作できて良かったです。進んでいくうちにみんな描きたいものがたくさん出てきて、想像力が高まりました。世界に一つだけの作品ができたことがとても嬉しいです。
・物語を考える時にはやちゃんがチョコが好きというのをきっかけにお菓子の国を描こうとなりました。それぞれが好きなお菓子を描きどんどんアイデアが出てきました。表現をして、みんなでひとつのものを作り上げる時に、はやちゃんを含めたみんなの個性や想像力が、表現を豊かにすると思いました。
・1人だと全然出てこないアイデアも複数の人が色んなアイデアを出すことで素敵な作品を作り出すことができるということを学んだ

(4)気持ちを伝え合う難しさ
・頭の中で想像した物を共有するのが難しかったです。ですが共有していく中で一人一人個性が出てきて楽しかったです。
・私達が思っているアートとぷかぷかさんが思われているアートが分からなくて難しいと感じた。
・描くものが決まったら迷わずに描き始めて完成したら色々考えてまた描いてを繰り返していて想像力がすごいなと思った。「これどうですか?」とか質問を投げかけたらいつもポジティブな言葉で返してくれてすごく素敵だと思った。困った事は、なかなか言葉を聞き取れなかった事と聞いたら全部を肯定してくれるから本当に自分の思いを伝えられているかなと思った事。
(5)予想外のことが起きて戸惑った
・前回のサイコロでは、一人一人のお話を聞いて皆のことをよく知れた時間だったなと思いましたが、今回の物語作成はぷかぷかさんにはアート系を行ってる人が多いなと思いながら、物語を考えていたのですが、考えずにぷかぷかさんがいきなり絵を描いてしまったので、描けるような素材があったら描きたくなっちゃうのかな?と思いました。
・ストーリーをみんなで話し合って決めていたのですが、ぷかぷかさんがスティッチを描き始めてしまったことでストーリーを新しく決めることになってしまったのが大変だった。新しく決めたストーリーでもあまり話を聞いていなかったのか一限で描いた絵を描いたり詩を描いたりと自由だった。みんなでストーリーを決めて絵を描くこと自体は楽しかったです
・今日の活動を通してたくさんの出来事がありました。困ってしまったことの1つとして、最初に話し合ってから描き始めようとする際に、話し合う前にスティッチを大きく描かれてしまい、そこにすごく困ってしまいました。でも、そのスティッチから現実ではありえないような物語を絵と合わせて作品をつくることができ、布いっぱいに自由に絵を描くことが出来ました。ぷかぷかさんとの交流を通して毎回想像できないようなことでいっぱいで今回もいい交流になったと思います。
・突然スティッチを描き始めて、どうしたらいいかわからなくなりました。話し合いをしようにも絵に集中していてできなかったり、ストーリーが平凡だと指摘を受け、ハプニングや平凡ではないことを考えたりするのが大変でした。絵を描いていく中で、模写が本当にそっくりそのまま描けていたし、オリジナルの絵もどんどんアイデアが出てきていて私は絵があまり得意ではないのでとてもすごいと思いました。絵が得意なひかりさんにお城や中心のキャラを描いてもらって、周りに細かい絵を足すなど足りないところを補い合うということを体験できたと思います。
・人形を主人公にして、カーニバルを背景に描きました。その中で観覧車を描くことになったのですが、ぷかぷかさんが以前描いた「どんぐりのジェットコースター」を元にして絵を書き始めたためほかの乗り物や背景もどんぐりにすることになり合わせるのが大変でした。

(6)困ったけど柔軟に対応できた
・最初の話し合いでそれぞれどんなイメージを持っているか分からなくて話が発展しなかったがぷかぷかさんにペンを持ってもらうと猫を描いてくれてそこから話やアイデアが盛り上がり楽しかったです。
・沢山のキーワードが出てどう書くか、どこに書くか、困ったけど想像よりも自由に好きなように書いたら良いアートになって物語にもなるのでよかったです。
・絵を書いている際に私達が提案していた案とは逆のアドバイスを頂いた時に困ることがありました。何を書くか迷っていましたがはやちゃんに困ることがないか聞いたら「ない!」と笑顔で答えてくれてこのままハッピーな気持ちで書こうという思いを貫いてくれてみんなを笑顔にしてくれたのでとても楽しい時間になりました。
(7)ポジティブな姿勢から得た気づき
・ぷかぷかさんがハッピーな絵をかこうとなってからすごくニコニコして楽しそうに絵を描いてくれました。嫌なことはないと即答できる生活は素敵だなと思った。
・はやちゃんの日常を描いたんですけど、高崎さんにハプニングがあったら物語的に面白いという助言を頂いたんですけど、はやちゃんに何かハプニングとか嫌なこととかある?って聞いたらない??と断言してくれて、はやちゃんの日常は幸せばっかだったので、物語性はかけてしまったかもだけど、はやちゃんの描きたいものを一緒に描きたかったからよかった。
・今日はいつもの活動と違うアートをやりました。ハヤちゃんの自画像を元にストーリーを作ってみて楽しかったです。面白みがないと言われたのですが、ハヤちゃんの自画像なのでハヤちゃんが楽しいとか幸せみたいなことを取り入れたいし実際、ハヤちゃんは辛いとか大変とかそういうことはないと話していたので結果的にはハヤちゃんの思いが詰まったものがアートとなってできて良かったです。
2、疑問や知りたいと思ったことなど、何でも自由に記入ください(こんなことを聞いたら失礼かも?と感じたことでもかまいません) (任意)
・物事を絵に描くというのは私たちはあまり機会がないが、そういう機会が多いから絵が上手なのかな、?と思いました。
・班で決めた案をたまにしか見てない人がアートじゃないとか言ってくるのは、普段もそんな風にぷかぷかさんに意見したり突っ込んでんの?と思った。最後まで見てから言えばいいのにと思う。最終的にニコニコして楽しそうに描いてくれてたのに何をみてんのかなと思った。
・「健常者と障害者は何も変わらないのではなく、色々違うところがあるからこそ、一緒に生きてて楽しいし、社会が豊かになるということに気づいてほしい」私はこれは健常者には思いつかないようなアイデアや方法を考えることができるため、社会が豊かになるということなのかなと思いました。また、価値観や生活背景を持つ方たちと関わることで視野が広がったり新しい発見がうまれたりするのかなとも思いました。本当はどういうことだったのかが具体的に気になります。
・今日のぷかぷかさんで自分で自分の太ももを叩いてしまう方がいました。その時に声をかけた方がいいのかなど悩みました。

★ぷかぷかさんたちと一緒のアート活動は、想定外のことが起こったり、思うように先へ進めなかったり、色々困ることがあったと思います。でも、そういうことがあったからこそ、あらためてぷかぷかさんと一緒に生きることの意味がわかったのではないかと思います。そういうことの積み重ねが新しい社会を作っていくのだと思います。







