カナダ報告会がありました。
江原さんがこれからコンサート会場に駆けつけるので1時15分までしかいられないと、トップバッターでダイちゃん、辻さんと「さかなはおよぐ」のアラビア語の部分をやってもらいました。
前日に連絡したら、辻さん、アラビア語のプリントをカナダで捨ててしまったとお母さんが笑いながらおっしゃってて、ちょっと焦りましたが、いろいろこだわりを持ちながらも、終わったらぱっと捨ててしまうあたりが辻さんらしいと思いました。江原さんの持っていたコピーで朗読しました。カナダで朗読してからもう一ヶ月たちますが、つまずくこともなく、すらすら読んでいました。記憶力が半端じゃないですね。
ダイちゃんとのコラボは、こちらも一ヶ月練習が途絶えたことを全く感じさせない演奏ぶりでした。レクイエムという曲で、途中ダイちゃんがフリーでたたくところは久しぶりのせいか、気合いが入っていました。ただただうまいです。
そのあと、pvプロボノの信田さんが徹夜で作ってくれた資料をスライド上映。まずはANCA自閉症フェスティバルの簡単な説明。
いろいろ混乱もあり、運営上の問題は感じましたが、それでも34カ国もの国から人が集まるというのは、やはりこのフェスティバルにそれだけの魅力があるのだろうと思います。レオノーラさんのエネルギッシュな活動にちょっと圧倒されました。
ぷかぷかさんとそのご家族、江原さんとそのご家族、記録映像の吉田さん、pvプロボノ関係者、ぷかぷかスタッフなど、総勢18名で参加。気がつけば、参加団体の中で一番大きかったとか。
9月30日、プロモーションビデオカナダ版を上映しました。
障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい、そうすることで社会は豊かになる、というメッセージは言葉の壁を越えて届いた気がしました。
9月30日の午後、詩の朗読をしました。
この朗読の前に上映したプロモーションビデオの中に演劇ワークショップで「生きる」の詩を朗読するシーンが入っていたので、多分伝わるものは伝わったと思います。
9月30日の夜、パレスチナの絵本「さかなはおよぐ」の朗読と演奏をしました。
これは文句なしにいい舞台でした。レオノーラさんが絶賛していました。
そして、「ぷかぷかさん カナダをゆく」の記録映像をまとめます。
カナダで撮った20分程度の映像を見ました。吉田さんが徹夜で作った映像です。短い映像でしたが、やはり言葉で語るよりもはるかに伝わってくるものがありました。これが映像のチカラだと思います。
撮りためた映像は100時間くらいあるそうです。見るだけで5日くらいかかるわけで、それをまとめることを考えると、私は気が遠くなりそうでした。
まだまだ編集の途中なので公開はできませんが、時々短い「特報」をアップする予定です。楽しみにしていて下さい。
本編の完成は来年4月を予定しています。
テラちゃんのお父さんが、「私は毎日イクミのそばにいて、とても幸せです。社会全般を見れば、経済的に豊かになっても「幸せ」が感じられない社会になっています。そんな中で、彼らの存在とか、彼らと一緒に生きることには、その「幸せ」を感じる社会になっていくヒントがあるような気がします」といったことを話されました。
レオノーラさんがプロモーションビデオの上映を決めたのは、映像の中にこの「幸せ」を感じたからだと思います。上映会のあと「happy」とか「Amazing」という言葉が聞かれたり、涙した人がいたのも、映像で「幸せ」を感じたからだと思うのです。
今回ぷかぷかさんがカナダに行くにあたって、ものすごくたくさんの人たちから応援をいただきました。彼らと一緒に生きることで生み出される「幸せ」をどこかで感じ、それを社会に広げていきたいと思っていらっしゃるのではないかと思います。
pvプロボノの人たち、吉田さん、江原さんの心をわしづかみにしたのも、「そばにいると、なんかいいんだよね」というささやかな「幸せ」ではないかと思うのです。それをうまく映画の中で表現できれば、と思っています。