ぷかぷか日記

タカサキ日記

  • 人は人との出会いによって回復するチカラがあるということ
     久しぶりにいい本読みました。『人は、人を浴びて 人になる』という本です。昨日、朝、図書館で借りて、ちょっと読みはじめたらやめられなくなって、1日で読んでしまいました。  精神を病んだ精神科医の話です。お母さんが統合失調症で、子どもの時から大変な苦労をしています。著者自身精神を病み、リストカット、摂食障害、アルコール依存、自殺未遂…と大変な人生。精神科にかかり、主治医の出した向精神薬を浴びるほど飲んでも、私の精神は安定しなかった、といいます。  そんな著者を救ったのは医者や薬ではなく、「ふつうの人々」だったといいます。「ふつうの人たち」との素敵な出会いが精神をボロボロに病んだ著者を救ったというお話です。  「お母さんを親に持って、幸せです」と語る終章「母への手紙」は涙が止まりませんでした。       精神科で出される薬を飲んでいれば、娘は少しずつ回復すると思っていたのですが、それを根底からひっくり返された思いです。「人との出会い」というのは医者や薬よりもはるかに大きなチカラがあるんだとあらためて思いました。   人は人との出会いによって回復するチカラがあるということ。大きな希望を見た気がしました。精神障がいで苦しんでいる娘に、ぜひ読ませたいと思いました。  「ぷかぷか」も考えてみれば、この人と人との出会いが作り上げたようなものです。ぷかぷかさんと街の人たちとの出会い。それがたくさんの物語を生み、ぷかぷかを作ってきました。ぷかぷかさんやスタッフががんばった部分はもちろんありますが、新しい「価値」を生み出し、ぷかぷかの意味を広げてきたのは、やはりぷかぷかさんと街の人との出会いです。  ぷかぷかさんと出会うことで、新しい世界が広がったり、自分を取り戻したり、元気になったり、たくさんの人たちが、今までとちがう人生を歩み始めています。  人と人との出会いは、人を変え、社会を変えていくのだと思います。  『人は、人を浴びて 人になる』、医療関係者の人たちが読めば、精神科医療の世界が変わる気がします。同じようにぷかぷかさんと街の人たちとの出会いが作った『ぷかぷかな物語』を福祉関係者の人たちがもっともっと読んでくれれば、福祉の世界が、そして社会そのものが変わる気がしています。
  • 「ま、いいか」って感覚が大事
    身代わり説はおとぎ話じゃないの、というブログに、 ●難病重度のエリート障害者・健一大内さんは  最近、思う様に動かん体に憤り見たいなん感じるけど、変わってくれとも、五体満足の体の癖にロスジェネだの生きづらさだの腑抜け連中の身代わりになった覚えも無いね😃  とズバリ。この人にとっては、五体満足の体のくせにロスジェネだの生きづらさだのいうのは腑抜けだ、と。日々の苦労がリアルに想像できます。  「身代わり」なんて話は、やっぱり健常者に心地いいファンタジーなのです。だからこういう話は受けるんだと思います。一時はやった映画『四分の一の奇跡』がいい例です。 健一大内さんのFacebookには 恵方巻🍣用、刺身🐟 巻いて喰いたいけど道具が無いから鉄火丼にして喰う🍴 食品ロスばっかしてるコンビニ🏪もんは意地でも買わん頑固な生活🐟🔪  まるで闘う生活。これを鉄火丼にして喰うなんて、やっぱりこの人はエリート障害者や。  こんな人を前に、やわいおとぎ話は恥ずかしい。なんか当事者のこと、私たちは知らなさすぎる気がする。 ●セミナーに参加したツジさんは 私はこのお父さんの気持ちは分かるんですよ。全体的に頑張っています!という感じがして…頑張るのをやめて、ま、いいか、と脱力したらもっと楽しくなるのに、と思いました。  全くその通り。「ま、いいか」っていう感覚、この脱力、しなやかに生きるには、すごく大事。  ぷかぷかさん達と毎日ごちゃごちゃ、ふにゃふにゃ、わいわいつきあっていると、だんだんそういう感覚になります。ガチガチの心と身体がしなやかになっていくのです。そして、そういう心と身体が、ぷかぷかの「ま、いいか」感たっぷりの空気を作り出しているのです。  「がんばらなきゃ」「一生懸命やんなきゃ」といつも思って疲れている人、ぜひぷかぷかにあそびに来て下さい。ゆるっと力が抜けて、心も身体も、楽になることまちがいなし。 
