ぷかぷか日記

おお、いいじゃん!いいじゃん!!

またまた花岡さんのステキなブログです。

 

《 産んだ子が障がいがあったよーってなった時に、
  周りの反応が
 
  おお、いいじゃん!いいじゃん!!
 
  みたいな当たり前な世の中になればいいなーって思います。》
 
 この言葉が光っています。こんな社会になるには一体どれくらい時間がかかるんだろうと思いますが、少なくとも花岡さんやぷかぷかのまわりには、少しずつそういう雰囲気ができてきてる気がします。

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「映画の主役」というのはそのことかと思いました

 映画「はたらく」のDVDを見ました。

 監督が自閉症のしょうへいさんに映画の主演を依頼し、二人で練習するところから映画ははじまります。監督の言っていることの半分もしょうへいさんには伝わりません。伝わってないところで、それでも映画制作を進めるにはどうしたらいいか、監督は困りながらも前へ前へ進みます。

 この困り感がとてもよく伝わってきます。困る中でしょうへいさんという人が少しずつわかってきます。困ることはそのまましょうへいさんとの出会いです。困りながらも、尚もしょうへいさんを主役にした映画はどうやったらできるのか。

 こんなことで本当に映画ができるんだろうかと、だんだん心配になります。喜怒哀楽をやってみましょう、というシーンはまじめに心配してしまいました。

 私たちが普通思う「はたらく」イメージでしょうへいさんを見てはだめなんだということがだんだん見えてきます。じゃあ、しょうへいさんの「はたらく」はどう見ればいいのか、というところをこの映画は問題提起しているように思いました。

 途中で監督以外3人の役者が加わるのですが、やっぱり前に進みません。

 タクシーの場面で、3人がお客さん、しょうへいさんが運転手という設定で、3人は場面を盛り上げようといろいろ言うのですが、しょうへいさんの反応はさっぱり。そのことのおかしさが前に出てきますが、しょうへいさんを何とかしようというふうにはなりません。

 本気でしょうへいさんを映画の主役にするなら、しょうへいさんがもう少し集中できるようにするとか、普通ならいろいろ工夫するのですが、どうもそういう方向に動く気配はありません。どこまでもありのままのしょうへいさんとその場面を作ろうとしています。そこで何ができるかを探り、楽しんでいる感じでした。

 何かをやってもやらなくても、しょうへいさんの存在感がすごくある映画だなと思いました。

 「映画の主役」というのはそのことかと思いました。そこにしょうへいさんがいること、そのことが大事なんだ、それがしょうへいさんの「はたらく」ということだと。

 そしてしょうへいさんとみんなの「はたらく」が、うまくリンクしたとき、そこには今までにない「豊かさ」が生まれるような気がしました。

 

 ★前売りのチケット ぷかぷかのわんどで販売中 045−923−0282

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ぷかぷかとアートでコラボ

 12月にぷかぷかのアートを売り込む営業資料を持ってテストマーケティングに行った太陽住建さんの社長河原勇輝さんが先日見学に来られました。ちょうど33才の誕生日だったので、お菓子と似顔絵をプレゼントしました。

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 グリーンバードという街の掃除をするNPO法人の横浜南チームのリーダーをやっていて、月4回、土曜日に地域の人たちと一緒に掃除をやっているそうです。掃除をすることで地域でたくさんのつながりができ、それが仕事も含め、思ってもみない新しい価値を生んでいるとエネルギッシュに話していました。とにかく元気な方です。

 アートを企業に売り込む営業資料の話をし、河原さんの知り合いの社会貢献に熱心な会社を紹介して欲しいとお願いしました。いろいろ話をしているうちに、太陽住建さんが運営しているコミュニティスペースでぷかぷかの映画の上映会をやることになり、そこに社会貢献に熱心な会社を集めてもらい、一気に宣伝することになりました。2月26日(月)午後6時半から井土ヶ谷アーバンデザインセンター。

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 いくつかの会社を前に、サービスグラントに作っていただいた資料を使って、アートを売り込むためのプレゼンをします。9ヶ月もかけて作っていただいた営業資料が、いよいよ活動を開始します。

pukapuka-pan.hatenablog.com

 

