ぷかぷか日記

タカサキ日記

  • 退屈な乗車時間が、とても楽しくなります。
     先日書いた「苦情の電話と希望の物語」 http://pukapuka-pan.hatenablog.com/entry/2014/12/16/160534 を読んだ方から感想が送られてきました。    私は、何度かツジさんと同じ電車に乗ったことがあります。  退屈な乗車時間が、とても楽しくなります。  ツジさんのつぶやきを聞きながら  作曲家の名前を挙げているんだな、とか  国名をいっているな、とか  よくこれだけ覚えているな…などなど思い、楽しんでいますよ。  でも、これは、ぷかぷかさんを通してツジさんのことを知っているから、  素直に楽しめるのかな…とも思います。   そして、ぷかぷかさんと通して、ツジさんや、アサノさん、ダイちゃんなど  いろいろな方を知ることができて、楽しいことが増えたことに、とても感謝してい  ます。    ツジさんはパン屋でも電車の中でも、のべつしゃべりまくっています。そのおしゃべりを「うるさいな」と思うひとと、感想を送ってくれた方のように「楽しい」と思う人がいます。その分かれ目は、ツジさんを知っているかどうか、です。感想を書いてくれた方は、緑区役所のパン販売でツジさんと知り合いました。その後、仕事の上でもおつきあいする機会があり、ぷかぷかのメンバーさんたちと、とてもいいおつきあいをしています。  ツジさんと同じ電車に乗り合わせると、 「退屈な乗車時間が とても楽しくなります」  とまで書いていただき、とてもうれしい気がしました。  「うるさい、なんとかしてくれ」と苦情の電話を入れる関係よりも、こうやって、おしゃべりを楽しめるような関係の方が、お互い気持ちよく社会の中で生きていけます。そういう関係をもっともっと広げていきたいと思っています。    ぷかぷかのパン販売は毎週水曜日のお昼休みに緑区役所(現在は仮庁舎)、毎週木曜日に瀬谷区役所、第2,第4月曜日に旭区役所で行っています。ぜひおいでください。おいしいパンをいっしょに、あたたかなお土産をいっしょにお持ち帰りください。
  • 笑顔Tシャツをいっぱい描く理由
     ケンさんがパン屋のカウンターで、天気予報に洗濯指数のTシャツを描いていました。ケンさんのTシャツはみんな笑っています。見ているだけで、幸せな気持ちになります。気象庁発表の洗濯指数のTシャツ見ても、当たり前ですが、こんな気持ちにはなれません。  笑顔を描き込み、それをいっぱい並べるアイデアはケンさんが考え出したもの。  ケンさんはやっぱり世の中に幸せを振りまいてるんだと思います。みんな幸せになって欲しいって思ってるんだと思います。だから笑顔のTシャツをいっぱい描くんだと思います。こういう人とはやっぱりいっしょに生きていった方が絶対「得!」だと、あらためて思うのです。
  • 苦情の電話と希望の物語
     先日、通勤のバスでとても迷惑している、という苦情の電話が入りました。社会人も学生も、毎日一刻を争って通勤している。それなのにお宅に通っている人たちは、平気で横入りして、並んで待っている人たちはみんな迷惑している。始まりの時間を少し遅くするとかできないのですか?という電話でした。  迷惑をかけていることについては謝罪しました。時々横入りしている利用者さんにはあらためて厳重注意しました。ご家庭にも連絡し、注意していただくようお願いしました。これでも改善が見られない場合は、ゆっくり出勤するのではなく、いつもより30分くらい早く出勤してもらうことも検討しています。  ただ、いくらこういうことをやっても、絶対大丈夫、ということはあり得ません。ここから先はやはり社会に任せるしかありません。つまり、社会が彼らとおつきあいしていくしかないと思うのです。  彼らは社会から隔離されているのではなく、社会の中で生きています。ですから、いつだって彼らと遭遇する機会はあります。遭遇したとき、彼らのことを少しでも知っていると、対応が多分違ってきます。今回も、順番を無視して横入りする彼らをその場で注意すれば済んだ話です。全く相手を知らないと、注意することも躊躇してしまいます。それでぷかぷかに電話してきたのだろうと思います。  ただそれで問題が解決するか、というと、どうもそうではない気がします。  バスに乗るときは列に並んで待つ、というルールを守らなかった彼ら自身の問題は確かにあります。ただ「彼らだけが問題」とする限り、今回のような「不幸な遭遇」は、どこまで行ってもなくなりません。今のこの社会の中でいっしょに生きているわけですから。  「不幸な遭遇」は、お互い知り合う機会あれば、避けることができたと思います。そうであれば、お互い知り合う機会を作ることは、お互い気持ちよくこの社会の中で生きていく上で、とても大事なことになります。    彼らとのいい出会いから始まった素敵な物語を紹介します。  ある区役所での外販の売り上げが4年で10倍に伸びました。パンがおいしいことはもちろんあるのですが、スタッフだけで売りに行ったのではとてもこんなには伸びません。売り上げの底上げをしたのは、やはり利用者さんたちの、なんともいえない魅力でした。  外販のある木曜日をとても楽しみにしているお客さんがたくさんいます。