ぷかぷか日記

『ぷかぷかな物語』ついに完成!

 『ぷかぷかな物語』ついに完成!です。今日、本が出版社から届きました。 

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  日々の思いはブログに書いていますが、ぷかぷかが生み出した物語がこうして一冊の本としてまとまると、また感慨深いものがあります。

 著者は高崎になっていますが、どこまでもぷかぷかさんといっしょに生きることで生まれた物語です。高崎一人では、どんなにがんばってもこれは書けません。どこまでも彼らといっしょに生きるという営みがあって、そこから生まれた物語です。

 その物語が、こうやって一冊の本になって店頭に並ぶなんて、本当にうれしいです。素直にうれしいです。やったー!って飛び上がりたいくらいです。こつこつやってきて、本当によかったと思っています。

 この本が売れるかどうかは、そのまま社会の評価です。ぷかぷかが作ってきたことが、社会の中で本当に価値あることなのかどうかのストレートな評価です。ですから、すごくドキドキしています。

 本を読んだ方は、ぜひ感想をSNSで発信してください。おもしろかった感想はもちろん、おもしろくなかったという感想でもかまいません。とにかく話題になることが大事です。 

 ひょっとして爆発的に売れて、うちでも「ぷかぷかな物語」作ってみよう!っていうところがたくさん現れたら、社会はきっと変わります。読んで、おもしろかった、と思うだけでは、何も変わりません。まわりにいるぷかぷかさんたちと一緒に、ほっこりあたたかな、ぷかぷかな物語を少しずつ作ること。それが何よりも大事です。そうすることで、まず自分のまわりから社会が少しずつ変わっていきます。障がいのある人もない人もお互い気持ちよく暮らせる社会に、です。

 

 ★本はぷかぷかの店頭で買えます。ぷかぷかのホームページからも買えます。送料180円がかかりますが、著者のサイン本と特製絵はがきが送られてきますので、アマゾンで頼むよりは「トク!」です。

歌がうまれ、人は踊り出し、さまざまな物語が始まった

 ぷかぷかは一応障がいのある人たちのための就労支援の場です。でも、ぷかぷかを9年やってきて、気がついたのは、ぷかぷかは単なる就労支援の場ではなく、ぷかぷかさんがいることで、誰にとってもホッと一息つける大切な場になっている、ということです。

 ぷかぷかに来るとみんなホッとするといいます。心が安らぐといいます。自由を思い出すといいます。

 かつてのおおらかさが社会になくなり、なんとなく息苦しさを感じる世の中になっています。そんなことを感じる人たちにとって、ぷかぷかはとても居心地のいい場所になっているようです。ぷかぷかのファンがどんどん増えてきました。

 なんとなくいやだとか、近づきたくないと思われている障がいのある人たちの働く場が、気がつくと、地域の人にとってもホッと一息つき、自分を取り戻すような場になっていたのです。

 彼らが自由であるとき、そして彼らにとって居心地のいい場所であるとき、彼らのいる場所は、誰にとっても自由を感じ、居心地のいい場所になるのだと思います。

 

 第4期のワークショップの少し前、オペラシアターこんにゃく座のCD『世界は劇場』の中の「あの広場の歌」を聞いたとき、

「これって、ぷかぷかの歌じゃん!」

て思いました。

 

 昔広場に一本の柱を立てました。

 「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がトク!」

 という柱です。それに共感する人たちが少しずつ、少しずつ集まってきました。

 歌がうまれ、人は踊り出し、さまざまな物語が始まったのです。

 

 ピアニストのあみちゃんに第4期のワークショップのテーマソングにできないか、相談しました。すぐにOKの返事が来ました。みんなが歌いやすいように、少しゆっくり歌えるようにやってくれました。

 

 

♪ いまはいつだろう  いつもの朝

  ここはどこだろう   いつも場所

 

 いまはいつだろう  いつもの夜

 ここはどこだろう  いつもの場所

 

 でもどこかちがう

 ここはどこかに似ている

 

 おとなもこどもも  犬も鳥たちも

 虫たちも集まる   あの広場みたい

 

 耳をすませば見えてくる

 目をみはれば聞こえてくる

 少しずつ 少しずつ

 

 歌が生まれ  人は踊り出し

 物語がはじまる  あの広場がここに

 

 昔 広場に一本の柱

 ここに立てよう  目には見えない柱を

 

 昔 広場に一本の柱

 ここではじまったぷかぷか  いまここで ♪

 

 

 表現の市場でぷかぷかさんたちがこれを歌ったとき、涙が出ました、というお客さんがいました。

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 明日の朝、10時半頃、みんなでこの歌を歌います。ぜひ聞きに来てください。