  • 「障がいのある人たちは私たちの身代わりになってくれた」というおとぎ話。
     シェアリーカフェでのセミナー、参加者の一人が「障がいのある人たちは、私たちの身代わりになってくれている。だから私たちは健常者でいられる」といったことをいわれ、なんかすごく違和感をおぼえました。お子さんが養護学校に通っているお父さんでしたが、息子さんが障がいを持っていることを自分で納得するためのファンタジーという感じがしました。  うちの娘はうつがひどく、大学にほとんど通えませんでした。医師に診断書をもらい、長く休学していましたが、これ以上休んでも復学は無理、と泣く泣く退学届を出しました。うつという障がいのために、わくわくするような大学生活をすべて失いました。やりたかった勉強をすべて諦めたのです。やり場のない不満が毎日のように家で爆発し、家族は本当に大変です。母親は心労のあまり鬱状態になり、一時仕事に行けなくなるほどでした。こういう状況の中に毎日身を置いていると、身代わりの話は当事者目線の抜け落ちた、自分にとって都合のいいおとぎ話でしかありません。  お父さんは多分、お子さんの障がいを、こういうおとぎ話を作ることでしか受け止められなかったのだと思います。そのままのあなたがステキだよって、なかなか受け止められなかったのだと思います。  著名なジャーナリスト神戸金史さんも著書『障がいを持つ息子よ』の中で、そのような趣旨の詩を書き、『SCRATCH  差別と平成』という相模原障害者殺傷事件をテーマにした素晴らしいドキュメンタリー作品の中でも、その詩が朗読され、すごくガッカリしたことがあります。 www.pukapuka.or.jp  それともう一つ大事なこと。そうやっておとぎ話で納得してしまうと、障がいのある人たちが抱えている「社会的な生きにくさ」といった社会の問題が見えなくなります。彼らの「社会的な生きにくさ」は、社会による彼らの排除が生みだしたものです。それはそんな社会を作っている私たち自身の生き方の問題です。全国に起こっている障がいのある人たちのグループホーム建設反対運動をみれば、この問題はすぐにわかります。  ぷかぷかは法人の設立目的に「障がいのある人たちの社会的生きにくさを解消する」ということあげています。そのために街の中に彼らの働く場を作り、街の人たちに彼らに出会ってもらえるようにしました。障がいのある人たちとたくさんの人が出会い、彼らはやっぱり街にいた方がいいねって思う人が増えれば、彼らの社会的生きにくさが少しずつ解消できると考えたのです。  障がいのある人たちは、いろんなことができないとか生産の効率が落ちるとか、マイナスの評価が圧倒的に多いのですが、ぷかぷかは日々の活動の中で、彼らは「街を耕し、豊かにする存在」という今までにない新しい評価を打ち立てました。  彼らと一緒に生きることで、街が豊かになるのです。そのことをぷかぷかの事業を通して実践し、結果を広く発信してきました。これは、彼らの社会的生きにくさを解消するだけでなく、社会そのものも豊かにするのです。  彼らを排除している社会と私たちはどう向き合った来たのか。そしてどう生きてきたのか。ぷかぷかの活動を見れば、そのことがすぐにわかります。  身代わりの話に寄りかかると、社会の問題が見えなくなります。社会と向き合う、闘う、といったことがなくなります。それが障がいのある子どもにとっていいことなのかどうか。
  • 映画『Secret of Pukapuka』 私もあの中に入って、一緒に笑ってみたいです。
     国立特別支援教育総合研究所というところの研修で『Secret of Pukapuka』を上映したときに上がってきた感想がとてもよかったので紹介します。 ●映画の感想 ・みなさん自然体だなぁ、安心感があふれているなぁ、と思いました。私もあの中に入って、一緒に笑ってみたいです。 ・こんなにも生き生きと働ける場所があるなんて、すてきなことだと思いました。 ・みんなえがおで、みんなしあわせなぷかぷかさんのまわりで、みているだけでしあわせになりました。 ・地域を耕す、という表現がとてもいいなと思いました。正解や効率を超えたところにあるもの、のように思いました。 ・ぷかぷかさん達とそのまわりの人たちが、日々笑顔で過ごされている姿に、心打たれました。私も、心ぷかぷか、ほかほかになりました。 ・ぷかぷかのみなさんのファンになってしまいました!!。楽しく働くこと、楽しく生きることを教えていただいた気がします。私は特別支援学校に勤めています。今、2ヶ月の出張であえないのですが、みなさんの笑顔を見て、子ども達の笑顔に会いたくなりました。2ヶ月は長いです。でも、学校の子ども達がもっと笑顔になれるように、そんな社会を作ることができるように、研修、がんばりたいと思いました。いつかぷかぷかさんたちにも会いたいです。 ・自分が自分らしく生きるというのは本当にステキなことだと思います。それができるぷかぷかさん達は、周囲の人たちをも幸せな気持ちや、やさしい気持ちにさせてくれる存在なのだということ、そういう場があるっていいなと思いました。自分の中の「障害者観」を考えたり、「ふつう」ってなんだろうと考えたりしながら見せてもらいました。 ・みんな笑顔で生き生きとしていて、画面を通して私も笑顔になっていました。自分がかかわっている子ども達に会いたくなりました。お互いを尊重し合う関係を築くこと。一人ひとりをその人と向かい合って、信頼関係ができること。障がいがあるとかないとか、そういうことではなく、もっと自然に、自分と相手が同じ目線でいられたらいいなと思いました。心がぽかぽかになりました! ・相模原障害者殺傷事件の裁判が始まって、あの事件についての思いをどうやって言葉にしたらよいものか、ずっと悩んでいました。自分の中でどう整理したらいいのかわからなくなっていましたが、この映画を見て心が落ち着きました。ぷかぷかさん達と楽しく暮らせる社会は、だれにとっても安心して過ごせる社会なんだと思います。 ・ぷかぷかさん達の笑顔にとても癒やされました。それぞれ個性はちがうけれど、うまく混ざり合って、あたたかく、ほんわかとしてムードが漂っていて、まさに「ぷかぷか」という名前がぴったりだと思いました。障がいがあってもなくても一人の人間として互いに向き合い、ふれあうことの大切さを感じました。 ・「こころぷかぷか」素晴らしい表現だと思います。 ・みんなが自分の「好き」や「得意」を楽しみながら、それを通してまわりの人とつながったり、まわりの人にも元気や希望を与えたりできているのがいいなと思いました。みんながいつも笑顔いっぱいで自然体で過ごすことのできる、すてきな仲間であり、場所であるなと思いました。 ・ぷかぷかさん達がとても生き生きと暮らしていて、街の人たちもぷかぷかさん達と自然に暮らしていて、こんな場所が作れるんだなぁ、と大きな発見でした。「ぷかぷかさんが街を耕す」とてもよい表現ですね。どうしたらこんな街ができるのか、もっと知りたいと思いました。 ・居場所作りが大切ですね。「ぷかぷかさん」ってネーミングも大好きです。こんな場所がたくさん増えたら…と思います。 ・ぷかぷかのみなさんの様子を見て、あたたかい気持ちになりました。みなさんの個性が輝いていました。スタッフや地域の方の気持ちが優しく、こんな街に住みたいなと思いました。障がいのある方もない方も「その人」を認め合う社会になったらいいなと思います。 ・ステキな人たちが生活するこの地域は、とても心があたたかくなる「街」なんだろうなと思いました。「行ってみたい!住んでみたい!」と思います。ぷかぷかのみなさんはまわりの人たちを笑顔にする達人だなぁと感じました。みなさんにお会いしたいです。 ・とってもあったかーい、やさしい気持ちになれました。自分の学校の子ども達にもぜひ見て欲しいと思いました。そして「障がいがあるとかないとかではなく、いろいろな人と出会う大切な機会を奪ってはいけない」と強く感じました。 ・とても楽しそうに生き生きと活動されているぷかぷかさん達を見て元気をもらえました。自分が担当している子ども達も、こんな風に生きていって欲しいと思いました。 ・パン屋に行ってみたくなりました。研修で疲れたあと、みなさんの笑顔を見て癒やされ、元気になりました。来週からも頑張れそうです。ありがとうございました。 ・みなさんが楽しそうに活動されている姿を見て、とてもうれしくなりました。「障がいと呼ぶのは何かちがう」「強い個性」ということがとても納得できました。