ぷかぷか日記

タカサキ日記

  • 新しい朝の あ
     子どもたちにオペラをプレゼントしようという企画。公演費用、ワークショップ費用、チラシ印刷代などあわせると全部で100万円くらいかかります。どうやって100万円集めるか。  オペラはひとときの夢の世界。それを子どもたちにプレゼントするために、大人たちが必死になって動き回る。寄付を集めたり、チラシを作ったり、宣伝したり…。そんな一文の得にもならないことに一生懸命になることがすごくいいなと思うのです。なんか夢があるというか、そういうところが人間のいいところだと思うのですが、これだけではまだまだ人を巻き込めるほどの力がありません。どんな課題を解決するのか、も見つかりません。  オペラをプレゼントする子どもたちは未来そのものです。その未来のために大人たちがどれくらい汗を流せるか。それは大人たち一人ひとりが、子どもたちにオペラをプレゼントするという企画の中に、どれくらい夢を込められるか、言い換えれば、そこからどのような未来をイメージするのか、どのような物語をそこから紡ぎ出すのか、ということではないかと思います。その未来に向けての力のある物語があって、ようやく今、大人たちはそのために汗を流すことができるのではないかと思うのです。  あなたはこの地域社会でどのような未来を作ろうとしていますか、と問われても、なかなか答えは出てきません。でも、子どもたちにオペラをプレゼントする、という具体的な企画があって、それに協力するとすれば、そこにどのような夢を込めますか?という問いなら、なんとなく語ることができるような気がします。  それはこの企画に込める夢を通して、自分の中にある未来を語ることだと思います。  オペラ、芝居、コンサートなど、文化的な催しがひしめく地域社会にしよう、とか、子どもたちが自分でしっかり歌を歌うとか芝居をやるとかいった自由に自分を表現できる環境を整えてあげたい、とか、学校が息苦しいと感じる子どもがいれば、その子が生き生きと生きられる場を作ろう、とか、大人だって息苦しいんだから、大人の居場所も作ろう、とか、子どもの居場所と大人の居場所が一緒になるとすごくおもしろいことができるんじゃないか、とか、そんな夢をたくさん集めれば、地域の未来を語る壮大な物語ができあがることになるのではないかと思うのです。  役所が出すような、人の息づかいが感じられないようなプランではなく、地域の大人たちが、自分たちの頭で考え、自分たちの子どもの未来を見据えながらみんなで夢を語り、そこから生まれるような力強い物語です。大人たちはもちろん、なによりも子どもたちが未来に希望を持てるような、そんな物語です。それこそが地域のみんなが望むような未来を作っていくのではないかと思うのです。  そういう地域社会の未来を見据える物語が私たちにないこと、地域の未来をどのように作っていくのか、というビジョンが私たちにないこと、こういう仕事は行政がやるものだと私たちは思っていること、そういったことこそ地域社会の課題だと思うのです。  子どもたちにオペラをプレゼントする、という企画は、そういう課題に気がつき、みんなが自分の力で地域社会の未来を作っていくきっかけになるように思うのです。     オペラ「ロはロボットのロ」はもうひとりの主人公でもあるココ(女の子)が未来に向かって力強く歩み始めるところで終わります。主人公のテト(ロボット)はエネルギーが切れ、眠ったままです。でも希望は失いません。ドリトル博士がきっとテトを直してくれると信じています。テトが元気に戻ってくることを夢見て、それまで私がテトに負けないくらいおいしいパンを作り続ける、と歌います。    ♪ 晴れた日も 曇った日も 雨の日も   哀しい時も 苦しい時も 淋しい時も   やってくる 朝の あ   新しい希望と 新しい喜びと   新しい元気が窓たたく   朝の あ   ああああ   新しい朝の あ    そんな希望のある明日を創っていきたいと思うのです。  あ、おもしろそう!って思った方はぜひおいでください。問い合わせはpukapuka@ked.biglobe.ne.jp   電話453-8511 高崎まで    あ、それから、子どもたちにオペラをゆめ基金、寄付を募集中です。  郵便振替口座は 口座記号 00260-4  口座番号 97844        加入者名 NPO法人ぷかぷか     子どもたちにオペラをプレゼントする企画はこちら 子どもたちにオペラを・ゆめ基金 概要 - ぷかぷかパンの店『カフェベーカリーぷかぷか』pukapuka-pan.xsrv.jp   オペラの内容については ロはロボットのロ - ぷかぷかパンの店『カフェベーカリーぷかぷか』pukapuka-pan.xsrv.jp   東京公演のチラシ        
  • 社会は今までにない豊かさを
