ぷかぷか日記

「あなたが必要」と思える関係が自然に

  1月7日(木)みどりアートパークで映画「ぷかぷか」の上映会があります。ぷかぷかのメンバーさんと地域の人たちが一緒になって芝居づくりをしたときの記録映画です。月一回集まって、6ヶ月かけて芝居を作り、できあがった芝居はみどりアートパークのホールの舞台で発表しました。映画はその6ヶ月間の記録です。

 残念な話ですが、障がいのある人たちは「効率が悪い」「理解力がない」などと社会の邪魔者扱いされることが多いのが現状です。演劇ワークショップは、社会からそんなふうに邪魔者扱いされている彼らが「ほんとうは必要」と思える関係を自然に作り出します。「あなたにいて欲しい」と素直に思えるような関係が自然にできてしまうのです。意図的にそういう関係を作るのではなくて、自然にそういう関係ができるところが演劇ワークショップのすごいところだと思います。

 演劇ワークショップは、障がいのある人たちに何かをやってあげる、という感覚ではなく、お互いフェアな関係でやっていきます。フェアな関係でやる中で、「あなたにいて欲しい」「あなたが必要」と思えてしまうのは、どうしてなのでしょう。

  映画「ぷかぷか」を見ると、その理由がぼんやり見えてきます。

 社会の邪魔者扱いされている彼らに対し「あなたが必要」「あなたにいて欲しい」と思えるような関係が自然にできてしまうって、考えてみればすごいことだと思います。「インクルージョン」とか「障害者差別解消法」なんて理屈っぽいもので無理矢理やるのではなく、ごく自然に「あなたが必要」って思えるのですから。

 障がいのある人たちと一緒に生きていく手がかりが、一緒に生きていくとこんなにも豊かなものができあがるということが、この映画からは見えてきます。

 見なきゃ絶対に損!ですよ。 

 

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