ぷかぷか日記

「の」ではなく、「な」

  『ぷかぷかな物語』はぷかぷかの作ってきた物語なのですが、あえて『ぷかぷかの物語』ではなく『ぷかぷかな物語』にしました。

 「の」ではなく「な」なのです。

 「ぷかぷかの物語」で終わるのではなく、「ぷかぷかな物語」が、この本をきっかけに、あちこちで始まればいいな、という思いがあるからです。

 「ぷかぷかな物語」はまわりにぷかぷかさんがいて、ぷかぷかさんと一緒に生きていきたいという思いがあれば、どこにでも生まれる物語です。誰にでもはじめられる物語です。その物語は、みんなをほっこりあたたかな気持ちにさせます。誰にとっても居心地のいい場所が生まれます。そこではみんなを自由にします。

 何よりも、あの忌まわしい相模原障害者殺傷事件を超える社会を自分のまわり作ることができます。「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいね」ってみんなが思える社会です。

 

 「ぷかぷかな物語」を作るきっかけとして、ぷかぷかの映画(『Secret of Pukapuka』)の上映会と、タカサキを呼んでのトークセッションを企画してみてください。

 「いい映画だったね」「いいお話だったね」で終わらせないことが大事です。そこで終わらせたら物語は始まりません。

 自分のいるところで「ぷかぷかな物語」を始めるためのヒントを得るための上映会であり、トークセッションです。

 一昨年、長崎、福岡、北九州で上映会やったとき、北九州だけは「いい映画だったね」「いいお話だったね」で終わらず、「ぷかぷかみたいな場所を北九州にも作ろうよ」と誰かがいい、何人もの人が「そうだ、そうだ」といい、人が動き始めました。

 こんなふうに動き始めるきっかけを作ることが上映会とトークセッションの企画の目的です。はじめの一歩を踏み出すことが大事です。「いつかやりたい」「いつかやろう」って思っている限り、その「いつか」はいつまでたっても来ません。

 もう一つ大事なこと。それは障がいのある人たちの関係者だけでやらないことです。関係者ではない、いろんな人がいること、それがすごく大事です。いろんな人がいることで、お互いの視野が広がります。議論の幅が広がります。そこが小さな社会になります。その小さな社会で「ぷかぷかな物語」を作り始めるのです。

 物語作りに、関係者だけではない、誰もが参加できる、ということ。それができあがってくる物語の幅を広げてくれます。

 「ぷかぷかな物語」は、地域のみんなで作っていくのです。そのことに意味があります。

 ぷかぷかの映画を見て、タカサキとのトークセッションに参加して、『ぷかぷかな物語』『pukapukaな時間』を読んで、あなたがその気になれば、もうすぐにでも物語は始まります。

 あなたの「ぷかぷかな物語」です。

 ぜひ!

 

 ★上映会、トークセッションのお問い合わせは、下記サイトの「その他のお問い合わせ」をクリックしてください。必要項目を書き込んで送信ボタンを押してください。後日お返事します。

www.pukapuka.or.jp

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新しい福祉文化

 『ぷかぷかな物語』らくだの絵の表紙がすごくいいです。

    昔、タクラマカン砂漠を旅する話が好きでした。未知なる世界への旅の物語を、わくわくしながら読みました。

 ぷかぷかもこのらくだの背に乗って、のっそりのっそり未知なる世界へ旅してるのだろうと思います。

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 未知なる世界、というのは、新しい福祉文化の世界です。

 福祉の世界をやるつもりはなくて、ただ彼ら(障がいのある人たち)と一緒に生きていきたいと思ってはじめたぷかぷかでしたが、気がつくと、従来の福祉とは全く外れたことをやっていました。でも、それ故に、たくさんの新しい物語が生まれました。新しい価値、新しい文化が生まれました。

 

 ぷかぷかは、2015年に演劇ワークショップの試みが「読売福祉文化賞」を受賞しました。

 「読売福祉賞」ではなく、どうして「読売福祉文化賞」なのか。審査員の一人が、「文化」という言葉が入る理由についてこんなふうに語っていました。

 

 《「福祉」という言葉から抱きがちな「施し」のようなイメージを打破し、本来はそこから新しいトレンドやカルチャーを生み出し得る創造的作業だと思うからあえて「福祉文化」と表現しました…》

 

 「新しいトレンドやカルチャーを生み出し得る創造的作業」

 ぷかぷかの9年は、まさにそれをやってきた、と本にまとめた今、あらためて思います。ぷかぷかが創り出してきたのは、まさにこの「新しい福祉文化」ではないかと。

 

