ぷかぷか日記

タカサキ日記

  • 第2期ワークショップやります。
      9月19日(土)から第二期「みんなでワークショップ」が始まります。昨年やったワークショップではオペラ『森は生きている』を材料にして、歌ったり、お話を考えたりして6ヶ月。最後はみどりアートパークのホールの舞台で歌劇『森は生きている』を発表し、大好評でした。  障がいのある人たちと一緒に作るとこんなにも楽しい、こんなにも豊かな芝居ができる、ということを、具体的な作品で示すことができました。「障がいのある人たちとは、一緒に生きていった方がいいよ」というメッセージが、言葉ではなく、彼らと一緒に作った作品を通して伝えられたことが、すごくよかったと思います。  第二期はオリジナルな作品に挑戦します。タイトルは『みんなの生きる』。谷川俊太郎の俊太郎の詩『生きる』をモデルに『みんなの生きる』を作ります。    第一回目のワークショップでは谷川俊太郎の詩『生きる』をみんなで朗読します。   生きる                     谷川 俊太郎          生きているということ今生きているということそれはのどがかわくということ木もれ陽がまぶしいということふっと或るメロディを思い出すということくしゃみをすることあなたと手をつなぐこと生きているということいま生きているということそれはミニスカートそれはプラネタリウムそれはヨハン・シュトラウスそれはピカソそれはアルプスすべての美しいものに出会うということそしてかくされた悪を注意深くこばむこと生きているということいま生きているということ泣けるということ笑えるということ怒れるということ自由ということ生きているということいま生きているということいま遠くで犬が吠えるということいま地球が廻っているということいまどこかで産声があがるということいまどこかで兵士が傷つくということいまぶらんこがゆれているということいまいまが過ぎていくこと生きているということいま生きているということ鳥ははばたくということ海はとどろくということかたつむりははうということ人は愛するということあなたの手のぬくみいのちということ       読み手と聞き手に別れ、一行ずつ交代で読みます。なんとなく読むのではなく、誰かに向かって言葉を届けるつもりで読みます。少しまとまったセンテンス毎に読んでみます。立ったままではなく、歩きながら読んだり、どこかにもたれかかって読んだり、腰掛けて読んだり…。  音楽を入れます。エリックサティの曲をピアニストのあみちゃんに弾いてもらいます。すばらしいピアノをバックに朗読します。詩の言葉が生き生きと生き始めます。  一人で黙って読むときと、どんなふうに違うのか、しっかり確かめます。    谷川俊太郎の詩を朗読したあとは、一人ひとりの詩を書きます。参加者それぞれが「生きているということ、今生きているということ」を感じるのはどんなときか、を二、三行の短い詩で表現します。  「サッカーをやって走っているとき」とか、「木漏れ日のきれいな林の中を歩いているとき」とか、「抱きしめた赤ん坊のからだのぬくもりを感じるとき」とか、「朝、窓を開けて、ひんやりした空気を吸い込んだとき」とか…。できあがったら、一人ひとり発表します。それぞれが、どんなときに生き生きしてるのか、お互いしっかり聞きます。  全体を四つくらいのグループに分け、グループの中で、それぞれの詩をいろいろ組み合わせ、グループとしての詩を作ります。詩の言葉を短冊に書き、それをいろいろ入れ替えてグループの詩を作ります。これがすごい大変な作業になります。大変な分、グループの詩はびっくりするほどのエネルギーを持ちます。グループの詩を発表します。「みんなの生きる」が少し見えてきます。    グループの詩を元に6ヶ月かけて芝居を立ち上げていきます。できあがった芝居は2月14日(日)にみどりアートパークホールの舞台でおこなわれる『表現の市場』で発表します。  ワークショップの日程は9月19日(土)、10月17日(土)、11月21日(土)、12月19日(土)、2016年1月16日(土)、2月6日(土)、2月13日(土)計7回。2月14日(日)発表会。    参加者募集します。できるだけ全日程参加できる方。  今年は現段階で確定している助成金が少ないので、参加費をいただきます。大人1,000円、子ども500円です。11月頃に新しい助成金が確定すれば、参加費は変更します。  お問い合わせ、参加希望はメールでお願いします。     pukapuka@ked.biglobe.ne.jp    担当:高崎    
  • 今日もブルーベリー狩りに行きました。
