ぷかぷか日記

一矢さんの物語

  • 友達大作戦が動き始めます
    今日は一矢さんの陶芸教室。友達大作戦の出発点になる植木鉢を作りました。  友達大作戦はこちら www.pukapuka.or.jp  先週植木鉢を作る予定でしたが、一矢さん、全然のってこなくて 「やめとく〜」 の連発。何もできませんでした。友達大作戦でいろいろ注目を浴びているので、是非ともやって欲しかったのですが、どう誘っても 「やめとく〜」  結局何も作らずで終わってしましました。  というわけで、今日はなんとかやってもらおうとあの手この手で誘いましたが、今日も 「やめとく〜」 の連発。「これでお団子作って下さい」と粘土を渡しても 「やめとく〜」  お団子を渡して、「これを植木鉢にくっつけて下さい」 「やめとく〜」  以前麺棒で粘土を何度かのばしていたので、        麺棒を出して誘ってみたのですが 「やめとく〜」  う〜、困ったなと思いながら、粘土のお団子を差し出して、 「これ大坪さんに渡して」 というと、すっと手が伸びてお団子を受け取りました。  しめた!と思い、 「大坪さんの代わりに、ここに貼り付けて」 と植木鉢を指すと、ちゃんと貼り付けてくれました。      「オー!やったじゃん。もう一回」 と粘土を渡すと、自分でくるくるお団子を作っていました。      それをまた植木鉢に貼り付けます。       大坪さん、大喜びで、一矢さんの指の跡をしっかり残していました。       一矢さん、一度やると、どんどん調子が出てきて、こんな素敵な植木鉢が完成!       一週間ほど乾かして素焼きし、その後本焼きします。再来週の陶芸教室で一矢さんに手渡します。  いよいよ友達大作戦が動き始めます。「かずやしんぶん」も制作開始です。  苦情をよこした方とうまく友達になれて、時々言葉を交わしたり、おいしいものを届けたりするおつきあいが始まれば、一矢さんの周りの社会が、ほんの少し変わります。一矢さんが自立生活を始めたことで、社会がいい方向に変わり始めます。  友達大作戦がうまくいけば、大声が止まらなくて、いろいろ悩んでいる人たちを勇気づけます。  これからどんな風に展開していくのか、すごく楽しみです。来週はコーヒーカップを作ろうかなと思っています。これもうまくできれば、2階の方にプレゼントします。一緒にコーヒー飲めたりするといいですね。
  • 友達大作戦
     尾野一矢さんの大きな声への苦情にどう対応するかという問題についてふたたび考えます。  声がうるさい、という苦情は、10年前、ぷかぷかを始めてすぐにありました。パン屋の店先で  「おいしいパンはいかがですか」 というぷかぷかさんの大きな声に 「うるさい!」 という苦情の電話が入りました。お店を始めてすぐだっただけに、私にとっては大変なショックで、苦情に対して何も言えませんでした。  直接の働きかけはできませんでしたが、日々の活動(お店を運営しながら「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ」というメッセージの発信と、そう思えるようなお店の雰囲気作り、地域の人たちとの関係作り)だけはしっかりやっていました。一番よかったのは、ぷかぷかさん達が毎日元気に、楽しく、笑顔で働き続けたことです。その姿を地域の人たちはずっと見ていました。その結果、少しずつぷかぷかのファンが増えてきました。  電話をかけてきた人は近所の方(声が聞こえる距離、多分上の階の方です。)だったので、ひょっとしたらパンを買いに来たかも知れないし、「ぷかぷかしんぶん」を読んだかも知れません。「ぷかぷかしんぶん」はお店のある団地の全戸にポスティングしています。ですから苦情の電話をしてきた家にも入っていて、家の人は多分見ています。         そのせいかどうかわかりませんが、その後、声がうるさいという苦情はありません。同じところを行ったり来たりする姿が目障りで、メシがまずくなるとか、パニックを起こした人の声がうるさい、という苦情はありましたが…。  この10年で、地域の人たちと関係を作ることの大切さを学びました。