 ぷかぷかが作ってきた「新しい福祉文化」とは

1)障がいのある人たちに「支援」はしません。そういう上から目線の関係ではなく、どこまでも「一緒に生きていく」というフラットな関係でぷかぷかはやってきました。

 だからこそ、障がいのある人たちとクリエイティブな関係を作り、創造的作業ができたと思っています。そこから新しい文化が生まれました。

 『ぷかぷかな物語』は、そのフラットな関係が何を創り出したかを物語る本です。

 自費出版の『pukapukaな時間』は、その関係が生み出したものをビジュアルに表現したものです。ビジュアルに表現すると、それが一つの「文化」であることがよくわかります。(『pukapukaな時間』は、ぷかぷかのお店で販売中。ホームページのオンラインショップでも買えます。 書籍 | ぷかぷか 

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みんなで木になっているこの写真は、障がいのある人たちとフラットな関係を作ると何が生まれるかを象徴的する写真です。みんなでこんな楽しいことができるのです。新しい福祉文化です。 

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 相模原障害者殺傷事件の犯人がこういう関係を経験していれば、事件は起こりませんでした。そのことは何を物語っているのか。

 福祉の現場、支援の現場でなぜあのような事件が起こったのか、という問い直しが福祉のサイドから本当はもっともっとなされるべきだと思います。(私はそれを見たことがありません。どなたかご存じの方がいらっしゃったら教えてください。)

 

 

2)「新しい福祉文化」においては、障がいのある人たちは、社会に合わせるのではなく、そのままのあなたが一番魅力的!といいます。

  社会に合わせるのはやめよう、もうそのままで行こう、と決めたことで、彼らはとても自由になりました。その自由な振る舞いは、そのまま彼らの魅力になりました。

 かつて私はその魅力にとりつかれ、彼らといっしょに生きていきたいと思うようになりました。その延長に今のぷかぷかがあります。

 みんな社会に合わせつつも、どこかこの社会に息苦しさを感じています。だから、ぷかぷかに来て、彼らの自由な振る舞いに、救いのようなものを感じたのだと思います。

「なんて自由なんだ」

と。社会に合わせることで忘れていた「自由に生きることの大切さ」を、ぷかぷかさんたちの自由な振る舞いに出会う中で思い出したのだと思います。ちょっとだけ自分を取り戻す時間です。

 ぷかぷかが、自分にとっても大事な場所であることが、だんだん見えてきます。

 ♪ 歌が生まれ、人は踊り出し、物語が生まれる ♪ 「広場」にぷかぷかはいつの間にかなっていました。ぷかぷかは、障がいのある人にとってはもちろん、地域の人たちにとっても大切な場所になっていたのです。

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 これが「新しい福祉文化」です。障がいのある人たちが、社会に合わせるのではなく、自分らしく生きることで生まれた「新しい福祉文化」なのです。それはみんなにとって大切な「広場」を作ります。

 生まれてきてくれてありがとう。あなたのおかげで、わたしの人生は素敵な出会いで溢れています。

 ぷかぷかのファンの方が、また一人自分ちのぷかぷかさんを語りはじめました。

 《 生まれてきてくれてありがとう。あなたのおかげで、わたしの人生は素敵な出会いで溢れています。》

 障がいのある子どものことをそんな風に語るお母さんの思い、幸せ感が、もっともっと社会に広がってほしいと思います。

《 生まれてきてくれてありがとう。君は社会の宝だよ 》

って、みんなで言えるような社会になるといいなと思っています。

ameblo.jp

 

 自分ちのぷかぷかさんのことを、こうやって語り、発信することがすごく大事だと思います。自分の思いを整理できます。語っていく中で新しい気づきがあります。気づきは、また自分を前に進めてくれます。発信することで、たくさんの人たちと自分の思いを共有できます。共有することで、社会が少しずつ変わっていきます。障がいのある人たちも、ない人も、みんなが気持ちよく暮らせる社会に。

『ぷかぷかな物語』ついに完成!