歌がうまれ、人は踊り出し、さまざまな物語が始まった

 ぷかぷかは一応障がいのある人たちのための就労支援の場です。でも、ぷかぷかを9年やってきて、気がついたのは、ぷかぷかは単なる就労支援の場ではなく、ぷかぷかさんがいることで、誰にとってもホッと一息つける大切な場になっている、ということです。

 ぷかぷかに来るとみんなホッとするといいます。心が安らぐといいます。自由を思い出すといいます。

 かつてのおおらかさが社会になくなり、なんとなく息苦しさを感じる世の中になっています。そんなことを感じる人たちにとって、ぷかぷかはとても居心地のいい場所になっているようです。ぷかぷかのファンがどんどん増えてきました。

 なんとなくいやだとか、近づきたくないと思われている障がいのある人たちの働く場が、気がつくと、地域の人にとってもホッと一息つき、自分を取り戻すような場になっていたのです。

 彼らが自由であるとき、そして彼らにとって居心地のいい場所であるとき、彼らのいる場所は、誰にとっても自由を感じ、居心地のいい場所になるのだと思います。

 

 第4期のワークショップの少し前、オペラシアターこんにゃく座のCD『世界は劇場』の中の「あの広場の歌」を聞いたとき、

「これって、ぷかぷかの歌じゃん!」

て思いました。

 

 昔広場に一本の柱を立てました。

 「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がトク!」

 という柱です。それに共感する人たちが少しずつ、少しずつ集まってきました。

 歌がうまれ、人は踊り出し、さまざまな物語が始まったのです。

 

 ピアニストのあみちゃんに第4期のワークショップのテーマソングにできないか、相談しました。すぐにOKの返事が来ました。みんなが歌いやすいように、少しゆっくり歌えるようにやってくれました。

 

 

♪ いまはいつだろう  いつもの朝

  ここはどこだろう   いつも場所

 

 いまはいつだろう  いつもの夜

 ここはどこだろう  いつもの場所

 

 でもどこかちがう

 ここはどこかに似ている

 

 おとなもこどもも  犬も鳥たちも

 虫たちも集まる   あの広場みたい

 

 耳をすませば見えてくる

 目をみはれば聞こえてくる

 少しずつ 少しずつ

 

 歌が生まれ  人は踊り出し

 物語がはじまる  あの広場がここに

 

 昔 広場に一本の柱

 ここに立てよう  目には見えない柱を

 

 昔 広場に一本の柱

 ここではじまったぷかぷか  いまここで ♪

 

 

 表現の市場でぷかぷかさんたちがこれを歌ったとき、涙が出ました、というお客さんがいました。

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 明日の朝、10時頃、みんなでこの歌を歌います。ぜひ聞きに来てください。

 

 

彼らといっしょに、その「道草」を食う時間が、「ああ、いい時間だったなぁ」 って、しみじみ思えるのです。

 

 映画『道草』を見に行きました。途中何度も笑ってしまう、楽しい映画でした。見終わってから「道草」の意味がようやくわかりました。 

 重い障害を持った人たちといっしょに生きていく生活は、なかなかまっすぐに進みません。ほとんど「道草」を食いながら、ゆっくりゆっくり進んでいきます。

 彼らといっしょに、その「道草」を食う時間が、映画を見終わって何時間もたった今、

 「ああ、いい時間だったなぁ」

って、しみじみ思えるのです。なんなんでしょうね、この心地よさは。

 重い障害を持った人たちといっしょに生きる理由が、少し見えた気がしました。介護者という立場の人も、「道草」の時間を楽しんでいます。十数年おつきあいしているという介護者が何人も登場します。いい時間を一緒に過ごしてきたんだろうな、と思いました。「支援」ではなく、「おつきあい」です。道草を食いながらの「おつきあい」。だからそこには、いい時間がある。お互いが豊かになる時間がある。

 そんな時間があるから、彼らとのおつきあいの中で、人はまた、人になれる。人になれるから、また彼らのそばに行く。

 彼らとの十数年ものおつきあいは、そうやって生まれたのだと思いました。

 

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 散歩の途中

 「たぁー!」 

って、叫ぶ人がいます。まわりの人がびっくりするからやめよう、って介護の人が言います。

 「うん、わかった」

って、いいながら、また

 「たぁー!」

って、叫びます。もう散歩やめるよ。いやです。たぁっていうのやめるって約束できる?

