ぷかぷか日記

小学校で人権の授業

  • ぷかぷかの人たちがきて、心がぷかぷかしました。
     先日小学校で人権に関するこんな授業をやりました。 www.pukapuka.or.jp  その授業を受けた子ども達の素晴らしい感想です。まっすぐな気持ちがとてもうれしいです。こういう機会さえあれば、子ども達は素直にこっちを向いてくれます。希望を感じました。 ・ぼくは障がいをもっている人たちのことをこわいと思ったり、できないことが多い人たちなのかなと勝手に思っていたけど、今日のぷかぷかさんたちを見て、それは違うなと思いました。太鼓やダンス、計算、いろんなすごいことをやっていて、そしたら自分もがんばらなくちゃと思いました。ぼくはこれからは障がいをもっている人たちを怖がらずに生きていきたいと思います。 ・ぼくはしょうがいがある人は何もできないと思っていたけど、ぷかぷかさんを見て、しょうがいの人の見方を変えようと思いました。 ・少し近づきにくいようなイメージがあったけど、そんなことないんだなって思った。 ・ぼくは太鼓をたたいている音を聞くと、ノリノリになってくるので、心の中でメッチャ踊っていて楽しかった。初めて知ったあの人たちが、あんな実力を持っているなんて思っていなかった。 ・ぼくはしょうがいしゃにあまりいいいんしょうがないと思っていました。だけどぷかぷかさんのおかげでいんしょうをかえられました。 ・ぷかぷかさんの話を聞いて、ぼくはしょうがいをもつ人にたいして変な目で見ないようにしたいと思いました。 ・私はぷかぷかさんに会って、人と少しちがうから特別に接するのではなく、まわりの人と同じように接すればいいと思いました。これからしょうがいの人がいても、まわりの人と同じようにかかわりたいです。 ・障がいのある人は、私は前までは苦手なことや、できないことが多いんじゃないかと思っていましたが、今日、得意なことを見せてもらったら、私よりもすごいことができる人なんだと思いました。 ・今、みなさんががんばって下さるおかげで、世界が変わってきています。 ・自分たちよりできることがすごくて、驚いたし、楽しかったです。これからはそういう人たちを、できないことが多いと思わずにしたいと思いました。 ・障がいがある人でも、みんないっしょだと思いました。 ・今までしょうがい者は苦手なことしかないと思ってたけど、ぷかぷかさんの演技や得意なことを見ていると、しょうがい者も一人ひとり個性があってすごいと思った。 ・障がい者だからできないだろうと思ってたことが、できたりしてすごいと思った。一人ひとりの特技がすごかった。 ・障がいがある人を少し冷たい目で見ていたかもだけど、今日をきっかけにみんな同じように話そうと思いました。 ・特技を見て、ものすごくかっこいいと思いました。見ていてぼくは心がよくなりました。これからはまわりの人と同じように接していきたいです。 ・忍者ダンスを踊ってくれたり、歌を歌ってくれたり、とても楽しかったです。 ・ぷかぷかの人たちがきて、心がぷかぷかしました。 ・ 障がい者という言葉は必要ないと思った。 ・ぼくも同じくらい計算が早くなりたいです。 ・ぷかぷかさんの演技を見て、しょうがい者を差別していた自分の気持ちがなくなって、どんな人も個性があっていいなと思いました。  ・もう大人なのに、小学生の時に習った「ふきのとう」を覚えているのがすごかった。 ・けいさんのはかせがすごかったです。ぼくもけいさんはかせになりたいです。 ・しょうがい者はできない人だと思っていましたけど、ぷかぷかさんたちを見て、人はだれでもよいところがあることに気がつきました。 ・今日思ったことは、今までしょうがい者のことをさ別していたけど、自分たちと同じなんだと思い、一度考え直した。「一人ひとりちがう」んだと。 ・わたしは、しょうじき、しょうがい者は「わたしとちがう」と思っていたけど、今日ぷかぷかさんたちを見て「すごい人だー」と思いました。にんじゃダンスすごく楽しかったです。キレキレですごかったです。 ・ぼくは今までしょうがい者を差別していましたが、やめようと思いました。理由はしょうがい者でも、ぼくを超えるほどにすごい特技を持っていて、すごいと思ったからです。 ・「ふきのとう」は私でも覚えていないのに、つじさんがろうどくしていたのでびっくりしました。 ・ふきのとうの詩は長いのに、覚えていてすごかった。 ・ぼくは前、しょうがい者って不得意なものがいっぱいあると思っていました。これからぼくはいろいろな人のいいところをさがそうと思いました。 ・わたしは人のよいところを見つけようと思いました。その理由はにんじゃのダンスとたいこのえんそうをみて、とてもすごいと思ったからです。 ・つじさんのこと、よく電車でみます。そのときはなにをしゃべっているだろうとへんな人だなと思ってしまった。 ・いろいろなすごいわざを見せてもらって、うれしかったです。また次あえる日がきたらあいたいです。 ・ぷかぷかさんたちにあって、しょうがい者の印象がかわって、すごいひとなんだなぁって。 ・にんじゃダンスをいっしょにおどれてたのしかったです。 ・ポケモンを見ただけでわかるとくいわざなど、自分はポケモンが好きで、はじめは本当かなと思っていたけど、聞いて本当だとわかってすごいと思いました。 ・障がいをもっている人は少しこわいというイメージがありました。でも、今日の話できもちが変わりました。 ・ぼくはいろいろな人がいることを知りました。 ・人にはみんな苦手なことがあるけど、とくいなことも必ずあるんだなと思いました。ふきのとうの朗読も、にんじゃダンスもポケモンもすごいと思いました。 ・障がいをもっている人はなんにもできないと思っていたけど、ぷかぷかさんたちを見て、一人ひとりとくぎなどがあってすごいと思いました。これからはそういうのをもっている人たちを差別せずに生きていきたいです。 ・ぼくは障がい者は変だと思って差別していたけれど、いろんな人にすごい特技があって、もう人権ではなくて、神技ひろう会かと思ってしまいました。とくにすごいと思ったのは「ふきのとう」をおぼえていたことです。ぼくも2年生のころやりましたが、おぼえるなど考えませんでした。 ・わたしは、障がい者といったら「人より少し欠けているところがある人」だとずっと思っていました。しかし、今日、ぷかぷかさんたちを見て、すごい能力を持っている人たちがいるということを知り、考え方が変わりました。小学校だけでなく、もっといろんなところでやれば、世界の人々の見方も変わり、へん見がなくなると思いました。わたしは計算の早い方の暗算力と知識の量がすごいので「よいな〜」と思いました。 ・ぼくは今まで障がいのある人とは絶対にかかわりたくない!!と思っていたけれど、今日ぷかぷかさんを見て、意識が変わりました。 ・今日ぷかぷかさんを見て、障がい者は苦手なことがたくさんあり、ふつうの人とはちがう、という考えから、個性がはっきりしている人、という考えになって、ふつうの人との激しいちがいはないんだなと思いました。 ・ぷかぷかさんたちを見て、障がい者の見方がかわりました。特にそう思ったのは、つじさんたちがやってくれた特技で、「何も障がいがない人よりもいいところもある」ということを思いました。 ・障がいがある人でもかつやくできる場所があるのは、とてもよいなと思いました。理由は障がいのある人たちは、差別されたりする場面が多いと思うけど、まわりの人たちと同じ目線で何かをできるのは、差別をなくせる第一歩なんじゃないかなと思いました。 ・わたしは計算が苦手なので、すごく暗算がはやいのを見て、カッコイイと思ったし、ダンスもとくいとか上手でもないからカッコイイと思ったし、太鼓は自分はできないから、またさらいカッコイイと思いました。 ・「障がい者」と聞くと、できないことが多い、変な人たち、というイメージでした。でも、今回、すごく得意なことがたくさんあるというイメージになりました。あと、ぷかぷかさんたちは、いやな経験をしたことがあるかも知れないのに、ダンスの時など、小学生にとても親しく接していたのはすごいと思いました。  ・「心を耕す」という表現がよくわかる、とても楽しくて、あたたかい講演でした。心が豊かになって広がっていくような感じがして、自分の中でひとつ進歩することにつながりました。「苦手なことが多い」勝手にそんなイメージを持っていましたが、自分よりも高く、すばらしい力がある人たちで、第一印象だけで人を見ていた自分がなんだか恥ずかしくなりました。心が「ぷかぷか」して、広く豊かになるすてきな講演ありがとうございました。 ・ありのままの自分で、とくいなことを一生けん命に笑顔でがんばるぷかぷかさんの姿が輝いて見えて、とても素敵でした。 ・ぷかぷかさんの特技や笑顔を見て、とても心がぷかぷかな気持ちになりました。 ・心がぷかぷかにあったかくなりました。 ・最初、障がいと聞くと、変な目で見ていたけど、今日ぷかぷかさんを見て、障がいがあってもみんなを見るような目で見ようとあらためて思った。 ・障がいがある人って、あんまりいいイメージがなかったんですけど、ぷかぷかさんのおかげで、そう思わなくなりました。 ・ぷかぷかさんの話を聞いて、障がい者のイメージががらっと変わりました。障がい者という言葉は似合わないというのは、本当にその通りで、ぷかぷかさんにはいろいろな得意なことがあってすてきだなと思いました。 ・ぼくは話を聞く前は障がいをもった人はなんにもできないだろうと思ってたけど、それはちがって人は人なんだと学びました。 ★ものすごい数の感想が上がってきて、同じようなものは載せなかったので、実際にはここに載せた感想の4倍くらいの感想が集まりました。それくらい強烈な印象を子ども達に与えたようでした。
  • 小学校で人権に関する授業
