ろう者の人達は「音の概念を持たない」といいます。音が全くない世界を生きています。私たちから見ると、なんとも不自由な世界に感じたりしますが、でも、ずっとその世界に生きてきているので、聞こえないのは当たり前で、不自由でも何でもありません。

音の概念を持たない人達の舞台。音のない世界からこんなにダイナミックなステージが生まれます。ただただ驚いてしまいます。こういう世界の人達とはおつきあいした方がいい。お互い世界が豊かになります。
私たちは何かができることはいいことで、できないことはだめ、みたいなイメージがあります。でも、ろう者の人達にとっては、聞こえないことは当たり前なので、だめではありません。それを考えると、おしゃべりができないとか、字が書けないとか、いろんな人がいますが、別にできないことがだめではなく、おしゃべりをしない世界、字を書かない世界をその人達は生きているのではないかと思ったりするのです。
そんな風に考えると、何かができるように支援する、などというのは、かえってその人の生きている世界を邪魔してる気がするのです。私たちの側の思い上がりとも言えます。もう少し謙虚に彼等の生きている世界とおつきあいした方が、得るものがたくさんあるような気がします。

これ、すごく楽しい絵です。でも、文字を追いかけると、何が書いてるのかよくわかりません。文字を追いかけることが野暮なんだと思います。そのまま、この世界を楽しむ。そうやって彼等の生きている世界を楽しむ。それがいっしょに生きているということだと思います。