     アメリカのボーイング社が「世界各国のコミュニティニーズに応える斬新でインパクトの強いプログラムを求めている」というので、ワークショップの企画を提案することにしました。今まで書いてきたことをまとめたようなものです。   ①目的およびゴール 《目的》演劇ワークショップの手法を使って、障がいのある人たちと地域の人たちとの新しい関係を作り、その中で今までにない新しい価値といっていいほどの楽しい芝居を作りたいと思っている。それはNPO法人ぷかぷかの基本理念でもある「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい」を目に見える形で表現することでもあり、それがこのプロジェクトの目的だ。  彼らといっしょに芝居作りをやっていると、彼らの存在がとても大事な存在であることが見えてきて、彼らに向かって「あなたが必要」「あなたにいて欲しい」「あなたがいないと困る」と思える関係が自然にできてくる。社会の中では考えられないような関係だ。  社会はまだまだ障がいのある人たちと、前向きの、いい関係が作りきれず、「なんとなくいやだ」「怖い」「何をするかわからない」「効率が悪い」などと、彼らを社会から締め出してしまっている。社会の中に彼らが堂々と働く場所,居場所がないのは、やはり社会がそんな風に彼らのことを思っているからだと思う。  彼らをそんな風に社会から締め出してしまうのは、社会の大変な損失になる。それは、社会にはいろんな人がいること、その多様性こそが社会に豊かさをもたらしていると考えるからだ。  そういった社会的状況の中で、障がいのある人たちといっしょに活動する方が、今までにないおもしろい「場」ができ、価値ある「作品」ができる、ということを演劇ワークショップをやっていく中で伝えていきたい。    《ゴール》障がいのある人たちと地域の人たちで月一回演劇ワークショップをおこない、6ヶ月かけて芝居を作っていく。最後にみんなで作った芝居を大きなホール(客数340人)の舞台で上演する。これが今回のプロジェクトのとりあえずのゴールだが、これで終わり、というわけではない。むしろここから障がいのある人たちとの新しい関係が始まり、ひろがっていくと思っている。    ②社会のニーズにどのように貢献できるのか  口にはしないものの、障がいのある人たちのことを「何となくいやだな」と思っている人は多い。障害者施設を建てようとすると、地元住民から反対運動が起きることさえある。とても悲しいことだが、これが障がいのある人たちの置かれた社会的状況だと思う。   これは障がいのある人たちに問題があるのではなく、彼らのことを知らないことによって生じる問題だと思う。「何となく怖い」とか、「何をするかわからない」といった印象は、彼らのことを知らないことから生まれる。“知らない”ということが、彼らを地域から排除してしまう。  彼らの生きにくい社会、異質なものを排除してしまう社会、他人の痛みを想像できない社会は、誰にとっても生きにくい社会だろうと思う。誰かを排除する意識は、許容できる人間の巾を減らすことにつながる。社会の中で許容できる人間の巾が減ると、お互い、生きることが窮屈になる。これは同じ地域に暮らす人たちにとって、とても不幸なことだと思う。   逆に、彼らが生きやすい社会、社会的弱者が生きやすい社会は、誰にとっても生きやすい社会になる。    「誰にとっても生きやすい社会」は、みんなが望んでいるものであり,「社会のニーズ」と言っていい。そんなニーズに応えるにはどうすればいいのか。そんな社会はどうすれば実現できるのか。    NPO法人ぷかぷかは5年前、障がいのある人たちの社会的生きにくさを解消するために立ち上げた。具体的には街の中に障がいのある人たちの働くお店(パン屋、カフェ、お惣菜屋、アートショップ)を作り、街の人たちと彼らが知り合う機会を毎日の生活の中で作ってきた。彼らと知り合うことは、彼らの生きにくい社会を少しでも解消し、誰にとっても生きやすい社会を実現していくための小さな一歩を踏み出すことでもある。    更にNPO法人ぷかぷかでは「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ」というメッセージをホームページ(「ぷかぷかパン」で「検索」) (http://pukapuka-pan.xsrv.jp/index.php?FrontPage)、Facebookページ(https://www.facebook.com/pages/ぷかぷか/320074611512763)、ぷかぷかしんぶん(http://pukapuka-pan.xsrv.jp/index.php?ぷかぷかしんぶん)など、様々な形で毎日発信している。  演劇ワークショップの試みは、この「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい」という言葉を実感する場といっていい。いっしょに生きていって「何ができるのか」「何が創り出せるのか」「彼らの価値をどう生かせるのか」を、みんなで確かめ、具体的な形=芝居で表現する試みでもある。