ぷかぷか日記

彼らと人として出会う人権研修会

 人権研修会、というと、人権に関するさしておもしろくもない話を聞かされ、それを元にグループで話し合ったり、というのが一般的です。

 同じやるならもっと楽しくて、新しい気づきがあって、何よりも彼らと人として出会えるような人権研修をやりたいと考えたのがぷかぷかさんとのワークショップによる人権研修会。

すごろくワークショップによる人権研修会

www.pukapuka.or.jp

その時の映像

www.pukapuka.or.jp

 

演劇ワークショップによる人権研修会

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その時の映像

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ぷかぷかさんたちと一緒に笑ったり、手をつないだり、一緒にポーズをとったり、ということが大事。

彼らと人として出会うこと、それが人権研修会だと思います。

 

あ、おもしろい、うちでもやってみようかなと思われたら高崎まで連絡ください。

    takasaki@pukapuka.or.jp

ダイオウさんの奥深い言葉

 さんわーくかぐやに遊びに行った時、お土産にもらった買い物袋にダイオウさんのメッセージが入っていました。

 

 A mountain hut is not a place to sleep.

 「やまごやはねるところじゃない」

 う〜ん、と考え込んでしまうような言葉。ダイオウさんて、こういう言葉をさらっと書く人なんだと思いました。 なかなか奥深い方です。12日の上映会に来る予定です。

 

うまくすればダンス踊ってくれます。

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まだ席はありますので、どうぞお越し下さい。

参加希望の方は高崎までメール下さい。

takasaki@pukapuka.or.jp

みんなでダイオウダンス踊るかも。

 映画『かぐやびより』の中でダンスを踊っていたダイオウさんが、ひょっとしたら12日の上映会に来てくれるかも知れません。この映像は先日、かぐやに遊びに行った時に、ごはんを食べている私の前で踊ってくれた時のものです。

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 ダイオウさんがきてくれたら、映画を見たあと、みんなでこのダイオウダンスを踊りましょう。

 今、あちこちで『かぐやびより』の上映会が行われていますが、映画を見たあとみんなでダイオウダンスを踊る、なんてのは多分初めてです。ダンスを踊って、ちょっと体が温まって、そんな中で映画の話ができたらと思います。

 体がちょっと緩んだところで話をするのがいい映画です。私は今回でこの映画を見るのは4回目。いつも冒頭から体がゆるっとゆるんで、心地いいです。これはなんなんでしょうね。やはりこれはかぐやの人達がそこにいることで生まれるエネルギーなんだと思います。人を心地よくするようなエネルギー。

 

 ダイオウダンス、楽しみにしてきて下さい。

  来られる方は高崎までメール下さい。takasaki@pukapuka.or.jp

 

その人らしさを大切にすること

  昨日上白根地域ケアプラザで『Secret of Pukapuka』の上映会をやったのですが、その時、障がいのある子どもを抱えたお母さんが

「できないことをできるようにする、という考え方がまん延していますが、私はどうもすっきりしません。どう考えたらいいでしょうか」

という話が出ました。

 ぷかぷかを始めた時、接客について講師を呼んで研修会をやったことがありました。その時ぷかぷかさんに接客マニュアルどおりやってもらったら、接客がうまくできるどころか、その姿がなんとも気色悪かったのです。ああ、これはイカンと、接客マニュアルはやめることにしました。毎日気色悪い思いをしたくなかったからです。

 で、どうしたかというと、

「そのままのあなたでいいよ」

ということにしました。接客マニュアルをやめた結果、お客さんが激減したかというと、全くその逆で、「ぷかぷかさんが好き!」というファンが現れ、そのファンの人達にぷかぷかは支えられている、という話をしました。

 そのままのあなたがいちばん魅力的、ということです。できないことをできるようにするのではなく、できないままでいいじゃん!というわけです。

 

 かぐやびよりの舞台「さんわーくかぐや」もそんな雰囲気です。その人がその人らしくいられることを大事にしています。

 働いている人もいれば、寝ている人もいます。

 

 どこまでもその人らしさを大切にしています。

 ところが福祉事業所によくある「支援」という関係は、到達目標があり、それに向けて「支援」することになります。上映会で意見のでた

「できないことをできるようにする」

ことを大事にしているのだと思います。あの忌まわしい事件を起こした津久井やまゆり園が、その人らしさを大切にするようなところであれば、あのような事件は決して起こらなかっただろうと思います。