そういった経験の上での一矢さんの大きな声に対する苦情の問題をどう解決していくのかをいろいろ考えました。  一矢さんに「大きな声を出さないように」といくら言っても、一矢さんは聞いてくれません。意味がわからないみたいです。ですから大きな声をなくすのではなく、大きな声とどうやったら共存できるかというところで問題を考えていった方がいいような気がします。  今回の相手はアパートの上の部屋に住む人です。すぐ上だけに、一矢さんの大きな声はよく響くんだろうなと思います。しかも一矢さんのことを全く知らないとなれば、うるさいだけでなく、ちょっと怖い思いもします。 「ったくうるせーなぁ」 といらいらしながら苦情の電話を介護者を派遣しているNPOの苦情の窓口に電話したのだろうと思います。直接怒鳴り込まなかったのは、何か問題があればここに電話して下さい、とNPOの方に言われていたのだと思います。もし一矢さんの部屋に怒鳴り込んでいれば大混乱になったと思います。そういうトラブルを避ける意味ではNPOの最初の対応は正解だったと思います。  苦情の電話を受けたものの、その後、苦情の相手に具体的な対応をしていないようです。一矢さんは今も時々大きな声を出すので、介護の方はまた苦情が来るのではないかとハラハラしているようです。ここで積極的に前に出て行かないと、このハラハラ状態と上の部屋に住む人への迷惑は解消できません。  大きな声とどんな風に共存していくのか、それを上の部屋に住む人とどんな風に共有するのか。一矢さんの自立生活にとっては大きな勝負所です。一矢さんの自立生活を支えるチームの力量が問われます。  「ともに生きる社会を作ろう」とか叫んでいる神奈川県の役人に、この現場に来て欲しいですね。そんな言葉でこの一矢さんの自立生活が引き起こした深刻な問題が解決できるのかどうか考えて欲しいです。  で、どうするのかという作戦。  近々あいさつに行く予定でいます。菓子折よりは、一矢さんを感じられるものがいいと思い、来週小さな植木鉢を作ります。一矢さん一人ではできないので、介護の人に手伝ってもらいながらですが、なるべく一矢さんの手が入ったことが感じられるように作っていきたいと思っています。  花の植わった手作りの植木鉢をもらうなんて、ふつうはなかなかないことなので、インパクトのあるあいさつになると思います。  下の写真はぷかぷかさんの作った花瓶ですが、これをもう少しシンプルで小ぶりにしたものを作ります。       この写真は壁に掛ける一輪挿しですが、花が植わるとこんな感じでとても華やかです。                            「え?この植木鉢、この方が作ったんですか」 なんて話から多分始まります。 「この方が、あの大きな声を…」 と、手作りの植木鉢を見ると印象はかなり変わります。  ここから一矢さんの話をします。それは先日書いたような内容です。一矢さんはどういう人で、どうしてここで暮らしているのかといった話です。 www.pukapuka.or.jp  大きな声とどんな風に共存していくのか、それを目の前の方とどう共有できるか。そのためには相手の方が一矢さんのことをよく知ることが大事です。なんだかんだと一矢さんと会う機会を作りましょう。  ぷかぷかに来て何回目かにこんな顔をする一矢さんに出会いました。一矢さんて優しいおじさんなんですね。やはり何度も会うことが大事です。       先日のブログでこんな言葉を書きました 「重い障がいのある人が暮らしやすい街は、誰にとっても暮らしやすい街です。そういう街作りに、協力していただけるととてもうれしいです。」  これは  「ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします」 とかではなく、  「誰もが住みやすい街つくりに協力して下さい」 という前向きの提案です。協力、という形で、一矢さんの自立生活に、いわば巻き込んでしまうのです。  一矢さんの部屋の上に住み、時々聞こえる大きな声に顔をしかめながらも、そのことが「誰もが住みやすい街つくりに協力する」事になるなんて、なんだかすごいお得な提案だと思います。  