大きなホールの舞台で上演することで、たくさんの人たちと「いっしょに生きていった方がいい」というメッセージを共有できる。   たくさんの人たちが「障がいのある人たちとは、いっしょに生きていった方がいいね」と思うようになることは、「誰にとっても生きやすい社会」の実現に向けて、みんなで歩き出すことだ。     ③プロジェクトによる効果および評価方法   演劇ワークショップに参加すると、いっしょにやっている障がいのある人たちに向かって「あなたが必要」「あなたにいて欲しい」「あなたがいないと困る」と素直に思える関係が自然にできる。社会の中でそういう関係がなかなかできない中で、このことの持つ意味はとてつもなく大きい。なぜなら、彼らが社会から締め出されている大きな原因が、彼らといい関係が作れないところにあるからだ。  障がいのある人たちと、前向きのいい関係、新しいものを創り出すクリエイティブな関係を作る上で、演劇ワークショップの手法は絶大な「効果」を持つ。こういう関係を持続的に作り、広げていくことが、「誰にとっても生きやすい社会」を実現していく上でとても大事だと思う。    プロジェクトの「評価方法」は発表会を見に来たお客さんがどう評価するか、ということにつきる。昨年のワークショップで作り上げた芝居は「表現の市場」(表現を通して障がいのある人たちと出会い直そうというイベント)で発表したのだが、見に来たお客さんの感想を見ると、この発表がどういう意味を持っていたかがよくわかる。   「表現の市場」を見に来たお客さんの感想(その一部) ・とてもおもしろかったです。自由でありながら、全体としてステージが成立しており、ユーモアにあふれ、いい時間でした。個性と多様性あふれるパフォーマンスに、こちらも元気になりました。他者への壁(バリア)が少ない彼らの存在に、現代社会が学ぶことも多いなと思いました。 ・ちょっと見て帰ろうと思ったのですが、おもしろくて、楽しくて席が立てなくなりました。今日の舞台を見てたくさんの人たちが「おもしろい」「楽しい」と思うようになったら、世の中、もう少し生きやすくなると思います。 ・「森は生きている」を見に来ました。地域の人たちといっしょに作っている雰囲気がとてもよかったです。感動して涙が出ました。 ・こういうことができる街はすばらしいと思う。 ・まさに表現の市場でした。どの舞台も、障がいのあるなしに関わらず、それぞれの人が一生懸命舞台に立っている姿に感動しました。ありがとうございました。 ・心がほっこりしました。演劇としてとか、メッセージとか関係なく、みんなといるだけで、そのままで、なんだか癒やされる感じがしました。 ・みなさんのパワーあふれるパフォーマンスに心打たれました。みんなの楽しそうな笑顔が最高でした。それぞれのすばらしい表現に感動しました。 ・涙が出ました。ありがとう!また家族で見に来たいと思いました。 ・みなさん一生懸命取り組んでいて、感動しました。ダンスでは車いすの方が立ち上がって踊り出し、胸が熱くなりました。 ・第1部から第3部まで大変すばらしかったです。どのパフォーマンスも、とっても元気をもらえました。誰もが明るく、明日を生きていこうと思える演技でした。次回も楽しみにしています。 ・表現することを楽しまれ、見ている私もうれしくなりました。今後もこの活動を続けていって欲しいです。 ・みなさん、生き生きと表現されていて、すばらしかったです。また来てみたいと思いました。楽しい時間をありがとうございました。 ・とてもすばらしい内容で、楽しく拝見させていただきました。今後ともこの市場が長く続くことを楽しみにしております。 ・とっても楽しくて笑いがいっぱいのステージでした。自由に表現する出演者のみなさんを見ていたらいっしょにやりたくなりました。第2回、第3回と続いて行くといいなと思います。 ・感動しました。素敵な企画をありがとうございました。 ・みなさん、レベルが高く、驚きました。元気と笑顔をもらいました。 ・心あたたまる演目ばかりで、すごくよかったです。 ・心から楽しませていただきました。今後がとても楽しみです。 ・ぷかぷかの「森は生きている」超おもしろかった。たくさん練習したのですね。すばらしかったです。 ・照明、音楽、演出、小道具、とっても垢抜けていました。 ・どのグループの発表もすばらしかったです。ぜひ続けていただきたいです。みなさんはいろいろ可能性を持っていることをあらためて感じさせていただきました。     感想の中に《今日の舞台を見てたくさんの人たちが「おもしろい」「楽しい」と思うようになったら、世の中、もう少し生きやすくなると思います。》《こういうことができる街はすばらしいと思う。》というのがあるが、私たちのメッセージはきちんと届いたように思う。     (ホームページにワークショップおよび表現の市場の記録を載せています)  「表現の市場」とは  http://pukapuka-pan.xsrv.jp/index.php?