ぷかぷか日記

人に気持ちを伝える方法の一つ。それは映像の力。

相模女子大学のマーガレットホールで伊勢監督の作品、

『やさしくなあに  〜奈緒ちゃんと家族の35年〜』の上映を観てきました。

映画の中には笑ったり、働いたり、ピアノを弾いたり、夫婦関係に悩んだりしているお母さん、定年退職をして自分の身の置き場が見つからず、お酒を飲んだり、居眠りしているお父さん、奈緒ちゃんの弟として生まれ、福祉の仕事に付き、人生に悩む記一さん。そのそばにはいつも奈緒ちゃんがいます。そして奈緒ちゃんはいつも笑顔。

家族が混乱の中にいる時も、ピント外れ・・・だけれどその場の空気を変えるには的を射ているかもしれない言葉を発する奈緒ちゃん。きっとこの西村家はなんども奈緒ちゃんの前向きな明るい会話に助けられてきたのだと思う。

もともと、てんかん発作を持っている奈緒ちゃん。映画の中でも撮影中に突然発作で倒れる場面があった。その時私は、今までに見たてんかん発作を起こした人々の姿が一瞬のうちにパーッと頭の中に流れた。その中には12年前に脳腫瘍で亡くなった姉もいる。てんかん発作の中でも多い、全身痙攣発作はそばに居るものに衝撃を与えるほど、辛そうに見える。その度に命の尊さを想う。

なぜ同じ映画をなんども上映するのか。

映画はなんどもなんども繰り返し伝える力を持っている。

繰り返し繰り返し、伝えたい事があるから。

8月4日には長津田アートパークでぷかぷか上映会を開催します。映画では生きることを楽しんでいるぷかぷかさん達が出てきます。今回は上映会だけでなくぷかぷかさん達もきます。トークセッションもあったり、パンや焼き菓子、アートグッズの販売もあります。ぷかぷか体験が一度に出来る感じでしょうか。

ぷかぷかも記録映画はこれからもなんども上映をします。上映を続けて一人でも多くの人に、一緒に過ごすこと、一緒に生きていくことの大切さを伝えていきます。

人に気持ちを伝える・・・とても難しいことです。

伝えたつもりでも伝わっていなかったり、違う意味で伝わったり。

だけどあなたに伝えたい。

ぷかぷかさんがぞばにいると少し心が暖かくなるって。

なおちゃんが笑うと周りも笑顔になるように。

8月4日、心を暖めに来てください。

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