 「うん、できる、指切りげんまん」

と二人で、指切りげんまんをするのですが、すぐにまた

「たぁー!」

とやります。やりながら、にたにた笑っています。

 ああ、この人、介護の人をあそんでるんだ、と思いました。

 ぷかぷかのファンの人が

「僕はぷかぷかさんたちにあそばれてるんですよ」

っていってましたが、まさにそれでした。

 あそぶ方もあそばれる方も、お互いがその時間を楽しんでいる。だから見ている方も楽しい。

 

 調子が悪くて家で暴れたり、お店の窓を割ったり、いろいろ大変なこともあります。それでもなお、彼らと生きる時間の豊かさをこの映画は「道草」を食いながら伝えてくれます。

 なんかね、見終わってからじわ〜っとそれが伝わってくる映画ですね。

 映画館の上映が終わると自主上映が始まります。ぷかぷかもやろうかなと思っています。

 

 重い障がいのある人たちとどんな風につきあっていくのか。そのつきあい方ひとつで、こんなにも豊かな時間がうまれたり、あのおぞましい相模原障害者殺傷事件が起きたりします。この落差はなんなのでしょう。

 

michikusa-movie.com

深い豊かさを感じさせてくれたイベントでした。

 4月6日の上映会に参加した方のすてきな感想です。

●●●

4/6(土) 初めて茅野市民会館へLight up Blueちの2019へ家族で参加しました。

『ぷかぷかさんと住むまち』という横浜にあるパン屋さんのドキュメンタリー上映会が気になり足を踏み入れた世界は、

共生!差別をなくそう!自己啓発を!
なんて固いことじゃなくて

怖い、できれば関わりたくない…
その不安はなにから来るのかな?
相手が、『障害者の人』から、その人を知ることにより、わたしとあなたの関係になること。

あなたの目の前にいる、その人
障害者でもそうでなくても関係なく
まず、当たり前の人と人の繋りや人間関係をしながら友達になろうよ。

そしたら、その世界はぷかぷか、あったかくて豊かな事がたくさんあるよ。
ほろほろ口の中でほどけるクッキーを販売したり。
その中には、ボロボロに傷ついて砕けた気持ちも、うまくまとまらなかった気持ちも。
嬉しくてニコニコした気持ちも、ぜんぶそのまま詰まってる…そんな
そのままの心で、そのままのあなたがいいんだよ❤
そんな深い豊かさを感じさせてくれたイベントでした。

ダウン症の子をもつお母さんの映像で
『私は、この子を産むまで障害者は、何をするかわからないからこわい!って思ってました。この子が産まれて、私はなるべく外には出ないようにしよう、と思い毎日泣いて過ごしました。
今は、この子がいてくれるから、見える世界、人との繋がりに感謝してます。』
といった内容を話していました。

そういえば、数年前、あるお母さんが施術のワークショップをしている間、ダウン症の女の子と一緒に過ごした景色や感覚を思い出しました。
ニコニコととても嬉しそうに笑いながら、遊ぶうちに、疲れて私の膝枕でスヤスヤ眠ったあの子。
その存在は、ふわっと軽くて柔らかくて可愛くて、とっても心が愛で満たされてくるような、まさにぷかぷか❤な時間だったなぁ。
きっと、いろんな思いでお母さんも子供さんも過ごしてきたんだろうな。。
とそんな二人をハグしたくなったあの日を思い出しました🍀

映像の中である女性が
『街で障害者がバスにのってたら、みんなあんまり関わりたくない、って雰囲気だすじゃないですか。
でも、その中で地域の人がひとりでも、
おはよう😊今日も寒いね~とか普通に話をする人がいたら、その人は怖い人なんかじゃなく、その地域で生活してる人になるんじゃないかな。だからそんな一人になりたい』と話してました。
実際に一緒に生活していくなかで、関係性が耕されていくんだな。
と、改めて実感できたすてきなイベントでした。

かえり道。
今まで関心をそれほど示してなかった夫が、
『俺、今日あの上映会見れてよかった。もっとじっくりみたかったな笑』と笑いながら、

『俺にも、できることあるかな…』とポツリとひと言。
ぷかぷかあったかい夕日を浴びたその横顔は
とても深い愛で包まれて見とれてしまうほどステキでした。
イベント、で終わらずこうしてチラリと参加した私たちの中に種を蒔いてくれ、この事はきっと何かの形で芽吹いて継続していくのかな、と感じました❤
すてきな機会を与えてくれた鈴木真知子さんや牛山怜子さん、ありがとうございました!