     12月19日(木)、十日市場小学校で人権について考える授業をやりました。1年生から6年生まで600人くらいが相手。低学年、高学年に別れて、体育館で2時間の授業でした。  障がいのある人について、アーダコーダしゃべっても子どもたちは多分聞いてないだろうな、と思い、ぷかぷかさんを何人か連れて行って、得意技を披露してもらいました。それぞれ達人の域に達するような人たちです。彼らの得意技を見て、思わず  「おお、すげー!」 って思うような出会いをしてほしいと思ったのです。   障がいのある人のことを理解してほしい、といった話よりも、彼らととにかくいい出会いをすること、それが大事だと思っています。彼らとのおつきあいが始まるきっかけです。  障がいのある人たちとおつきあいもしないで「障害者は何するか分からないから怖い」「障害者は犯罪を犯す」という思い込みだけで、たとえばグループホーム建設反対を叫ぶ大人達がたくさんいます。そういう形で彼らを排除すると、社会は許容できる幅が狭くなります。お互いが窮屈な思いをします。多様性がなくなり、社会は貧しくなっていきます。みんなの心が貧しくなります。  こういう社会は長続きしません。持続可能な社会は、障がいのある人たちも当たり前のように社会の一員として活躍していることがあって、ようやく実現できるのだと思います。  相模原障害者殺傷事件の容疑者は 「障害者はいない方がいい」 といい、それに同調する社会があります。  子どもたちは、そんな社会に巻き込まれてほしくないと思っています。だからこそ、ぷかぷかさん達といい出会いをして、 「ぷかぷかさん達って楽しい!」「また来てほしい」「一緒に楽しいことやりたい」 って思ってくれたらいいなと思って、今回の授業を企画しました。  ボルトさん、大ちゃんには忍者ダンスを踊ってもらいました。  この二人だけでもすごかったのですが、途中から若い先生たちが一緒に踊り出すと、子どもたちは大喜び。  舞台から降りて、フロアで踊り始めたら、子どもたちにが次々に加わって、すごい盛り上がり。低学年の時は、ざっと見て5、60人の子どもたちがぷかぷかさん達のまわりで踊っていました。高学年は多分踊らないんじゃないか、と先生達はいってましたが、ま、ダメ元でやってみましょう、と子どもたちに声をかけたら、なんと30人くらいの子どもたちが前に出て踊っていました。すごい熱気でした。  子どもたちがこの熱気の中でひとときを過ごしたこと、それが今回の授業の大きな成果だったと思います。「ともに生きる社会を作りましょう」と言葉で言うのではなく、こういう熱気を一緒になって作り出すことこそ大事な気がしています。  この熱気は、一緒に踊りたい、一緒に踊ると楽しい!という子どもたちの思いが作り出したものです。この熱気こそ、一緒に生きると何が生まれるか、を物語っていると思います。  ツジさんは「ふきのとう」の朗読をしました。2年生で習っていますが、誰もなんとなく覚えているだけで、朗読はできません。先生達もでした。それは記憶力の問題というよりも、もう少し別の問題だと思います。  30年ほど前にならった「ふきのとう」を何も見ないで朗読できる、というのは、記憶力がすごいこともあるのですが、それ以上に、「ふきのとう」という作品が心に響いたことが大きいと思います。30年たっても忘れないくらい、ツジさんの心に響いたということです。なによりも作品を深く受け止める感性をツジさんが持っているということ。私たちよりもはるかに豊かな感性です。そのことに私たちは気がついた方がいいと思っています。  美輪明宏の「ヨイトマケの歌」は紅白歌合戦で一回聞いただけで覚えてしまいました。どうしてあの歌が好きなのか、ツジさんは説明しません。でも、ツジさんが「ヨイトマケの歌」を歌うと、歌が心に響いてほろっとなることがあります。緑区役所の人権研修会で歌ったときは、副区長が涙を流していました。  計算大会もやりました。計算の得意な人に3人ほど出てきてもらって、ツジさんとトレーにのったパンの値段の計算の競争をします。はじめは4個、次は8個くらいに数を増やします。低学年の子どもは計算機を持ってもいいことにしました。高学年はみんな暗算で勝負しました。最後には暗算が得意な先生にも出てきてもらい、勝負しました。  記憶する力、計算する力のすごさを、子どもたちはまざまざと感じたと思います。障害者は自分達よりも力が劣っている、と多くの子どもたちは思っています。その思い込みを、ほんの少し、ひっくり返したと思います。  こんなすごい人もいる!という発見は、子どもたちにとって、ものすごく大きいものだと思います。  そしておなじみ大ちゃんの太鼓。  文句なしにすばらしい演奏で、これはもう会場を圧倒しましたね。障害者がどうこう、といった話をはるかに超えたすばらしい演奏でした。  子どもたちはぷかぷかさんと出会って、何を思ったのだろう。すごく楽しみです。
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