 ぷかぷかのアートは、すごく楽しいです。人の心をほっこりあたたかくします。ぷかぷかのアートが街に広がると、街が楽しくなります。街がほっこりあたたかくなります。

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 「こんな楽しい作品、誰が作ったんだろう」とたどっていくと、障がいのある人にたどり着きます。ステキな作品の「作家」さんが、実は障がいのある人だった、という思いもよらない出会い。その出会いは人を豊かにし、社会を豊かにします。

 そんな出会いを企業の力を借りてたくさん作りたいと思っています。ぷかぷかのアートを使って、いっしょに社会を豊かにしていきませんか。

 

 あの忌まわしい相模原障害者殺傷事件の犯人は、「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」などと言いました。

 ぷかぷかのアートを街に広げ、街を豊かにすることで「障がいのある人が街にいた方がいい」「障がいのある人はみんなにほっこりあたたかな幸福感をプレゼントしてくれる」といった思いを街の人たちと共有したいと思っています。そうやって相模原障害者殺傷事件を超える社会をみんなで作っていきたいと思います。 

 

玄米のご飲当弁

 朝、みっちゃんが一生懸命書いてくれたお弁当の値札がこれ。

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 なんてステキな値札だろうと思いました。みっちゃんは玄米弁当の値札を作ろうと一生懸命考えながら書いたんだろうと思います。なんてかわいい人なんだろうと思いました。かわいくてかわいくて抱きしめたいくらいです。

 笑いながら、キュンと心があたたかくなります。

 昨日のショーヘーさんの絵と同じで、この字は人の心をあたたかいもので満たし、平和を感じさせます。

 不安、不平、不満、危機感が充満する社会にあっては、とても大事なメッセージです。人であることを思い出させてくれます。今、何を大事にしなきゃいけないか、やわらかく教えてくれます。

 昨日はわんどのぷかぷかさんがおひな様を描いていました。

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 やさしいメッセージが伝わってきます。どうしてこの人たちはこんなやさしい絵を描くんだろうと思いました。

 彼らを大事にすることは、そのまま彼らが表現しているやさしい社会を実現していくことにつながります。彼らといっしょに、そんな社会を目指したいと、今朝、「玄米のご飲当弁」の字を見ながら思いました。

 

  

ショーへーさんの心はいつも平和

 ショーへーさんがカバの絵を描いていました。なんとも平和な絵です。

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 カバが笑い、耳には小鳥が止まっています。ショーへーさんの心はいつもこんなふうに平和なんだろうなと思います。

 第二期演劇ワークショップで谷川俊太郎の詩『生きる』を元に『みんなの生きる』という芝居を作ったことがありました。みんなが生き生きと生きる世界を壊すものとして《むっつり大王》という存在を考えました。その《むっつり大王》をどうやってやっつけるか、というところがいちばんの問題でした。物理的にやっつけるのではなく、もっとエレガントな方法がないか、いろいろ悩みました。

 その時見えてきたのが、不平、不満のかたまりのような《むっつり》に感染しない人たちがいる、ということでした。それがぷかぷかさんたちでした。何人か舞台で《むっつり大王》の力が抜けてしまうようなパフォーマンスをやってもらったのですが、その中の一人がショーヘーさんでした。

 ショーへーさんはワークショップが終わると必ずお母さんに電話で報告します。

「きょうはぁ、わーくしょっぷでぇ、♪ おひさま〜が、りんごの〜…♪ をうたいました。おしまい」

と電話口で歌を歌っていました。みんなの心をぽっとあたたかくするような電話でした。これを《むっつり大王》にぶっつけよう、と決まりました。

 さて本番当日の午前中の舞台稽古。ショーへーさんは何を思ったか「おひさま」の歌のかわりに「むっつり大王」の歌を歌ったのです。全員のけぞってしまいましたが、ま、こういうことがあるのがぷかぷかの舞台。

 ハラハラしながら本番を迎えたのですが、これは予定通りの歌を歌い、ホッとした半面、まちがえた方がおもしろかったかも、なんてチラッと考えたりもしました。

 

 いずれにしてもショーへーさんの心はいつも平和。大事な憲法を変えてまで戦争をする国にしたい人たちに比べれば、なんてまっとうな人なんだろうと思います。健常者と言われている人より、障害者と言われている人の方がまっとうであるというこのねじれた現実。不平、不満、不安がたまりにたまって、あの《むっつり大王》が現実のものとなりつつある今、世界を救うのはショーヘーさんをはじめとするぷかぷかさんたちだとあらためて思います。

 

 そのショーへーさんの今日は誕生日でした。給食はショーヘーさんのリクエストで作った誕生日メニュー。

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となりの人と手をつなごう!