●●●

映画を見た人のこういった気づきがたくさん積み重なって、お互い住みやすい社会ができていくのだと思います。あなたの町でもぜひ上映会やってみてください。

あふれるような思いが書かれています

 

  「うちのぷかぷかさん」を発信し続けている浅川さんちのぷかぷかさんがお仕事体験にぷかぷかにやってきました。

 そのときのブログには、うちのぷかぷかさんが将来つく仕事について、あふれるような思いが書かれています。厳しい現実を前にして、なおもこういう思いを発信すること、発信し続けることが大事だと思います。

 

 浅川さんの思いは、養護学校の教員の発想、いや社会全体の発想のはるか先を行っている気がします。障がいのある人たちは、社会に合わせることが大事だと、社会のほとんどの人が思っているからです。私自身、養護学校の教員をやっている頃は、恥ずかしい話、そんな風に思っていました。

 それが間違っていることに気がついたのはぷかぷかを始めてからです。始めてすぐに接客の講習会をやったとき、そこで教わった「接客マニュアル」に自分を合わせようと一生懸命なぷかぷかさんの姿が、気色悪いというか、なんか痛々しくて見てられなかったのです。

 で、ぷかぷかは「接客マニュアル」に合わせることをやめました。「接客マニュアル」に合わせない、というのは、社会に合わせないということです。そんな風に決めたことが、今のぷかぷかの雰囲気を決めたと思っています。

 「接客マニュアル」に合わせないとお客さんが来ないんじゃないか、という不安がありました。でも、実際に始めてみたら、来ないどころか、ぷかぷかさんのファンが現れたのです。

 社会に合わせながらも、息苦しい思いをしている人がたくさんいたのだと思います。社会に合わせず、自由に振る舞うぷかぷかさんたちに、ホッとするようなものを感じたのだと思います。

 障がいのある人も無理して社会に合わせなくていい、そのままのあなたが一番魅力的、というメッセージにたくさんの人たちが共感し、支えてくれています。

 こんなふうにして、社会が少しずつ変わりつつあります。

 

 浅川さんのメッセージも、多分いろいろなところでぶつかります。でも、大丈夫です。間違ってはいないのですから。間違っていないどころか、社会を救うメッセージです。必ず支えてくれる人が出てきます。自信を持って、どんどん発信してください。  

 

ameblo.jp

イベントのあとの戦略が必要

 茅野に行ってきました。茅野市民会館の自閉症啓発デーのイベントの一つとして上映会とトークセッションが企画されました。

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 自閉症啓発デーから5日間、様々なイベントをやってきたようで、展示物を見る限り、すごいがんばってるなー、という気がしました。いろんなメッセージも寄せられていました。ただメッセージの一つ一つを読んでいくと、それが当事者に届き、何かが変わるのだろうか、と思いました。

 たとえば「障がいがあっても がんばれ!」「自閉症でも未来がある」「みんなで仲良く♡」なんてのもあって、なんだかなぁ、とむなしい気持ちになりました。

 こういうイベントがきっかけで、障がいのある人たちの存在に気がつくとか、関心を持つことは、すごくいいことだと思います。問題はそこから先です。

 障がいのある人たちの存在に気がつき、彼らと具体的な関係を作り、その関係の中で、新しいものを創り出すような、そんな戦略が本当は必要な気がします。

 イベントではなく、日々の暮らしの中で、あるいは日々の仕事の中で、彼らとどのような関係を作り、そこで何をするのか、ということです。

 そこまでやって、ようやく自分が、そして社会が少しずつ変わっていくのだと思います。

 この「自分が変わる」というところがすごく大切な気がします。障がいのある人たちと関わることで、自分が変わる、ということ。障がいのある人たちに何かやってあげる、のではなく、かかわることで自分が変わる、ということです。

 

 重度の障害を持った人たちの日々の暮らしを支える活動を記録した「道草」という映画の解説に、「彼らと関わることで、人はまた人に近づいていく」という言葉がありましたが、まさにそこです。

pukapuka-pan.hatenablog.com

 

 イベントはすごく盛り上がっていました。みんなで太鼓たたいたり、ライトアップしたり…

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 でも、私の心はいっこうに晴れやかな気持ちになれませんでした。

 何でかなぁ。

 この違和感はなんなんだろう。

心と体が自由になる時間

 演劇ワークショップの時のピアニスト安見ちゃんに来てもらって、スタッフ対象の「歌の教室」をやりました。歌ったのは加藤直 詩、萩京子 作曲の「青いカナリア」と、谷川俊太郎 詩、林光 作曲の「歩くうた」。両方とも歌う前にやった、言葉をイメージするワークショップがよかったです。

