ぷかぷか日記

カナダ物語

  • クラウドファンディングがはじまりました。
    映画『ぷかぷかさん カナダをゆく』のクラウドファンディングがはじまりました。 ぷかぷかさん達のカナダ珍道中です。ぜひ応援して下さい。 motion-gallery.net  情報の拡散、希望しています。よろしくお願いします。  
  • ダイちゃん、まるで目が覚めたように
    辻さんがチェコスロバキアから帰ってきて、一週間ぶりに三人でけいこ。旅行が楽しかったのか、日本語の朗読はところどころ忘れていました。アラビア語はプリントを見ながらなので、一週間間あいてもすらすら読んでいました。 アラビア語の朗読と音楽を合わせました。 www.youtube.com    江原さんの演奏がすごい迫力なので、ダイちゃんの太鼓が入りにくそうでした。好きにたたいていい、思いっきりたたいていい、といわれても、プロの演奏に飛び込むのは至難の業。江原さんが目で合図を送ったり、声をかけたりしていましたが、なかなか思いっきりたたくということができません。  作戦を変え、江原さん「やぁ!」とかけ声をかけました。するとダイちゃん、まるで目が覚めたように自分でも「やぁ!」をかけ声をかけ、いつもの元気なダイちゃんを取り戻しました。 www.youtube.com  9月24日(日)カナダツアー・キックオフ&映画「ぷかぷかさん カナダをゆく」クランクイン&壮行会をやります。  朝9時からぷかぷかの前の団地集会室で江原さん、ダイちゃん、辻さんのユニットによる「さかなはおよぐ」朗読と演奏をフルバージョンでやります。日本語、英語、アラビア語で朗読し、その間に音楽が入ります。  10時からは英語の字幕の入ったプロモーションビデオカナダ版の上映があります。英語の字幕が入ると、いよいよ世界に向けてメッセージの発信!と、なんだかわくわくします。「いっしょにいると 心ぷかぷか」は「This is Puka-puka」です。「これがぷかぷか!」という感じでしょうか。海外の人たちにうまく伝わるといいなと思います。  11時からは「ぷかぷかさんのおひるごはん」でおいしいものを食べながら、みなさんのあいさつがあります。セノーさん、テラちゃん、ダイちゃん、ツジさんたちもあいさつします。  ご都合つくようでしたらお越し下さい。会場が狭いので、参加される方は高崎宛にメール下さい。pukapuka@ked.biglobe.ne.jp     明日motiongalleryというサイトで「ぷかぷかさん カナダをゆく」という映画作りのためのクラウドファンディングが立ち上がります。熱い思いを書きました。あちこち拡散して下さい。 motion-gallery.net
  • 今日の江原さんの演奏は気合いが入っていました。
      辻さんがチョコスロバキアに行っているので、今日はダイちゃんと江原さんの二人きりの練習。  今日の江原さんの演奏は気合いが入っていました。『さかなはおよぐ』のアラビア語の朗読の中で、死んださかなを描かされた場面で弾く曲です。怒り、悲しみ、やりきれなさがあふれていました。「レクイエム」という曲で元朝日新聞の記者松井やよりさんの追悼の音楽会で弾いたものだそうです。江原さん作曲です。 ajwrc.org     ダイちゃんと気持ちを合わせたいと、江原さんも一生懸命でした。江原さんに 「好きなようにたたいていいんだよ」 といわれても、江原さんの気合いの入った演奏を前にすると、そこに入り込むのはすごく大変。それでもダイちゃんの天性のセンスで、なんとかくらいついていました。 www.youtube.com    今日はカメラマンの吉田さんも撮影に来ていて、来週は練習のあと、コンサートに向かう江原さんを追いかけて、舞台に立つところまでを撮影するそうです。ぷかぷかさんと練習したあと、その足でコンサートに向かい、プロとして舞台に立つ、その姿を撮る、というわけです。江原さんの姿勢、生き方がよく見える映像になると思います。そんな江原さんの生き方に支えられて、今『さかなはおよぐ』プロジェクトが着々と進行中です。  9月30日、バンクーバーで初演です。来年1月21日(日)みどりアートパークで行う「第4回表現の市場」でお披露目します。
