ある小学校から人権研修会の依頼がありました。計画を見るとタカサキの人権に関する講演とあったので、そんなのはつまらないからやめて、ぷかぷかさん達と一緒に簡単な演劇ワークショップをやりましょうと提案しました。6年生100人が対象なので、演劇ワークショップを提案したものの、100人もいるとどうなっちゃうのか、全く予想が立ちません。ま、いつものように、適当に、オタオタしながらすすめていくしかないんだろうと思います。
演劇ワークショップはこの「オタオタする」事が大事です。予定したことが予定どおりにならなくて、「ほんまどないしょ」と頭を抱えて困ってしまうときにこそ、新しいアイデアが生まれます。
予定したことが予定どおりに進むことくらいつまらないことはありません。子どもが100人いれば、100通りの意見が出て、それこそ予定どおりにはいきません。だからこそおもしろい。「これどうなっちゃうんだろう」とハラハラしながらすすめるところにこそ、ワークショップのおもしろさがあります。
で、具体的にどうするのか。
宮澤賢治の『風の又三郎』の冒頭にこんな勢いある言葉があります。
どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
この言葉たちを使って何かできないかと考えています。
「どっどど どどうど どどうど どどう」と歩いてみる。どんな歩き方ができるんだろう。歩きながら「青いくるみも吹きとばせ」「すっぱいかりんも吹きとばせ」と叫んでみます。これは何をやっているんだろう。それを考えるところからお芝居が始まります。
どんなお話になるのか、もうハラハラしながらの進行になります。さてどうなりますか、やる方も、見る方も、ハラハラしながらやるというところがいいなと思っています。


なんでこれが人権研修会なの?という質問が出てきそうですが、こむつかしい人権の話をするよりもずっと楽しいし、何よりもぷかぷかさん達と出会えます。このぷかぷかさん達と出会うこと、それが人権を考える上でとても大切だと思います。抽象的な話ではなく、障がいのある人達と直にふれあい、びっくりしたり、戸惑ったり、思わず笑ってしまったりすること、それが人権研修会だと思います。







