ぷかぷか日記

きっと好きになってもらえる、と思っていました。

 毎朝、セノーさんと郵便局に入金に行きます。言葉が出てくるまでの間合いが実に絶妙で、この時間のなんとも言えない心地よさ、楽しさが郵便局のお姉さんたちの心をわしづかみにしています。

 今日はわりとスムーズに進みましたが、以前は、この人何するんだろう、という感じで、今日の何倍も時間がかかり、みんな半分ハラハラしながら待っていました。不審者とまちがえられなかったのがラッキーなくらいでした。

 見学に来られた方で、高崎さんの方で郵便局の方にセノーさんについて何か説明されたんですか?と聞く人もいましたが、説明なんかしたことはありません。ただセノーさんをそのまま差し出しただけです。郵便局の人たちをここまで変えたのは、どこまでもセノーさんのチカラなのです。

 ポイントは、セノーさんの持っているチカラに私たちの側が気づくかどうか、ということだと思います。なかなか言葉の出ないセノーさんに「早くしなさい!」とかいってたら(普通はこういう対応がほとんど)、多分こういうことは起こらなかったと思います。

 私は言葉がなかなか出てこないことも含め、そのままのセノーさんが大好きです。ですからそのままのセノーさんを差し出せば、きっと好きになってもらえる、と思っていました。で、実際そのようにしたら、みんなに好きになってもらえたのです。

 ただそれだけの話なのですが、そのことをブログにアップしたら毎日新聞の論説委員の方が取材に来たり、NHKが取材に来たりで、今郵便局で起こっていることの意味は、社会の中ではとても大きいのだと思います。特に相模原障害者殺傷事件が起きるような社会にあっては。

 

  セノーさんをはじめ、ぷかぷかさんたちはみんなこうして街を耕し、人々の心を豊かにしているのです。

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