ぷかぷか日記

2018年1月

  • とてもエレガントにかわしていると思います
     今朝の朝日新聞、お正月のせいか「希望」という字があちこちに見られました。いいですね、未来に向かって「希望」が持てるって。久しぶりに新聞の隅々まで見ました。特に耕論「希望はどこに」はとてもいい記事でした。 digital.asahi.com     ぷかぷかさんたちは、相模原障害者殺傷事件に象徴される障がいのある人たちが排除される社会の中で、なおも「希望」の持てる未来を作ってくれます。  先日紹介した下記のブログは、花岡さんの生き方に障がいのある人といっしょに生きる「希望」を見たからだろうと思います。 pukapuka-pan.hatenablog.com  hanaちゃんは重度の障がい児です。hanaちゃんを抱えた生活はすごく大変だろうと、普通は考えてしまいます。でも千恵さんはhanaちゃんとの生活をものすごく楽しんでいます。千恵さんも昔はバリバリの療育ママで、hanaちゃんを普通の子どもに近づけようと一生懸命だったと言います。でもいくらがんばってもhanaちゃんはなかなか変わりません。とても苦しい日々だったと言います。  でも、あるとき、たとえば一人でごはん食べられるようになった方がいいと考えているのは千恵さん自身で、hanaちゃんはそんなことちっとも思ってないんじゃないか、ということに気がつきます。それをきっかけに今までやってきた療育を一切やめてしまいます。以来hanaちゃんとの生活がすごく楽になり、楽しくなったと言います。  hanaちゃんが千恵さんの生き方を変えたのです。そして、そんな千恵さんの生き方に「希望」を見いだした人がいたというわけです。「生まれてくる子にもし障がいがあっても千恵さんがいるから安心」と。    相模原障害者殺傷事件の犯人は「障害者はいない方がいい」「障害者は生きている価値がない」「障害者は不幸しか生まない」と言い、そういった考えを支える社会がありました。そんな社会をどうやって変えていくのか、事件直後は本当に気が遠くなりそうでした。  それでもぷかぷかさんたちと毎日楽しいおつきあいをしていると、そうか、こういうおつきあいを広げていけばいいんだということが見えてきて、毎日そういうことをこつこつと積み重ねてきました。  そんな中でスタッフがFacebookにあげていた「ぷかぷかのパンやお惣菜を食べると、幸せを食べているよう」とか「ぷかぷかさんを見ると、自然と笑顔になるんです」というお客さんの言葉は、相模原障害者殺傷事件を起こすような社会の中で、大きな大きな「希望」を見た気がしました。  「障害者はいない方がいい」「障害者は生きている価値がない」「障害者は不幸しか生まない」まで行かなくても、「障害者はなんとなくいや」「怖い」「社会のお荷物」と考えている人は多いと思います。社会の大多数と言っていいくらいに。そんな中で、障がいのある人たちの働くぷかぷかのパンやお惣菜を食べると「幸せを食べているよう」とか「自然に笑顔になるんです」という言葉は、まぶしいくらいに光っています。そんな言葉が今の社会から出てきたことが奇跡と思えるくらいです。  「希望」を作りだしているのはぷかぷかさんと私たちのフラットな関係です。ぷかぷかさんの魅力ある存在です。障がいのある人たちを社会から排除しようとする動きを、とてもエレガントにかわしていると思います。
  • ぷかぷかさんと一緒に生きる幸せと豊かさを今年もお届けします
       今年もぷかぷかさんたちといっしょに生きる幸せをいっぱいお届けしたいと思います。  人生何が大事かって、日々幸せを感じることだと思います。今、ぷかぷかがせっせとお届けしている幸せは、昔養護学校の教員をやっているとき、障がいのある子ども達と出会い、彼らのそばにいたときに感じた幸せです。心があたたかいもので満たさせる幸せ、心が自由になる幸せ、心から笑える幸せ…。この人たちとはずっといっしょに生きていきたいな、と思うほどの幸せを彼らのそばにいて感じました。  こんな幸せを私一人で味わうのはもったいない、と彼らといっしょに生きる場、働く場「ぷかぷか」は街の中に作りました。街の人たちにステキな彼らに出会って欲しいと思ったからです。更に「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」というメッセージを日々発信しました。彼らといっしょに生きていくことで感じる幸せをたくさんの人たちと共有したいと思ったからです。  パン教室をやったり、演劇ワークショップ、アートのワークショップ、運動会など、楽しいイベントをいろいろやったりするのも、みんなこの幸せの共有です。    「ぷかぷかのパン、お惣菜を食べると幸せを食べているようなんです」「ぷかぷかさんたちと会うと自然と笑顔になるんです」と言ったお客さんがいましたが、そんな言葉を口にできるような幸せを、いっぱいお客さんに届けたいと思います。     区役所で開かれた人権研修会にぷかぷかさんを連れて行きました。最初は人権問題の当事者の話を聞く、みたいなところで企画したのですが、感想を見ると、彼らの話を聞いてて幸せな気持ちになった、と書いている人がかなりいました。これは想定外の結果でした。人権研修会で彼らは幸せを届けているんだって思いました。私だけが話したのでは、絶対にこんな感想はあがってきません。緑区役所でやったときは、人権研修会でこんなに感想が集まったのは初めて、といわれました。それくらいみなさんの心に届く言葉があったのだと思います。  彼らは別に立派なお話をしたわけではありません。給料もらったら何に使いますかとか、休みの日は何をしていますか、彼女はいますか、彼氏は?といった他愛ない話です。それでも彼らが話すと、時々胸がキュンとなるような言葉が飛んでくるのです。       ぷかぷかさんと一緒に生きる幸せと豊かさを今年もお届けします。どうぞよろしくお願いいたします。        
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