彼らのにぎやかな声を聞いただけで、「あっ! きたきた!」とわくわくするそうです。彼らと会って、何か話をするわけでもなく、ただひとことふたこと言葉を交わしたり、「やぁ〜!」って楽しそうにハイタッチしたり、リエさんに今日のおすすめを聞いたり、計算王子ことtuji-kunに値段を暗算で計算してもらったり、たったそれだけのおつきあいを、みんなとても楽しんでいるのです。  どちらかといえば社会から疎外されている彼らと、毎週会うのを楽しみにしている人がいるって、なんかすごいことだな、と思うのです。しかも、そういう関係をスタッフではなく、彼ら自身が自然に作った、というところが、ほんとうにすごいと思うのです。  こういう関係が広がっていけば、社会はお互いが生きやすい方向へ少しずつ変わっていきます。彼らがパンの販売をすることで、少しずつでも社会が変わっていくなら、これほどすばらしいことはありません。  ある区役所でのパン販売は、そんな希望の物語を私たちに見せてくれたように思うのです。                                          
  • ぷかぷかしんぶん配布しました
     ぷかぷかしんぶんの配布に行きました。  今日もカフェの前のケヤキがきれいです。そのケヤキの下を通って、いざ出陣。   広い団地です。迷わないように「あなたはこちら」「あなたはあっちの棟」と、てきぱきと指示を出します。手に提げた袋にはしんぶんがいっぱい。    一軒一軒のポストに入れていきます。5年前、初めてしんぶんを配布した頃は、「何?これ」という感じでしたが、今ではすっかり定着して「ああ、ぷかぷかさんね」と受け止めてくれます。毎月毎月メッセージをきちんと届けてきた甲斐があったとつくづく思います。ざっと数えて56号です。    配り終えての帰り道、冬の日差しがきれいでした。  
  • 十六穀食パン
     十六穀を練り込んだ食パンを1月から販売します。昨日試食したのですが、すばらしくおいしいです。ようやくぷかぷからしいパンができたかな、という思いです。  十六穀は「発芽玄米、もち玄米、丸麦、胚芽押麦、もち麦、青大豆、もち黒米、もちきび、もち赤米、もちあわ、黄大豆、小豆、ひえ、ハト麦、黒大豆、とうもろこし」で、健康にいいものがたくさん入っています。  食感もいいです。ぜひお試しください。  1月6日(火)から販売をします。   十六穀がしっかり入っています。
  • 仕事に誇りを持って
     ももこさんがすばらしいバッグを作ってくれました。   この誇らしげな顔。仕事に誇りが持てるっていいですね。  
  • 今度アメリカに行きます
     まーさんの死にたい病がまたぶり返したのか、先週、突然 「今度アメリカに行きます」 といい出しました。なんで?と聞くと、 「アメリカに行って安楽死します」 アメリカは安楽死が認められているからだそうです。 「表現の市場でマッキーといっしょに舞台に立ったときのあの熱い時間はどこへ行っちゃったの?」 「あれは楽しかったけど、やっぱり死にます」 落差を埋める言葉が一切ないので、説得の言葉が見つかりません。   自分のホームページには最近明るい話ばかりだったのですが、どうしたのかなぁとちょっと心配しています。 http://pukapuka-pan.xsrv.jp/index.php?まーさんのページ    http://pukapuka-pan.xsrv.jp/index.php?まーさんの物語    
  • よく食べました
     金曜日、おひさまの台所のショーウインドウにこんな絵が貼ってあって、思わず笑ってしまいました。   「よく食べました」って、どういう意味?って考えること自体がなんだか恥ずかしいというか、そんな気がするすばらしいコピーだと思いました。  こんな絵が勝手にどんどん貼られるのがぷかぷかのお店のいいところです。      「ぷかぷか」は利用者さんたちが支えていることがよくわかります。彼らがいることが「ぷかぷか」の魅力です。その魅力は「彼らとはいっしょに生きていた方がいいよ」というメッセージそのものだと思います。
  • みんな自分の思いを表現したがって
     今日はお店がお休みで、みんなでカラオケに行きました。25人も参加し、二部屋に分かれて歌いました。いつもと全く違う顔で歌いまくっていて、こういう本音の顔をする彼らって素敵だなと思います。歌詞に託したそれぞれの思いが見えて、ああ、こんなこと考えてたんだ、こんな思いでいたんだ、といつもと違う彼らと出会った気がしました。  にしても、元気ですね、こういうときの彼らは。ほれぼれするくらい生き生きとしています。ミニ「表現の市場」だなと思いましたね。 みんな自分の思いを表現したがっているんだと思いました。
  • 肉まん
     おいしい肉まんが毎日12時に蒸し上がります。平田牧場三元豚を使ったジューシーな肉まんです。長ネギのぶつ切りが、いい感じの食感を生み出しています。限定10個なので、すぐに売り切れます。   写真よりも利用者さんの描いた絵の方が何倍もいいですね。
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