 『ぷかぷかな物語』ついに完成!です。今日、本が出版社から届きました。 

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  日々の思いはブログに書いていますが、ぷかぷかが生み出した物語がこうして一冊の本としてまとまると、また感慨深いものがあります。

 著者は高崎になっていますが、どこまでもぷかぷかさんといっしょに生きることで生まれた物語です。高崎一人では、どんなにがんばってもこれは書けません。どこまでも彼らといっしょに生きるという営みがあって、そこから生まれた物語です。

 その物語が、こうやって一冊の本になって店頭に並ぶなんて、本当にうれしいです。素直にうれしいです。やったー!って飛び上がりたいくらいです。こつこつやってきて、本当によかったと思っています。

 この本が売れるかどうかは、そのまま社会の評価です。ぷかぷかが作ってきたことが、社会の中で本当に価値あることなのかどうかのストレートな評価です。ですから、すごくドキドキしています。

 本を読んだ方は、ぜひ感想をSNSで発信してください。おもしろかった感想はもちろん、おもしろくなかったという感想でもかまいません。とにかく話題になることが大事です。 

 ひょっとして爆発的に売れて、うちでも「ぷかぷかな物語」作ってみよう!っていうところがたくさん現れたら、社会はきっと変わります。読んで、おもしろかった、と思うだけでは、何も変わりません。まわりにいるぷかぷかさんたちと一緒に、ほっこりあたたかな、ぷかぷかな物語を少しずつ作ること。それが何よりも大事です。そうすることで、まず自分のまわりから社会が少しずつ変わっていきます。障がいのある人もない人もお互い気持ちよく暮らせる社会に、です。

 

 ★本はぷかぷかの店頭で買えます。ぷかぷかのホームページからも買えます。送料180円がかかりますが、著者のサイン本と特製絵はがきが送られてきますので、アマゾンで頼むよりは「トク!」です。

shop.pukapuka.or.jp

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  アマゾンでも買えます

https://www.amazon.co.jp/ぷかぷかな物語-障がいのある人と一緒に、今日もせっせと街を耕して-高崎-明/dp/4768435718/ref=sr_1_fkmrnull_1?__mk_ja_JP=カタカナ&keywords=ぷかぷかな物語&qid=1556171779&s=gateway&sr=8-1-fkmrnull


 

歌がうまれ、人は踊り出し、さまざまな物語が始まった

 ぷかぷかは一応障がいのある人たちのための就労支援の場です。でも、ぷかぷかを9年やってきて、気がついたのは、ぷかぷかは単なる就労支援の場ではなく、ぷかぷかさんがいることで、誰にとってもホッと一息つける大切な場になっている、ということです。

 ぷかぷかに来るとみんなホッとするといいます。心が安らぐといいます。自由を思い出すといいます。

 かつてのおおらかさが社会になくなり、なんとなく息苦しさを感じる世の中になっています。そんなことを感じる人たちにとって、ぷかぷかはとても居心地のいい場所になっているようです。ぷかぷかのファンがどんどん増えてきました。

 なんとなくいやだとか、近づきたくないと思われている障がいのある人たちの働く場が、気がつくと、地域の人にとってもホッと一息つき、自分を取り戻すような場になっていたのです。

 彼らが自由であるとき、そして彼らにとって居心地のいい場所であるとき、彼らのいる場所は、誰にとっても自由を感じ、居心地のいい場所になるのだと思います。

 

 第4期のワークショップの少し前、オペラシアターこんにゃく座のCD『世界は劇場』の中の「あの広場の歌」を聞いたとき、

「これって、ぷかぷかの歌じゃん!」

て思いました。

 

 昔広場に一本の柱を立てました。

 「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がトク!」

 という柱です。それに共感する人たちが少しずつ、少しずつ集まってきました。

 歌がうまれ、人は踊り出し、さまざまな物語が始まったのです。

 

 ピアニストのあみちゃんに第4期のワークショップのテーマソングにできないか、相談しました。すぐにOKの返事が来ました。みんなが歌いやすいように、少しゆっくり歌えるようにやってくれました。

 

 

♪ いまはいつだろう  いつもの朝

  ここはどこだろう   いつも場所

 

 いまはいつだろう  いつもの夜

 ここはどこだろう  いつもの場所

 

 でもどこかちがう

 ここはどこかに似ている

 

 おとなもこどもも  犬も鳥たちも

 虫たちも集まる   あの広場みたい

 

 耳をすませば見えてくる

 目をみはれば聞こえてくる

 少しずつ 少しずつ

 

 歌が生まれ  人は踊り出し

 物語がはじまる  あの広場がここに

 

 昔 広場に一本の柱

 ここに立てよう  目には見えない柱を

 

 昔 広場に一本の柱

 ここではじまったぷかぷか  いまここで ♪

 

 