  • 今日もシリア人のアーセムさんがアラビア語のレッスンのためにやってきました。
     今日もシリア人のアーセムさんがアラビア語のレッスンのためにやってきました。   辻さんが読んでいるテキストはこれ。アルファベットで表記してあるのですが、読むのはとてもむつかしいです。英語の通訳をやっている辻さんのお母さんは「私にはとてもじゃないけど読めません」と言ってました。 www.youtube.com    今日は江原さんの息子さん暖人(はると)くんも加わっての練習でした。暖人くんの木琴が入ることで、音に広がりが出てきました。   ものすごい迫力です。「さかなはおよぐ」の最後に入る音楽です。 www.youtube.com  
  • 江原さんがここまでやってくれる理由を映画の中で描けたら、と思っています。
     今日の練習風景。  日本フィルハーモニーのチェロ奏者江原さんは、本当にやさしい人です。ぷかぷかさんがうまくできなくても根気よくおつきあいしてくれます。見ていて、本当に頭が下がります。福祉の世界の人でもないのに、この優しさはなんなんだろうと思います。  去年の演劇ワークショップにチェロを弾きに来て、そのときにぷかぷかさんに一目惚れ。以来ずっとおつきあいが続いています。 www.youtube.com    今日は夕方、サントリーホールでコンサートがあるそうです。写真のような格好だったので、 「舞台に上がるときの服はホールに置いてあるんですか?」 と聞くと、 「いや、このデイバッグにくるくる丸めて入ってるんですよ。はははは」 こどもから借りたという薄汚れた小さなデイバッグに、燕尾服がくるくる巻いて入っているのだそうです。早めに会場について、ハンガーでつるしておくと、しわが伸びるそうです。    カナダに出発する前日まで毎日こんな格好でけいこに来てくれます。すべてボランティアです。江原さんがここまでやってくれる理由を映画の中で描けたら、と思っています。    靴だけは革靴でした。
  • 映像の背景にあるものも写し込んで、ようやく映像に深みが出てくる
     『さかなはおよぐ』の練習のあと、pvプロボノの中島さん、映画『ぷかぷかさん カナダをゆく』の監督吉田さん、それに私でカナダの映画について話をしました。    カナダを旅すれば、それなりにおもしろい映像は撮れるが、それだけでは平板なものになってしまう。今回の旅のきっかけを作ったpvプロボノの内山さんは、どういう思いでぷかぷかのプロモーションビデオをレオノーラさん(国際自閉症フェスティバルの中心人物)に紹介し、レオノーラさんはどんな思いでそれを受け止め、フェスティバルで上映しようと思ったのか、そもそもレオノーラさんはどうして国際自閉症フェスティバルを始めたのか、そのレオノーラさんとぷかぷかをつないでくれているkieさんは、どんな思いでつないでくれているのか、といった話が加わって、ようやく映像に深みが出てくる、といった話を中島さんはしてくれました。  なーるほど、と思いました。映像の背景にあるものも写し込んで、ようやく映像に深みが出てくるわけで、いろんなおもしろいハプニングが撮れても、それだけでは平板な作品にしかならない、という話でした。  そういう意味では、今日辻さんにアラビア語朗読のレッスンに来てくれたアーセムさんもどんな思いで来たのかとか、アーセムさんを紹介してくれたり、『さかなはおよぐ』の原書を探して中東の現地まで連絡してくれた人たちはどんな思いでやってくれたのか、の話も加わってくると、『さかなはおよぐ』の朗読と音楽会が、ものすごく豊かな映像になります。  辻さんが昨日朗読に使ったアラビア語の原書のPDFは、レバノン大学の先生が送ってくれたものです。そんな遠いところの人を動かしたものはなんなんだろうと思います。  やはりこれだけの人を動かすものが、この『ぷかぷかさん カナダをゆく』プロジェクトチームにはあるのだと思います。それをどこまで写し込めるかが大きな勝負所になりそうです。  だから何を撮るのかをあらかじめ整理し、どういうところに着地点があるのかもある程度イメージしながら撮っていった方がいい、と中島さんはアドバイスしていました。  映画作りのプロですね。その中島さんを中心に作ったプロモーションビデオがカナダとぷかぷかをつなぎ、今回の壮大な物語がはじまりました。  物語がどんなふうに進んでいくのか、楽しみにしていて下さい。