 『かぐやびより』を見ながら、そんなこともちょっと考えていただければ、と思います。

 「お、それなら行ってみようかな」と思った方はメール下さい。

    takasaki@pukapuka.or.jp

 

ウエムラさんの話

 2年ほど前、北海道大学大学院のウエムラさんがひょっこりやってきて、1週間ほど実習しました。その時の体験はウエムラ日記に書いています。

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 そのウエムラさん、今北海道中頓別で福祉の仕事をしながら毎週日曜日、地元の黄金湯という銭湯の番台に座っています。

この黄金湯は2年ほど前に一度潰れたのですが、銭湯の常連さんと一緒にボランティアで復活させたそうです。(この黄金湯の話はウエムラさんが大学院で書いたレポートにまとめていて、読ませてもらいました。黄金湯のおもしろさが生き生きと語られていました。銭湯という場を見直しましたね。)

 常連さんたちとのおつきあいの中で、いろんな話を聞き、それを本にまとめたりもしています。地域の生きた歴史です。

 そういった活動がNHKで紹介されました。映像の中に、ウエムラさんが真っ黒になって薪をくべているシーンがチラッとあって、おもわず

「おお!」

とうなってしまいました。銭湯を復活させるって、こういうことなんですね。

 地域の中心に銭湯があります。そこは地域の人達の交流の場であり、何よりもみんなを元気にします。機会があれば銭湯に入りに行こうかなと思っています。

 

 NHKの番組はこちら

www3.nhk.or.jp

〈ぷかぷかさん〉といういい方が定着した社会

 〈ぷかぷかさん〉といういい方は2015年5月に行った第1期演劇ワークショップの記録映画「ぷかぷか」の上映会で、監督の宮沢あけみさんと私の対談の中で出てきました。

「ぷかぷかで働く人達のこと、障害者というのはおかしいし、〈ぷかぷかさん〉といういい方はどうかな。」

という形で出てきたものです。その時はまさか今みたいにそのいい方が広がるとは思ってもいませんでした。

 今は当たり前のように〈ぷかぷかさん〉といういい方が定着していますが、わずか8年ほど前に、ひとつの希望として提案されたものです。こういういい方が広がるといいな、という希望です。

 〈障害者〉ではなくて〈ぷかぷかさん〉という言い方が定着している社会。これこそがぷかぷかが目指してきた社会です。

          

 添付のブログは映画『ぷかぷか』が2時間11分もあって、みんなで見るにはちょっと長すぎるので、もう少し短くできないかと、監督の宮沢あけみさんと映画の1シーンずつ見て、削れる、削れないで何時間も議論したことがあります。その時気がついたのは、宮沢さんの映画は、何をやったかを解説するものではなく、その時間をリアルに一緒に生きる映像なんだということです。だから削ってしまったのでは、その時間の共有というものができなくなってしまうのです。

 機会があればまたこの『ぷかぷか』の上映会を開きたいと思います。 

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8月12日(土) みどりアートパークリハーサル室で映画『かぐやびより』やります。

 8月12日(土)みどりアートパークリハーサル室で『かぐやびより』上映します。『かぐやびより』は「さんわーくかぐや」という福祉事業所の日々を追った映画です。なぜか心がふっと自由になるような映画で、私は3回も見てしまいました。

 

 福祉事業所などという枠を大きくはみ出し、いろんな人がいっしょに生きるには何が大切なのかが画面から伝わってきます。いや何よりもこの映画を見ると、なんだか元気が出てきます。「おーし、明日もみんなと楽しくやろう!」って気持ちになります。これはやっぱりかぐやの人達のパワーなんだと思います。

 

 映画の冒頭、いきなり鶏小屋が出てきます。鶏小屋の匂いを感じるようなこの場面が私は大好きです。もう一目惚れしてしまいましたね。    

 

 先日遊びに行った時は、朝から寝ている人がいました。こういう風景はホッとします。      

 

もちろんしっかり働いている人たちもいます。

 

 こんな風にいろんな人が、お互い無理なく自分らしくいられるところがすごくいいです。映画からはそういったことがビリビリ伝わってきます。

 