みんながそんなふうに思える社会になるといいなと思いました。 ・あたたかい雰囲気と自由さがあり、こんなところで一緒に働けたらいいなぁと思いました。パンがおいしそうでした。 ・ぷかぷかに行ってみたくなりました。毎日、心ぷかぷかに生きるってどういうことか、直接会って、話して、体験したくなりました。本当に素敵でした。 ・今を、一日一日を、一生懸命、そして楽しく、生きておられることがわかり、ステキでした。 ・支援級の子ども達との関わりでも、「地域の子」として知ってもらうことで、卒業後の人生が豊かになると思っているので、ぷかぷかさんのように地域と密接にかかわりながら生活していけるものがあるといいなと感じました。障がいのある方もその家族も、地域の方にもお互いいいことがある関わりだと思いました。 ・相模原障害者殺傷事件のことはクラス(知的支援級)の保護者から長いメールをもらいました。子ども達は特に気にしていないようでしたが、家族達はとても怖くて、悲しかった、怒りなど、いろいろな感情があったようでした。聞くことしかできなかったです。 ・ありのまま、背伸びしない、でも一生懸命。そんな姿に耕されているのだなと思いました。いろいろな人がいること、当たり前だけれど、いろいろな人が少しでも笑えたりすること、難しいなと思います。 ・みんなが笑顔で、明るく過ごされている姿に、とても元気をもらいました。自分もみなさんを見習って、明るく、前向きに毎日を過ごしていこうと思います。 ・一人ひとりがありのままに笑顔で生き生きと活動されていて、まわりの人たちの心を豊かにされていると感じました。障がいではなく、「強い個性」という言葉が印象に残りました。 ・ダウン症のお子さんを抱っこしているお母さんの「産んでしまった、のではなく…」という言葉が胸に突き刺さりました。命に軽重はない、人に貴賤はない…と思うのです。「産んでよかった」は、母であればだれもが思うことです。その子が何歳になっても。 ・みんな笑顔でとても楽しそうですね。元気をたくさんもらいました。 ・ぷかぷかさん達、そしてそのまわりにいる人たちのことをもっともっと知ってもらいたいと思います。 ・ぷかぷかのみなさんが笑顔で楽しそうに活動していることを知りました。お店に行ってパンを買ってみたいと思いました。 ・笑顔が多くてステキなところだなぁと感心しました。教育の現場にあって、自分も含めて求めることが多すぎる。そして範囲が狭いなぁと感じました。誰しもが、その性格や考えや、興味や、好きなことが、自然体で認められること、その中でできることをしていくこと、大事にしたいなぁと感じました。 ・笑顔がとても印象的でした。パン作り、演劇などを通して、一人ひとりが生き生きと自信を持って生きておられるように感じました。障がいのある人もない人も区別なく、一緒になって取り組まれていたことがすごいと思いました。 ・クラスの子ども達が大人になったとき、こんな風に笑顔で過ごしていたらと思いました。 ・心があたたかくなりました。毎日毎日が楽しそうで、うらやましく思いました。 ・教員になる前、福祉施設で働きました。人生観が変わりました。大家さんの言われること、わかります。働き始め「私子ども産むのこわいな」と同僚にいうと「何よん、私らもじゃけど、こんなに一生懸命してくれる先生や職員の人がおるんじゃけー大丈夫よ」と返事が来ました。その後一生懸命作業し、楽しい二年間でした。今があるのも、その2年のおかげなんです。とあらためて思い出しました。 ・ふだん特別支援学校に勤めているので、一般の人、障がいを持った人と接したことのない人の率直な感想や印象が「やっぱりそういう感じなのか…」と胸に刺さってしまう部分はありました。だからこそ、ぷかぷかさんが街を歩いている、積極的にいろんな人とかかわっているんですよね。いろんな人に知ってもらうために発信していかなくてはならない。現在はそれが現実ですね。でも、ぷかぷかさんを見て、とても心がぷかぷかしました。自分の学校の子ども達に会いたくなりました。元気をいっぱいもらいました。明日から元気に過ごしていけそうです。 ・一人ひとりに魅力がありました。多くの人たちの囲まれていて、本当に幸せそうに思えました。決して不幸ではない。自分も幸せをいただいたように思います。 ・見ていて引き込まれました。