ぷかぷか日記

タカサキ日記

  • まーさん、ついにデフパペットシアターの舞台に立つ
     いよいよ本番の舞台。まーさんは緊張で前日眠れなかったといってました。    希望をかなえる卵が破裂し、舞台の後ろに横たわっているところからリハーサルが始まりました。    本番では卵が破裂すると、大音響と共に、照明が落ち、目くらましのライトが客席に向かってつき、煙がもうもうと立ち上がって、すごい迫力。  倒れたジュジュマンがゆっくり立ち上がって歩き始める気配を感じながら、まーさんたちもゆっくり立ち上がり、歩き始めます。    白い幕を落とし、立ち上がって歩き始めるタイミングについて振り付け師も入って綿密な打ち合わせ。    ゆっくり立ち上がり、そのリズムでそのまま歩き始める感じを振り付け師が丁寧に指導。なめらかな体の動きが要求されます。まーさんにとってはかなりむつかしい動きでしたが、それでも果敢にチャレンジしていました。  傷ついても傷ついても、人はまたその傷ついた体で歩き始めるしかないというメッセージ。    そう、その感じがいい!    振り付け師の指導のあと、更に稽古。    本番直前、幕を落とす仕掛けのロープを役者と一緒に確認。まーさんの真剣さが伝わってきます。    さぁ、いよいよ本番。みんなで気合いを入れます。      本番。     ゆっくり立ち上がり、歩き始めます。    「森と夜と世界の果てへの旅」のラストシーン。今までにない、にぎやかな、すばらしいラストシーンだったと思います。    ゲストの出演者たち。     舞台に立ったあと、出口でお客さんにあいさつするまーさん。    人形たちも一緒に記念撮影。    舞台の終わったあと、片付けを手伝いました。      まーさんの1分20秒の舞台は終わりました。ものすごく緊張して、ものすごく楽しい舞台だったように思います。  この舞台で感じた「心のほてり」が、これからのまーさんの人生にどんな影響を与えるのか、全くわかりません。またいつものように暗いまーさんに戻るのか、それとも少し違ったまーさんになるのか。  帰りの電車の中であこがれのマッキーと撮った写真を見せてくれました。舞台のあとの心のほてりがそのまま出ているような写真です。この1枚の写真を撮るために飯田まで行ったんだなと思います。  お節介な私は、そうだ、この二人が舞台に立つと、そのまますてきな物語になるのではないかと思い、その後押しをしようと密かに作戦を練り始めたのでした。                
  • さほどおもしろくもなさそうで
     10年ほど前、養護学校で担任していたヤマくんがふらっとお店にやってきました。パン屋で働いています。一般就労で、最低賃金をもらっています。貯金が300万円もあるそうで、びっくりしました。  そんなに貯めて、何に使うの?と聞くと、イタリアに行くんだそうです。サッカーを見に行くのかと思ったら、ミケランジェロの絵を見に行くんだそうで、すごいなと思いました。  でもイタリア行くのに300万円は使わないし、残りはどうするの?と聞いても、具体的なプランはないようでした。ヤマ君の友達は老後のために1000万円近く貯めたという話をしていましたが、ヤマ君はまだ29歳。老後のために貯めるのはまだ早いんじゃないの、若いうちにやりたいことのために使った方がいいと思うよ、と言ったのですが、どこまで伝わったのでしょう。  パンの成形の仕事をやっているそうで、仕事はおもしろいと言っていましたが、休みがなかなか取れなくて、夏休みも、年末年始の休みもないそうで、そのあたりがとても辛そうでした。職場に友達もいなくて、休みの日も一人で打ちっ放しのゴルフ場に行くくらいで、さほどおもしろくもなさそうでした。寂しい人生やってるんだなと思いました。  ぷかぷかでは8月末にみんなで旅行に行く話をしたら、とてもうらやましがっていました。職場のみんなと一緒に旅行に行くなんて、信じられない、といった感じでした。  障がいのある人が一般就労して働けることはすばらしいことだと思います。でも、ヤマ君の話を聞き、寂しそうな顔を見てると、それが本当にすばらしいことなのかどうか、わからなくなってきます。      