  • 人と人との偶然の出会いから生まれる新しい物語
     カナダの世界自閉症フェスティバルで日本フィルハーモニーのチェロ奏者江原さんとダイちゃん、辻さんのユニットで絵本『さかなはおよぐ』の朗読と音楽会をやります。朗読をするツジさんは、日本語、英語、アラビア語(『さかなはおよぐ』はパレスチナの絵本で原書はアラビア語で書かれています)で朗読します。  そのアラビア語がさっぱりわからないので、東大中東地域研究センターの長澤先生の紹介でリビアからの留学生アーセムさん が辻さんのフォローにやってきました。アーセムさんは東大医学部の学生さんです。   アラビア語の朗読と音楽を合わせます。 www.youtube.com    アーセムさんはまずアラビア語の発音をアルファベットで表示してくれました。   そのアルファベットを辻さんが読むのですが、アラビア語独特の「kh」の発音などは何度やってもうまくいきません。それをアーセムさんは一つ一つ丁寧に教えてくれました。   www.youtube.com  今日は絵本の核心部分ともいえるところを読んだのですが、辻さんの才能のおかげで、アーセムさんの評価はなんと90%OKということでした。アラブの人にも90%伝わる、という意味です。    今回東大中東地域研究センターの方々のたくさんの協力をいただいています。協力いただいている方の思いがメールに書かれていました。『さかなはおよぐ』は中東の人たち、それに関わる人たちにとっては特別な絵本なのかも知れません。   ●●●  アラビア語がわかっているわけでない日本人の若い男性に暗唱される、豊かな調べに乗せて。想像するだけで興奮してしまいます。そんなわけで、長沢栄治もカリーマ師岡さんも、レバノンの教授も、原作探しを手伝った鈴木くんも山本さんも、他に何人もが心を尽くして応援しているわけであります。一緒に夢を見ている人たちです。それは中東の人たちへの想いにあふれてもいます。   不思議なものです。諏訪のハーモ美術館のホールでのコンサートに、エジプトの中野さん夫妻からお知らせいただかなかったら、私は江原さんにお会いしていませんでした。諏訪のコンサートでの江原さんの自己紹介で、日比谷高校という言葉を聞いていなかったら、コンサート後に江原さんに話しかけていなかったかもしれません。袴田くんのサウジ公演参加の話をしなかったら、さかなはおよぐ、に繋がらなかったかもしれません。そもそも江原さんがぷかぷかに関わっておられなかったら、こんな展開はなかったと思います。不思議な縁があった、結び目がタイムリーに見つかった、他に色々。   神のお導き、祝福のように思えてきます。   私はぷかぷかのファンになりました。あの短いビデオは、力があります。素晴らしいです。  ●●●    人と人との出会いの不思議さを思います。そしてその出会いから生まれる新しい物語。9月30日、カナダのバンクーバーで初演を迎えます。
  • 「さかなはおよぐプロジェクト」の話
     日本フィルハーモニーのチェロ奏者江原さんがダイちゃん、辻さんと組んでパレスチナの絵本『さかなはおよぐ』の朗読と音楽を組み合わせた作品にチャレンジしています。朗読は辻さん。日本語、英語、アラビア語で朗読します。 江原さんのイメージはこんな感じです。    ●●●   さかなはおよぐを50分〜60分構成にし、英語で、さかなはおよぐをざっと解説 日本語版 大くんとコラボ演奏 上を向いて歩こう、 アラビア語版 チェロソロ 英語版 グループ演奏4曲を入れてので完全版 日本語版、アラビア私の版は名場面をピックアップ。全文でなく一番印象的な場面をピックアップしたほうが、辻さんの集中力で、聴衆を惹き付けるシンプルな構成になると思いました。 今回は英語圏で行うのでメインは、英語を完全版 日本語圏で行うときは、日本語で完全版 イスラム系の聴衆を中心に行うときは、アラビア語で完全版 辻さんにはどのパターンでもできるように練習していただく。  ●●●   と、こんな感じです。 アラビア語の朗読をめぐって、様々な出会いが重なって、たくさんの人たちが動いてくれています。