表現の市場    「表現の市場」の舞台  http://pukapuka-pan.hatenablog.com/entry/2014/11/26/000027    演劇ワークショップで作った芝居の舞台  http://pukapuka-pan.hatenablog.com/entry/2014/11/30/152009    本番前日の演劇ワークショップ  http://pukapuka-pan.hatenablog.com/entry/2014/11/23/232321     ④他の組織ではなく、貴団体がプロジェクトをおこなう意義およびその貢献について   1980年代の初め、フィリピンの演劇人たちによって演劇ワークショップがはじめて日本に持ち込まれた。当時養護学校の教員をやっていた高崎(現在NPO法人ぷかぷかの代表)が、この手法を使えば障がいのある人たちともっといい出会いがあるのではないか、とプロの演劇集団黒色テントの協力を得ながら、地域の人たちにも呼びかけ、障がいのある人たちといっしょに演劇ワークショップを始めた。(当時、演劇ワークショップはアジア、中南米における識字教育における手法の一つとして研究の対象にする人が多く、障がいのある人たちといっしょにやってみよう、と提案する人は誰もいなかった。)  彼らといっしょにやるワークショップは予想をはるかに超える楽しい場になり、腹の底から笑えるような芝居がたくさんできた。社会から邪魔者扱いされている彼らが、ワークショップの場では絶対に必要な存在だった。「あなたに一緒にいて欲しい」と素直に思えるような関係が、ワークショップの場では自然にできあがった。「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい」という思いは、ここから生まれた。  5年前、養護学校を定年退職し、NPO法人ぷかぷかを立ち上げて障がいのある人たちの働くお店を街の中に作った時、この「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい」という思いがそのまま法人の理念となった。    彼らの働くお店を運営しながら、彼らと地域の人たちとの関係を丁寧に作ってきたが、更に踏み込んだ関係を作り、その関係の中で作った芝居を舞台にあげたいと思った。障がいのある人たちといっしょだからこそ作り出せるものを舞台で表現することで、《彼らとはいっしょに生きていった方がいい》という思いをたくさんの人たちと共有できると思ったからだ。それは、いっしょに生きていくことで豊かなものが生まれる、ということを舞台の作品を通して伝えることでもあった。  障がいのある人たちは今までどちらかといえばマイナスのイメージで受け止められていたが、そうではなくて、彼らといっしょに生きていくことで、今までにない豊かなものが生まれ、私たち自身が、私たちの社会が豊かになることを伝えたいと思う。それはとても大きな社会貢献になる。     ⑤プロジェクトの発展性  演劇ワークショップは現在みどりアートパークのリハーサル室でやっているが、スペースの関係で、参加できる人数が限られてしまう。マキシマムで40人程度。ホームページやFacebookページで情報発信したおかげで参加希望者がたくさんいるが、スペースの関係でお断りしている状態。発表会をやるホールは300人くらい入るので、そのときに見に来てもらうにしても、やはりワークショップは見るよりも、実際に自分の体を動かしてはじめてそこでやっていることの意味がわかるものだ。  ここに参加した人、あるいは発表会を見に来た人たちが、自分たちのところでもやってみたいと思ったときに、演劇ワークショップの技術的なフォローの体制ができていれば、いろんなところでワークショップはできる。障がいのある人たちとのクリエイティブな関係がどんどんひろがっていくことになる。  これは今までにない画期的な関係であり、新しい文化といっていいほどの作品があちこちで生まれるだろう。社会は今までにない豊かさを手に入れることになる。    
  • そばにいて いっしょに生きていって欲しい
     今日はパン屋のみの営業。利用者さんは利用日数(一ヶ月に福祉サービスを利用できる日数が決まっています)の関係で、今日はお休み。あのにぎやかな声が聞こえないと、ほんとうに淋しいです。  障がいのある人たちがいっしょだと「効率が落ちる」とよく言われますが、そうやって彼らを排除することで、とても大事なものを私たちは失っている気がします。  先日ミズキさんの接客で素敵な笑顔を浮かべるお客さんのことを書きましたが、彼らの存在は周りの人たちを、そんなあたたかい気持ちにさせてくれます。そういうあたたかさがぷかぷかには満ちあふれています。街の中にそういうお店があることはとても大事なことだと思っています。  効率を求める社会は、お互い、生きることが窮屈になってきます。そんな中にあって、ホッと一息つけるお店、あたたかな気持ちで満たされるお店は、みんなにとってはつかの間自分を取り戻す大切な場所ではないかと思います。  そんな場所を作ってくれた彼らに感謝したいと思うのです。「そばにいて、いっしょに生きていって欲しい」って、彼らにお願いしたい心境です。     ぷかぷか三軒長屋の二軒がお休みなので、とても淋しいです。  