  • 全額返金保証の旅行
     ぷかぷかでは8月末にみんなで旅行に行きます。年に一度の旅行をみんなとても楽しみにしています。  シマさんはつい最近ぷかぷかのメンバーさんになったばかり。だからこそ、一緒に旅行に行こう、と誘うのですが、なぜか、かたくなに「行かない!」といっています。  カラオケはバスの中で行きも帰りも歌いっぱなし、高級ホテルに泊まって、おいしいものをいっぱい食べて、大井川鐵道で蒸気機関車に乗って、楽しいことばかりだから、一緒に行こう!と、今日もしつこく誘ったのですが、「行かない!」のひとこと。  頑固なのかどうかよくわからないのですが、楽しい話が全く入っていかない感じ。お母さんに相談するしかないかなと思っていると、 「あの〜、旅行に行って、もしおもしろくなかったら、旅行代金は返金してもらえるんですか?」  思ってもみない質問に、一瞬、どうしようかと思いましたが、これはチャンス!と 「もちろんですよ。ぷかぷかの旅行は、おもしろくなかったら全額返金保証です。」 「全額返金保証ですか?」 「そう、行ってみて、おもしろくなかったら全額返金です」 「そうですか。じゃあ、いってみようかな」 といい、とたんに雰囲気ががらっと変わり、旅行のプリントをお母さんに渡すんだ、とうきうきしながら帰って行きました。  次の日はいろんな人たちに旅行の話を楽しそうにしていたようで、なんだ、そうだったのかと思いました。本当は行きたくてしょうがなかったのだけれど、シャイなところがあって、素直にその気持ちをいえなくて、うじうじしているところへ、「全額返金保証」なんていう思ってもみない言葉が出てきて、「よし乗った」というのが真相だったようです。  旅行のあと、 「ぜ〜んぜん、おもしろくなかった」 といわれないために、旅行中のシマさんの楽しそうにしている写真を「証拠写真」としていっぱい撮っておこうと思っています。     
  • What did you do last hiroshima-day?
     今年も8月6日がやってきました。20数年前の夏、ワークショップの関係でフィリピンに何度も通っていた頃の8月6日。その日はHIROSHIMA DAYとしてマニラでは反核のデモがありました。芝居をやる人たちは、あちこちで反核のパフォーマンスをやっていました。そんな雰囲気の中でいっしょにワークショップをやっていたPETAのメンバーに 「What did you do last hiroshima-day?」  と聞かれました。  hiroshima-day? と、私にとっては「?」とちょっと考えてしまうくらいの日です。特別に何かやった記憶がありませんでした。それをフィリピンの人たちは8月6日をhiroshima-dayとして、小さな子どもまで反核のデモに参加していました。  きっと日本ではもっとすごいことやっているのだろう、という思いで、日本人のあなたは去年のhirosima-dayは何をしていましたか?と聞いてきたのだろうと思います。  恥ずかしい思いをしながら「ナッシング」とか「ノーパフォーマンス」とか答えたのですが、「え?どうして?」とまた聞かれ、これを英語で説明するのは至難の業で、本当に困った記憶があります。            
  • ソーシャルビジネス
      朝日新聞の記者がソーシャルビジネスの観点から取材に来ました。日本政策金融公庫に融資先でおもしろいソーシャルビジネスをやっているところを紹介して下さい、と依頼し、ぷかぷかを紹介されて来たようでした。金融公庫もぷかぷかをそんな風に評価してくれているんだと思いました。  就労支援の事業所をビジネスとしてやるとどういうメリットがありますか?という質問がありました。  パン屋をビジネスでやるというのは、競合店に負けないパンを作るとか、お客さんの心をしっかりつかむパンを作ることになり、結果的においしいパンができます。