ぷかぷか日記

障がいのある人と生きるということ

  • 障がいのある人達の絵が、商業デザイン化すると、何を生み出すのか。
    4月27日の東京新聞に障がいのある人達の絵をデザイナーさんが商品にして、きちんと収益を生み出している話が載っていました。 www.tokyo-np.co.jp  障がいのある人の絵→商業デザイン化→商品として街に広がります。  障がいのある人達の絵がこんな風にして社会に広がっていくと何が起こるのでしょう。障がいのある人達の描いた絵として、なんとなく上から目線で見るのではなく、ちゃんとした商品として見ることになります。障がいのある人達の絵とフラットな目線で向き合えるということです。それが商業デザイン化することのいいところだと思います。こういうことが社会を少しずつ変えていきます。  すばらしい絵は社会を豊かにします。障がいのある人たちといっしょに生きていくと社会が豊かになる、ということが彼らの絵を商業デザイン化することで、より多くの人達と共有できるような気がします。彼らの素晴らしい絵を見ていると、障害のある人達は支援するとか、何かやってあげるとかしないとだめな人達ではなく、そのままの彼らがとても魅力的で、社会を豊かにする人達、ということに気がつきます。たくさんの人がそんなふうに思えるようになると、社会はお互いがもっと生きやすいものになります。  障がいのある人達の絵を商業デザイン化すると、描いた本人がまっとうな収益が得られるだけでなく、みんながより生きやすい社会へ変わっていく、という一石二鳥の効果があるのではないかと思うのです。  デザイナーさんに入ってもらわなくても、彼らの絵は十分魅力的なので、見せ方さえ工夫すればすばらしい商品になります。添付したバンダナはぷかぷかで販売中です。  こんな絵の入ったバンダナが街に広がれば、街は楽しくなります。こんな絵を描く人は街にいた方がいい、街に必要な人、とみんなが思えます。
  • 彼らがいることでみんなが生きやすい社会になります。それって、豊かで素敵なこと。
    パン屋に古い新聞の切り抜きがはってあります。やまゆり園事件から1年目にぷかぷかを取材し、書かれたものです。とてもいい記事なので紹介します。  一線は越えないにせよ、事件前から社会の中に「障害者は負担だ、お荷物だ」という考え方や「なんとなく嫌」という風潮はあったと思います。たとえばバスの中で障害者と乗り合わせた時「こっちに来ないで欲しい」と感じてしまったことはありませんか。  小学校の時から、障害の有無でわけられることが当たり前になっています。何かの機会がなければ、障がいがある人とおつきあいすることはなく、彼らのことはわかりません。ただ「なんとなく嫌だな」というイメージだけが一人歩きします。  措置入院や優生思想に関する議論ももちろん大事です。でも、それらが私たちの普段の暮らしとどれだけ接点がある問題かというと、とたんにボヤッとして「私には関係ない話」で終わってしまいます。大切なのは、日々の生活の中で関係性を作っていくことだと思うのです。  2010年、横浜市緑区の団地の商店街にオープンした「ぷかぷか」では知的障がいの人たちが40人ほど働いています。お店の運営以外に地域の人とぷかぷかさんが一緒に楽しめるパン教室を開いたり、地域の人とぷかぷかさんが一緒になって芝居作りをする演劇ワークショップをやったりしています。  そこでは、支援する側・される側という立場の違いはありません。「障害者への理解を」といった目的もありません。純粋に人間同士、ただ一緒に何かをする中で関係性が育っていきます。  事件の被告はどうだったのでしょう。障がいのある人ときちんと「人として」おつきあいしていたのでしょうか。障がいのある人達のことをよく知らないまま、ふくらんだマイナスのイメージが爆発して事件に至ったのではないでしょうか。  「ぷかぷか」のブログには、事件について考える投稿がたくさんあります。事件には憤りを感じます。批判したいこともたくさんあります。でも、批判しているだけでは新しい一歩を踏み出せません。前に進む。それが生きているということだと思います。  いつも発信しているのは「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ」というメッセージです。「共生すべき」「差別はいかん」みたいな堅苦しいものではなく、「いっしょに生きていく方が人生お得だよ、楽しいよ」という感じです。  うらやましいほど自由だったり、あっという間に人の気持ちをほぐしたり。彼らはそうやって街を耕しています。彼らがいることでみんなが生きやすい社会になります。それって、豊かで素敵なことだと思うのです。