  • はずむ心 バンバンバン
      今朝の早朝書いたぷかぷか日記に、ミヒャエルエンデの「モモ」に出てくる「笑顔ドロボー」のことを書きましたが、「モモ」に出てくるのは「時間どろぼう」で、「笑顔ドロボー」は私が昔学校で作った芝居に出てくるキャラクターでした。申し訳ありませんでした。大分ぼけてきたようです。    当時三ツ境養護学校にいたのですが、毎年文化祭の初日にする芝居を全校生で1年かけて作っていました。最初にみんなからテーマを募集し、それを元に芝居を作ります。その年のテーマは「おいしい笑顔」でした。全校生から笑顔の絵を描いてもらって廊下に張り出したり、笑顔コンテストをやったりしながら少しずつお話を作っていきました。  このときに思いついたのは、あるとき、街の中から笑顔が少しずつ消えていき、街がどんどん暗い雰囲気になっていって、どうやって街の明るさを取り戻すか、といったお話でした。このときに登場したのが「笑顔ドロボー」。笑顔ドロボーが暗躍すると、街からどんどん笑顔がなくなっていきました。  笑顔ドロボーたちは山の洞窟に盗んだ笑顔を隠していました。その笑顔を取り戻そうと、「笑顔取り戻し隊」が結成され、その隊長はかわいい女の子でした。歌を歌いながらその洞窟に向かいます。  芝居は体育館のフロアを舞台にし、全校生がぐるっと輪になって座り、その真ん中が舞台でした。「笑顔取り戻し隊」は、全校生が歌う中を、その真ん中の舞台をゆっくり回ります。芝居は配役だけでやるのではなく、舞台を取り囲む全校生がさまざまな形で芝居に参加します。  山の洞窟に着き 「笑顔を返せ!」「返さない!」 のやりとりが続きます。隊長のかわいい女の子が前に出て、ドロボーのボスに向かって 「笑顔を返してください」 とお願いします。 「馬鹿いうな、笑顔は返さない!」 といいながら隊長を見たドロボーのボスは、あろう事か、その隊長に一目惚れ。いつもムスッとしていたボスが、今まで見たこともないようなすばらしい笑顔を浮かべます。ニカ〜ッと笑顔を浮かべながら、 「笑顔はいいねぇ、人生が明るくなったみたいだ。今までの暗い人生はもうおしまいだ!」 といい、街の人たちの笑顔を返すことにしたのでした。 「よし、この笑顔をみんな返そう!」 とボスが高らかに宣言すると、全校生に渡しておいたジェット風船がピュ〜ンと甲高い音を立てながら飛び上がり(体育館の中を100個くらいの風船が飛びました)、ブルーハーツの「風船爆弾(バンバンバン)」をガ〜ンと流したのでした。       Oh!恋は風船爆弾   Oh!恋は風船爆弾   いまにもはじけそう  Oh!恋は風船爆弾   ……   はずむ心 バンバンバン   あなただけに見つけて欲しい   いつだってどこだって   遠くまで飛んでいけるさ   と、全校生で歌ったのでした。          
  • 笑顔ドロボーの逆
     おひさまの台所のレジ担当のスタッフと話をしたとき、利用者さんといっしょにお店に立つと、お客さんの笑顔が違うんですよ、という話を聞きました。それを伝えるのがこの写真。スタッフが同じように品物を渡しても、多分笑顔の質が違うんじゃないかと思います。これはなんなんだろうな、と思うのです。  やはり彼らに手渡されると、ただそれだけでうれしいし、心癒やされるものがあるように思います。相手がスタッフだと、お礼は言うにしても、なかなかそこまでの気持ちにはなれません。  写真のミズキさんは作業的なことはちょっと苦手です。接客もそれほどスムーズにやってるわけではありません。どちらかといえばぎこちなくやっています。でも、そのぎこちなさが、お客さんの心を優しくするのかも知れません。  ミズキさんはいつも一生懸命です。一生懸命さが全身からあふれ出ます。それをお客さんは感じるのだと思います。だからこんなすてきな笑顔が出てくるんだと思います。  ミズキさんは「おひさまの台所」の店頭に立って、お客さんたちの数え切れないくらいの笑顔を作って来ました。そうやって街を耕してきたのだと思います。  ミヒャエルエンデの「モモ」という作品に「笑顔ドロボー」が出てきます。街の人たちから笑顔を盗むドロボーです。ドロボーたちが暗躍する中で、街がどんどん暗くなっていきます。  ミズキさんはこの笑顔ドロボーの逆をやっています。彼が店頭で仕事をするとお客さんの笑顔が増えます。笑顔が増えることは、街が明るくなることです。  ミズキさんはぎこちなく仕事をしながら、実は誰にもできない大変な仕事をやっているのだと思います。          
  • ひとりでぷかぷかへ行こう!