 表現の市場でぷかぷかさんたちがこれを歌ったとき、涙が出ました、というお客さんがいました。

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 明日の朝、10時半頃、みんなでこの歌を歌います。ぜひ聞きに来てください。

歌がうまれ、人は踊り出し、さまざまな物語が始まった

 ぷかぷかは一応障がいのある人たちのための就労支援の場です。でも、ぷかぷかを9年やってきて、気がついたのは、ぷかぷかは単なる就労支援の場ではなく、ぷかぷかさんがいることで、誰にとってもホッと一息つける大切な場になっている、ということです。

 ぷかぷかに来るとみんなホッとするといいます。心が安らぐといいます。自由を思い出すといいます。

 かつてのおおらかさが社会になくなり、なんとなく息苦しさを感じる世の中になっています。そんなことを感じる人たちにとって、ぷかぷかはとても居心地のいい場所になっているようです。ぷかぷかのファンがどんどん増えてきました。

 なんとなくいやだとか、近づきたくないと思われている障がいのある人たちの働く場が、気がつくと、地域の人にとってもホッと一息つき、自分を取り戻すような場になっていたのです。

 彼らが自由であるとき、そして彼らにとって居心地のいい場所であるとき、彼らのいる場所は、誰にとっても自由を感じ、居心地のいい場所になるのだと思います。

 

 第4期のワークショップの少し前、オペラシアターこんにゃく座のCD『世界は劇場』の中の「あの広場の歌」を聞いたとき、

「これって、ぷかぷかの歌じゃん!」

て思いました。

 

 昔広場に一本の柱を立てました。

 「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がトク!」

 という柱です。それに共感する人たちが少しずつ、少しずつ集まってきました。

 歌がうまれ、人は踊り出し、さまざまな物語が始まったのです。

 

 ピアニストのあみちゃんに第4期のワークショップのテーマソングにできないか、相談しました。すぐにOKの返事が来ました。みんなが歌いやすいように、少しゆっくり歌えるようにやってくれました。

 

 

♪ いまはいつだろう  いつもの朝

  ここはどこだろう   いつも場所

 

 いまはいつだろう  いつもの夜

 ここはどこだろう  いつもの場所

 

 でもどこかちがう

 ここはどこかに似ている

 

 おとなもこどもも  犬も鳥たちも

 虫たちも集まる   あの広場みたい

 

 耳をすませば見えてくる

 目をみはれば聞こえてくる

 少しずつ 少しずつ

 

 歌が生まれ  人は踊り出し

 物語がはじまる  あの広場がここに

 

 昔 広場に一本の柱

 ここに立てよう  目には見えない柱を

 

 昔 広場に一本の柱

 ここではじまったぷかぷか  いまここで ♪

 

 

 表現の市場でぷかぷかさんたちがこれを歌ったとき、涙が出ました、というお客さんがいました。

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 明日の朝、10時頃、みんなでこの歌を歌います。ぜひ聞きに来てください。

 

 

彼らといっしょに、その「道草」を食う時間が、「ああ、いい時間だったなぁ」 って、しみじみ思えるのです。

 

 映画『道草』を見に行きました。途中何度も笑ってしまう、楽しい映画でした。見終わってから「道草」の意味がようやくわかりました。 

 重い障害を持った人たちといっしょに生きていく生活は、なかなかまっすぐに進みません。ほとんど「道草」を食いながら、ゆっくりゆっくり進んでいきます。

 彼らといっしょに、その「道草」を食う時間が、映画を見終わって何時間もたった今、

 「ああ、いい時間だったなぁ」

って、しみじみ思えるのです。なんなんでしょうね、この心地よさは。

 重い障害を持った人たちといっしょに生きる理由が、少し見えた気がしました。介護者という立場の人も、「道草」の時間を楽しんでいます。十数年おつきあいしているという介護者が何人も登場します。いい時間を一緒に過ごしてきたんだろうな、と思いました。「支援」ではなく、「おつきあい」です。道草を食いながらの「おつきあい」。だからそこには、いい時間がある。お互いが豊かになる時間がある。

 そんな時間があるから、彼らとのおつきあいの中で、人はまた、人になれる。人になれるから、また彼らのそばに行く。

 彼らとの十数年ものおつきあいは、そうやって生まれたのだと思いました。

 

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 散歩の途中

 「たぁー!」 

って、叫ぶ人がいます。まわりの人がびっくりするからやめよう、って介護の人が言います。

 「うん、わかった」

って、いいながら、また

 「たぁー!」

って、叫びます。もう散歩やめるよ。いやです。たぁっていうのやめるって約束できる?