  • 今日は素敵な「かぐやびより」でしたね。
    また「かぐやびより」見てきました。3回目です。      何度見てもいい映画です。心がゆったりとほぐれていきます。あたたかな気持ちになれます。いっしょに生きていくことに希望が持てます。  冒頭、いきなり鶏小屋が出てきます。餌をやったり、鶏が小屋から飛び出して、コッココッコと走り回ったり、この泥臭い雰囲気、大好きです。鶏小屋の匂いまで感じます。この匂い、体の芯がムグムグとうごめきます。  いつも寝っ転がっていたり、歌を歌いながら踊ってたりする青年が登場します。その人のたたずまいがいい。いい人生やってるなぁ、となんだか嬉しくなります。こんな風にありのままの自分でいられる場所は、誰にとっても居心地のいい場所。   みんなでごはんを食べる場面がすばらしくいい。大家族、といった感じのあたたかな雰囲気。障がいのある人達に何かをやってあげるとかっていう雰囲気がないところがいい。上から目線を感じないごく普通のおつきあい。  今度、ごはんを食べに行こう。見学、とかじゃなくて。  「かぐやびより」は障がいのある人達がいれば、どこでも実現できる心地いい日です。実現するためのコツは、彼らに何かやってあげるという上から目線を捨て、ふつうにつきあうことです。彼らと一緒に心地いい「かぐやびより」を楽しむことです。  日本のあちこちで「今日は素敵な『かぐやびより』でしたね」ってあいさつがかわせるようになるといいな。 www.youtube.com 映画『かぐやびより』、あなたの街でもぜひ上映してみてください。 映画の内容、問い合わせはこちら tsumura-eiga.com
  • 画期的な条例ができるようですが…
    差別をなくし、共生社会を実現させるための画期的な条例が相模原市でできます。やまゆり園事件の起こった地元だけに、条例実現の思いは強いようです。 www.kanaloco.jp www.kanaloco.jp  「津久井やまゆり園事件を経験した市として、誰一人取り残さない、障害の有無などで差別されることがない、みんなが自分らしく地域でいきていける、多様性のある社会をつくっていきたい。」と相模原市長。 「事件を起こした施設の元職員は意思疎通のできない人間は社会に役に立たず、負担になるので殺害したと語った。元職員一人の問題ではなく、賛同する書き込みは交流サイト(SNS)で数多く流された。社会全体を覆っている優生思想は根深い。」と相模原市人権施策審議会会長。  「社会全体を覆っている優生思想は根深い。」と云われている中で、私たちに何ができるのだろう。 「人権侵害全般に対応するに当たって、勧告を行ってもやめない悪質なヘイトスピーチに対してはやはり罰則が必要」だとは思います。でも、罰則があれば人権侵害が起きないのかと云えば、決してそうではありません。  では、どうすればいいのか。やはり人権を侵害されがちな社会的に弱い立場の人達と人としての関係を丁寧に作っていくことだと思います。  ぷかぷかは街の人たちに障がいのある人達と出会って欲しいと思い、街の中に彼らの働くお店を作りました。たくさんの人達が彼らと出会い、「ぷかぷかさんが好き!」というファンまで現れました。  こういうおつきあいを丁寧に作っていくこと、それが人権を尊重する社会、差別のない社会を作っていくことにつながるのだと思います。  ぷかぷかは、障がいのある人たちといっしょにいい一日を作ることを日々の目標にしています。お互い「いい一日だったね」って言える日々をコツコツ積み上げていくこと。それは決してむつかしいことではないし、その気になれば誰にでもできることです。
  • 2023年ぷかぷか旅行に行ってきました。
    4月13日(木)、14日(金)千葉方面にぷかぷか旅行に行ってきました。BUB RESORTというところでコテージ、もしくはドーム型テントに泊まって様々なアクティビティを体験をする旅です。               BUB RESORTに到着  フェイスペインティング カリンバ作り カリンバは「親指ピアノ」とも呼ばれ、箱に取り付けたヘアピンを親指ではじき、音を出します。下の写真は板の上にヘアピンを並べていますが、今回は音が響くように板の部分が箱になっています。        箱を作るための板を切り出します。 切り出した板をサンドペーパーで磨きます。 インストラクターさんとお話ししながら作業を進めます。 箱を組み立て ヘアピンを留める位置に鉛筆で印をつけます。 印をつけたところに錐で穴を開けます。 アナのところにヘアピンをつけていきます。 なぜかダンスを踊っている人がいたり チョコレート作り まずはカカオ豆を煎ります。 