植木鉢の次は、朝、モーニングコーヒーを飲むカップを作って持っていきましょう。毎朝、コーヒーを飲むたびに一矢さんのことを思い出します。茶碗も作って持っていけば、ご飯食べるたびに思いまします。  そんなおつきあいを積み重ねていくと、大きな声を聞いても 「あ、またかよ、ったくしょーがねーなー」 という感じで受け止めてくれるように多分、なります。そうすればこの作戦は大成功です。要は友達になってしまうのです。名付けて「友達大作戦」。  どなたかほかにいい作戦があればぜひ提案して下さい。  提案は takasaki@pukapuka.or.jp までお願いします。
  • 自立生活って、街に出て知り合いを増やしていくこと
      昨日は尾野一矢さんの陶芸教室。でも、全く気が向かなくて「やめとく〜」の連発。クリエイティブな活動を全くしなかったやまゆり園の後遺症かも知れません。  介護の方が「やってみようよ」と何度も声をかけるのですが「やめとく〜」  今日も大きな声を出していましたが、アパートで大声出されると本当に困るといってました。上の部屋から苦情が来るそうです。苦情は一矢さんにではなく、一矢さんに介護者を派遣しているNPOの苦情窓口に行くそうです。これも考えてみれば変な話で、苦情窓口に苦情を言ったところで、介護の人は一矢さんの大声を止められません。上の部屋に迷惑をかけているという問題はなにも解決できません。では、どうしたらいいのか。  地道におつきあいを作っていくしかないですね。  驚いたのは、苦情を言ってくる人が一矢さんと会ったことがないこと。ただ大きな声が聞こえるだけで、どんな人が声を出しているのか全く知らないというのです。それでは苦情が来るだろうと思いました。大声出す人がどんな人かわからない、というのは怖いものです。  どうも自立生活を始める時に、介護する事務所があいさつしただけで、一矢さん自身は同行してなかったようです。  ならばこの際、陶芸教室で小さな植木鉢を作って、それに花を植え、おわび方々それを持って 一矢さんと一緒に苦情の出てるうちへあいさつに行ってみませんか、という提案をしました。  やっぱり一矢さんの顔を見せることが大事です。顔を見せながら、一矢さんはどういう人で、どうしてここで自立生活しているのかを丁寧に説明するのです。大声を出さないようにすることは本人にとってはかなりむつかしいことも正直に話しましょう。そういった問題を抱えながらも、本人は施設ではなく、街で暮らしていきたいと思っていること。その思いを私たちは支えていきたいこと。それは重い障がいを持っていても、みんなと同じように街で暮らせる社会を作っていきたいから。重い障がいのある人が暮らしやすい街は、誰にとっても暮らしやすい街です。そういう街作りに、協力していただけるととてもうれしいです。といったことをとにかく正直に話しましょう。正直に、ていねいに、誠意を込めて話すしかないです。  顔を見て、本人の様子、事情、そしてこちらの思いが多少とも伝われば、問答無用に出て行け、という人はそんなにいないと思います。花の植わった手作りの植木鉢をもらったりすれば、誰しもうれしいものです。あとは持続するきめ細やかなおつきあいです。植木鉢を作ったのはぷかぷかというところで、そこではおいしいパンも焼いていて、今度持ってきますから、といっておきましょう。で、次は食パンと一緒にぷかぷかしんぶんも届けましょう。  以前から提案していた「かずやしんぶん」も、こういうときに渡しましょう。「かずやしんぶん」はまだできていないのですが、一矢さんはどういう人で、どういう経過で自立生活をすることになったのか、自立生活の中で毎日どんなことをしているのか、どんなことが好きなのか、今週はどんなことをしたのか、晩ご飯は何を食べたのか、テレビは何を見たのか等々を書いた手作りのしんぶんです。それを見ると一矢さんの生活ぶりがリアルタイムで伝わります。連絡先、Facebookなども書きましょう。ぷかぷかしんぶんみたいに楽しいしんぶんがいいですね。できれば月間で発行し、街で会う人にどんどん渡していきます。情報はどんどん更新します。