これが「障がいのある人たちが作ったものだから買ってあげる」とか「障がいのある人たちが作ったものだから買ってもらって当然」という関係にもたれかかっていたら、決しておいしいパンはできません。  売れるパンを作る、という本物の仕事をするので、利用者さんにとっては、仕事のおもしろさを知ることになります。仕事がおもしろくなると、仕事は自分の人生を支える大事なものになります。  介護認定調査に来たケースワーカーさんに 「ぷかぷかの仕事はどうですか?」と聞かれ、 「以前はうつむいていましたが、今はまっすぐ前を向いて生きています。」 と、すごいことを言ったみーちゃんも、仕事がみーちゃんの人生を支えるくらいおもしろいものだったからこそ出てきた言葉だったと思います。  今日も外販に行った区役所の方とお話をしていて 「ぷかぷかのメンバーさんがみんな楽しそうに仕事しているからみんな買いに行くんだよね」  といったことをおっしゃってました。  別の区役所ではぷかぷかさんの外販はほかの事業所に比べてお客さんとの関係の広がりがすごいですね、といわれました。これもメンバーさんが仕事を楽しんでいるからだと思います。  カフェの常連のお客さんも、メンバーさんが楽しそうに仕事をしているから、それを見ている私たちも楽しくなって、また行きたくなるんですよ、といっていました。  仕事をビジネスでやると、仕事が楽しくなり、メンバーさんが楽しく仕事をしていると、お客さんが自然に増えてくる、という好循環がだんだん見えてきました。  「障がいのある人たちが作ったパンだから買う」のではなく、「おいしいから買う」パンを作りたいと思ってスタートしたぷかぷかでしたが、それが今、こういう形で結果が出ているんだ、と取材に答えながら思いました。  
  • わずか1分20秒の舞台のために長野まで
     先日長野飯田で行われたワークショップの映像がデフパペットシアターから送られてきました。 「森と夜と世界の果てへの旅」のラストシーン、まーさんが横たわっているところから映像が始まり、アフリカの太鼓のリズムの中でゆっくり起き上がり、ひょこたんひょこたんと三拍子で歩き、あいさつして退場するまで、わずか1分20秒でした。  この1分20秒のシーンを作るために3時間のワークショップがあったのですが、そのわずか1分20秒の舞台に立つために、まーさんはまた長野の飯田まででかけます。  今まで何度も、 「もうなんの希望もありません、生きててもつまらないので、もう死にます。」 と言っていたまーさんが、まさかここまで来るとは思ってもみませんでした。  舞台の持つ力というのは本当にすごいと思いました。デフパペの舞台を見るだけでは、多分ここまで変わらなかったと思います。  私自身にとってはちょっと物足りないくらいの舞台でしたが、まーさんにとっては、また新幹線に乗って出かけるに値する舞台だったようです。  10日は11時からのリハーサルに間に合うように、朝5時50分に駅でまーさんと待ち合わせして出かけます。輝くような1分20秒の舞台のために。
  • まーさん連れて飯田まで
     デフパペットシアターのワークショップに参加するために、長野県の飯田までまーさん連れて行ってきました。  飯田は新幹線、飯田線を乗り継いで4時間もかかります。ふだんのまーさんなら絶対にそんな遠いところまで出かけたりしません。それが4周年記念イベントでやったデフパペットシアターのマキノさんのパフォーマンスがかっこよかった、といったのがきっかけで、マキノさんが一部進行役をするワークショップに参加し、マキノさんと一緒に人形を作り、その人形を持って舞台に立つところまで行きました。その後マキノさんの稽古場に行き、稽古を見学したあと、本番で使う人形を持たせてもらい、人形を動かす個人レッスンを受けました。  そのとき稽古していた『森と夜と世界の果てへの旅』の舞台をぜひ見せたいと思い、岐阜の公演をまーさん連れて追いかけていこうと思っていたのですが、飯田人形劇フェスティバルの舞台でラストシーンに一緒に立つ企画があり、ただ見るより、一緒に舞台に立つ方が100倍くらいいい、と思い、「飯田まで行こう!」