『かぐやびより』を見た方の感想。

 『かぐやびより』は全く「期待外れ」な映画であり、鑑賞要注意な作品です。  

 私は、友人の誘いで基礎知識ゼロ、期待満々で上映会に参加しました。3ヶ月前に仲間とともに障がい者支援施設を立ち上げたものの噴出する難題にかなり疲れを覚えていた。

 そんな私の期待は、映画でも観て気分転換になればいいな、饒舌なナレーション、エモーショナルなBGM、御涙頂戴的なストーリー展開にどっぷり浸かって泣いたらスッキリできるかも、成功した障がい者施設の運営のヒントでも見つかればめっけものだ、といったものでした。

 ところが、映画を見終わった私はぐうの音も出ないくらいの放心状態、まさに私の期待はことごとく裏切られたのでした。

 ナレーションもなければBGMもない、一人称視点で淡々と『さんわーくかぐや』を取り巻く自然の営みとそこに集う人々の何気ない日常が映し出され、自分もそこにいるかのような錯覚に囚われました。

 そして、障がい者支援に関わっている自分が大事だと思っていた福祉に関する知識や支援スキル、施設の運営術などよりはるかに大事なものがあることに気づかされ、私の福祉に対する考え方が根底から覆る、そんなパラダイムシフトを体験した次第です。

 私にとって『かぐやびより』は、そういう意味で「期待外れ」であり、一生忘れることのできない映画となりました。

 まだご覧でない方々、くれぐれもご注意ください。この映画は、あなたの人生を変えてしまうかもしれません。

 

 

ぜひご参加下さい。参加希望の方は

takasaki@pukapuka.or.jp

までメール下さい。

教え子が豊かに生きる未来が描けない

 昨日の東京新聞夕刊に《「共生」理想と現実 橋渡し》と題した記事があり、その中に「保護者も自分も、福祉作業所の職員も、誰もが一生懸命なのに、教え子が豊かに生きる未来が描けない」という一文がありました。

 そういう未来が描けるように教え子と一緒に日々を作っていけばいいのですが、どうもそういう発想がないようです。

 

 以前ぷかぷかさんたちを撮った『Secret of Pukapuka』を見た方はお子さんがアンジェルマン症候群で

「私がイメージしていた息子の成人後の人生は、色味がグレーでしか表現できませんでした。」

 でも、映画を見て

「こんなにも鮮やかな人生を送る可能性を秘めているのかと思った」

といいます。

 

 未来は自分たちで作っていくものです。そこを豊かに生きるかどうかは、自分たちがどのようにその未来を作っていくのか、にかかっています。

 『Secret of Pukapuka』は、たまたま今週土曜日8月5日(土)上白根地域ケアプラザで上映会があります。ぷかぷかさんがどんな人生を送っているかがよく見えます。ぜひ見に来て下さい。無料でしかもコーヒーとぷかぷかの焼き菓子が出るそうです。こりゃもう来なきゃソン!です。

上白根地域ケアプラザで「The Secret of Pukapuka』を上映

 8月5日(土)13時30分から上白根地域ケアプラザで「The Secret of Pukapuka』を上映します。

 

vimeo.com

 

カナダで開かれた世界自閉症フェスティバルで『Secret of Pukapuka』を上映した時の反応。アメリカから来た女性は障がいのある人達への概念がひっくり返った、彼らは社会を耕す、豊かにする、という捉え方がすばらしい。

www.youtube.com

 

 映画を見て、ただ感想を言い合うのではなく、映画を見て、ぷかぷかのヒミツに関する気づきを更に深め、共有するために詩のワークショップをやります。気づきを詩にして、まずはそれを共有。ことばを並べ替えて、グループとしての詩に再編集。それをみんなに向かって朗読します。

 ことばがムクムクと生き始めるのを、みんなで体感します。

 ぷかぷかのヒミツを暴くおもしろい試みです。さぁ、何が飛び出すのか。めったにない体験ができます。ぜひお越しください。

私たちの手で事件を超える社会を作る

 津久井やまゆり園事件から7年目、事件に関する話が飛び交っていますが、大きな話を語っても、社会はなかなか変わりません。それよりも身近にいる障がいのある人達と日々楽しい物語を作り、それをまわりに人に伝えること。それによって

「彼らとはいっしょに生きていった方がいいね」

って思う人を少しずつ増やすこと。それが事件を超える社会を作ることにつながっていくと思うのです。

 

