ぷかぷか日記

「そういうわけで」上映会

  • 映画『そういうわけで』の上映会がありました
    4月29日緑公会堂で『そういうわけで』の上映会がありました。上映後のトークセッションの間、そらくんが舞台をぐるぐる回っていましたが、誰も気に留めない、という雰囲気が、いかにもぷかぷか上映会らしくていいなと思いました。この自由さこそが、ぷかぷかが作ってきたものであり、ぷかぷかの提案する社会です。 www.youtube.com ●「やっぱり、舞台に上がっちゃう」 昨日の上映会のトークセッションの一幕。 「今日、君は主役じゃないから舞台に出なくていいよ」 と言ってみたけどやっぱり上がっちゃうよね〜 歩きながら、座り込みながら会場を見渡しながら 「私」を表現する人。 これは素でやっているけど、"誰かがこれを求めている"こともわかってやっているとしか思えない。ある意味そらの演技なのかもしれない… 言葉では伝えられないことを体現している #非言語コミュニケーション そらが、そして私が演劇ワークショップから学んだこと 昨日はそらだけだったら、「たからくんは?」と何人にも声をかけられた たからは公園がいいと、お父さんと出掛けてしまいました。残念に思ってくださる人がいることが嬉しい 映画が、素晴らしかったです。 演劇ワークショップの本質を捉えたドキュメントになっていたと思います。 記録を残さなければ何もなかったことになってしまう。毎年記録映画を残し続ける高崎さんの情熱は尊敬です。そして私もその火種を少し分けていただいた身。息子たち二人の日常がなかったことにならないように残していきたいと思います。 私の感想。 人と人が関わるって実は面倒。 コスパだタイパだ言っていたら関わらない方が楽だ。 今、そんな社会になってきていると思う。 でも、せっかく人間に生まれてきたんだから、その面倒を楽しむ人生の方がよっぽど幸せだ。息子たちが生まれてくれて気づけた幸せ。 私たちは機械じゃない。 人間なんだから。幸せに生きていきたい。 そう、思わせてくれる映画でした。 ●映画を見て、演劇ワークショップのあの時その場にいたことを沢山思い出していました。それぞれカラーの違うみんなが1つのものを作り上げる体験をしたこと、そのためにみんなが集まっていたこと。 その場でお互いに感じたものが反応し合ってそれが1人1人の表現につながったこと、その表現の1つ1つが演劇になったこと。その場に居ることができたこと、その時間をみんなで過ごすことができたことは、とても尊いものでした。「そういうわけで」の記録映画はそれらを改めて思い出させてくれるものでした。 信田さん、内田さんのお話を聞いていて、外からみんなの様子を眺めて切り取って形にしてくださったことで、その中にいた人の感情や、当時の風景がより伝わってくるような気がしました。ほんとに素敵な映画ですし、素敵なトークショーでした。ぷかぷかさんのワークショップには何度か参加させていただいて、映画も見せていただいていますが、何度見てもいいですし、違う感想が出てくるのが面白いところです。 会場の皆さんの、自由な感想を伺うのもいい時間でした。 ワークショップに参加した当時は、日常の頭の凝り固まった私には戸惑いの連続だったけれど、演劇ワークショップに、中に入り込めたことが本当に嬉しかった、と改めて思いました。 映画の最後にある、あなたがた1人1人が必要、欠けてはならないという言葉は最大級のメッセージだと思います。 私たち一人一人が日常生活の中でできること、演劇ワークショップに参加した方や映画を見た1人1人ができることは、 自分の持ち場で、自分たちのできるサイズで、関わる相手を知ろうとしたり、一人一人が大切だよと言うメッセージを投げ続けることではないかと思っています。それが社会を変えていく力になるのではないでしょうか。もちろん自分自身にも、欠けてはならない、大切、と伝えていくのも大事ですよね。 ●ドキュメンタリー映画『そういうわけさ』を鑑賞して来ました  ぷかぷかさん、地域の参加者、スタッフさん で紡いでいく6ヶ月近くの演劇ワークショップが原作になっています  このドキュメンタリー映画にはぷかぷかさんの自由でとらわれない姿がよりいっそう際立って受け取れました  ワークショップの中で蝶のように飛び回ったり走ったり歩いたりスキップしたり寝転がったりする姿詩人のようにつぶやいたりする姿がいまを生きている楽しんでいるという表現に消化吸収されて映像に映し出されていました  そして周囲の人たちがそこに巻き込まれて同化していく姿を見つけることができました。 