 ♪あおいあおいカナリアが かかれたがくぶちがあった あるひかぜがふいてきて かのじょをがくぶちからつれだした…♪

 ♪ひとはあるく てくてくあるく ひとはあるく のそのそあるく…ひとはあるく きょうからあすへ ひとはあるく じぶんのあしで ひとには あるくじゆうがある♪

 歌はいいですね。心と体がふわっと自由になります。歌にはそういうチカラがあります。今日の歌は歌詞にもそういうチカラを感じました。
 そして何よりも安見ちゃんには、気がつくとそんな風に歌を私たちに歌わせてしまう、不思議なチカラがあります。(安見ちゃんとは1986年に瀬谷でワークショップをやったときからのおつきあいです)

 心と体が自由になる時間。そういう時間こそが、新しいものを生み出す気がします。また安見ちゃんに来てもらおう!
 福祉事業所のスタッフ研修会というと、福祉に関する勉強会みたいなものが多いのですが、歌の教室のような研修会こそほんとうは必要な気がします。心と体が自由になる時間、生きてることを実感できる時間だからです。

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心と体が自由になる時間

 演劇ワークショップの時のピアニスト安見ちゃんに来てもらって、スタッフ対象の「歌の教室」をやりました。歌ったのは加藤直 詩、萩京子 作曲の「青いカナリア」と、谷川俊太郎 詩、林光 作曲の「歩くうた」。両方とも歌う前にやった、言葉をイメージするワークショップがよかったです。
 ♪あおいあおいカナリアが かかれたがくぶちがあった あるひかぜがふいてきて かのじょをがくぶちからつれだした…♪
♪ひとはあるく てくてくあるく ひとはあるく のそのそあるく…ひとはあるく きょうからあすへ ひとはあるく じぶんのあしで ひとには あるくじゆうがある♪
 歌はいいですね。心と体がふわっと自由になります。歌にはそういうチカラがあります。今日の歌は歌詞にもそういうチカラを感じました。
 そして何よりも安見ちゃんには、気がつくとそんな風に歌を私たちに歌わせてしまう、不思議なチカラがあります。(安見ちゃんとは1986年に瀬谷でワークショップをやったときからのおつきあいです)
 心と体が自由になる時間。そういう時間こそが、新しいものを生み出す気がします。また安見ちゃんに来てもらおう!
 福祉事業所のスタッフ研修会というと、福祉に関する勉強会みたいなものが多いのですが、歌の教室のような研修会こそほんとうは必要な気がします。心と体が自由になる時間、生きてることを実感できる時間だからです。

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ライ麦の味は。

今日、高崎さんと話をしていたら、パンの話になりました。

そんな中で、高崎さんから

「ぷかぷかのハードのパンは何もつけなくても美味しいんだよ」

という言葉を聞きました。

ハード系のパンと言えば、熊本天草の河野さんの甘夏ピールがたっぷり入ったものや、ぶどうとくるみが入ったパンなどはそのまま食べたりもするのですが、何もはいっていないものは普段はジャムやパテなどをつけるか、トーストしてバターを塗ってから食べていました。

高崎さんはこうも言いました。

「そのまま食べると小麦の味がするんだよ。美味しいんだよ。」

ずっと、自分で生地をこね、パン作りをしている高崎さん。

ほんもののパンの味を知っている人です。

そういえば、毎日食べているぷかぷかの食パンも、そのまま食べたら本当に美味しい。

美味しい、という言葉だけではなく、きめ細やかにお伝えをするにはどうしたら良いのかと思うのですが、ぷかぷかの食パンを食べた時に感じるのはつながっている感じ、というのでしょうか。1枚のパンを手で割ったときから伸びが良く、口に含んでもパラパラというのではなくどこまでもつながる感じがするのです。そしてその味わいはお塩しかいれていないのに深い甘さを感じるのです。

ハード系のパンの本当の味を知らなくては!と、思い、早速、上野さんのライ麦を使ったライ麦パンを購入。食べて見ました。

濃厚で強い香りが口の中で広がっていきます。食パンとは違うまさに濃くつまった感じ。これが高崎さんがいう小麦の味なんだなあ、と思いながら一口一口噛み締めました。

食べ物は、食べるだけではつまらない。しっかりと噛んで味わう。そのものの味を知る。するとその食べ物の出どころ、どこで作られたものなのか、どんな方がどんな思いで作っているのか。そんなことにまで思いが至る。

なんだかかっこいいな。

そんなことを考えながらライ麦パンを食べ、栃木の上野さんの笑顔を思い出したのでした。

 

 

 

 

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