思わず一緒に拍手しそうでした。私の受け持った子ども達にも、こんな笑顔いっぱいで過ごして欲しいと思いました。 ・メンバーさんが得意なことを生かしながら、生き生きと働いたり、演劇をしたりする姿が印象的でした。地域の中に自然に溶け込んでいる様子や雰囲気が、自分の住んでいる街にはなかなかない、と思いました。「みんなが地域で暮らす、生きる、育つ」という視点を大切にしたいと思いました。 ・「できること」がいっぱいある!「できること」を一人ひとり生かして笑顔になるってステキだと思いました。個性を思う存分発揮して、生きていくことの素晴らしさをあらためて感じました。そして「出会い」の大切さも。 ・特別支援学校に勤めていたときの子ども達の様子を思い出し、みんな自分の気持ちに素直でまっすぐだったなと楽しい気持ちになりました。 ・映画に出てきた方、すべてが笑顔だったのが印象的でした。自分が認められて、必要とされる場所っていうのは、なかなか見つけにくいですが、そういう場所でだれもがキラキラ輝けるように、わたしたち教員も子ども達の未来を考えていかないとなと思いました。今、高等美の担当なので、卒業したあと、こんな風に毎日笑える瞬間が少しでもあるように、今の自分に何ができるか、考えたいです。 ●映画を見て、明日へのメッセージ ・ぷかぷかさんのようなまちが、もっともっとひろがるように、わたしもひろめる一人になるようにがんばります。 ・肩の力を抜こう! ・明日は無理しない。がんばりすぎない。そして一瞬を楽しむ、自分の好きなこと、一つだけでいいから楽しもう。 ・自由に、素直に、笑顔で生きる。 ・それぞれの人間が安心して過ごせる場所を見つけて、相手を受け入れ、自分も受け入れられる社会になれるといいです。 ・自分らしさを大切に。 ・自分の感性を大切に、自分の「好き」を大切に。まわりの人への感謝の気持ちを忘れずに、今やるべきことに打ち込もう。 ・ちょっぴり肩の力を抜いて、ありのままの自分で歩いて行こう。ちょっと立ち止まってまわりの人をやさしい気持ちで見つめてみよう。そして一緒に笑い合えたら、そんな幸せなことはない。 ・こんな社会を作るためにがんばります。そのためにいっぱい勉強して、いっぱいいろんなことをやりたいです。 ・明るく、楽しく、あたたかく、いろんな人と過ごしてみよう! ・毎日楽しむことを忘れずに。 ・まず自分が笑顔でいられるように心がけたいです。 ・「ぷかぷかさんが耕す」という言葉が印象的で、自分自身も楽しみながら、つなげる、耕すことができるように研修をがんばる。 ・私が支援学校で働く意味ってなんだろうか、子ども達の自立と幸せな未来ってなんだろうか、「理想と現実」「私と相手と社会一般の考え方の違い」いろんなものを含めて、現場にも問いたい。こういうことをゆっくり、のんびり、考えたり話し合ったり、そういう時間が大切だなと。ぷかぷかのみなさんから学んだこと。 ・私もぷかぷかさん達のように、今を大切に生きていきたいと思います。 ・笑顔は人を元気にする。 ・ぷかぷかのみんなに負けないよう、明日もがんばろう。 ・自分らしく、自然体に笑顔で生きていこう。 ・まだまだやろうと思えばできることはたくさんあるのかな、可能性は広がっているんだなと思いました。 ・みんな一緒にがんばらないで、がんばろう! ・みーちゃんとその家族と、ぷかぷかと同じようにパンを作る攻防を作るよ。私は絵本を作るからね。 ・自分を耕そう! ・ぷかぷかさんに会いたいね。HPをのぞきに行こう! ・また新しい発見があったね。明日はもっといろんな感じ方に出会えるといいなぁ。 ★『Secret of Pukapuka』は明日2月2日(日)午後2時から市営地下鉄中川駅そばのシェアリーカフェで上映します。ぜひお越し下さい。 「シェアリーカフェ」アクセス https://shairly.com/access 申込、問合せはこちら https://www.pukapuka.or.jp/contact/ ★『Secret of Pukapyka』はあなたの心を耕してくれます。あなたの街をほっこりあたたかくするヒントを教えてくれます。ぜひあなたの街で上映してください。問合せは https://www.pukapuka.or.jp/contact/