時系列で紹介します。   ●●● 奇跡の軌跡 さかなはおよぐプロジェクト Special thanks 高崎明、奴田原睦明教授、細井明美、上東麻子、伊藤優美、モハメド シャムス、長澤栄治教授、長澤美沙子、鈴木啓之、マスウード・ダーヘル教授、師岡カリーマ 、 and ハサン アブダッラー、ヒルミー トウニエ    This is not a fishこの魚は、魚じゃないIf it is a true fish, it is either living or dead本当の魚なら、生きているかしんでいるか どっちかだThis fish is neither alive nor deadこの魚は 生きても死んでもいないや  7月初め、ぷかぷか高崎さんから8月13日に行うプロモーションビデオ上映会での演奏依頼が入り、わたしはぷかぷかに「さかなはおよぐ」を提案しました。私が大好きな、イマジンと自由を根幹としたこの絵本と、ぷかぷかの、のびのびと生きる姿がピタリと一致したからです。私はぷかぷかの辻さんに、さかなはおよぐを使って、自分たちの生き方をメッセージとして伝えMessengerになって貰おうと思ったのです。    7月16日  細井明美さんに、「さかなはおよぐ」について、原本を探している、心当たりはありませんか?とメールを送る。→素敵な絵本ですね。アラビア語では「魚を死なせないために」というタイトルになってます。アラビア語と英語で検索したけどヒットしませんでした。翻訳された奴田原先生ならご存知かもしれませんよ    7月19日  8月13日のコンサート準備不足に付き中止決定    7月21日  高崎さんよりカナダバンクーバーでの国際自閉症フェスティバルにぷかぷかプロモーションビデオ上映決定の連絡と私に演奏での参加依頼が入る 同日、毎日新聞の上東麻子さんに、翻訳者、奴田原さんの連絡先を調べられないか打診をする    7月27日  上東さんからメール→こんにちわ、奴田原さんの連絡先、こちらでわかる分で電話してみたのですが古い番号でつながりませんでした。ちなみに住所は豊区西袋3「奴田原ビル」。まだこちらにいて番号が変わったのか、もう住んでいないのか不明です。出版社は倒産、外語大学も分からないとの返事でした。あまりお役にたたずすみません    8月1日ニューヨーク在住クラリネット奏者伊藤優美さんからメール→江原さん、ご無沙汰しております。おげんきですか?実は来週8月10日と17日にチェロとクラリネットとピアノのトリオで演奏会を諏訪でやるはずだったのですが、チェロが急遽ニューヨークからビザの関係で来れなくなてしまい…江原さん、お忙しいと思うのでダメ元でのお伺いなのですが、まさかまさか、どちらかの日だけでもやっていただくことはできませんでしょうか? 私から伊藤さんへ→もしかすると両日空いてるかもしれません、今合宿に来ていてスケジュールを持ち合わせていませんが、今日中に返事します    8月2日 河出出版の町田さんから→初めまして。河出書房新社編集部の町田と申します。奴田原先生ですが、現在、メールも電話もお使いにならないので、基本的に手紙でのやりとりのみが連絡手段となります。奴田原先生へのお手紙を私宛にお送りいただけましたら転送いたしますので、、、    8月10日諏訪マルメロ音楽祭クラリネット伊藤由美、チェロ 私、ピアニストはエジプト人のモハメド シャムス。モハメドさんの取材でNHK関係、旅行代理店の方々が演奏会に来ていました。そして、取材の方に同行していらっしゃったのが東京大学東洋文化研究所(中東地域研究センター)教授 パレスチナ学生基金理事長 長澤栄治さん渡された名刺を見て、ふと「さかなはおよぐ」奴田原 睦明(のぶあき)さんの事を尋ねてみたところ、長澤さんが 「わたしは奴田原さんの弟子です。よく知っていますよ、先生は少しアラビア語に意気消沈し、アラビア語のほとんどの蔵書を処分し、今、五島列島に移り住み、隠遁生活をされています。電話番号もありますよ、、、たぶんさかなはおよぐは残されているんじゃないな、、」   8月15日奴田原さんに電話したところ、「さかなはおよぐ」を探してみると奥さんが対応されました。  8月16日奴田原さんから電話。