ぷかぷか日記

社会の未来がかかった大事な問い

 3月31日に書いた「生産することのむつかしい障がいのある人に、どう向き合っていくのか」というタイトルのブログに、こんなコメントが寄せられました。

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 こんばんは、利用者側からの意見ですが、私の兄は多分ぷかぷかさんにはなじみにくいと思います。今、通所してるところは淡々と仕事をして出来高を求められるところですが兄には合っているようです。話を聞くとドヤ顔になります(笑)我が家にとっては助かっています。 兄の通う作業所は生産性と利益を求めるというカラーがあるのだと思っています。 もし兄がその方針に合わなくなれば辞めてさっさと違うところを探します(^^)v 記事にある通用しないと言われた支援者さんもどちらかというと生産性、出来高を求めるカラーの事業所の方ではないのでしょうか?自分が辞めさせたくないと思っても事業所の方針(カラー)がありそれに合わない方は他の人との兼ね合いとかもあって辞めて行かれるのもしょうがない。という意味でうちでは通用しないと言われたのではないでしょうか? 私は排他的な意味で言われたのではないと思いたいです^^ セノーさんは残念ながら前の事業所のカラーには合いませんでしたが、決して人として劣っていたわけではありませんでした。 ぷかぷかさんに出会えてご自分らしく生きられ、それだけでなく地域の方々までも幸せにするとい貴重な存在となりセノーさんの本来の魅力が開花しました。 なので私はぷかぷかさんのような事業所がもっと増えればいいなと思うのです。 ぷかぷかさんのような事業所ができれば出来ないと思われてた方が出来なくても人を幸せにすることが出来る存在だということが地域の方に言葉ではなく体験的に分かって頂けると思います。 ちなみにうちの兄は作業所では淡々と仕事をするクールなタイプのようですが地域に溶け込んでお年寄りや私の友人とも親しくなっています。私がありのままの兄をありのまま地域に送り出す勇気を持てたのはぷかぷかさんのおかげです。

 

もう一つ、ぷかぷかさんの凄い所は、ありのままを受け入れ自由な雰囲気と職場ではありますが生産性と利益も上がっているといるというところです。そうですよね?この部分の魅力を語ると又別のお話になるので辞めておきますネ^^

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 人は誰しも社会の中でみんなといっしょに暮らしていきたい、仕事をしたいと思っています。でも、どうがんばってもみんなとペースが合わなかったり、みんなといい関係ができなかったり、生産活動が苦手だったり、社会から要求されるものが理解できなかったりする方はいます。そういった方の受け皿として福祉事業所はあると思います。

 ですから「ぷかぷか」は社会の中でうまくやっていけなかった人でも働けるように、できるだけ間口を広げるようにしています。働くスタイルもいろいろです。

 話題になっているセノーさんの働くスタイルも、アリ!ということでやっています。セノーさんのような人とどうやってお互い気持ちよくやっていけるのか、どうやったらいっしょにこの社会を生きていけるのか、そのひとつの試みでもあるのです。

 生産することのむつかしい人の生み出す「価値」を、私たちがどれだけ見つけ出すことができるのか。社会の未来がかかった大事な問いだと思います。

 

 

 

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