とまーさんを誘ったのでした。  「え〜!長野?そんなところまで行けません」 と、そのときは言っていたのですが、2,3日おいてからもう一度誘うと、まんざらでもない感じ。数日後、 「飯田まで行くのにいくらぐらいかかりますか?」 と、聞いてきました。横浜からの高速バスがあって、4,000円と安いのですが、5時間もかかり、往復で10時間。これではワークショップをやったあと、もう本番は行かない、といいかねないので、新幹線と飯田線、もしくは高速バスを使うルートを提案。費用は往復で18,000円弱。まーさんにとってはかなりの大金なので、かなりの冒険的な提案でした。それでもまーさんはあっさり、 「いいです、それで行きます」 と、言ったのでした。  いつも暗い話ばかりで、毎週のように、もう仕事やめます、なんの希望もないので、もう死にます、と言っていたまーさんが、18,000円も払って長野の飯田まで行くといいだしたのです。  そんなことがあって、今日、飯田まで行ってきたのでした。飯田線は今日初めて乗ったのですが、山また山で、こんな山奥で人形劇フェスティバルをやるのか、とちょっと信じがたい心境でした。飯田は小さな、閑散とした町でした。こんな小さな町で、こんなすばらしい人形劇フェスティバルを企画した人たちに頭が下がる思いでした。 http://www.iida-puppet.com/index.html    デフパペットシアターの舞台になる会場までタクシーで乗り付け、ワークショップに参加。心と体をほぐしたあと、本番舞台で使う3拍子の歩き方の練習。体をほぐす延長にこの歩き方が自然に入り、進行の仕方がとてもうまいと思いました。自分でもワークショップをやっているので、とてもいい勉強になります。  デフパペットシアターの「森と夜と世界の果てへの旅」はジュジュマンという飲んべえが椰子酒を求めて世界の果てまで旅をし、ひどい目に遭い、最後はなんでも願いが叶う卵が割れて、世界の終わり、といった感じになります。その中でなおもジュジュマンが自分の足で前に向かってぎこちなく歩き始めます。アフリカの太鼓のリズムでぎこちなく歩き始めるジュジュマンの姿には、どんなの辛い中でも自分の足で歩いて行く、という希望があります。そのジュジュマンを支えるように、みんなで歩くのです。    舞台衣装を着てやる気満々のまーさん   ジュジュマンを支えるようにみんなで歩きます。   歩き方のレッスン。簡単なようでむつかしい。   真剣に説明を聞くまーさん   演出家の指示で何度も何度も練習しました。    8月10日(日)11時からリハーサル、13時から本番です。まーさんが、ぎこちなくとも、自分で前に向かって歩き出してくれれば、と思っています。ジュジュマンのように。      
  • 今日は12時20分に焼き上がり
     パン教室がありました。準備が手際よくできたのと、全体の手順にみんな慣れたこともあって、12時にオーブンの焼きと肉まんの蒸し始めをスタートさせ、12時20分にはすべて焼き上がりました。ピザは11時過ぎた頃から焼き始め、16枚にピザを1時間くらいかけて焼きました。  気合いの入った「こね」です。これくらい気合いが入るとおいしいパンが自然にできます。   メンバーさんたちもがんばってこねていました。 ピザのトッピングを作ります。今日はオクラも入ったのですが、食べたときはどこにあるのかよくわかりませんでした。  ミネストローネを作りました。『おひさまの台所』の大将・イモトさんの技ありの作品で、絶品でした。    タマネギ切るときはゴーグルをつけて。このアイデアがすばらしい! ピザソースを作ります。オリーブオイルでニンニクを炒め、トマト缶を入れます。とてもシンプルなピザソースです。   肉まんの具を35グラムで分けます。料理研究家ウーエンさんの『北京の小麦粉料理』に載っていたレシピで、いつも大好評です。   あんパンに入れるあんこも手作り。これもイモトさんの技あり作品。このあんこを使ったプレミアムあんパンを『ぷかぷか』で売り出そうと密かに作戦を練っています。    生地を分割します。お姉さんが優しくリードしています。  ピザ生地をのばします。この伸ばす作業が結構むつかしい。 焼き上がったピザ。この芸術的なデザイン!   プレミアムあんパンの成形。 焼き上がったピザ、ピザ、ピザ。全部で16枚も焼きました。 今日のメニューはピザ、肉まん、あんパン、バターロール、ミネストローネスープでした。 今日は12時半に「いただきまーす」ができました。    
