ぷかぷか日記

「お母さん、幸せだったよ」

「お母さん、幸せだったよ」

 津久井やまゆり園事件の法廷に響いた言葉です。人が生きていることの意味、誰かといっしょに生きることの意味が、このひとことにはあります。

 このひとことに込めたお母さんの思いをしっかり受け止めたいと思うのです。

 そしてそういう思いを共有できるような関係を、障がいのある人たちと作っていきたいと思っています。だから「支援」ではだめなのです。そこからは、お母さんの思いを共有できるような関係はできません。

 「あなたといると、幸せ」と思える関係です。それこそが「共に生きる」関係です。

 津久井やまゆり園、愛名やまゆり園で、また虐待がおこなわれた、と昨日神奈川県が発表しました。「支援」の行き着く先を見た思いです。そして、そういう環境で事件は起きました。

 現場の人たちが、お母さんの思いを共有できるような関係を日々おつきあいしている障がいのある人たちと作っていれば、あの事件は起こりませんでした。

 「お母さん、幸せだったよ」何度も何度も噛みしめたい言葉です。

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