ぷかぷか日記

医者が応援

白内障を手術してくれた医者が、ぷかぷかのホームページを見て、ぜひ応援したいとぷかぷか協力債を10万円も購入してくれ、今日その入金通知が届いた。

年末に左目に白内障、右目に黄斑上膜という病気が見つかり、大学病院を紹介してもらって受診したのだが、ベッドが一杯で5,6ヶ月待たないと手術できないという。
パン屋が始まると2週間も入院で休めないので、ネットで評判の眼科医のところへいった。

とても親切な説明で、黄斑上膜の難しい手術も日帰りでできるという。
何よりもこの先生なら安心して任せられるという雰囲気を持っていた。
診察のあと名刺までくれて、何かわからないことがあったらメールくださいといわれた。こんなことははじめてだ。

その夜早速メールを送ったのだが、すぐに丁寧な返事がきた。
何回かメールをやり取りしている中で、4月からパン屋を始めるつもりで、目が見えにくくて困っていたことを書いてホームページのアドレスを貼り付けておいたら、早速見てくれて、素晴らしい計画なので何かお手伝いしたいと連絡があり、今日、振り込みの通知があった。

昨日白内障の手術を受けたのだが、その3日前に生徒と格闘した際、顔面にもろに頭突きをくらい、鼻の骨にひびが入った。
手術の時、そのひびの入っているあたりを消毒したり、手術のカバーを貼り付けたりするので痛くて参った。
胸も何かにぶつけたようで、骨に異常はなかったのだがひどい打撲で、息をするのも辛い。手術中、緊張してからだがこわばるので、胸がしくしく痛んだ。

今朝、診察の前に眼帯を外したら回りが信じられないくらいクリアーに見え、世界はこんなにもきれいだったかとなんかちょっと感動してしまった。

3日前に格闘した生徒には今まで何度も殴られたり蹴られたりしているのだが、殴られても蹴られてもなぜかその生徒がかわいくてしょうがない。
朝、バスから下りてくるときにその生徒が笑顔でおりてくると、もうそれだけで幸せな気持ちになる。
これで油断すると、午後あたりにバシーンと強烈なパンチが飛んできたりするのだが、それでも懲りずに、その子にいつも寄り添ってしまう。

先日取材に来た新聞記者に「どうして彼らと一緒に生きていきたいのか」としつこくきかれたのだが、彼らと一緒にいるとそれだけで心が和むとか幸せな気持ちになるといった理由なんか言葉では説明できない。
とにかく彼らと付き合ってもらうのが一番で、だから街の中にパン屋を出すのだ。

最近の日記
カテゴリ
タグ
月別アーカイブ