 「うん、できる、指切りげんまん」

と二人で、指切りげんまんをするのですが、すぐにまた

「たぁー!」

とやります。やりながら、にたにた笑っています。

 ああ、この人、介護の人をあそんでるんだ、と思いました。

 ぷかぷかのファンの人が

「僕はぷかぷかさんたちにあそばれてるんですよ」

っていってましたが、まさにそれでした。

 あそぶ方もあそばれる方も、お互いがその時間を楽しんでいる。だから見ている方も楽しい。

 

 調子が悪くて家で暴れたり、お店の窓を割ったり、いろいろ大変なこともあります。それでもなお、彼らと生きる時間の豊かさをこの映画は「道草」を食いながら伝えてくれます。

 なんかね、見終わってからじわ〜っとそれが伝わってくる映画ですね。

 映画館の上映が終わると自主上映が始まります。ぷかぷかもやろうかなと思っています。

 

 重い障がいのある人たちとどんな風につきあっていくのか。そのつきあい方ひとつで、こんなにも豊かな時間がうまれたり、あのおぞましい相模原障害者殺傷事件が起きたりします。この落差はなんなのでしょう。

 

michikusa-movie.com

深い豊かさを感じさせてくれたイベントでした。

 4月6日の上映会に参加した方のすてきな感想です。

●●●

4/6(土) 初めて茅野市民会館へLight up Blueちの2019へ家族で参加しました。

『ぷかぷかさんと住むまち』という横浜にあるパン屋さんのドキュメンタリー上映会が気になり足を踏み入れた世界は、

共生!差別をなくそう!自己啓発を!
なんて固いことじゃなくて

怖い、できれば関わりたくない…
その不安はなにから来るのかな?
相手が、『障害者の人』から、その人を知ることにより、わたしとあなたの関係になること。

あなたの目の前にいる、その人
障害者でもそうでなくても関係なく
まず、当たり前の人と人の繋りや人間関係をしながら友達になろうよ。

そしたら、その世界はぷかぷか、あったかくて豊かな事がたくさんあるよ。
ほろほろ口の中でほどけるクッキーを販売したり。
その中には、ボロボロに傷ついて砕けた気持ちも、うまくまとまらなかった気持ちも。
嬉しくてニコニコした気持ちも、ぜんぶそのまま詰まってる…そんな
そのままの心で、そのままのあなたがいいんだよ❤
そんな深い豊かさを感じさせてくれたイベントでした。

ダウン症の子をもつお母さんの映像で
『私は、この子を産むまで障害者は、何をするかわからないからこわい!って思ってました。この子が産まれて、私はなるべく外には出ないようにしよう、と思い毎日泣いて過ごしました。
今は、この子がいてくれるから、見える世界、人との繋がりに感謝してます。』
といった内容を話していました。

そういえば、数年前、あるお母さんが施術のワークショップをしている間、ダウン症の女の子と一緒に過ごした景色や感覚を思い出しました。
ニコニコととても嬉しそうに笑いながら、遊ぶうちに、疲れて私の膝枕でスヤスヤ眠ったあの子。
その存在は、ふわっと軽くて柔らかくて可愛くて、とっても心が愛で満たされてくるような、まさにぷかぷか❤な時間だったなぁ。
きっと、いろんな思いでお母さんも子供さんも過ごしてきたんだろうな。。
とそんな二人をハグしたくなったあの日を思い出しました🍀

映像の中である女性が
『街で障害者がバスにのってたら、みんなあんまり関わりたくない、って雰囲気だすじゃないですか。
でも、その中で地域の人がひとりでも、
おはよう😊今日も寒いね~とか普通に話をする人がいたら、その人は怖い人なんかじゃなく、その地域で生活してる人になるんじゃないかな。だからそんな一人になりたい』と話してました。
実際に一緒に生活していくなかで、関係性が耕されていくんだな。
と、改めて実感できたすてきなイベントでした。

かえり道。
今まで関心をそれほど示してなかった夫が、
『俺、今日あの上映会見れてよかった。もっとじっくりみたかったな笑』と笑いながら、

『俺にも、できることあるかな…』とポツリとひと言。
ぷかぷかあったかい夕日を浴びたその横顔は
とても深い愛で包まれて見とれてしまうほどステキでした。
イベント、で終わらずこうしてチラリと参加した私たちの中に種を蒔いてくれ、この事はきっと何かの形で芽吹いて継続していくのかな、と感じました❤
すてきな機会を与えてくれた鈴木真知子さんや牛山怜子さん、ありがとうございました!