煎ったカカオ豆の殻をとります。 殻をとったカカオ豆をフードプロセッサーにかけ、更にすり鉢ですりつぶします。 すりつぶしたカカオ豆を湯煎し、溶けてきたら型に入れて冷蔵庫へ。 翌日固まったチョコレートを味見しましたが、とてもワイルドな味でした。 クラフトジュース作り イチゴとバナナを手回しミキサーにかけます。 ミキサーにかけたイチゴとバナナを生クリームと混ぜ、ふりふりします。 www.youtube.com www.youtube.com ふりふりしたものに牛乳を加えて完成 和紙のミニボール作り ミニボールに和紙を貼り付けます。 夕食はバーベキュー 夜はキャンプファイヤー 朝ご飯はバイキング バンガローとドーム型テント アーチェリー マシュマロ 高秀牧場へ www.takahide-dairyfarm.com トイレに貼ってあった張り紙がすばらしい。牧場の姿勢がよくわかります。 いすみ鉄道 貸し切りで、食事。 楽しかったね。お疲れ様でした。
  • 異彩を、放て。
      タイトルがおもしろそうなので買ったのですが、いまいち盛り上がらないというか、「すったもんだ」の様々な事例に対するアドバイス(井上先生の解説)が真面目すぎて、「すったもんだ」の熱いエネルギーがしぼんでしまう感じ。   下の事例も、こんなにうまくいくはずないよな、と私なんかは思ってしまいます。多分このパニックを起こす子どものおかげでクラスはすったもんだの状態だったと思うのですが、井上先生の教科書のような解説には、そのすったもんだの中身がさっぱり見えません。極めて正しい解説で、子どものパニックに思い悩んでいる親御さんにとっては、ちょっと楽になるかも知れませんが、何か大事なものを見落としてる気がするのです。  パニックを起こす子どものまわりはすったもんだの大混乱であったと思います。そんな中で子どもたちは何を思い、何に気づき、どんなことをしたのか、それによって現場が、そして何よりも子どもたち自身がどんな風に変わっていったのか、ということこそ丁寧に書いて欲しかったと思うのです。  本の帯にはこんな言葉があります。 「自閉症スペクトラム症。  その、ひとくくりの言葉にも、無数の個性がある。  強烈なこだわり、大胆な発想、研ぎ澄まされた集中力…  “普通”じゃない、ということ。  それは同時に、可能性だと思う。」  だからこそ、彼らの引き起こす「すったもんだ」からは、今までにない新しいものが生まれる可能性があります。「すったもんだ」を引き起こす彼らに感謝!くらいの気持ちでこの本がまとまっていれば、もっとおもしろい本になってた気がします。ちょっともったいない。  帯の言葉を書いた(株)ヘラルボニーの商品のラベルにすばらしい言葉がありました。 「異彩を、放て」 まさにこれです。 その異彩を私たちは見落としていないか?
  • お互いが楽しい!って思える関係
    たまたま昨日知人がシェアしてくれたちょっと前のブログを読んで、あらためてこういう関係こそ大事だと思いました。お互いが楽しい!って思える関係です。こういう関係が福祉の業界にも広がっていけば、社会はもっとお互いが居心地のいいものに変わっていくように思うのですが、なかなかそうなりませんね。こんな素敵な人達がすぐそばにいるのにもったいないです。 www.pukapuka.or.jp  
  • 『地に足の着いた幸せ』を感じる本
    『ぷかぷかな物語』を読んで、うれしくなるような感想がお二人の方から届きました。                          ●●● この本を読んで、障がいがある人と一緒にいることは人生を豊かにする、そんな思いを感じました。 こんなにステキな場所があるんだ、と明るい気持ちになりました。 障害のある子を持つ親として、悲しみや悔しさ、羨みや将来の不安といった一通りの気持ちを経験しましたが、 このぷかぷかの人たちや周りの人々はステキだな、人生を楽しんでるな、そんなことも思いました。 わが子の障害がわかってからこれまで関連する本を何冊も読んできましたが、久々に出会えた『手触り感のある』 『地に足の着いた幸せ』を感じる本でした。 私の中では、明石洋子さんの「ありのままの子育て」が何度も読み返したくなる大好きな本ですが、この本もそうなりそうです。 ぷかぷかで、自分も何かできないか、色々と学びたいな、と思いました。 妻がぷかぷかのスタッフとして働く事を応援したくなりました。 娘も機会があったら行かせたいな、と思いました。   ありがとうございました。今度、お伺いさせて下さい。 ●●●      「障害のある子を持つ親として、悲しみや悔しさ、羨みや将来の不安といった一通りの気持ちを経験しました」 とあります。