演劇ワークショップは生きる世界を楽しくしてくれる
5月30日に宮崎県の串間でぷかぷかの映画の上映会と簡単な演劇ワークショップをします。 1時間ほどのワークショップなので、たいしたことはできないのですが、表現するなんて大の苦手なのでパスします、という人もいるそうなので、ちょっとだけ説明しておきます。 ふつう芝居と言えば、脚本家が書いた台本を見ながらその通りにやる、というイメージかと思いますが、演劇ワークショップは、その台本を自分たちでつくり、自分たちが演じます。演じる中で、ここはこうした方がおもしろいんじゃないかとか、ここはなんだかつまんないからやめよう、とかいった修正案が色々出てきます。実際に体を動かしながら台本を確かめていくと、そんな気づきがいっぱいあります。この気づきこそが芝居を自分たちで作っている、ということです。だからおもしろい! 何よりも大切なことは、ふだんの暮らしの中ではなかなか見えない、自分自身との、あるいは仲間たちとの新たな出会いがあります。こんな私がいたんだ、こんなあなたがいたんだ、という気づきは、生きる世界をグンと広げてくれ、おもしろくしてくれます。 黒テントの演出家山元清多さんは演劇ワークショップについてこんな風に書いています。 「演劇をつくることを通じて、ほかの人と話し、聞き、考え、それまで自分が気がつかなかったことを発見するためなのです。だから、全員がつくることに参加し、見ているだけという人はいません。できあがったものより、つくりあげるまでに何かを発見できたかどうかが重要。 たしかに、ぼくたちはひとりでじっと考えることも、本を読んで考えることも、先生に教えてもらったり、友だちと話したりして考えることもできます。でも、何人もでいっしょに何かをつくるなかで気づくことが、いちばん意味がある。」 (『街角のパフォーマンス』より引用) 演劇ワークショップは、いろんな人たちといっしょに何かを作る中で気づくことがたくさんあります。そこにこそ意味がある、と山元清多さんは語っています。 そのことを自分で確かめてみませんか?