  • シンプルな絵に表情
    パン屋の入り口に柱に貼ってあったケンさんの絵に、今日もにんまり。 いつも同じ形なのに、シンプルな目と口にはしっかり表情があります。だからにんまりしてしまうのです。  この時期に雪だるまが登場するところがケンさんのマイペースないいところ。曇り一時雪か雨。傘の表情がなんともいえずいいです。
  • そらちゃんのおかげで
     人生に困難はつきものです。なんの困難さもない人生なんて、あり得ないし、困難さがあるから人生はおもしろいとも言えます。そして、その困難さにどう向き合うかで、人生の豊かさも変わってくるように思います。  みんなでワークショップの記録映画を撮りに来ている映像作家宮沢あけみさんの『ミラクルBaby』(彩流社刊)を読ませていただきました。  620グラムの超低出生体重児のそらちゃんと出会った宮沢さんの物語です。そらちゃんは宮沢さんが産んだ子どもですが、「出会った」としか言いようのない二人の関係が紡ぎ出す人生の豊かさがこの本にはいっぱい詰まっていました。「出会う」という新鮮な関係は、やはり宮沢さんのそらちゃんへの向き合い方だと思います。  出産した次の日、重症部屋の保育器のそらちゃんに会いに行きます。 「…口には大きな人工呼吸器の太い管が入り、それを支えるためにテープのバツがあごや頬まで伸びている。両手は点滴のため、ギブスのようなものをしてがんじがらめに包帯で巻かれ、足には普通よりは小さいサイズでも大きすぎるモニターがテープで固定されていた。」  そんなそらちゃんに 「そら、お母さん、来たよ」 と、声をかけます。そらちゃんはもぞもぞと動きました。宮沢さんは保育器の小さな窓から手を入れて、そらちゃんのぬくもりにふれます。 「そのぬくもりが語るそらのコトバを、私ははっきり感じ取った。そら、あなたは、母胎が保たないことを知って、自分から出てきてしまったんだね。おなかにいればなんの苦労もせずにできた呼吸を、こんな大げさな機械に頼って、痛い思いを全部ひっかぶって、自ら選んで生まれてきたんだね。強いね。エラいね。ゴメンね…そら。それでも、そんな思いをしてまで、お母さんのところに生まれてきてくれたんだね。ありがとう」  そらちゃんのおかげで宮沢さんは本当にすばらしいお母さんになれたんだと思いました。もちろんそれは、宮沢さんの人生の困難さへの向き合い方の結果ではあるのですが…。小さなそらちゃんが持っている大きな力を感じました。  一つだけ。「10日に一度帰ってくるか来ないかのオットが、家で一日中寝てられた日には、ブチ切れた。そらを2キログラムまで育ててくれた4ヶ月の入院は、私を母に育てたが、オットを父には育ててくれなかったようだ。」とありましたが、そのオットはでも、宮沢さんに「子どもをあやしといて」と頼まれ、「前から聞きたかったんだけれど、『あやす』ってどういうこと?」って聞いたというのですから、一生懸命で、まじめで、えらいお父さんだと思いました。なんといっても父は母ほど痛い思いをしないので、どうがんばっても、母には追いつけないのだと思います。     本の最後に「そらのおかげで、私たち家族も空を見上げて生きていける」とありましたが、心にしみることばでした。  ぜひ読んでみて下さい。   http://www.amazon.co.jp/ミラクルBaby-宮沢あけみ/dp/4779110386    
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