おもしろい情報を載せれば、「かずやしんぶん」を楽しみにする人も多分出てきます。  レストランやファーストフードなどで「うるさい人だなぁ」っていわれたら「すみません」ていいながら素早くしんぶんを渡します。苦情は出会いのチャンスです。しんぶん読んで「あ、そうか、こういう人だったのか」って気がつく人も出てきます。とにかく街で会う人にどんどん渡しましょう。一矢さんを知る人が街の中にどんどん増えてきます。  自立生活って、ただアパートで暮らすだけでなく、こうやって街に出て知り合いを増やしていくことだと思います。アパートと作業所の往復、あるいは買い物をするだけでは知り合いは増えません。「かずやしんぶん」は街に知り合いを増やす強力なツールです。知り合いを増やしておけば、きっとどこかで一矢さんを支えてくれます。それはまた街を耕すことでもあるのです。  街を歩く時は神奈川県自立生活実践者第1号のTシャツを着ていきましょう。       
  • マイカップから始まる自立生活はどんな一日なんだろう
    尾野一矢さんのマイカップ、ソーサー、お地蔵さんが焼き上がりました。  朝、マイカップでお茶を飲むところから一日が始まります。  自分の手で 自分の一日を作る。  それが自立生活。マイカップから始まる自立生活はどんな一日なんだろう、とちょっとわくわくします。生活にはやはりこの「わくわく」感が大事です。  お地蔵さんはどこに飾ったのでしょう。自分で作ったお地蔵さんが部屋にあるって、素敵だと思います。大きな目をしたお地蔵さんは何を思っているのでしょうね。  昨日は部屋に花を飾る一輪挿しを作りました。麺棒とたたら板を使って厚さ7ミリほどの粘土の板を作ります。麺棒を使って、たたら板の厚みに粘土の厚みを合わせていきます。一矢さん、この作業を結構楽しんでいました。  この板から、一輪挿しのベースになる部分と花を挿す部分を切り出し、粘土を溶かしたノリで貼り合わせていきます。こんな感じになります。  2週間ほどすれば焼き上がります。一矢さんの部屋に一輪の花が飾られます。部屋がぱっと明るくなります。  たまたま今朝の朝日新聞「折々の歌」に詩人田村隆一の言葉が紹介されていました。お見舞いにもらった一輪の花に 気が利いているねえ。一本というのがとてもいい。じゃまにもならずに格別にきれいだ  一矢さんの部屋に飾られる一輪の花は訪れた人からどんな言葉を引き出すのだろう。楽しみですね。
  • 自分の手の届くところで、事件を超える社会を作るにはどうしたらいいんだろう
     明日11月14日(土)、午後1時から横浜ラポールで映画を手がかりにやまゆり園事件を考える集まりをやります。  映画は第6期演劇ワークショップの記録です。障がいのある人たちといっしょに生きると、こんなにも豊かなものが生まれる、ということが一目でわかります。やっぱりいっしょに生きていった方がトクだよね、って素直に思えます。事件を超える、というのは、そう思う人を自分のまわりに増やしていくことです。  明日は事件を巡る大きな話、例えば優生思想云々とか、施設のあり方を考える、といった、私たちには手の届かない大きな話ではなく、自分の手の届くところで、事件を超える社会を作るにはどうしたらいいんだろう、といったことをみんなで考えます。  創英大学の学生さんとぷかぷかさんですごろくワークショップをやった時、こんな感想が出てきました。 「たくさんの笑顔を見ることができて、とても心があたたかくなった。」  ぷかぷかさんたちの笑顔を見て、ただそれだけでとても心があたたかくなった、というのです。  社会には「障がい者はなんとなくいや」「怖い」「そばに寄りたくない」と思っている人がたくさんいます。でもここでは、彼らの笑顔を見て心があたたかくなった、というのです。この違いは何なのでしょう。  簡単な演劇ワークショップをやった時は、絵を見ながら一緒にこんな顔やりました。          こんな楽しい顔を一緒に作るような関係をもっともっと広げていきたいと思うのです。  事件で重傷を負った尾野一矢さんが時々ぷかぷかに来て陶芸をやったりしています。                 