     暑いさなか、今日もブルーベリー狩りに行きました。   木漏れ日のきれいな、気持ちのいい道を行きます。   谷が広がるこのあたりも、本当に気持ちのいいところです。   トーテムポールのおじさんにあいさつしていきます。   木漏れ日がまぶしい道です。   ブルーベリー畑が見えてきました。   ブルーベリー畑、到着   ブルーベリーを摘みます。   ちょっと休憩   ブルーベリーは一個一個採るのではなく、実の下にざるを持ってきて、まとめてボロボロッ、ボロボロッと落とします。   来週にはブルーベリージャムとブルーベリーデニッシュを販売します。
  • うれしい感想が届きました。
     先日のパン教室に参加した方からうれしい感想が届きました。写真を何枚か撮ったそうで、その写真の話から始まります。     一番気に入っているのは、ちやことさらちゃんがふざけていて隣の部屋にいる紺野さんが笑っている写真です。 障がいをもっている方と、一緒に子どもたちが笑っている。それが「特別」な限られた空間と時間の中での出来事ではなく「日常」の中である風景として見えた。ということが、とてもいいなと思いました。パンを作っている間、普段見慣れない顔の私たちが一緒にいてもみなさんが、良い意味で特別扱いせずに普通に輪に入れてくださったのが少し新鮮でもありました。たいてい、初めて会う方と何かを一緒にする場合何となくよそよそしさが伴い、だんだん慣れていくということがありますが、ぷかぷかのみなさんとはよそよそしさが最初から全くありませんでした。それは普段からぷかぷかのFBなどを通じてみなさんのことを私が知っている(ように感じている)ことも大きいのだなと思います。ワークショップに参加すると、初対面の人たちとのコミュニケーションを円滑にするためにアイスブレイクという手法が使われますが高崎さんは、ぷかぷかのみなさんが活躍する場をつくることを通じてそれらを発信することを通じて「世の中と、障がいをもつ方たちとの間にあるアイスをブレイクしている」のだなという風に感じました。誰かがやらなければ、アイスはそのまま固く、冷たいものとして存在し続けるだけでそれをブレイクする必要があるということすら、感じられないままそこにあり続けるのかもしれません。でも、そこをブレイクしてみると思いもしなかったような、温かく、奥深い世界が広がっていてその世界に触れた人たちを魅了して止まない。それを知らないなんて、もったいないことだ。そういうことを高崎さんは伝えているのだなと改めて思いました。また参加できるのを親子で楽しみにしています。        なんだかね、思いもよらない評価をいただいたりして、恐縮しています。恥ずかしい話「ブレイク」という言葉は、「そうか、こういうときに使うんだ」って今日初めて知りました。まぁ別に知らなくても、みんなで楽しくパン作りができたらいいな、って思っていると、その楽しい雰囲気が、みんなの心を自然にやわらかくするのですが…  子どもたちの笑顔がいいですね。障がいのある人たちも、当たり前のように周りにいて、この雰囲気がいい。
  • もったいない話
       障がいのある子どもを持ったお母さんとお話しする機会がありました。子どもは普通級に通っています、  同じクラスの子どもが、障がいのある子どものふるまいでいろいろ迷惑している、なんとかしてください、と子どもの親から言われることがとても辛いとおっしゃっていました。  なんとかしてください、といわれても、お母さん一人の手でなんとかできる話でもなく、お母さんは返す言葉もないまま、辛い思いで聞くばかりです。「なんとかしてください」と、この問題をお母さんに丸投げするだけでは、なんの解決にもなりません。  以前、ぷかぷかに、朝のバス停で横入りしたり、奇声を上げたりする人がいて迷惑している、通勤の時間をずらしてくれないか、と電話が入ったことがあります。目の前で起こっている問題を、自分で向き合うことなく、誰かに任せてしまうという意味で、お母さんに、なんとかしてください、といってきた親と全く同じ発想です。   朝のバス停で横入りする人がいたり、奇声を上げる人がいて、迷惑だと感じるなら、その場で注意すればすむ話のような気がします。もちろん障がいのある人たちとあまりおつきあいの経験のない方であれば、注意するのも勇気のいることですが…。  注意すれば、そこで障がいのある人とささやかな「おつきあい」が生まれます。注意した側も、された側も、それぞれの世界がほんのちょっと広がります。今度また横入りするようなことがあれば、そのときはもっと普通に注意できます。この、障がいのある人にも普通に声がかけられる関係が生まれることが大事だと思います。ここからひょっとしたら新しいおつきあいが始まるかも知れません。毎朝、バス停で顔を見かけたら「おはよう!」ってあいさつしたり、「今日も元気?」って言い合えるような関係になればお互い毎日が楽しくなります。