     昨日はエミちゃんの29歳の誕生日でした。朝の会で小さな花束を贈って、みんなでお祝いしました。29歳の抱負は?と聞くと、毎日元気に通ってくることです、と恥ずかしそうにいいました。  エミちゃんは発作があるので、毎日行き帰り介護する人がついています。ところがこのところ発作がほとんどないので、先週から朝はひとりで電車、バスを使って通勤しています、と昨日、本人から聞きました。いつ発作があるかわからないエミちゃんにとって、ひとりで通勤するのはほんとうに大冒険に近いものではないかと思います。  発作で倒れたときのエミちゃんを何度も見ているので、そのリスクを抱えたままひとりで電車に乗ったりバスに乗ったりするのは、私だったら多分怖くてできないだろうと思います。それを考えると、ひとりで「ぷかぷか」に来ると決めたエミちゃんの気持ちは、ほんとうにすごいなと思うのです。  そのくらいの気持ちで「ぷかぷか」に来てくれてるんだ、とうれしくなりました。  2年ほど前の介護認定調査の時、最近どうですか?の質問に、仕事がおもしろくて 「以前はいつもうつむいていましたが、今はまっすぐ前を向いて生きています」 と応えたエミちゃんですが、そのまっすぐに前を向く気持ちが、ひとりでぷかぷかに来ようと決めたエミちゃんを支えているんだろうと思います。  誰にも頼らず、ひとりで来る、と決めたエミちゃんの決意には、ただ単にぷかぷかにひとりで来る、というだけでなく、これからの人生、どう生きるのか、という決意が見える気がするのです。  いつも誰かの手助けに頼る人生は、いくら頑張っても手助けの範囲でとどまってしまいます。ひょっとしたらエミちゃんは、そこを突破しようとしたのではないかと思いました。  5年前、ぷかぷかを立ち上げる前、エミちゃんは作業所でのんびり仕事をしていました。好きな刺繍をしたり、織物をしたりで、なんの不満もなかったはずですが、20代半ばにさしかかり、 「このままのんびりした人生でいいのかな」 と考えていたようです。その頃やっていた陶芸教室で、何度かそんな話を聞きました。そしていよいよぷかぷかを立ち上げる直前、 「なんか今のままじゃぁさびしい気がする」 と、思い切ってその作業所をやめ、ぷかぷかへ来ることにしたのでした。ただ単に仕事場を変わるのではなく、新しい人生に挑戦するような、大変な決意だったと思います。  いろいろな場面で介護が必要な毎日にありながら、そののんびりした毎日に、こんな人生でいいのかな、と思った、というのですから、エミちゃんという人は、見かけによらず、燃え上がるような思いが渦巻いているのではないかと思いました。  で、ぷかぷかへ来て、仕事のおもしろさに目覚め、  「まっすぐに前を向いて生きる」 ような人生の中で、介護の度合いがどんどん減って、人生に自信がついたのだと思います。そんな中で 「もう、人に頼らず、ひとりでぷかぷかに行こう!」 と決意したのではないかと思います。  昨日みんなの前でさらっと語った 「毎日元気に通ってくることです」 という29歳の抱負には、平凡な言葉でありながら、エミちゃんの密かな決意が込められていたんだと思います。  その熱い決意にぷかぷかは本気で応えねば、と思ったりしたのでした。                  
  • 「表現の市場」見に来た人たちの感想
     昨年やった「表現の市場」を見に来た人たちの感想を載せるのを忘れていました。今年は9月からワークショップをスタートさせ、来年2月14日(日)に「表現の市場」をやります。場所はみどりアートパークホールです。   ・全員が一生懸命やっていてよかったです。涙が出ました。 ・ちょっと見て帰ろうと思ったのですが、おもしろくて、楽しくて席が立てなくなりました。今日の舞台を見てたくさんの人たちが「おもしろい」「楽しい」と思うようになったら、世の中、もう少し生きやすくなると思います。 ・みなさん一生懸命取り組んでいて、感動しました。ダンスでは車いすの方が立ち上がって踊り出し、胸が熱くなりました。 ・笑顔いっぱいの表現力は素敵でした。 ・涙が出ました。ありがとう! ・また家族で見に来たいと思いました。 ・表現することを楽しまれ、見ている私もうれしくなりました。今後もこの活動を続けていって欲しいです。 ・大変おもしろかった。みなさんすごい出来でした。ありがとう。 ・様々な表現がすばらしかったです。 ・楽しませていただき、ありがとうございます。みなさまの努力が心に残ります。 ・楽しかった。感動しました。 ・みなさん、生き生きと表現されていて、すばらしかったです。また来てみたいと思いました。楽しい時間をありがとうございました。 ・とてもすばらしい内容で、楽しく拝見させていただきました。今後ともこの市場が長く続くことを楽しみにしております。 ・素敵な企画をありがとうございました。 ・第1部から第3部まで大変すばらしかったです。どのパフォーマンスも、とっても元気をもらえました。誰もが明るく、明日を生きていこうと思える演技でした。次回も楽しみにしています。 ・とてもすばらしい演劇でした。 ・どのグループも精一杯さが伝わる演技でした。デフパペットさんはすばらしかったです。 ・とっても楽しくて笑いがいっぱいのステージでした。自由に表現する出演者のみなさんを見ていたらいっしょにやりたくなりました。第2回、第3回と続いて行くといいなと思います。 ・みんな明るくて、とてもよかった。どんどん発展して欲しい。 ・みなさん、レベルが高く、驚きました。元気と笑顔をもらいました。 ・多くの人に見て欲しいです。 ・みんな頑張って、キラキラしていました。 ・こういうことができる街はすばらしいと思う。 ・みなさんの努力、表現力、すばらしい! ・デフパペットシアターのすばらしい表現力に魅せられました。 ・心あたたまる演目ばかりで、すごくよかったです。 ・心から楽しませていただきました。今後がとても楽しみです。 ・まさに表現の市場でした。どの舞台も、障がいのあるなしに関わらず、それぞれの人が一生懸命舞台に立っている姿に感動しました。ありがとうございました。 ・よかったです。また見せていただきたいです。 ・心がほっこりしました。演劇としてとか、メッセージとか関係なく、みんなといるだけで、そのままで、なんだか癒やされる感じがしました。 ・「森は生きている」を見に来ました。地域の人たちといっしょに作っている雰囲気がとてもよかったです。感動して涙が出ました。 ・テキトー版「赤ずきん」超おもしろかった。ぷかぷかの「森は生きている」超おもしろかった。たくさん練習したのですね。すばらしかったです。 ・とてもおもしろかったです。自由でありながら、全体としてステージが成立しており、ユーモアにあふれ、いい時間でした。個性と多様性あふれるパフォーマンスに、こちらも元気になりました。他者への壁(バリア)が少ない彼らの存在に、現代社会が学ぶことも多いなと思いました。 ・みなさんのパワーあふれるパフォーマンスに心打たれました。みんなの楽しそうな笑顔が最高でした。それぞれのすばらしい表現に感動しました。 ・照明、音楽、演出、小道具、とっても垢抜けていました。 ・どのグループの発表もすばらしかったです。ぜひ続けていただきたいです。みなさんはいろいろ可能性を持っていることをあらためて感じさせていただきました。 ・どれもすばらしかったです。来てよかったです。  
  • 社会にニーズに合っているからこそ
     昨日「社会のニーズ」のことを書いたら、それを読んだ方からこんなメールが来ました。    「社会のニーズ」とは・・・  日本という国が、多様性が認められる社会、豊かな地域作り、格差社会の是正、あらゆる差別の解消、効率的ではない真の豊かさとは・・・などと体裁のよいことを並べて立ててはいますが、実際は、弱肉強食社会が加速するのではないかと危惧される社会状況にように感じるこの頃です。   経済的に生活のために働かざるを得なく、時には自分を偽りながら生活し、あらゆる意味で生きにくさを抱える人たちが少なくありません。人間関係の希薄さも現存し続けると思われます。   人はいつの時代においても、孤立しては生きていけず人と人とのつながりを求め、 自分を飾ることなく、あるがままの自分を自他ともに認めてほしいと願うのではないでしょか。  叶うならば、活き活きと働き、ゆったりと生活し幸せに暮らしたいと思っている人は少なからずいるのではないでしょうか。   そのような「社会のニーズ」がある中で、  ぷかぷかは、「管理されていない」メンバーさんが活き活き、のびのびと幸せそうに楽しく働いています。気さくに声をかけてくださり、こちらまで幸せ感を分けてもらえます。   命を大事にし、安心な食材を使い、利潤追求、営利主義ではない、温かい雰囲気の美味しいパン屋さん、そんなお店があることは、少子高齢化が進む地域社会を、真の豊かな地域にしてくれます。  そんな地域で子どもを育てたい、歳を重ねたい、そんな地域に住みたいと思う人は今後、ますます増えてきます。   まさに、社会が求めるニーズに合っているからこそ、これだけぷかぷかファンが増えているように思っています。     うれしいですね。こんなメールいただくと。これもやっぱりメンバーさんがいたおかげだと思っています。彼らがいたからこそ、こんな「ぷかぷか」ができたのであって、地域の方がここまでおっしゃってくれているのも、彼らが地域をせっせと耕してきたからだと思います。あらためて彼らに感謝!です。  
  • 「あなたにいて欲しくない」と「あなたにいて欲しい」