こんな活動をして、心も晴れ晴れとしたのか、こんな優しい顔しました。  やまゆり園を出て、自立生活を始めた一矢さんに、心安らぐ時間を提供すること、そういったことも事件を超えていく大事な活動です。  マイカップが焼き上がったら、一矢さんの生活に彩りが生まれます。朝、マイカップで飲むコーヒーはどんな味なんだろう、と想像するだけで楽しくなります。  明日は一矢さん似顔絵Tシャツ着て参加します。  明日の上映会、会場の定員の三分の一くらいに人数制限していることもあり、参加される方は事前に連絡をお願いします。info@pukapuka.or.jp
  • ふつうの優しいおじさんです。
    やまゆり園を出て、自立生活を始めた尾野一矢さんが陶芸をやりに来ました。今日はご飯茶碗を作り、マイカップとソーサーに絵付けをしました。     味のあるいいお茶碗ができました。ちょっと分厚い感じなので、そのまま置いておいても、いい置きものになります。ピーナッツなんか入れてもいいなと思います。         マイカップとソーサーに絵付けもしました。         すごくいい時間を過ごしたようで、穏やかな心がそのまま顔に出ていました。一矢さん、ふつうの優しいおじさんです。 11月14日の上映会、一矢さん、似顔絵Tシャツ着て、名刺を持って参加します。名刺交換したい方、似顔絵Tシャツ着た一矢さんと一緒に写真撮りたい方、ぜひおいで下さい。  
  • 「楽しい!」と言って、こんないい顔
    やまゆり園事件で重傷を負い、この9月からやまゆり園を出て自立生活を始めた尾野一矢さんがマイカップとソーサーを作りに来ました。粘土はほとんどさわったことがない感じで、介護の人に手伝ってもらいながらなんとか形を作りました。  ウォーミングアップでお地蔵さんを作りました。 一矢さんがヘラで目をあけると、味のあるお地蔵さんができました。  マイカップを作るところは残念ながら写真が撮れなくて、気がついたら形ができあがっていました。ちょっとうまくできすぎた感じなので、次回はもう少し味のあるマイカップを目指して一矢さん自身に作ってもらおうと思っています。  このあとソーサーを作りました。マイカップやソーサーは自立生活に彩りを添えます。朝、飲むお茶がおいしくなります。  次回は自立生活に使うお皿や鉢も作ってもらおうと思っています。お皿や鉢には絵付けもします。花を飾る花瓶や一輪挿しも作ってもらう予定です。一矢さんがくつろぐ部屋に、一輪の花があると、それだけで一矢さんの自立生活がちょっと華やぎます。そういったお手伝いをぷかぷかはやります。  一矢さんの似顔絵をぷかぷかさんたちが描きました。すごく楽しい似顔絵です。 顔を少しアップにしたもの 顔を少しアップ お父さん、お母さん、一矢さん、介護の人で、絵と文字のデザインを選びました。 そうやって決まったのがこの2種類。マスコミなどの取材が多いので、2種類200枚を注文。 似顔絵Tシャツもできました。肩書き、名前も入ります。 似顔絵作者のアヤさんがTシャツの絵の説明  自立生活を応援する人たちはこれを着て街を歩くと楽しいですね。「みんなで楽しく自立生活始めようぜ」なんていいながら。  一矢さん、ぷかぷかがとっても楽しかったようで、帰りがけ、「楽しい!」と言って、こんないい顔しました。   前回来た時は緊張してか、ご飯も食べられなかったのですが、今回は陶芸をやったり、ご飯食べたり、できあがった似顔絵Tシャツ着たり、名刺を注文したり、何よりもぷかぷかの楽しい雰囲気をいっぱい感じ取って「楽しい!」って言ってくれたのだと思います。  マイカップ、ソーサーの素焼きができあがったら絵付けに来てもらう予定です。こうやって世界がどんどん広がるといいなと思います。  11月14日(土)の上映会にも来る予定です。名刺を持っていきますので、名刺交換する人はぜひおいで下さい。Tシャツも着ていきます。ひょっとしたら販売もするかも。
  • 自分の人生の物語を自分で作っていく