以前より、メンバーさんのナカタクさんが私の住まいの近くにちょっと素敵なコーヒ屋さんがあると教えてくれていたのですが、雑事に追われ、なかなか足を運ぶ事が出来なかったのですが、昨日ぷかぷかのお休みを利用して、やっと行く事が出来ました。

お店の名前は[grive]。

青葉区子供の国駅から少し歩いた所にあります。

お店に入ってまっすぐの所にカウンターがあり、その横の壁にはズラッとコーヒーの銘柄とお値段が、、、、、、

コーヒーに全く詳しくない私は、そのコーヒーの銘柄を見ても何がなんだか、、、と、いう事であっさりギブアップ。

ミルクを入れないでスキッと美味しく飲めるコーヒーという注文をしてみました。

一緒に行った家族は酸味が強めなモノを、という注文。こういうあやふやなお客さん、たまにいるのでしょう、ハイわかりました、と、淹れる種類のコーヒーをもうすでに決めた様子のマスターなのでした。

出てきたコーヒーは家族の方はルワンダのコーヒー、私の方はグァテマラ。どちらもメニューにはのっていない種類との事でした。

毎朝自宅ではイタリアローストのコーヒーにミルクを入れて飲むのですが、出していただいたコーヒーはお昼後に飲むのに丁度良く、クリアな感じでした。家族の方はなんだかウッディな、というか森を感じさせるような、、、飲みごごちでした。そして、このお店のコーヒーのカップ、とにかく大きくてそして満杯に入ってきます。チェーン店の◯◯ダ珈琲のたっぷりシリーズよりたっぷり入っています。

そんなこんなで美味しくいただきついでにマスターにお悩み相談までしてきてしまいました。ぷかぷかさんのおひるごはんに置く美味しいコーヒーは何にしたらいいのでしょう?

そんな、私の大雑把で大胆な相談にも優しく丁寧にお話して下さり、ついには普段は販売していない豆を譲って頂く事に!今後もずっとお付き合いをしてくださるとの事です。

あ〜行ってみて良かったぁ〜

あ〜相談してみて良かったぁ〜

自分に背負いきれないものはとなりの人が助けてくれるかも。

だから、となりの人と、手をつなごう。f:id:pukapuka-pan:20180204221321j:imagef:id:pukapuka-pan:20180204221325j:imagef:id:pukapuka-pan:20180204221344j:image

 

小学生の女の子2人がキャピキャピしながら「楽しいねー」 「また来年も来ようよ♪」 「赤ちゃんも参加できますか?」って話してました。

 もえぎの地域ケアプラザからの依頼でパン教室を開くことになりました。
 はじめ、高崎さんの講演会などのお話もありましたが実際にはぷかぷかさんのことを知ってもらうには触れ合っていただくのが早いということでパン教室という型になりました。
 
地域ケアプラザ主催のパン教室というのは初めてのことでしたから、お客様が来られるか?心配な点はありましたが、募集開始からすぐに満席抽選となりました。
 
当日は体調不良で3名欠席でお客様13名、ぷかぷかさん6名、スタッフ4人で行われました。
 
お客様も自然にぷかぷかさんとお話している姿をみて、色々な所でこのパン教室を開催したいな!
パン作りを通してぷかぷかさんを知っていただく機会を増やせれば、楽しい!!がきっと広がるはず!!!
難しい、人権!差別!障害!などとは語らず、楽しい!!が、広がるこのパン教室は活気的な出会いの場だなー!と思いました。
また、色々な場所にお届けできたらいいなー!と思いました。
                                   (木下)
★パン教室の出前をします。障がいのある人たちとの楽しい出会いの場です。彼らとは一緒に生きていった方が楽しいね、と素直に納得できる場です。お問い合わせ下さい。045−453−8511 ぷかぷか事務所・高崎
                               
 
 
下見に行ってくれた木下さんからの情報だけが頼りだったので、はじめての場所でのパン教室はとても不安でした。
それでも無いものはどうするか頭を使ってアイデアをだしたり、工夫したりして
「いかに楽しんで頂けるか」
はもちろん
「いかに自分が楽しめるか」(私はこっちの方が重要)を考える作業も面白かったです。

いつもの半分の人数で、しかも一般参加の方々よりぷかぷかさんの人数が少なかったので、盛り上がりに欠けるのではないかという不安もありました。
始まってみると何だかマッタリしていて、一般参加の方々も個性的で、皆さん自由に過ごして下さっているように感じました。
とても居心地の良い時間でした。

順調に進んだので追加でスープもつくりましたが、スープがとても美味しかったです。

小学生の女の子2人がキャピキャピしながら「楽しいねー」
「また来年も来ようよ♪」
「赤ちゃんも参加できますか?」
と話してくれて(来年もココでやるか決まってないんだけどなー)と思いつつ、すごく嬉しかったです!