休んだ日には「あれ?、今日はどうしたのかな?」って心配したり、「今度機会があれば彼が働いているパン屋に行ってみようかな」なんて思うようになれば、すばらしいことだと思います。  これをぷかぷかに電話し「通勤時間をずらしてください」という形で問題を丸投げしてしまうと、今書いたような物語は生まれようがありません。自分が豊かになれるチャンスを自分で放棄するようなもので、実にもったいない話だと思います。  冒頭に書いた「なんとかしてください」と言ってきたお母さんも、「どうやったらその子と気持ちよくおつきあいができるんだろう」って、ちょっとでも考えたら、そこから今まで経験したことのない、いろいろなことが始まります。  自分たちの子どもと全く違う子どももいるという発見は親の子ども観を大きく広げてくれます。その子たちとどうつきあったらいいんだろう、と考え、悩むことは、人を豊かにします。その子が仲間に入ることで、集団の幅が広がり、集団が豊かになっていきます…  そういったことを考えていくと、みんなと違う子どもがそこにいることは、そこに関わる人たちの世界を豊かにすることが見えてきます。「なんとかしてください」と、その子の親に言うことは、問題が何も解決しないばかりか、自分たちが豊かになるチャンスを自ら放棄することになり、とてももったいない話だと思います。   パンを買いに来て、不思議なパフォーマンスをするお兄さんと出会います。ここからまた新しい物語が始まります。ぷかぷかはこうやって地域社会を耕し、豊かにしています。          
  • ブルーベリー狩りに行ってきました。
     新治市民の森にブルーベリー狩りに行きました。  市民の森駐車場の側から登っていきます。創英短大近くです。 とても気持ちのいい道です。 右側の谷間がすばらしいです。 トーテムポールがよく似合う森です。 気持ちのいいパーゴラのある「池ぶち広場」です。 地図です。左側真ん中あたりの「P」から右上方向へ歩くと「池ぶち広場」があります。そのちょっと先がブルーベリーの畑です。 右側にブルーベリーの畑が見えてきました。 風情のある東屋があります。 入り口の看板です。 今が一番の盛りです。   収穫したブルーベリーは自分で重さを量り、ビンの中にお金を入れていきます。 こんなプレゼントもあります。 帰り道もいい雰囲気です。 8月半ば過ぎまで収穫できます。ぜひお出かけください。   ぷかぷかでは来週あたり「ブルーベリージャム」と「ブルーベリーパン」を販売する予定です。楽しみにしていてください。Facebookページなどでお知らせします。
  • どこかで必死になる部分が…
     昨年、まーさん連れて飯田までワークショップをやりに行くきっかけを作ったのがこのチラシ。    デフパペットシアターひとみの稽古場にまーさん連れて行った時に、このチラシを見てしまったのです。それが物語のはじまりでした。  ワークショップやって、本番の舞台にデフパペの人たちと一緒に立つ、という企画です。もう血が騒ぎましたね。だからまーさんと一緒に飯田までいけたんだと思います。  もちろんまーさんをなんとかしたい、という思いはありました。でも、そういう思いと一緒に、私自身の中に「血が騒ぐ」ようなものがあったからこそ、一緒に舞台に立てたんだと思います。   「舞台に立つ」って、そういうことだと思います。どこかで必死になる部分が自分の中にあること。舞台って、だから好きです。      
  • パン教室、みんなすごくうまくなりました。
     8月1日(土)パン教室。暑い夏の一日でしたが、暑さにへこたれることもなく、今日も元気にみんなでパンを作りました。  まずはパン生地をこねます。   初めて参加したチャコちゃんも楽しそう。ぷかぷかパン教室はこんな楽しさをみんなで体験することを大事にしています。   だらだらと締まりのないパン教室ですが、それでも回を重ねる毎にみんなうまくなって、生地のこね上がりが10時前。驚異的な進歩です。生地を発酵させている間に具材作り。肉まんの具、ピザのトッピング、あんパンのあんこ作り、ミネストローネスープ作りと休みなく作業はつづきます。それらがいろいろ指示を出さなくても、どんどん進むところがすごいと思います。   さらちゃん、調理台が高いので、椅子にのってがんばっていました。   チャコちゃん、指が包丁の下にあって、ハラハラしましたが、指を切ることもなく、ネギをしっかり切っていました。こういう体験が大事なんだと思います。   さらちゃんはあんこ作り。サマになっています。   お姉さんたちも張り切っています。   肩車にのって参加もアリ、のパン教室です。   みんなが具材作りに一生懸命のさなかにも、いつものパフォーマンスを忘れない辻さん   1次発酵が終わり、生地を分割します。   ベンチタイムのあと、成形に入ります。   あっ、あんこ落とさないで!   ちょっとお茶タイム     焼き上がりを待ちます。   できあがったミネストローネスープをお椀に   途中お腹がすいて泣き出す子もいましたが、12時45分、ようやく「いただきます!」    生地のこね上がりの時間がすごく早かったので、発酵に十分時間を取ることができ、おいしいパンができあがりました。次回は久しぶりにカレーパンを作ります。ドライカレーを作る手間が入るので、すごく大変になります。でも苦労して作ったパンほどおいしいです。揚げたての熱々のカレーパンは最高ですよ。    