    昨日ぷかぷかに遊びに来た尾野一矢さんが自立生活を始めるまでの記録映像です。 www.youtube.com  昨日その一矢さんがぷかぷかに遊びに来ました。 www.pukapuka.or.jp  その時に注文した似顔絵が1枚だけですができていました。  似顔絵を描く画伯が5,6人いるので、みんなが描き終わった頃、一矢さんに来てもらって、どの似顔絵がいいか選んでもらいます。似顔絵を描いてもらうなんて多分初めてだと思いますので、一矢さん、どんな表情をするのか楽しみです。  一矢さんの選んだ似顔絵を使って名刺を作ります。Tシャツも作ります。似顔絵の入った「かんちゃんTシャツ」です。  できあがった頃、一矢さんに来てもらって、「かんちゃんTシャツ」を着て、片手にはできたての名刺を持って写真を撮ります。名刺の肩書きは「神奈川自立生活実践者第1号」。  ひょっとしたら、ここから一矢さんの人生の新しい物語が始まるかも、と思ったりしています。自立生活、というのは、いろんな人たちの介護の手を借りながらも、自分の人生の物語を自分で作っていく、ということだと思います。今まで誰かに任せっきりだった人生を、自分の手に取り戻すことだと思います。  昨日ぷかぷかに見えた時、介護の方から、テレビのリモコンを自分で操作する、といった当たり前のことが施設での生活ではなかった、という話を聞きました。大きな部屋にテレビはあるのですが、自分でリモコンを操作し、好きな番組を見る、といったことはありません。ただぼんやりテレビの方を見てる、という感じ。  でも、今、自立生活が始まり、自分でリモコンを操作し、大好きな「笑点」を見て笑っているそうです。好きな番組を自分で選び、それを見てけらけら笑う。たったそれだけのことですが、一矢さんにとっては人生が変わるほどの大きな大きな出来事です。  これからは自分の人生の物語を自分で作っていきます。一矢さんはどんな物語を作っていくのだろう。ぷかぷかもそのお手伝いができれば、と思っています。
  • 尾野一矢さんが遊びに来ました。
     やまゆり園事件で重傷を負った小野一矢さん、8月から自立生活を始め、今日ぷかぷかに遊びに来ました。初めての場所で、かなり緊張している様子でした。  アート屋わんどで紙と色鉛筆を用意し、 「よかったらどうぞ絵を描いて下さい」 と誘ったのですが、全く乗ってきません。困ったなと思っていたのですが、ぷかぷかの雰囲気の中で少しずつ気持ちがほぐれてきたのか、自分からまわりの人たちと「一本橋こちょこちょ」をやり出しました。これをやる時は機嫌のいい時だそうです。介護の人やぷかぷかさんだけでなく、取材に来ていたNHKのカメラマンともやっていました。  お昼、ぷかぷかさんのお昼ご飯で、突然大きな声を上げ始めました。「せりがやなんとか」って言ってて、芹が谷帰りたくない、そこの仕事したくない、と言ってるのだと思います、と介護の人。よほど悪い思い出があるのだろうと思いました。それが何かの拍子でわ〜っと吹き出してくる感じでした。顔もかきむしっていました。  お昼ご飯はなぜか全く食べず、パン屋でカレーパン、コロッケパンを買って食べました。  暖かな日差しの中、ぷかぷかのまったりした時間を過ごしました。普段なかなか経験できないいい時間だったと思います。日中活動をする場所を決めていないので、毎日どこに行くか決めるのが大変だそうです。  ぷかぷかで毎日働くことは難しいですが、このまったりした雰囲気に浸りに週一回でも遊びに来てくれればと思います。管理されないぷかぷかの心地よい世界に浸ることで、大声を出すほどに傷ついている心が少しずつ回復するといいなと思います。「楽しかった人?」って聞くと「は〜い」と手を上げていたので、多分また来るのではないかと思います。  帰りがけ、わんどで写真を撮り、似顔絵名刺を注文しました。一矢さんはやまゆり園での生活のあと、自立生活を始めたというので、いろいろ取材が入ります。そんなときに渡す名刺です。肩書きは「神奈川自立生活実践者第1号」。なんだかカッコいい!  似顔絵の入るTシャツも注文しました。取材に来た記者に名刺を渡し、似顔絵の入ったTシャツを着て対応します。
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