ぷかぷか日記

しんごっちの物語

  • gotti カツ丼を完食!
    gottiのお母さんから嬉しいメール。 なんとお昼にでたカツ丼を完食したそうです。   短時間ですがiPhoneでゲームをしたり、テレビを観たりするようになりました。 ベッドの背もたれを自分で操作もして、ナースコールも押せるようになりました。 そして、トイレもベッド横のポータブルトイレへ立って移動して出来るようになりました。 言葉が出ませんが、今日のお昼には小さいかすれた声で「おいしい」と言ってカツ丼を完食。     iphoneでゲームをするgottiの写真が添えられていましたが、真剣な横顔がかっこよかったです。 この調子でどんどん回復してくれれば、と思うのですが… 11月3日には病院の中で部屋を借りて誕生会です。ぷかぷかからは3人参加します。  
  • 子どもたちのためにたくさんの絵を
     しんごっちはカフェにやってくる小さな子どもたちのために楽しい絵をたくさん描いています。スタッフが頼んだわけでもないのに、自分でどんどん描いていました。   こんな楽しい絵を子どもコーナーに貼っていたのです。   しんごっちはスタッフの言うことを素直に聞く人ではありませんでした。でもその一方で、子どもたちのことを思い、こんな絵をたくさん描いてくれたりするのです。   しんごっちの心の中が見えるような絵です。                 
  • gottiに笑顔!
    夕方、gottiのお母さんから嬉しいメールが来ました。   面会へ行くと今日もgottiは怠そうにひたすら眠り続けていました。   主治医の先生が早々にいらして、ねぇねぇ!gotti君アイス食べる?と聞いてくれてましたが、無反応。 私が何度もしつこく聞いていたら… 頭をコックリとやっと頷きました! もぉ〜主治医も看護師さんもみんなで大喜びでした!   奮発してハーゲンダッツのバニラを買ってきて、早速鼻の管を抜いたら すこーしずつじっくり味わうように食べ始めました。 美味しい?と訊くと またコックリと頷きニコッと笑顔☆ 8日振りに見たgottiの笑顔に感激しました。 たくさん心配しましたが、その倍の喜びでした。   夕方にヨーグルトを買って来て食べさせていいよ!と許可が出て、明日からはミキサー食開始です☆     読みながら嬉しくて嬉しくて、涙が出てしまいました。
  • カフェに貼り付けた絵
     しんごっちはカフェで働いていました。はじめの頃は厨房で、野菜を切ったり、スープを作ったりしていましたが、いつの頃からか、時間を見つけては絵を描いて、あちこち貼り付けていました。  カフェのドアです。   左の柱に貼った「はやぶさ」は子どもたちに大人気です。   なぜか魚が泳いでいます。   明るい気持ちになります。   大好きな蒸気機関車。相当のめり込んでいないと描けない絵です。小さな子どもが見るのにちょうどいい高さに貼ってあるので、帰りがけ、子どもたちはみんなこの絵を見て帰ることになります。            
  • もし…
    朝、しんごっちのお母さんからメール まだハッキリとした結果が出てないのですが、腫瘍の種類が「AT/RT」というものである可能性が非常に高く…予後が悪いそうです。 「AT/RT」を調べると 発症した時にはすでに巨大な腫瘍になっていることが多いです。 髄液にのって脳の他の部分や脊髄に転移(髄液播種)します 診断はMRIでしますが,最初から必ず脊髄の方も調べなければなりません 3から4割で診断時にすでに播種が生じています 残念ながら小児脳腫瘍の中では最も悪性度が高くて治療も難しいものです 半数以上の子供たちが発症から1年以内で亡くなります 世界的にも確立された治療方法(標準治療)はありません まず…
  • ドリームキャッチャー
    《しんごっち》の絵のファンで、以前、ビーチの向こうで物思いにふけっている(?)人を描いた絵が気に入って、買ってくれた方がいました。値段をつけていなかったので、お母さんに電話して、いくらで売ったらいいでしょうか、と聞きました。お母さんもわからないとおっしゃったので、 「伸吾さんの好きな、横浜、川崎間の一駅だけのグリーン車の旅の切符代にしましょうか?」 と提案したところ、それで結構です、ということでしたので、800円で売りました。
  • しんごっちと「猫も秋思の中に入る」
     「しんごっち」は利用者さんの愛称です。言葉によるコミュニケーションはなかなか難しい方です。ところが絵を描くとすばらしい作品を描いてくれます。「ぷかぷか」のホームページ(「ぷかぷかパン」で検索するとすぐに出てきます。)のトップにしんごっちの描いた猫の絵を載せているのですが、たまたま朝日歌壇にのっていた句を見たとき、真っ先に浮かんだのがしんごっちの描いたこの絵だったのです。  窓に来て猫も秋思の中に入る 物思いにふける、といったことをしんごっちが考えたのかどうかわかりません。でもしんごっちの描いた猫は物思いにふけっています。物思いにふける,なんて言葉はとても曖昧な言葉です。その曖昧な言葉のイメージを猫の表情で表したしんごっちはやっぱりただ者ではないなと私は思ってしまうのです。 そのあたりと、言葉がどう説明しても通じないしんごっちと、どうなっているのか私にはよくわからないのです。言えることは、しんごっちのような人は、やはり大事にしたいし、私たちの世界の「宝」だなと思うのです。
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