  • 『森と夜と世界の果てへの旅』の舞台に立つワークショップ
     9月13日(日)にみどりアートパークでデフパペットシアターひとみの『森と夜と世界の果てへの旅』の公演をおこないます。昨年夏、まーさん連れて飯田まで行き、ワークショップをやって、本番舞台に立った作品です。  10日ほど前に、ふとそのことを思い出し、北海道に公演に行っているデフパペの制作の方に、 「今回は飯田のようなワークショップやらないんですか?」 って聞いたところ、 「ぜひやりましょう!」 という返事をいただいたので、すぐにアートパークに連絡を取りました。ところが、ワークショップのできる「リハーサル室」は8月9月は全部ふさがっていて、これは地区センターの会議室でも取るしかないか、と思っていました。  ところが今日の夜になってみどりアートパークから電話があり、公演の前日のホールの夜の枠があいていたので、そこで公演の仕込みをやってしまい、当日の朝10時からワークショップを舞台でやろう、というわけです。すばらしいアイデアだと思いました。アートパーク、またまた見直しましたね。「やろう!」という気持ちがあればここまでできちゃうんですね。   デフパペットシアターの『森と夜と世界の果てへの旅』はジュジュマンという飲んべえが椰子酒を求めて世界の果てまで旅をし、いろいろひどい目に遭います。最後はなんでも願いが叶う卵が割れて、世界の終わり、といった感じになります。その中でなおもジュジュマンが自分の足で前に向かってぎこちなく歩き始めます。アフリカの太鼓のリズムでぎこちなく歩き始めるジュジュマンの姿には、どんなの辛い中でも自分の足で歩いて行く、という希望があります。そのジュジュマンを支えるように、みんなで歩くのです。  去年の夏、まーさんがデフパペの舞台に立ったときの話です。 まーさん、ついにデフパペットシアターの舞台に立つ - ぷかぷか日記pukapuka-pan.hatenablog.com    このわずか1分20秒ほどの舞台のために3時間のワークショップをやりました。今回は10時から12時までの2時間ですから、ちょっと駆け足のワークショップになるのかも知れません。  問題は、舞台に立つ人は『森と夜と世界の果てへの旅』の舞台を見られない、ということです。多分事前に『森と夜と世界の果てへの旅』のDVDを見ることになると思いますが、舞台を見るのとは全く違います。  飯田では自分の出番まで、というより、出番は一番最後のシーンなので、はじめから最後まで、舞台の袖でじっと待っていました。デフパペの役者たちが汗だくになって走り回っている側で、じっと待っているというのは、結構つらいものがありました。  でも『森と夜と世界の果てへの旅』を舞台裏から見られたことは、普通はあり得ないことなので、とても面白い体験でした。  なによりもデフパペの本番舞台に一緒に立てる、というのは、滅多にない貴重な機会なので、舞台を見る以上の価値はあると思います。  ワークショップの参加者募集については後日お知らせします。楽しみにしていてください。
  • プレゼンシート
    「pvプロボノ」というプロの映像クリエイターたち(自分の仕事を持ちながらも、どこかで自分のスキルを生かした社会貢献したいと思っているクリエイターたちです)と社会的課題を解決すべく動いているグループを結ぶNPOがあって、1次審査が通り、そこのサイトにプレゼンシートをアップすることになりました。今日アップし、1週間、映像クリエイターたちのリーダーを募集、リーダー決定後、企画、演出、撮影、編集、録音などのスタッフを募集するそうです。問題はぷかぷかのプレゼンシートに手を上げるクリエイターたちがいるかどうかです。手を上げる人がいなければ、このプロジェクトは失敗です。  以下、プレゼンシートの原稿です。   みんな「ぷかぷか」が大好き! 〜障がいのある人たちの働く場が地域で愛される場に〜   プロジェクトについて  横浜、霧ヶ丘にある「ぷかぷか」は障がい(主として知的障がい)のある人たちとスタッフが《一緒に》働いているお店です。