ぷかぷか日記

パン屋を辞めた方が儲かる

 経営アドバイザーの方と話をしていて、「パン屋を辞めたら儲かるんだよなぁ」という話になった。
 おいしいパンを作ろうとすれば、当然人手がかかり、ぷかぷかでは現在障がいのある人たち20人に対して13人ものスタッフがいる。パンをやめて、たとえば簡単な組み立て作業(ボールペンの組み立て、電機部品の組み立て、段ボール箱の組み立て、割り箸の袋入れなど)をするなら、スタッフは半分以下に減る。設備投資も長机くらいですむから、パン屋の10分の一以下ですむだろう。それでも、障がいのある人たち対する福祉サービス(就労訓練)の報酬は同じだ。だから「パン屋を辞めた方が儲かる」というわけだ。運営は格段に楽になるだろう。
 では、どうして儲からないパン屋を辞めないか。それは障がいのある人たちに面白いと思える仕事を提供できるからだ。パンは結果が見えるので、仕事として楽しいし、やりがいがある。結果を見届けることのできる外販は、だから大人気で、毎週自分が外販に出かける日をみんなとても楽しみにしている。
 簡単な組み立て作業は、ほとんどの場合、大量に品物が来るから、やってもやっても終わりがない。終わりのない仕事は、結果が見えないので、辛いものがある。同じことの繰り返しの仕事は、やはり飽きが来る。
 仕事が楽しいこと、それを大事にしたいから、儲からなくても、運営がいつも苦しくても、パン屋は辞めたくないなと思う。
 

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