つるみに「ぷかぷか」を作っちゃおう!という人たちが現れました。障がいのある人だけでなく、誰にとっても居心地のいい場所「ぷかぷか」を、つるみに作っちゃおう、というわけです。
生きづらさを抱えている人が多いのだと思います。自分らしく生きたい、と思っている人が多いのだと思います。だから「ぷかぷか」のように、みんながホッとできるような居場所を作ろう、ということで動き出したようです。
どんな風にして、そんな場所を作っていくのか。
ぷかぷかは、「居心地のいい場所を作ろう」ということでスタートしたわけではありません。障がいのある人たちといっしょに生きていこう!って、それだけを考えてスタートしました。
彼らといっしょに生きていこうって、それだけを考えてやってきたのですが、いつの間にか、来るとホッとするような、誰にとっても居心地のいい場所になっていました。
どうしてそんな風になったのか。
大きなきっかけは、接客の講習会を受けたときです。講師の人が言った「接客マニュアル」通りにぷかぷかさんがやると、なんだか気色悪かったのです。マニュアルに合わせようと一生懸命やればやるほど、気色悪い、というか、自分を押し殺す姿が痛々しかったのです。それで「接客マニュアル」に合わせるのはやめにしました。お客さんに不愉快な思いをさせない、という一点だけ守ってもらって、あとは自分の思うようにやってもらいました。
接客マニュアルに合わせる、というのは、言い換えれば、社会に合わせる、ということです。障がいのある人は社会に合わせないとだめ、とかいわれますが、ぷかぷかは社会に合わせることをやめたのです。
社会に合わせると気色悪い、そのままのあなたが一番魅力的!と、そのとき、しみじみ思いました。
そのままの自分でいいので、ぷかぷかさんにとってはとても居心地のいい場所になりました。みんなが自由であるとき、お店の雰囲気、空気感が開放感にあふれたものになります。やってくるお客さんにとっても、ホッとできる居心地のいい場所になりました。
つるみで「ぷかぷか」を作っちゃおう!というとき、ここが一番のポイントになると思います。そこに集まるぷかぷかさんたちがどれだけ自由に振る舞えるか、ということです。それと、何よりも私たち自身が、ぷかぷかさんたちといっしょに生きていった方がトク!と思うこと。間違っても「支援」などという上から目線の関係は作らないことです。
その二つが合わさって、誰にとっても居心地のいい場所を作るのです。
あちこちにこうやって「ぷかぷか」ができれば、社会はもっと居心地のいいものになりますね。
あなたの町でも、ぜひ! ぷかぷかの映画抱えて応援に行きますよ。
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