「パン屋」「カフェ」「お惣菜屋」「アートスペース」の4軒のお店があります。健康な命を未来に引き継いでいきたい、と安心して食べられるパン、食事、お惣菜を提供することと平行して、SNS、HP、「ぷかぷかしんぶん」を通して「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」というメッセージを日々発信しています。毎日笑顔で働く彼らの魅力に出会い、日々のメッセージと重なって「ぷかぷかが好き!」という人が増えてきました。そんな風にして彼らを受け入れることで、地域社会は豊かになっていきます。それを映像で伝えたい。   解決したい社会的課題とその解決方法  障がいのある人たちのことを「なんとなくいやだ」「怖い」「不気味」と感じている人は多い。それが彼らの社会的生きにくさを生んでいますが、これは彼らに問題があるのではなく、彼らのことを知らないことによって生じている問題だと思います。「知らない」ことが彼らを地域社会から排除しています。彼らを排除するとき、地域社会もまたやせこけていきます。この社会的課題を解決するために、地域の人たちが彼らと毎日の暮らしの中で出会えるように、彼らの働くお店を街の中に作りました。     映像制作の目的 昨年、ぷかぷかで働く障がいのある人たちと地域の人たちが一緒になって月一回、6ヶ月にわたって演劇ワークショップをやりました。友人がその記録映画を作り、先日上映会を行ったのですが、そのとき寄せられた感想は、映像だからこそ伝えられたメッセージを受け止めたものでした。「なぜ彼らといるときに、ゆるっと心地よいのか、わかった気がします。」「なんて楽しそうに笑うんだろうと何度も思いました」等々、今までよりもはるかにリアルで、幅のあるメッセージが伝わった気がしました。「彼らとはいっしょに生きていった方がいいよ」というメッセージを、ぜひ映像で伝えたい。 映像制作の条件 ◎制作に必要なクリエイタースキル 制作統括リーダーに必要なスキル =企画演出他クリエイターは、リーダ選定後、=企画、演出、撮影、編集、録音、MA ◎納期スケジュール 納品2016年3月31日 ◎映像尺(時間)5〜6分 ◎映像イメージくにたち公民館 ◎過去の映像制作経験 知人が演劇ワークショップの記録映画を作ってくれた。  映像の好きな利用者さんが作ったこともある。   ◎予定している発信媒体  ホームページ、Facebook、DVD(プレゼン資料として)◎使用できる画像デジタル画像多数あり ◎撮影ロケ地、希望時期、希望日数お店の住所:横浜市緑区霧が丘3丁目25−2−203   アクセス:(電車)横浜線十日市場駅より横浜市営バス23系統若葉台団地行き。郵便局前下車。バス停より2分(車)東名高速横浜町田インターを降り、黒澤横浜スタジオを超え約10分。 ◎出演者お店で働いている障がいのある人たち、スタッフ、ぷかぷかが大好きなお客さんたち。 ◎希望予算25万円 ◎SPO体制について決裁者 代表者 高崎明担当者 窓口  高崎明   メールアドレス pukapuka@ked.biglobe.ne.jp ◎その他特記事項 取材の前にお店で働いている障がいのある人たちと仲良くなって、一緒にメッセージを作る感じでできたらいいです。 ホームページ(「ぷかぷかパン」で検索するとすぐに出てきます。http://pukapuka-pan.xsrv.jp) Facebookページ(ホームページの左側メニュー欄、上から二つ目「Facebookページ」のタグをクリックすると出てきます。毎日5〜10本の記事をアップ。https://www.facebook.com/pages/ぷかぷか/320074611512763)     クリエイターのみなさまへ  養護学校で教員をやっているときに、障がいのある人たちに惚れ込み、「こんなすてきな人たちとは一緒に生きていった方が絶対に得!」と思い、退職金をつぎ込んで彼らと一緒に働くお店を作りました。毎日毎日「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」と言い続けて5年。気がつくと「福祉事業所を応援する」とかではなく、「ぷかぷかが好き!」という人がずいぶん増えていました。パンを買いに来たり、食事をしに来たりするたびに、心を癒やされ、笑顔になり、元気をもらって帰る人が多いようです。「ぷかぷか」は今、地域社会になくてはならない存在になっています。日々地域社会を耕し、活性化し、豊かにしています。  どちらかといえば、地域社会から邪魔者扱いされ、締め出されてきた障がいのある人たちが、どうして地域社会になくてはならない存在になり、地域社会を豊かにする存在になったのか。そのことをぜひ映像で表現していただきたいと思っています。  
  • こんなところで鯉のぼり?