さかなはおよぐも処分し所持していないとの事、私のパレスチナの友人はみんな行方不明だというお話をされました。今は長澤さんにおまかせしているので、連絡を取ってくださいとのことでした。   私は早速、長澤さんにぷかぷかのプロモーションビデオを送り、バンクーバー国際自閉症フェスティバルで行う「さかなはおよぐ」をアラビア語、英語、日本語の3カ国で行いたい、原書の手配をお願いしたいという趣旨のメールを送りました。   14:09長澤さんから→さかなはおよぐ」のアラビア語原本ですが、若手研究者の鈴木啓之さん(日本学術振興会特別研究員@日本女子大学)にお願いしたところ、さっそく探し、発注していただきました。到着には1カ月ほどかかるようです。    8月25日長澤さんから鈴木啓之さんがネットのアラビア語図書購入サイトで発注した本は欠品だったのですが、昨日、友人のレバノン大学の歴史研究者、マスウード・ダーヘル教授に妻と一緒にメールを送り、お願いしたところ、さっそくお返事があり、出版社も近く、作家のハサン・アブドッラー氏も友人であるとのこと。またそれからすぐに添付ファイルのようなアラビア語原本のPDFファイルも送っていただきました。 また、昨晩、ダーヘル先生からのお返事を受け取っていたとき、偶然ですが講演(アラビア語の詩の歴史とパレスチナ問題)をお聞きしていた師岡カリーマさんに 朗読による音声データの作成とさらに時間があれば発音の指導についてもお願いすることができました。 師岡さんはお父様が東京外語大学で客員教授もされたエジプト人のアラブ文学の先生で、ご本人もエジプトでお育ちですのでアラビア語のネイティヴの方でNHKや大学の講義などでご活躍。多くの著書(日本語)があります。    8月26日長澤さんから絵本の文の作者のハサン・アブドッラー(Hasan Abdullah)さんは 今回 画像データを送ってくださったレバノン大学教授で著名な歴史学者 のマスウード・ダーヘル先生の友人。南部レバノンのヒヤーム( al-khiyam)という町 1944年生まれで 教職の傍ら詩人として活躍。 とくに児童書を中心に60冊以上の本を書かれています。絵の作者のヒルミー・トーニー(Hilmi al-Tuni)さんは 1934年中部エジプトうまれ。 エジプトやレバノンで数多くの個展。ベイルートには3年間お住まいになったことがあるということですので その縁でこの本の絵も描かれたのではないかと思います師岡さんによる音声データーが届く  ★アラビア語の音声データが残念ながら貼り付けることができません。 ●●●   今回の公演は、本当にたくさんの人たちの思いが込められています。    カナダ公演に向けて、毎日のように江原さん、練習にきています。 www.youtube.com www.youtube.com  来週にはアラビア語の先生にきてもらって、レッスンを受ける予定です。    ダイちゃんとのコラボも熱の入った練習が続いています。ここはダイちゃん即興で太鼓をたたいています。 www.youtube.com      
  • 「ぷかぷかさん カナダをゆく」には、エンターテイメントが感じられ、純粋に見てみたい。
    昨日「ぷかぷかさん カナダをゆく」の話を書いたら、コピーライターの方からこんなうれしい感想がきました。   ●●● タイトルに関しては、「ぷかぷかさん、カナダをゆく」は とても良いと思います。男はつらいよの寅さんとか、 釣りバカ日誌のはまちゃんをなんとなく彷彿させ、 個人的にはセノーさんが上を向いてバンクーバーの街を 歩いている様子が浮かんでます。   一般に”障がいのある人が出てくる映画”というと、 彼らはこんなに健気に生きているとか、親御さんの大変な苦労とかが フィーチャーされ、見ると考えさせられるけど暗い気持ちになる映画が 多いような気がします。   でも、「ぷかぷかさん、カナダをゆく」にはそれを超える エンターテイメントが感じられ、純粋に見てみたい!という気持ちが 刺激されるように思います。 ●●●    これを書いたのは、去年のプロモーションビデオの「いっしょにいると心ぷかぷか」の言葉を考えた方で、ぷかぷかに何度か足を運んでいるので、「ぷかぷかさん カナダをゆく」がどんな映画になるか、すぐにイメージできたのだろうと思います。  ぷかぷかさんのおかげで、カナダで新しい物語が生まれます。楽しみにしていて下さい。