アイダさんのライブも最高でした!

                            (永瀬) 

 

 こーちゃん(ダウン症のすっごくかわいい子)は好奇心旺盛で、あっち行ったりこっち行ったりで、お母さんは目を話せないようでした。自分でいろいろやりたくて仕方がない、という感じでした。

 お母さんは、「普通ならあれやっちゃだめ、これやっちゃだめと、ほとんど何もやらせてもらえないのですが、ここは誰もそんなこといわなくて、自由にやらせていただきました。それがすごくよかったです。」とおっしゃってました。

 ぷかぷかパン教室の雰囲気をうまく言い当ててると思いました。

                              (高崎)

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アイダさんがいつもこーちゃんの面倒を見ていました。

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ほ〜ら、こんなに生地が伸びたよ。

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お姉さんたちがこーちゃんにやさしく教えていました。こういう関係が社会に広がっていくといいな。

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こーちゃんを見つめる目線がやさしい。

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アイダさんは小さな子ども達に野菜の切り方を教えていました。

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お母さんの表情がいいですね。こうやって毎日こーちゃんといい時間を過ごしているそうです。こーちゃんのおかげで人生が楽しくなった、とおっしゃってました。

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パスタのソースを作ります。いい手つきです。

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発酵時間にアイダさんのパフォーマンス

www.youtube.com

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ピザの生地をのばします。

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ピザのトッピングは春菊のジェノベーゼソース

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廊下に並んでいた本を持ってきて、白馬の王子様と結婚した娘はこれから苦労するんです、と経験豊かなお姉さんはコンノさんに話していました。

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菜種ロールが焼き上がりました。

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ピザが焼き上がりました。

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今日のランチはピザ、菜種ロール、蒸しパン、パスタ、スープ

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蒸しパンにはかわいい鬼の旗

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いただきまーす

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こうちゃんのママが、こうちゃんがアイダさんみたいになってくれたらいいなと話されていました。
アイダさんが目標だそうです。

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接客マニュアル通りやらないとお客さんは来ない、というのは考え方のひとつでしかなく、それをぷかぷかさんに押しつけてはいけない。

1月3日の日記「練習をたくさんしなければ……押しつけてはいけない」

pukapuka-pan.hatenablog.com

に辻さんのお母さんが下のコメントを書いていたので、これをもう少しふくらませて書いて下さい、とお願いしました。

《 どれだけ既存概念の呪縛に囚われているのか、33年彼と付き合ってても、ハッとします。日々自分と向き合うこと促してくれるうちの麿さまに感謝! 》

 

で、帰ってきたのがこれ。

 

《 花岡さんといい、この方といい、すごく早い段階からあるがままのお子さんの姿を捉えていて、すごいな、と思います。

 

私なんか、妙に真面目で頑なところがあり、小学校はアメリカで過ごした割には、いや、かえって日本に帰国してから強烈に規範に従うように反動がきたのか、ともかく「人間はコツコツ努力するものだ」「社会の中で迷惑をかけてはいけない」という思いに随分長い間捉われていました。

 

でも、克博はコツコツ努力する、というよりパッと直感的に物事を捉えてその時々に柔軟に楽しむ、ということの方が得意なのです。社会に迷惑をかけてはいけない、という規範も考えてみれば怪しいものです。迷惑って主観的なもので、だとしたら私の主観を克博に押し付けることこそ迷惑では?

