障がいのある人たちと地域の人たちで、いっしょにお芝居作りのワークショップをやります。ワークショップという共同作業を通して、お互いの新しい出会い、今までにない新しい作品作りに挑戦したいと思っています。
 
  ワークショップは一緒にゲームをやったり、歌を歌ったり、音楽に合わせて体を動かしたり、というところから出発し、気持ちをほぐし、お互いの関係を作るところから始まります。そのあと、誰かと一緒にものを作ったり、体を動かしながら何かを表現したり、といったことに進んでいきます。
 いろいろ楽しんでいるうちに、自然にお芝居ができあがってくるところが、ワークショップのおもしろいところです。
 

 
 
 今回は『森は生きている』というロシアのお話を、ワークショップを進めていくときの手がかりとして持ってきます。作品に登場する12月(つき)の神さまの人形を作るところから、今回のワークショップは始まります。人形作りは「デフパペットシアターひとみ」(聾者〈耳の聞こえない人〉と聴者〈耳の聞こえる人〉が共に作るプロの人形劇団)の人たちが指導してくれます。
 できあがった人形を元にみんなでお話を少しずつ作っていきます。ワークショップは6月から月一回のペースで6ヶ月続けますので、人形はそのお話をつなげていく手がかりになります。
 
  


 
 
 
 
 障がいのある人たちと一緒にワークショップをやるのは、彼らの存在感、発想のすばらしさが、ワークショップという、お互いがふだんより少し自由になれる空間では、よく見え、それを生かすことができるからです。私たちと少し違う人たちがいた方が、より豊かなものが生み出せる、ということがワークショップを通してみんなで共有できれば、と思っています。
 
 6月から月一回やって、最後にホールの舞台で、作品の発表会(表現の市場)をやります。障がいのある人といっしょだからこそできる作品をたくさんの人たちの前で発表します。「いっしょにやった方がいいんだね」「いっしょに生きていった方がいいんだね」、そんなふうにお互い思えたら、と思っています。
 
講師 花崎攝(進行役)演劇ギルド 元黒テントの役者
   やなせけいこ(進行役) デフパペットシアターで音作り、役者
   吉村安見子(ピアニスト) オペラシアターこんにゃく座や黒テントなど 
               のピアノ演奏を行っている。
   成沢富雄(舞台監督、進行役)演劇ギルド、元黒テントの役者
 
日程:6月7日(土)、7月5日(土)、8月16日(土)、9月6日(土)、10月19日(日)、11月23日(日)   毎回 午前9時15分〜午後4時
発表会:11月24日(月、祝) リハーサル 午前9時15分〜12時 
              発表会(表現の市場)  午後2時〜午後4時
場所:ワークショップ (みどりアートパーク リハーサル室)
   発表会 (みどりアートパーク ホール)
参加費  500円(保険料など)
参加条件 ・障がいのある人たちと一緒にワークショップをやってみたい方。
     ・なるべくすべての日程に参加できる方
     ・ビデオ、スチール写真の記録をとります。後日、記録をまとめ、 
      DVD作品、記録写真集になります。ホームページにも紹介しま
      す。ビデオ、写真を撮られても差し支えない方。
参加希望の方は参加したい理由を書いて主催者(NPO法人ぷかぷか)までメールもしくは郵送でお申し込みください。参加の可否は追って連絡させていただきます。
  メールアドレス:pukapuka@ked.biglobe.ne.jp
    送り先:横浜市緑区霧ヶ丘4丁目17-3 NPO法人ぷかぷか  高崎
募集:30名 5月3日(土)〜24日(土)  発表 5月31日(土)
問い合わせ:NPO法人ぷかぷか 高崎  045−453−8511
主催:NPO法人ぷかぷか
共催:みどりアートパーク
協力 デフ・パペットシアター・ひとみ(ろう者と聴者が共につくる人形劇団)
   演劇デザインギルド、オペラシアターこんにゃく座
   生き活き市民基金