  • ぷかぷかさん カナダをゆく
    ぷかぷかにはあまりお金がないので、カナダに行くための資金の一部をクラウドファンディングで集める予定です。これはその原稿です。この原稿がクラウドファンディングを運営するmotiongalleryの審査に通れば、motiongalleryのネット上に公開されます。 motion-gallery.net あっ、おもしろい!って思われたら、motiongallery上で、ぜひ寄付をお願いします。   ぷかぷか カナダに行くまでの経緯  「ぷかぷか」は横浜市緑区霧ヶ丘で障がいのある人たちの働くパン屋、お惣菜屋、ごはん処、アートスタジオを運営しています。代表の高崎が障がいのある子ども達に惚れ込んだところからはじまったお店です。彼らと一緒に生きていきたくて始めたお店です。ですから「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」というメッセージを日々Facebookなどで発信しています。そのメッセージを映像にして伝えたいと思いプロモーションビデオを作りました(pvプロボノ=プロの映像クリエイターの集まるスキルボランテアグループに依頼)。「いっしょにいると心ぷかぷか」というメッセージがぎっしり詰まったプロモーションビデオです。  この映像がANCA世界自閉症フェスティバルの映像担当者の目にとまり、カナダのバンクーバーで開かれる自閉症の人たちのアートフェスティバルで上映することになりました。カナダで上映決定    上映会にはスカイプで参加してもいいということでしたが、やはり現地でプロモーションビデオの反応を直接自分の目で確かめたいことと、自分の言葉でぷかぷかのメッセージを世界の人々に伝えたくて(フェスティバルには世界35カ国から参加)、現地に行くことにしました。     せっかくなので「ぷかぷかさん」(ぷかぷかで働いている障がいのある人たちのことを「ぷかぷかさん」と呼んでいます。よく言われる「障害者」ではありません。「いっしょにいると心ぷかぷか」になる人たちです。お互いが豊かになれるようなおつきあいです。)もいっしょに行くことにしました。言葉によるメッセージの発信だけでなく、「ぷかぷかさん」達といっしょに参加することで、外国の人たちと、たくさんの新しい出会いを作りたいと思いました。新しい出会いを作るのは、私たちではなく、どこまでも「ぷかぷかさん」たちのチカラです。 ぷかぷかさん  「ぷかぷかさん」達と行くと、多分、前代未聞の「珍道中」になります。想定外の楽しい出会いがあります。カナダを始め、外国の人たちが「ぷかぷかさん」達をどんなふうに受け止めるのか、すごく楽しみにしています。それぞれの国の社会が障がいのある人たちをどんなふうに受け止めているのか、が見えるからです。日本の社会とは多分、かなりちがいます。このちがいを知ることがとても大切だと思っています。    またとない機会なので、すべて映像の記録を撮ろうと思っています。    ぷかぷかさんの「珍道中」の記録は、『ぷかぷかさん カナダをゆく』という映画になります。抱腹絶倒しながらも、ぷかぷかさん達の作る出会いは、カナダからの新しい風を呼び込みます。     ぷかぷかさん カナダをゆく  ANCAというフェスティバルへの参加は、ぷかぷかのメッセージを世界に向けて発信する、今までにない大チャンスだと思っています。「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ」「いっしょにいると心ぷかぷか」のメッセージが、外国の人たちにどんなふうに受け止められるのか、とても興味があります。ぷかぷかにとってはメッセージがどれくらい普遍性を持っているのか、大きな勝負所だと思っています。    プロモーションビデオの中で、「ぷかぷか」は「Puka-Puka」という表現になります。日本語の「ぷかぷか」のイメージをどこまで伝えられるかが大きな課題になります。でも、いずれPuka-Pukaがそのまま世界中で通用するようになり、それが世界を変えるくらいになればいいなと思っています。