  • 湯船につかると〝ゆっくりゆきちゃん〟を歌うのが習慣になってしまった
     『どんぐりと山猫』一郎が山猫に会いに行くところは「ゆっくりゆきちゃん」の歌に合わせてゆっくり歩きます。その歌を歌ったのが、ひよりちゃんのグループ。右の方、オレンジ色のシャツがひよりちゃん。  で、そのひよりちゃん、毎日お風呂で「ゆっくりゆきちゃん」をうたっているそうです。 ●●● 表現の市場は終わってしまったのですが、我が家でまだまだ進行中です! というのは、いつも〝ゆっくりゆきちゃん〟の歌をお風呂で練習していたので、湯船につかると〝ゆっくりゆきちゃん〟を歌うのが習慣になってしまったのです(笑) それで今ごろになってですが 日和が上手になってきています(笑) 今まで日和は顔を洗うのが適当で、指先でちょちょっと撫でて終わり!とか言っていたのですが、〝ゆっくりゆきちゃん〟の歌詞に「ゆっくりがおを〜♪ ゆっくり洗い〜♪」とあるので、ここで実際に湯船のお湯で顔を洗うようにしたら、ゆきちゃん効果でゆっくり洗うようになりました(笑) という事で、私たちは毎晩お風呂で表現の市場の舞台進行中です!╰(´︶`)╯♡    お風呂上がりのひよりちゃん    「あの広場のうた」熱唱。ひよりちゃん、気合いが入っています。
  • 「社会にあわせなくても、やっていけるよ」セミナーは、お互いの日々がハッピーになるヒント
     2月2日(日)午後2時からシェアリーカフェで「社会にあわせなくても、やっていけるよ」セミナーをやります。  「社会にあわせなくても、そのままのあなたが一番すてき!」 というメッセージは、みんなを自由にします。  昨日の「ぷかぷかさんのお昼ごはん」ではお客さんとこんな関係でした。  無理に社会にあわせなくても、そのままでいいよっていってると、こんな関係が自然にできるのです。これはお互いにとって、とてもハッピーな関係だと思います。  福祉事業所が運営する喫茶店に行った人が、 「ぷかぷかに来ると、やっぱりホッとします」 といったのも、こういう雰囲気があるからだと思います。  社会にあわせようと一生懸命になると、お互いがしんどくなって疲れます。それよりもお互いの日々がハッピーな方がいいです。  「社会にあわせなくても、やっていけるよ」セミナーは、そういった日々を創り出すためのヒントをお話ししたいと思います。福祉に関係する人もしない人も、「あ、おもしろそう」って思ったらぜひ来て下さい。   「シェアリーカフェ」アクセス https://shairly.com/access 申込、問合せはこちら https://www.pukapuka.or.jp/contact/
  • ムダに見えるような人たちとのおつきあいが、ぷかぷかを作った。
     朝日新聞『折々のことば』        ぷかぷかさんとのおつきあいって、つまりはこういうことではないかと思います。  障がいのある人たちはいろんなことができないから、彼らとおつきあいしても何も生まれない、ムダ、と多くの人は考えています。そんな中で、タカサキは彼らとおつきあいしたら楽しいし、なによりも「おもしろい人と一緒にいたい」と思い、一緒にぷかぷかを作ってきました。なんかね、彼らと一緒に作っていけば、きっとおもしろいお店ができると思ったのです。    この「一緒に」がキモです。「何かやってあげる」とか「支援する」ではなく、どこまでも「一緒に」ぷかぷかを作ってきたのです。  結果、ご存じの通り、なんとも楽しいぷかぷかができたのです。ぷかぷかの楽しさ、おもしろさ、ホッとする空気感は、みんなぷかぷかさんのおかげです。私たちだけでは、こんなおもしろいお店はできませんでした。  ムダに見えるような人たちとのおつきあいが、こんなにおもしろいぷかぷかを作ったのです。彼らをムダと見るのは、大きな社会的損失だと思います。そんな見方をするのは、もったいないです。  ムダに見えるような人たちと一緒に作った芝居を先日発表しました。彼らとのおつきあいがこんな素晴らしい舞台を作ったのです。  もう理屈抜きに、彼らは私たちにとって必要な人たちです。  一緒に生きていった方がいい。その方がトク!な人たちです。
  • そらくん「またやりたい!」
