ぷかぷか日記

つながり、という財産

 九州で障がい児ための放課後等デイサービス立ち上げでがんばっている方から

人とつながるために大切なこととは何ですか?」

という質問が来ました。ずばり直球の質問に、どぎまぎしながらも、誠実につきあっていくことだと思います、と答えました。

 こうやればすぐに人とつながれる、といった特効薬はもちろんありません。日々、誠実につきあっていくことを積み重ねていくことしかないと思うのです。

 幸い《ぷかぷか》はこの3年半でたくさんの人と新しいつながりを作ることができました。《ぷかぷか》を始めてなかったらできなかったつながりです。

 始めた当初はほんとうに大変でした。資金繰りがうまくいかなくなったり、障がいのある方への苦情の電話が入ったり、途中で何度も、もうダメかも、と思ったこともありました。そんな中で《ぷかぷか》を支えてくれたのは、少しずつできてきた人のつながりでした。

 パンおいしいですよ、といって下さるお客さん、毎週ぷかぷかの外販をすごく楽しみにしてくれている区役所の人たち、毎日のようにクリームパンを買いに来てくれる小さなお客さん、にっこり笑ってくれる赤ちゃん。そういったつながりが、今にもこけそうな《ぷかぷか》をしっかり支えてくれたのです。

 人のつながりは、かけがえのない大きな財産です。この財産をこれからも大切に育てていきたいと思っています。お金は増えませんでしたが、このかけがえのない大きな財産だけは、確実に増えたと思います。《ぷかぷか》は貧乏ですが、この財産のおかげで、心はとても豊かです。

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