そのプロモーションビデオを外国の人たちがどんなふうに受け止めてくれるのか、映像のチカラと、言葉のチカラ、それとぷかぷかのメッセージのチカラが試されます。    アメリカ人と日本人では障がいに関する考え方が大きく違います。そもそも英語では障がい者を「disabled people」とは言いません。障がいを持つ人は、障がいと共に生きる人「people with disabilities」という言い方をします。子どもの場合は、障がい児「disabled children」とは言わず、特別なニーズのある子ども「children with special needs」と呼ぶのが一般的です。あくまでも「人」に焦点を当て、「私たちには人間として同じ権利があることを強調する。」とアメリカで長く暮らす人がブログに書いていました。    障がいと共に生きる人「people with disabilities」という言い方がすばらしいと思いました。「人」をしっかり見ているのだと思います。    日本において、障がいのある人たちは「障害者」いわれ、存在を丸ごと否定するような言葉で表現されています。障害者は「社会のお荷物」「社会の負担」という受け止め方をされています。果ては「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」(犯人の言葉)と、2016年7月26日相模原で重度の障がいを持った方が19人も殺され、26人もの人が重症を負う、という悲惨な事件まで起こりました。    こんな事件が起こる社会は、やはり、病んでいると思います。どうしてこんな事件が起こってしまったのか、私たちはどうすればいいのか、の問いを、ずっと自分に、そして社会に問い続けようと思っています。それが事件を生んだ社会に生きる私たちの責任だと思っているからです。    『ぷかぷかさん カナダをゆく』の映画は、その責任の一つとして位置づけられます。私たちは事件を生んだ社会の中で、何ができるのか、その手がかりが、海外の人たちとの出会いの中で見つかれば、と思っています。   ぷかぷかな映画  募集するお金は、映画『ぷかぷかさん カナダをゆく』製作費と「ぷかぷかさん」4人、ぷかぷか代表者、映像カメラマンの渡航費の一部になります。映画製作は社会を変える小さな一歩になります。そして何よりも、募金をしてくれる方が、社会を変える一員になります。    『ぷかぷかさん カナダをゆく』の映画は、日本の社会にカナダの新鮮な風を送り込みます。風は、「障害者は社会のお荷物」「障害者は社会の負担」といった発想を問い直すものになります。そういう発想から自由になることができれば、障がいのある人たちへの目線が変わります。彼らと新しい出会いが生まれます。彼らとの出会いは私たち自身を豊かにします。    相模原障害者殺傷事件を生むような社会は、社会が許容する人間の幅が狭く、とても窮屈で、息苦しい社会です。そんな中で『ぷかぷかさん カナダをゆく』は、どこかホッとするような雰囲気があって、窮屈で、息苦しい思いをしている私たちを、いっとき解放してくれます。いっしょにいると心ぷかぷかになるような、そんな映画です。    障がいのある人たちは「社会のお荷物」ではなく、いっしょにいると心ぷかぷかになる人たちであり、私たちの心が豊かになる人たちです。社会全体をゆるやかに、心地よいものに変えていく人たちだと私は考えています。映画はぷかぷかさんのカナダの旅を通して、そのことを伝えます。    『ぷかぷかさん カナダをゆく』は私たちを変え、社会を変える「ぷかぷかな映画」なのです。    「ぷかぷかな時間」はホッと一息つける時間、ほっこり心があたたまる時間です。私たち自身が自由になり、自分を取り戻したりできる時間です。 「ぷかぷかな映画」はホッと一息つける映画であり、ほっこり心があたたまる映画です。私たち自身が自由になり、自分を取り戻したりできる映画です。 『ぷかぷかさん カナダをゆく』は「ぷかぷかな映画」なのです。    みなさまのあたたかいご賛同、ご支援を期待しています。     