●●●

映画を見た人のこういった気づきがたくさん積み重なって、お互い住みやすい社会ができていくのだと思います。あなたの町でもぜひ上映会やってみてください。

あふれるような思いが書かれています

 

  「うちのぷかぷかさん」を発信し続けている浅川さんちのぷかぷかさんがお仕事体験にぷかぷかにやってきました。

 そのときのブログには、うちのぷかぷかさんが将来つく仕事について、あふれるような思いが書かれています。厳しい現実を前にして、なおもこういう思いを発信すること、発信し続けることが大事だと思います。

 

 浅川さんの思いは、養護学校の教員の発想、いや社会全体の発想のはるか先を行っている気がします。障がいのある人たちは、社会に合わせることが大事だと、社会のほとんどの人が思っているからです。私自身、養護学校の教員をやっている頃は、恥ずかしい話、そんな風に思っていました。

 それが間違っていることに気がついたのはぷかぷかを始めてからです。始めてすぐに接客の講習会をやったとき、そこで教わった「接客マニュアル」に自分を合わせようと一生懸命なぷかぷかさんの姿が、気色悪いというか、なんか痛々しくて見てられなかったのです。

 で、ぷかぷかは「接客マニュアル」に合わせることをやめました。「接客マニュアル」に合わせない、というのは、社会に合わせないということです。そんな風に決めたことが、今のぷかぷかの雰囲気を決めたと思っています。

 「接客マニュアル」に合わせないとお客さんが来ないんじゃないか、という不安がありました。でも、実際に始めてみたら、来ないどころか、ぷかぷかさんのファンが現れたのです。

 社会に合わせながらも、息苦しい思いをしている人がたくさんいたのだと思います。社会に合わせず、自由に振る舞うぷかぷかさんたちに、ホッとするようなものを感じたのだと思います。

 障がいのある人も無理して社会に合わせなくていい、そのままのあなたが一番魅力的、というメッセージにたくさんの人たちが共感し、支えてくれています。

 こんなふうにして、社会が少しずつ変わりつつあります。

 

 浅川さんのメッセージも、多分いろいろなところでぶつかります。でも、大丈夫です。間違ってはいないのですから。間違っていないどころか、社会を救うメッセージです。必ず支えてくれる人が出てきます。自信を持って、どんどん発信してください。  

 

ameblo.jp

イベントのあとの戦略が必要

 茅野に行ってきました。茅野市民会館の自閉症啓発デーのイベントの一つとして上映会とトークセッションが企画されました。

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 自閉症啓発デーから5日間、様々なイベントをやってきたようで、展示物を見る限り、すごいがんばってるなー、という気がしました。いろんなメッセージも寄せられていました。ただメッセージの一つ一つを読んでいくと、それが当事者に届き、何かが変わるのだろうか、と思いました。

 たとえば「障がいがあっても がんばれ!」「自閉症でも未来がある」「みんなで仲良く♡」なんてのもあって、なんだかなぁ、とむなしい気持ちになりました。

 こういうイベントがきっかけで、障がいのある人たちの存在に気がつくとか、関心を持つことは、すごくいいことだと思います。問題はそこから先です。

 障がいのある人たちの存在に気がつき、彼らと具体的な関係を作り、その関係の中で、新しいものを創り出すような、そんな戦略が本当は必要な気がします。

 イベントではなく、日々の暮らしの中で、あるいは日々の仕事の中で、彼らとどのような関係を作り、そこで何をするのか、ということです。

 そこまでやって、ようやく自分が、そして社会が少しずつ変わっていくのだと思います。

 この「自分が変わる」というところがすごく大切な気がします。障がいのある人たちと関わることで、自分が変わる、ということ。障がいのある人たちに何かやってあげる、のではなく、かかわることで自分が変わる、ということです。

 

 重度の障害を持った人たちの日々の暮らしを支える活動を記録した「道草」という映画の解説に、「彼らと関わることで、人はまた人に近づいていく」という言葉がありましたが、まさにそこです。

pukapuka-pan.hatenablog.com

 

 イベントはすごく盛り上がっていました。みんなで太鼓たたいたり、ライトアップしたり…

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 でも、私の心はいっこうに晴れやかな気持ちになれませんでした。

 何でかなぁ。

 この違和感はなんなんだろう。

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