ぷかぷか日記

新しい文化を創り出す

 20年ほど前、養護学校の生徒たちと地域の人たちでワークショップをやっていた頃、障がいのある人たちといっしょに創り出す作品は「新しい文化」と言っていいのではないか、とあちこちで語ったことがあったのですが、きちんと受け止めてくれる人は皆無でした。

 この6月から始まったワークショップの企画書にもその「新しい文化」という言葉を入れているのですが、今回は共感する人が多く、みどりアートパークの館長は企画書を読んで「共催」を提案してくれました。ようやくそういう言葉を認めてくれる世の中になったんだと思いました。

 ぷかぷかは「障がいのある人たちと一緒に生きていこうよ」というメッセージを発信しています。その方が私たち自身が豊かになる、と思うからです。人生が豊かになる、という意味です。

 人生を豊かにするものは文化です。だとすれば、ぷかぷかが創り出しているのは、まさしく「新しい文化」と言っていいものだろうと思います。

 「障がいのある人たちと一緒に生きていく」という一つの生き方が新しい文化を創り出す、ということ。ぷかぷかが街の中にあることの大きな意味が、また一つ加わったように思います。 

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