     アメリカのボーイング社が「教育、健康福祉、環境、市民活動」に関して助成金を募集していたので、ワークショップの費用を助成してもらおうと申請書作成に取りかかりました。  申請書に書く項目として「社会のニーズにどのように貢献できるのか」というのがありました。今まで「解決すべき社会的課題」というのは、どの申請書にもありましたが、「社会のニーズ」という言葉は申請書としては初めて見ました。  要するに「社会が求めている」ということだと思うのですが、ワークショップを社会が求めているかというと、どうもそういう感じではありません。ではどこに「社会のニーズ」を見つければいいのでしょう。    社会はまだまだ障がいのある人たちといい関係が作りきれず、彼らを社会から締め出してしまっています。それは、ストレートにいえば「あなたにいて欲しくない」「あなたは必要ない」「あなたがいると困る」と言ってることになります。ずいぶん失礼ないい方ですが、社会の中に彼らが堂々と働く場所,居場所がないのは、やはり社会がそんな風に彼らのことを思っているからだと思います。  彼らをそんな風に社会から締め出してしまうのは、社会の大変な損失だと思います。  「ぷかぷか」は彼らがいることで、豊かな広がりを持ったお店になっています。彼らがいるから、いろいろな物語が生まれています。ホームページやFacebookページで毎日のように様々な物語を発信できるのは、彼らのおかげです。彼らのおかげで生まれる楽しい物語は、お店に関わる人たちだけでなく、社会全体を豊かにしています。彼らが生み出す物語は、今までにない「新しい価値」と呼んでもいいくらいだと思います。  彼らがいないと、ただのパン屋で、こんな物語は生まれようもありません。彼らを締め出してしまうのは、ですから社会の大変な損失になります。生まれるはずの新しい価値を,見もしないで捨てているようなものです。もったいないというか、「いっしょに生きなきゃ損!」だと私は思っています。      以前にも書きましたが、ワークショップは彼らに対して「あなたにいて欲しい」「あなたが必要」「あなたがいないと困る」といった関係を自然に作ってきました。社会が作りきれなかった関係を、いとも簡単に作ってしまったのです。  関係を作っただけでなく、その関係の中で何ができるのかを芝居の形で具体的にお客さんの前で発表しました。それは、彼らがいたからこそ創り出すことのできた「新しい価値」を提案できたと言い換えてもいいでしょう。新しい価値は新しい文化と言ってもいいと思います。文化は社会を豊かにします。 https://www.youtube.com/watch?v=xYB810A84eQ    社会の損失を防ぎ、新しい価値を創り出し、社会を豊かにすることは「社会のニーズ」といっていいのではないかと思うのですが、どうでしょうか?  ぜひご意見お聞かせください。    pukapuka@ked.biglobe.ne.jp        
  • そのことをどこまで信頼し抜くか
     ぷかぷかを立ち上げたとき、講師を呼んで接客の勉強をみんなでやったことがあります。普通のお店ならどこでもやっている接客でしたが、それを障がいのある人たちがやるのは、かなりむつかしい気がしました。何よりも、なんかおもしろくないというか、彼らの、せっかくの持ち味が生かせない気がしました。彼らの持ち味が生かせなければ、彼らが接客する意味がありません。  彼らの持ち味を生かす、ということは、こちらがとやかく言わずに、彼らに任す、ということです。言い換えれば「管理しない」と言うことです。  前回のブログで紹介した「おいしいかい!?」なんて言う言葉も、管理していない環境だからこそ、ぽろっと出てきたのだと思います。普通はお客さんに向かってこんな言葉は使いません。  でも、そのとき、厨房にいたトシヤンはお客さんがあんまりおいしそうに食べてるので、なんだかうれしくなって、ついカーテンをシャッとあけ、ニカーッと笑いながら 「おいしいかい!?」 なんて言ったんだろうと思います。聞いたお客さんも、 「え?!」 とか思いながらも、トシヤンの投げかけた言葉の、なんとも言えないおかしさ、あたたかさに、クスッとしながら、負けずに大きな声で 「おいしいです!」 って、応えたんだろうと思います。トシヤンは、そうだろうといわんばかりに 「フフ〜ン」 と笑い、カーテンを閉めたようです。  その余韻の中で、お客さんは 「また来よう」 って思ったというのですから、おもしろいですね。この一瞬のやりとりで、ぷかぷかのウィルスに感染してしまったとお客さんは言ってました。    こういう思ってもみない、全く想定外の、楽しい、あたたかな出会いは、管理された空間からは絶対に生まれません。  もちろんこの一瞬のやりとりがいつもうまくいくとは限りません。事実カフェのお客さんで利用者さんの言葉に不愉快な思いをしてクレームをつけた方もいます。でも、だからやはり管理が必要だ、というのではなく、そういったリスクを抱え込みながらも,なお、彼らの持ち味を生かすお店、彼らの持ち味にふれ、お客さんの心がキュ〜ンとあたたまるようなお店にしたいと思うのです。    福祉事業所が運営するお店に行ったお客さんが、 「ぷかぷかに来ると、なんだかホッとする」 とおっしゃってましたが、管理されたお店は、お客さんにとっても息苦しいのだと思います。 「なんだかホッとする」 という言葉こそ大事にしたいと思うのです。そういう空間を彼らは自然に作り出してくれます。  そのことをどこまで信頼し抜くか、だと思います。        
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