●日々の暮らしの中でクスッと笑える小さな物語を作り続ける

 「やる気スイッチ」のシャツを着た人がいました。スイッチをピッと押すと、こんな顔になりました。私もやる気がない時、このシャツを着て、誰かにスイッチをピッと押してもらおうと思いました。

       

 

こんな風に堂々と寝てる人がいました。私はこんな風には寝られないので、こんな生き方をうらやましいと思いました。彼らを支援するとかじゃなくて、彼らの生き方を素直にうらやましいと思うこの感覚こそ大事な気がします。

 

なんで写真撮るんだよ、という人がいたので、
「美男、美女がそろっているのでつい写真撮っちゃいました」
っていうと、女性たち
「美女って、私たちのことだよね」
なんて話していて、なんて素直なんだ、としみじみ思いましたね。愛おしき人達です。

 

 

●ぷかぷかの映画見て、わいわい、がやがや、すったもんだ
 
 映画見たあと、映画を見ての気づきを元に「障がいのある人たちといっしょに生きるって、ほんまにトク?」をテーマに、みんなでわいわい、がやがや、すったもんだ議論しましょう。こういう議論はとても大事。こういうことが社会を前に進めます。
 

     

 

●ぷかぷかが作ってきた物語を集めた『ぷかぷかな物語』はおすすめ

 事件で排除された障がいのある人たちといっしょに生きることで生まれた物語。彼らは不幸しか生まない、と事件の犯人は言いましたが、彼らとの日々は私たちの心をほっこりあたためてくれます。事件を超える社会を作るヒントがいっぱいです。

                                                                     

この本を読んだ人の感想

●「障がい児」の親たちだけでなく、今、子育て真っ最中だったり、思春期と格闘したり、介護に悩む人たちにも、この本を薦めたい。
 面倒くさくて、ムカムカ腹がたって、厄介な相手にカッカッとしながらも、ふと気づく「可笑しさ」。そんな気づきから、「へぇ~、オモロイ奴やなぁ」って思えるようになるのかも?
 この本の魅力は、何よりも「肩に力が入っていない」ところ。
いやもちろん、著者が「カフェベーカリーぷかぷか」を立ち上げるまでの並々ならぬ奮闘ぶりには圧倒されるばかり。簡単に起ち上げたわけではない。
 それでも、著者の筆致は軽やかでユーモアがあり、私は一緒にハラハラしたり、ホッとしたり、ニマッと笑ったり・・・。どんどん、肩の力が抜けていくのを実感する。
 それにしても、巷でよく見聞きする「障害者支援」・・・そんな「上から目線の」お堅い言葉を蹴散らしていく著者のフットワークの軽さ、いつのまにか周囲の人を巻き込んでしまうエネルギーの源は何なのだろう? 
 一般には「大変だ」とか「厄介な」「可哀想な」などと形容されてばかりの障がいを持つ人たち。そんな彼らに「ひとりの“人”として」体当たりで向き合う、その中で、彼らの「可笑しさ」「おもしろさ」に気づく著者の温かな視線。「凄い」と目を丸くする柔らかな心。・・・これこそが、著者のエネルギーの源だと思う。
 「こうした方がいい」「こうすべきだ」といった議論や説教ではなく、「へぇ~、おもしろい」「スゴイじゃん」・・・こんな言葉が、人を励まし、勇気づけ、背中を押す。
 そんな魔法が「ぷかぷか」にあるから、「ぷかぷかさん」たちは、あんなに元気で、生き生きしていて、うるさくて、面倒で、・・・でも、愛おしい。

●ぷかぷかを知った時、私は息子たちの為にぷかぷかの秘密を知りたいと思いました。でも、ぷかぷかを知るほどに私自身の生き方を考えるようになってきました。

●私も障害のある子どもを育てていますが、家族になってよかった。家族があたたかくなりました。ぷかぷかさんは社会をあたたかくします。耕します。

●この本はある障害者就労継続支援事業所B型のお話ですが、同じくB型で働いている私としては全く違った視点で事業展開されていることに大きく関心をもちました。
 まず感じたことは障がいをもつ人たちを支援する対象とした見方でなく、「共にはたらく・生きる」同志として地域を巻き込み(耕す)ながら一緒に活動し、そのほうが絶対楽しいということ。そして持続性があること。「多様性を認め合うインクルーシブ社会の実現を」とどこでも耳にしますが、今の社会の在り方は、教育、就労が障がいをもつ人たちとそうでない人たちとを分けた制度の上で成り立っています。
 分離が進むほどその社会の規範に縛られて、障がいをもつ人たちがその多様性を認めてもらうどころか社会に合わせるために押し殺さなければならない、ますます支援、配慮の対象にされてしまう。
 ぷかぷかさんのように障がいをありのまま楽しむ方法を作り上げれば、そこに生産性も生まれ、制度も使い倒し、地域も社会も豊かにしていくことを実現していけるのだなととても参考になりました。
 何より、ぷかぷかさんたちがとても魅力的です。

