ぷかぷか日記

ぷかぷかさんとおつきあいすることは、人間であることを取り戻すこと

 今朝の朝日新聞天声人語。

 スターバックスで飲み物を買わずに居続けた黒人二人が逮捕されるという信じがたい事件が起こりました。「私たち白人が同じことをしても、こういうことがおきないのはなぜか」との投稿がSNSにあり、抗議が広がりました。それに対してスターバックスは謝罪し、5月29日午後、全米8000を超す店舗を一斉に閉じ、差別を防ぐための研修を従業員にするといいます。

digital.asahi.com

 差別に対してSNSで抗議が広がり、それに対するお店の対応。すごい国だなとあらためて思いました。

 

 障がいのある人たちのグループホーム建設に対する反対運動のことをまた書きます。

 反対運動は「障害者はここに住むな」ということです。ならば「私たち健常者が同じこと、つまり、ここに住みたい、といっても、こういうことがおきないのはなぜか」といった抗議が出ても良かったのですが、そういった声は残念ながら一切ありませんでした。私も含め、こちら側の情けないほどの力不足です。

 「障害者はここに住むな」と言って当然、という雰囲気が現場にはありました。どうして相手が障害者なら、そんなことが許されるのか。もし自分が「ここに住みたい」と言って、そんなふうに言われたらどんな気持ちになるか、といった想像力が、ここには一切ありません。

 想像力の欠如は人の心を貧しくします。

 「人の痛みが想像できる」ということが人であることのすばらしさだと思います。

 ぷかぷかさんとおつきあいがあれば、「障害者はここに住むな」といった言葉は絶対に出てきません。彼らとおつきあいすることで、私たちは人間であることを取り戻し、心が豊かになっているのだと思います。

 

 

 

 少し前、こんな記事がFacebookに上がっていました。

 

*「フリーダム・ライダーズ – 人種隔離バスへの抵抗」

… 1960年代の黒人公民権運動に参加した女子大生たち。

アメリカの南部地域では、20世紀の中頃になっても、人種隔離法によって、学校もレストランもトイレや乗合バスの座席も、はては救急車までもが白人用と非白人用に分けられていた。

これに抗議するボイコットや座り込みが広がり、連邦最高裁判所は1960年末に、南部の人種隔離法は憲法違反であるとする判決を出した。

しかし南部の人々の多くは、これに従わず、連邦政府も強制措置はとらず、差別の実態はなにも変わらなかった。

その半年後、10人あまりの黒人と白人のグループが南部行きの長距離バスに一緒に乗り込み、人種による座席の区別を公然と破り、彼らは自分たちを「フリーダム・ライダーズ」と呼び、身の危険を賭して連邦政府の姿勢を批判した。

◆ 迫害を恐れぬ勇気ある女子大生たち

その中心になったのは、驚くべきことに、ナッシュヴィルの若い女子大生たちだった。

幼い頃から近所に住みいっしょに遊んでいた子供たちが、学齢になるにつれて差別され、まともな職業にもつけず、社会の除け者にされるのを見た彼女たちは、その悲惨な差別に憤り、公然と黒人が乗るバスに乗って隣に座って、黒人公民権運動を鼓舞した。

彼女たちは、白人至上主義者たちに襲撃され、殴られ、つばを吐きかけられ、警察に逮捕されたが、警察署でも公然と胸を張り、実名を名乗り、釈放されると、「黒人を差別するのは間違っている。彼らもまた、私たちと同じ人間だ」と声を挙げ、ついに多くのクラスメートたちの共感を得ていった。

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