 

そう考え始めると、ものごとぐっと楽になる。ま、いいか、と思えるようになりました。

 

克博は自分に正直に生きているように、私も自分に正直に生きよう、と思うようになりました。まだまだ修行が足りませんが(笑) 》

 

  社会に迷惑をかけてはいけない、という規範に縛られ、辻さんのお母さんは克博さんのおしゃべりをやめさせようと大変な努力をしてきました。ところがぷかぷかで働き始めてから、それが見当違いの努力であったことに気がついたといいます。こうしなければならない、と考えてきたことがぷかぷかに来てから全部ひっくりかえってしまった、とぷかぷかのプロモーションビデオカナダ版の中で語っています。

 そのぷかぷかの雰囲気を作ったのは、ほかでもないぷかぷかさんたちです。

 ぷかぷかがスタートした頃、講師を呼んで接客の練習をしたことがあります。半日くらいかけて講習会をやったのですが、何のことはない、接客マニュアルというのがあって、その通りにやりなさい、というものでした。話を聞いている段階では、いかにも接客がうまくなるように感じました。でも、それはぷかぷかさんたちに自分を殺すことを強いるものでした。勝手なことをしてはいけない、自分を出してはいけない、とにかくマニュアル通りやりなさい、というものでした。

 それを私に教えてくれたのはぷかぷかさんたちでした。何人かの方がマニュアル通りの接客をやってくれました。その接客マニュアルが、ぷかぷかさんのよさをいかに殺してしまうか、彼らは身をもって私に教えてくれたのです。

 惚れ込んだ彼らが、自分を押し殺す姿は、もう見るに耐えないというか、気色悪いほどでした。こんな感じではやっていけないと思い、接客マニュアルはやめました。

 自分を押し殺してまでして社会の要求にあわせるのではなく、ぷかぷかさんのそのままの姿でいこう。その時、そう決めたのです。

 それが今のぷかぷかの自由な雰囲気の出発点です。

 先日紹介したコメントふうに書くと

「接客マニュアル通りやらないとお客さんは来ない、というのは考え方のひとつでしかなく、それをぷかぷかさんに押しつけてはいけない。」

それを私はぷかぷかさんたちに教わりました。そしてそれが今のぷかぷかの自由で楽しい雰囲気を生みました。

練習をたくさんしなければ良いものは出来上がらないというのは考え方のひとつでしかなく、それを押し付けてはいけない

 2月1日の日記「ワークショップが終わって、イクミくんと、ナガちゃんのことを前よりもまぶしく見ている」にコメントがつきました。

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練習はやりたがらなくて、本番はバッチリ。

障害があるといわれる人あるあるだなぁとしみじみ思います。
息子を見ていて、世の中には1回か2回で見たものすべてを記憶して再現できてしまう人がいることを肌で感じています。

でも例えば学校行事では、練習は多ければ多いほど本番は良くなるという前提で何度も同じ練習が繰り返されます。
もし自分が息子のような能力を持っていたら、さぞうんざりするだろうとやりたくない気持ちは理解できるのです。

覚えるために練習する、練習をたくさんしなければ良いものは出来上がらないというのは考え方のひとつでしかなく、それを押し付けてはいけないと私は息子から学びました。

本番はいつもバッチリ、緊張するどころか心から楽しそうなのは、きっと見てくれる人と心がつながる場が大好きだから。
人とつながることの幸せを本能的に知っているから、本番は本気スイッチが自然と入るのかなと思っています。

ぷかぷかさんのお芝居からも一人一人のそんな、同じ時間を共に過ごせて嬉しいよ、と言ってくれているようなふわふわな空気が伝わってきて、やっぱり幸せな気持ちになりました。
温かなひとときをありがとうございました。

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 本番はいつも魔法がかかったようにバッチリいくのですが、集中が高まることと、ぷかぷかさん自身の能力のおかげであることがよくわかりました。

 このお母さん、息子さんのことをとてもよく見ています。息子さんから学ぶ姿勢がいいですね。

 「覚えるために練習する、練習をたくさんしなければ良いものは出来上がらないというのは考え方のひとつでしかなく、それを押し付けてはいけないと私は息子から学びました。」

 すばらしい言葉だと思います。

 私たちは「支援」という名目で、こういうことを日々障がいのある人たちに押しつけているのではないかと思いました。

 

  私も養護学校の教員時代、芝居の練習はずいぶんやりました。でも練習を繰り返すというよりも、練習しながら生徒達と一緒に作っていく感じでした。毎回ワークショップをやっているようでした。ですから、生徒達も本当に楽しんでやっていました。

  演劇ワークショップでは、ぷかぷかさんとの関係はどこまでもフラットです。だからこそ、本番、バッチリ決まるのだと思いました。

 

 ★コメント書かれた方、ぜひぷかぷかへおいで下さい。いろいろお話ししたいです。

 

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