●我が家にもぷかぷかな息子たちがいます。彼らといっしょに生きていると、私自身も、みんなもいっしょに幸せになれるんだと気づかせてくれます。

●障がいのある子ども達に惚れ込んで、一緒にいたくて作ったのが「ぷかぷか」。
だから、内容もおもしろくてあったかくてやさしい。
 「好き」という思いで、まわりを巻き込んで、心を耕してやわらかくする。その場も街も、ふかふかにしていく。「あなたが好き」から出発した世界に人間の上下はない。
 人を矯正していく支援はやはり無意識に「上下」があるのだと思う。相手だけでなく、修正する側も自分自身が縛られていく。自分を修正し、社会も修正しようとする。
それが今の息苦しさにつながっているのではないだろうか。

●本の表紙に引寄せられました。綺麗な色使いにちょっと不思議な動物達。
 すらすらと短い時間で読めて分かりやすく、読み終えると不思議に何だか心の角がとれて、軽くなる誰かに話したくなる一冊。
 様々な場面で登場するぷかぷかさん達にパワーを充電して貰えました。高崎さんの思いつきはやはりただ者ではなさそうですね。

●よくある「福祉事業所」とは程遠い世界の成り立ちや世界観に引き込まれてしまいます。「障がいがあっても、社会に合わせるのではなく、ありのままの自分で働く」「障がいの無い人も、障がいのある人と一緒に生きていったほうが幸せ」
 この本に出逢い、いてもたっても居られなくなり、実際に「ぷかぷかさんのお店」にも行ってきました。本の通りの明るく楽しく元気なお店で、とても幸せな時間を過ごせました。
●障がいのある子ども達に惚れ込んで、一緒にいたくて作ったのが「ぷかぷか」。
だから、内容もおもしろくてあったかくてやさしい。
「好き」という思いで、まわりを巻き込んで、心を耕してやわらかくする。その場も街も、ふかふかにしていく。「あなたが好き」から出発した世界に人間の上下はない。
 人を矯正していく支援はやはり無意識に「上下」があるのだと思う。相手だけでなく、修正する側も自分自身が縛られていく。自分を修正し、社会も修正しようとする。
それが今の息苦しさにつながっているのではないだろうか。
●今日は1日あたたかかったけど、本を読んで最高にあたたかい気持ちになりました。ぷかぷかさんは、存在そのものが、やさしい。この本を持って、みんなにサインしてもらいに行かなきゃ。おいしいぷかぷかのパンが売り切れちゃう前に。ほんとにみんな、大好きだよー

 
アマゾンで販売中

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ぷかぷかのサイトで購入すればサイン本

shop.pukapuka.or.jp

 

 

●『とがった心が丸くなる』もおすすめ

養護学校の教員をやっていた頃書いた本。障がいのある子どもたちと一緒に過ごすと、こんな楽しい物語が生まれます。事件の犯人は、障がいのある人達とこんな楽しい時間を過ごしたことがなかったのではないかと思います。

       

 養護学校のプレイルームに突如出現した『芝居小屋』。役者もお客もくったくたになって一緒に芝居を作る。障がいのある子どもたちがいてこそできた、みんなが自由になれる空間。『海賊ジェイク』がゴンゴン進む。

                        

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 アマゾンKindle会員であればただで読めます。

 

 この本を読んだ人の感想

障がいのある子どもたちとの出会いが、こんなに元気な物語を生み出すことにびっくり。社会を元気にする物語ですね。やっぱり彼らは社会に必要なんだと思います。タイトルどおり、とがった心が丸くなります。そのことが素直に伝わってきます。

 

ぷかぷかのお店に来ていただければ、元の本『街角のパフォーマンス』(オンデマンド版)もあります。

        

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