コスプレの格好で舞台に立ってみたら
ガイさんとパンとお弁当の配達に行きました。車で1時間くらい走り回ったので、久しぶりにいろいろお話ししました。 実習に来たときは上履きに「男気全快」なんて大きく書いたりして、ぎんぎんに突っ張ってる感じでしたが、今日は素直な、本当にいい子だなぁ、という印象でした。男気全快はどこへ行ってしまったんでしょうね。素直になったのはいいのですが、ちょっと寂しい気もします。 先日の旅行には、コスプレの格好で来るとか言っていたので、期待していたのですが、普通の格好で来たので、ちょっとがっかり。 「コスプレって、何でするの?」(と、おじさんの間の抜けた質問) 「キャラクターになりきるのがおもしろいって思うから」 「あれだけ手間ひまかけて衣装に凝ったり、メイクしたりするのは、誰かに見てほしいの?」 「いや、別に」 「衣装とかメイクって、人が見るから意味があるんじゃないの」 「自分でやるだけで楽しいよ」 「人に見られると、もっと楽しいと思うよ」 「う〜ん」 「コスプレの格好で舞台に立ったらおもしろいと思うけど」 「やりたくない」 「ボーカロイドの歌うたうんだよね」 「そう、家で歌ってる。」 「コスプレの格好で舞台に立って、ボーカロイドの歌うたったらかっこいいと思うけど」 「やりたくない」 「そうだ、ワークショップに来れば、12月(つき)の神さまにボーカロイドを歌うコスプレの神さまを加えるなんて全然簡単だから、来てみない?みんなと一緒に舞台に立つなら恥ずかしくないよ」 「やりたくない」 と、とりつく島もない感じでしたが、 「そうか、でも、とにかく11月24日には舞台用意するから、ちょっと考えといて」 というと、 「うん」 とまんざらでもない様子でした。 話が思わぬ方向に進んだのですが、ガイさんが本当にコスプレの格好して舞台に立ち、ボーカロイドの歌を歌ったりすれば、これはガイさんにとって人生が変わるくらいの出来事になるだろうなと思いました。