主な特典 3000円(ぷかぷかが好きコース) お礼のメッセージ、アート屋わんどの小物商品、『ぷかぷかさん カナダを旅する』上映会(11月5日(日)午後1時半〜みどりアートパークリハーサル室)招待券   5000円(ぷかぷかが大好きコース)  お礼のメッセージ、アート屋わんどの小物商品、『ぷかぷかさん カナダを旅する』上映会(11月5日(日)午後1時半〜みどりアートパークリハーサル室)招待券、ぷかぷかさんのお昼ごはんペア招待券   10000円(ぷかぷかが熱烈に好きコース)  お礼のメッセージ、アート屋わんどの小物商品、『ぷかぷかさん カナダを旅する』上映会(11月5日(日)午後1時半〜みどりアートパークリハーサル室)招待券、ぷかぷかさんのお昼ごはんペア招待券、映画のエンドロールにスペシャルサポーターとしてお名前記載。   20000円(ぷかぷかがいてもたってもいられないくらい好きコース)  お礼のメッセージ、アート屋わんどの小物商品、『ぷかぷかさん カナダを旅する』上映会(11月5日(日)午後1時半〜みどりアートパークリハーサル室)招待券、ぷかぷかさんのお昼ごはんペア招待券、映画のエンドロールにスペシャルサポーターとしてお名前記載。映画のDVD進呈   30000円(ぷかぷかがこれ以上我慢できないくらい好きコース)  お礼のメッセージ、アート屋わんどの小物商品、『ぷかぷかさん カナダを旅する』上映会(11月5日(日)午後1時半〜みどりアートパークリハーサル室)招待券、ぷかぷかさんのお昼ごはんペア招待券、映画のエンドロールにスペシャルサポーターとしてお名前記載。映画のDVD進呈、あなたの地域で高崎のお話付き上映会をプレゼント(会場は用意して下さい)。     想定されるリスクとチャレンジ  海外は言葉が通じません。習慣も違います。海外の人たちとおつきあいする上で、それは大きなリスクとなります。そのリスク故に、私たちはどうしてもいつもより引っ込み思案になってしまいます。私は英語ができないので、英語をしゃべる人を前にすると、なんとなく引いてしまいます。でもぷかぷかさん達は、そんなことは気にもしません。どんどん新しい出会いを作っていくのではないかと思っています。  ですから、そういう映像はどんどん撮れるのですが、そこで起こっていることをちゃんと理解していないと、せっかく撮れた映像が、意味不明の映像になる可能性があります。  そういうリスクを抱えながらも、多分言葉を超える楽しい出会いがあるのではないかと思っています。それをしっかり撮ってきたいと思っています。  身振り手振りで苦労しながらの出会いは、言葉を通しての出会いよりも、はるかに意味のある出会いだと思います。  そんなことを期待しながら、旅をしてきます。  結果を楽しみにしていて下さい。     ビッグチャンスに先行投資  カナダまで行くには大変なお金がかかります。お金をかけてでもいく価値があるかどうかの判断がむつかしいところです。今回は世界に向けてぷかぷかのメッセージを発信する大チャンスと考えました。世界に向けてメッセージを発信したからといって、かけたお金がすぐには回収できるわけではありません。それでも先行投資する価値はあると思っています。ぷかぷかのメッセージがどこまで届くのか、よくわかりません。それでも、今回のフェスティバルを開くカナダにはいままでにない新しい可能性、新しい広がりを感じるのです。そこにこそ、賭けようと思っています。    ぷかぷかさん達がカナダでどんなふうに受け入れられるかも、行ってみないとわかりません。言葉も習慣もちがいます。だからこそすべてが新鮮で、なんだかわくわくします。わくわくしながら映像の記録を撮ります。カナダの風がいっぱい詰まった映画になります。映画はあちこちで上映します。      長い文章読んでいただいてありがとうございます。あなたの中で、ちょっとでもわくわくするようなことがあれば、書いた甲斐があります。    あっ、おもしろい! 乗った! ということであれば、ぜひご協力下さい。    そう思われたあなたはもう私たちの仲間です。ぷかぷかさん達といっしょに社会を耕していきましょう。障がいのある人もない人も、みんなが気持ちよく暮らせる社会を目指して。  
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