ぷかぷか日記

たかが直感、されど直感

 先日、福岡でやったワークショップに参加した方の感想です。ぷかぷかに対するこんな評価いただいたのは初めてです。あらためてぷかぷかが創り出してきた新しい価値を思いました。

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 私は戦略を立てて事業を進めてきたわけではなく、「気色悪い」に代表される直感や思いつきでぷかぷかを作ってきました。今のぷかぷかの雰囲気は、この「気色悪い」という直感から始まったといっていいと思います。たかが直感、されど直感なのです。

 障がいのある人たちが自分らしく働ける場を作ろう、といって始まったわけではないのです。そういう正しい、美しい思いでは、多分今の泥臭いぷかぷかはできなかっただろうと思います。

 そもそも私には福祉を始めよう、という思いは全くありませんでした。どこまでも惚れ込んだ彼らといっしょに生きていきたい、そのための場を作ろう、という思いだけでやってきました。だからこそ、今までの福祉では語れないようなおもしろい場ができたのだと思います。

 

 最近関わり始めたぷかぷかの近くにある東洋英和女学院大学では石渡先生のやっている「共生教育論」で5コマもらい、私の授業をやりました。石渡先生は福祉の業界ではとても有名な方で、相模原障がい者殺傷事件で神奈川県の事件検証委員会の委員長を務めた方です。そんな先生の授業を受けている学生さんたちが、私の授業を受け、ぷかぷかさんたちと出会い、ぐんぐん変わってきました。

 授業のあと、自分の人生を振り返るような感想がたくさん出てきました。今まで石渡さんがやってこられた従来の福祉の授業では、多分出てこなかった感想です。私を語るような感想です。

 学生さんの変わりように、石渡先生がびっくりし、最初3回の授業予定が5回まで伸び、とにかく自由にやらせてもらいました。

 最後の2回はぷかぷかさんとの出会いを詩に書き、それをみんなの詩としてまとめ、それをお互いの前で朗読しました。こんなことは従来の福祉の授業では絶対にやりません。

 最後の朗読の授業のあと、「劇団四季の気分で楽しかった」と感想を書いた学生さんがいました。授業の中で「自分を開く」あるいは「自由になる」ような体験をしたのだと思います。

 ぷかぷかさんとの出会いは、そんな風に人を自由にするものを持っているのだと思います。それを授業の中で実感できたのだと思います。

 障がいのある人たちは、人を自由にするチカラを持っている、ということです。

 授業の名前は「共生教育論」でした。学生さんたちは、いっしょに生きていった方がトク!ということを学んだと思います。この学びが今後どんな風に発展していくのか、楽しみなところです。

 

 

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