     そらくんは不思議な存在感の人。どこからともなく現れ、すっと通り過ぎ、みんなを邪魔するわけではなく、それでいて妙にあたたかいものを残していきます。進行役のせっちゃんは『もののけ姫』に登場する木霊のようだ、といってましたが、とにかくうまく表現できない存在。  それでも存在感のあたたかさからか、そらくん、そらくんと、地域の子どもや大人達には大人気の人だそうです。  なんとなくウロウロしながらも、本番はちゃんと舞台に立ってどんぐりやってましたね。写真、真ん中です。  そんなそらくんがお母さんに「またやりたい」といったそうです。  「またやりたい」なんて、うれしいですね。なんとなくウロウロしているようで、ちゃんと参加していたんだ、とうれしくなりました。機会見つけて、ぜひまた一緒にやりましょう。
  • 『表現の市場』はぷかぷかさん達にとって、素晴らしい体験の場
     しょうへいさんがワークショップのことをずっと日記に書いていた、とお母さんが日記を届けてくれました。  みんなで「ゆっくりゆきちゃん」の歌を練習したときの日記です。  「ゆっくりゆきちゃん」をうたいながら一郎は山ねこのところへ  これは配役を決めたときの話で、しょうへいさんは、マサトさん、ヒカリさんと三人で馬車別当をやることになりました。マサトさんは地域のおじさんです。 マサトさんはこんなおじさん。ぷかぷかさん達と、こんなすてきな出会いをしました。 www.pukapuka.or.jp  こんな出会いがあるのが演劇ワークショップ。お互い「あなたにいて欲しい」と思える出会いがたくさんあります。  こんなおじさんといっしょに今回、馬車別当の役をやったのです。手に持っているのは馬の鞭。 左からしょうへいさん、マサトさん、ヒカリさん。登場するときの振り付けが最高に面白かった。伊藤多恵さんの振り付けをイマムーが指導しました。 山猫役のハヤチャンからは葉巻の煙を吹きかけられます。 ハヤチャンから葉巻の煙を吹きかけられる。ハヤチャンの隣が馬車別当役のしょうへいさん。煙を吹きかけられて顔をしかめているのがマサトさん。  お母さんからのメモによれば、本番の朝、メモに書いたセリフを一人で読んで出かけたそうです。  『表現の市場』は、ぷかぷかさん達にとって、素晴らしい体験の場だったと思います。いろんな人と出会い、思いを表現し、ドキドキしながら照明のバチッと当たった、緊張感あふれる舞台に立ったのです。こんな体験はふだんの暮らしの中ではまず体験できません。人生の幅がぐ〜んと広がったと思います。
  • 「人間扱いは必要ないと思うようになった」とやまゆり園事件の被告
     昨日の毎日新聞、やまゆり園事件公判の記事。 《 園の職員になってからは、利用者の食事の様子などに驚いたといい、自身も「ご飯を食べないと鼻先を小突いてしつけをした」と話し、人間扱いは必要ないと思うようになったと説明した。》 《 利用者に命令口調になったり流動食を作業のように流し込んだりする他の職員の姿を見て「(利用者は)人間ではないと思った」と述べて、園で働く中で差別的な考えが膨らんだと話した。》  「人間扱いは必要ないと思うようになった」とありますが、これが津久井やまゆり園の支援の現場の実態なのだろうと思います。そういう現場だからこそ、事件は起こったのではないか、と以前から書いていますが、まさにそれを裏付けるような被告の言葉です。  相手を支援するといいながら、どうして相手を人として見ないような関係が生まれたのか。支援という上から目線の関係は、本質的に、そのいうものを含んでいるのではないか。そこの検証こそ、この裁判でやるべきことだと思います。  相手と人としてつきあっていく。それをぷかぷかは大事にしてきました。いっしょに生きていく、という関係です。そしてその関係からはこんな舞台が生まれました。  障がいのある人たちと一緒に生きていくと、こんな風に社会を豊かにするものが生まれるのです。  やまゆり園とは正反対のものです。どうしてこんなにちがうのか、何が問題なのか、支援という関係は何を創り出しているのか、それを考えることが、今、私たちは求められていると思います。何よりも、私たちはどういう社会を作ろうとしているのか、ということ。
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