ワークショップの経過の中では戸惑いも追い込まれ感も途方に暮れたこともありましたが しかし  出来上がった映像の中には呼吸するように生き生きとした今を生きている私たちの時間が映し出されていました。  それがいつものぷかぷかさんの姿に繋がっていきました ぷかぷか演劇ワークショップに勇気を出して参加して良かったと思いましたし、このドキュメンタリー映画も私の宝物の一つに加わりました ぷかぷかさん 高崎さん 監督さん ドキュメンタリー映画を作成されたメンバーの方々 にこころから感謝致します そして 原作レオレオニの『フレデリック』にも ●5歳娘と参加させていただきました。ネズミのフレデリックの演劇は参加してましたが、本番前日に娘が発熱して本番は残念ながら参加できなかったので、上映会で色々なシーンが見ることができて嬉しかったです。 演劇ワークショップは、高崎さんの言う、ぷかぷかさんが人々を耕すというのを身をもって最上級に知ることの出来るものでした。 上映会もその記録を凝縮して知ることの出来る心を耕すものなんだと思いました。 もっと色んな人にこの心が耕される体験をしてほしいなと思いました。  
  • 映画『そういうわけで』の監督内田英恵さんからのメッセージ
    映画『そういうわけで』の監督内田英恵さんからのメッセージ     緑公会堂での『そういうわけで』上映会にご来場くださった皆さまへ   4月29日は緑公会堂での上映会にご来場くだささり、ありがとうございました。 そして、作品の上映データに不手際がありましたこと、誠に申し訳ございませんでした。 つきましては、期間を今月5月30日までに限りご視聴いただけるようご用意をさせていただきました。   vimeo.com   また、こちらは【限定公開】になりますので、 SNSやご自身以外の方にご共有することはお控えいただけましたらありがたく存じます。   改めまして、不備がありましたことお詫び申し上げます。 それでも当日皆さまと過ごした時間は大変嬉しく、意義深く、 また忘れ難いものとして心に残っています。 会場まで足をお運びいただきましたこと、心からありがとうございました。 またどこかのスクリーンでも皆さまとお会いできますことを楽しみにしております。   内田英恵(『そういうわけで』監督)
  • あなたが必要
    2016年7月、19名もの利用者さんが殺されるというやまゆり園事件が起こりました。 www3.nhk.or.jp   犯人の植松は「障害者はいない方がいい」といい、同感する人がたくさんいました。   そういう中で、障がいのある人達に惚れ込み、彼らといっしょに生きていきたいと『ぷかぷか』を立ち上げていた私は 「彼らとはいっしょに生きていった方がいい」 「そうすることで社会は豊かになる」 と言い続けてきました。  4月29日(火)、緑公会堂ホールで上映する映画『そういうわけで』での内田監督は「ひとりひとり、みんなが必要」といいきります。  私自身は「ひとりひとり、あなたが必要」といつも言います。障がいのある人に向かって「あなたが必要」と。  障がいのある人達とおつきあいしていると、色々面倒なこと、大変なことが起こります。だから「彼らといっしょに生きていくなんて面倒くさい」「いや」「できれば避けたい」と思う人はたくさんいると思います。  そんな中で尚も「あなたが必要」と私は言い続けます。やっぱりいっしょに生きていると楽しいし、心が癒やされます。いっしょに生きていくことで社会がゆるっと緩み、みんなが生きやすくなります。  彼等を排除してしまうと、社会の幅が狭くなり、窮屈になります。何かと生きにくくなります。 彼等が生み出す作品は社会を豊かにします。ホッとするような雰囲気を作ってくれます。  「ひとりひとり、みんなが必要」「あなたが必要」といった言葉が、今の社会でどういう意味を持つのか、映画の上映後、内田監督とはそんな話もしてみたいと思っています。ぜひあなたも話し合いに加わりませんか。社会を少しでも生きやすいものの変えていくために…、そして植松を生み出してしまったこの社会を変えていくために。 www.midori-ph.jp
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