     先ほど日本テレビ「世界の果てイッテQ」でマッキンリー登頂をやっていました。40年ほど前ですが、ここに登ったので、とても懐かしい思いで見ました。  クレバスやら、両側が切れ落ちたやせた尾根やら、急斜面やら、テレビを見ていても緊張するところがいっぱいあって、よくあんなところに登ったよなと思いました。25歳、若かったですね。あの頃は怖いものがなかったですね。  テレビでは6人ものプロの登山家がつき、装備もすごいものでした。私が行ったのは40年前ですから装備も今に比べれば、実に貧相なもの。素人ばかり3人だけで登ったので、海外登山の経験もなく、若さと、度胸と、運だけで登った感じです。クレバスに落ちなかったのも運がよかったんですね。  インターネットもスマホもない時代でしたので、天気予報もできず、その日その日の天候の具合を見ながら前に進む、というきわめて原始的な登山でした。今日の映像では危険な箇所にロープが張ってありましたが、40年前はもちろんそんなものはなく、ひたすら自分たちだけで登りました。  綿密な計画を立て、その上で行ったわけではありません。山仲間の飲み会で、海外の山に登ろう、という話はしょっちゅう出ます。でもたいていは翌日酔いが覚めると忘れてしまいます。でもなぜかマッキンリーの時は、翌日酔いが覚めてもしっかり覚えていて、その日は会社休んで、東京は赤坂にあるアラスカ州政府事務所に行きました。マッキンリーに登りたいので、そのための資料を見せて欲しい、と。  マッキンリーに登るためにはどれくらいの経験、実力が必要だとか、どれくらいの資金が必要だとか、といった計算は全くしませんでした。あったのは「マッキンリーに登りたい!」という思いだけでした。もちろん行く!と決めてからは猛トレーニングをやりましたが。氷壁を登る特訓もやりましたね。厳冬期の富士山の頂上付近でビバーク用の薄っぺらなテントで震えながら寝たこともあります。耐寒訓練のつもりでした。  何かをするときは、お金が貯まったらやろうとか、力がついたらやろう、なんて思っていたら、絶対にできません。「やろう!」って思ったときに、とにかく具体的に一歩踏み出す。これが一番大事だと思います。そこから実現へ向けて全力疾走です。  オペラ『ロはロボットのロ』を決めたときも、再演のお知らせを見て、すぐに「やります」って、手を上げました。お金のことはもちろん、どうやって公演まで持っていくのか、といったビジョンも全くないまま、手を上げたのです。お金が貯まったらやろう、とか、ビジョンができたらやろう、なんて考えていたら、多分できなかったと思います。  もちろん失敗のリスクもあります。でもそのリスクがあるからこそ、人生おもしろいのだと思います。計画したことが計画通り行くのは、当たり前のことであって、おもしろくもなんともありません。あえてどうなるかわからないリスクを背負い込み、そこに全力を集中するところにこそ、生きていく楽しさがあるのだと思います。  で、マッキンリーの頂上に立って何したと思います?凧を飛ばしたんですよ。ものすごい風だったので、ほんの一瞬、ぶぁっと飛んだだけでしたが、そういうばかばかしいことに賭けたというか、だから楽しかったのだと思います。一つ間違えば命すら落とすようなところで、なおも凧を飛ばすという遊び心こそ、大事な気がします。  古い写真ですが、これがマッキンリーです。標高6,190メートル。呼吸するのが苦しい高さでした。   鯉のぼりを持っているのが私です。なんでこんなところで鯉のぼり?それがタカサキの謎です。      
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