でも、『ぷかぷかな物語』を読んで少し気持ちが楽になったようで、よかったです。  どうして気持ちが楽になったんだろう、とちょっと考えてみます。感想の中に「将来の不安」という言葉があります。障害のある子どもは社会に合わせないとやっていけない、といったことをいろんな場面で言われます。わたし自身、養護学校の教員をやっていた頃は、そうしないと子どもたちは将来困るだろうなと考えていました。そういったことが子どもも親御さんも「将来の不安」に追い込んでいます。  ところが実際にぷかぷかを始めてみると、社会に合わせようとする彼らより、そのままの彼らの方がずっと魅力的であることに気がつきました。そんな話を『ぷかぷかな物語』にはたくさん書いています。そのままのあなたが一番ステキ、社会にあわせる必要なんかなくて、そのままのあなたでいいんだよ、というメッセージ。だから気持ちが楽になったのだろうと思います。  一番いいのはぷかぷかに実際に来てみることです。ぷかぷかの空気感にふれてみることです。ふっと気持ちが緩みます。ぷかぷかさんたちがいることで生まれるゆるっとした雰囲気。この雰囲気こそ、今の社会に必要な気がしています。     「この本を読んで、障がいがある人と一緒にいることは人生を豊かにする、そんな思いを感じました。」  わたしは養護学校の教員をやっている時、彼らと出会ってほんとによかったと思っています。人生の幅が広がり、毎日がほんとうに楽しくなりました。彼らと出会わなかったら、多分しょぼい人生だったのではなかったかと思います。人生をこんなにも楽しく、豊かにしてくれた彼らに感謝感謝!です。  たくさんの人が彼らとこんな風に出会えたら、社会はもっと楽しく、障がいのある人にとってはもちろん、ない人にとっても居心地にいいものになります。そんな風にならないのは、やはり彼らを「支援」するとか、「やってあげる」対象としか見ない社会全体の上から目線が、彼らとの素敵な出会いを阻んでいるのではないかと思います。  「上から目線」をいったん横に置き、一緒に楽しいことをやってはどうでしょうか?そうすれば、今まで気づかなかった彼らの素敵な面がいっぱい見えてきます。    「ぷかぷかしんぶん」の楽しい表紙は彼らの絵のおかげです。彼らといっしょに生きていくことで生まれた表紙です。こんな表紙を見ていると「あなたにいて欲しい」「あなたが必要」って、ごく自然に思えます。そういう思いこそが共生社会を作っていきます。私たちの社会を豊かにしてくれる絵だと思います。                 こんな楽しいありがとうカードを描いてくれた方もいます。こんなカードをもらうと、ちょっと幸せな気持ちになります。彼らはみんなを幸せにするようなチカラを持っているのだと思います。そのチカラを借りて、もっともっとたくさんの人達に幸せになって欲しいと思っています。 もう一人の方の感想 ●●● ●ぷかぷか立ち上げストーリー、はらはらドキドキしながら読みました。 高崎さんの熱意から全てが始まり、多くの方の協力や賛同を得ながら今のぷかぷかが出来上がったのだと思うと本当に凄いことだと思います。 ●相模原事件の件で、事業所側の責任について書かれた記述があり、はっとしました。 テレビ等での報道は犯人の特異性ばかりをクローズアップして事業所の対応の様子はどんなであったかを伝えていなかったことに気づきました。 最初にぷかぷかを訪れて感じたのはぷかぷかさんのフレンドリーで楽しそうな様子とスタッフの人たちのあたたかさでした。それは高崎さんの「障害のある人とは一緒に生きていたほうがいい、楽しい」という気持ちを持っているからだと思いました。福祉の抱えている問題について改めて考えさせられました。 ●言葉だけで共生を訴えるのではなく、試行錯誤しながら実践していくところが素晴らしいと思いました。 口だけならいくらでも立派なことは言えますが、苦労しながら地域の人たちに受け入れられていくことは簡単にできることではありません。本に書かれていた「社会を耕す」という言葉にとても惹かれました。 親として、障害のある子をもっと地域の人たちに知ってもらうようにしていきたいと思います。 このような素敵なコミュニティが各地に広がってぷかぷかな物語がたくさん生まれるといいな、と思います。 ●●●     ●ぷかぷかの立ち上げはほんとうに大変でした。でもその大変さの中で一番支えてくれたのは、やっぱりぷかぷかさんたちでした。彼らはただそこにいるだけでたくさんのチカラをプレゼントしてくれました。ぷかぷかをなんとか立ち上げることができたのは、彼らのおかげです。感謝以外ないです。                ●相模原事件は、結局のところ「支援」という上から目線の関係の行き着く果てで起こったものではないかと思っています。障がいのある人達と人としてきちんとおつきあいしてきたのか、ということです。人としておつきあいしていれば、あのような事件は起こりませんでした。やまゆり園そのものが、人しておつきあいするような環境になかったのだと思います。  事件後もあちこちの福祉施設で虐待が起こっています。あれだけの事件がありながら、福祉施設が何も変わらなかった、ということです。ここに事件の根深さがあるように思います。どうしてなんだろうか、それを問い続けることこそが今大事な気がします。 ●「社会を耕す」という言葉については、5年ほど前、カナダのバンクーバーで開かれた世界自閉症フェスティバルで『Secret of Pukapuka』を上映した時、海外の人たちがとても新鮮に受け止めてくれました。 www.pukapuka.or.jp 「親として、障害のある子をもっと地域の人たちに知ってもらうようにしていきたいと思います。」とありましたが、何人かの友人が障害のある子どものことをSNSで発信し、重度の障害があるにもかかわらず、たくさんのファンを作りました。重度の障害のある子どもにファンがつくなんて今まで考えられないことでした。でもそんなことが実際に起こったのです。いろんな人達に障害のある子どものことを伝えることは、社会を動かす出発点になるのだと思います。  hanaちゃんは重度の障がい児です。でも、たくさんのファンがいます。お母さんはhanaちゃんとの暮らしの中で「hana基準」というものを考えました。hanaちゃんといっしょに生きていく中で見えてきた人としての生き方です。 ameblo.jp 『ぷかぷかな物語』はアマゾンで手に入りますが、ぷかぷかのサイトからも購入できます。 shop.pukapuka.or.jp
  • うんぷか
    土曜日、「うんぷか」がありました。ぷかぷかの運動会です。 パン食い競争 www.youtube.com トレーにピンポン球を乗せて走る 赤と黒のテープを両手に持って www.youtube.com ちょっと休憩 走る 競歩のビデオを見る ジェンカ www.youtube.com 楽しい「うんぷか」でした。
  • アートで社会的な課題を解決
    ヨコハマアートサイト2022報告会「アートから考える横浜の地域文化」がありました。参加団体は以下の通り。 【第1ブロック】 ・任意団体アオキカク ・OUTBACK ・NPO法人スペースナナ ・NPO法人打楽器コンサートグループ・あしあと ・しましまのおんがくたい ・音楽スペースおとむすび ・EduArt ★横浜下町パラダイスまつり実行委員会 ・ティーンズクリエイション組織委員会 ・金沢区舞台芸術サークル「潮の音」 ・to R mansion 【第2ブロック】 ・アーティストネットワーク+コンパス ・「街のはなし」実行委員会 ・特定非営利活動法人美術保存修復センター横浜 ・ROJIURARt実行委員会 ・さかえegaoプロジェクト ・大岡川アートプロジェクト実行委員会 ・特定非営利活動法人シーホース工房 ・一般社団法人横浜若葉町計画 ・WeTT実行委員会 ・認定NPO法人あっちこっち ・黄金町BASE 【第3ブロック】 ・ことぶき「てがみ」プロジェクト実行委員会 ・まちなか立寄楽団 ・六角橋商店街連合会 ・蒼昊美術會 ・STAND Still ・居場所「カドベヤで過ごす火曜日」運営委員会 ・NPO法人ぷかぷか ・紙芝居文化推進協議会 ・横浜シネマネットワーク実行委員会 ・都筑アートプロジェクト 中に性暴力に取り組んでいる団体もあって、社会的課題についての話もありました。 standstill.jimdofree.com                                 ぷかぷかは「障がいのある人達の社会的生きにくさという社会的な課題を少しでも解消する」ことを団体の設立目的に据えています。ヨコハマアートサイトから助成金をもらっている演劇ワークショップは、彼らといっしょに生きると何が生まれるかを芝居の形で表現しています。その舞台を見て、いっしょに生きるといいよね、って思う人が増え、それが社会的な課題の解消に少しでも役立てばと思っています。  いろんなことができない、生産性が低い、効率が落ちる等と障がいのある人達が社会から排除される、という社会的な課題が、彼らはいた方がいいよね、と思う人が増えることで、少しずつ解消されます。  社会的な課題を解決する、なんてなんだか大変な感じがするのですが、演劇ワークショップはみんなが楽しめるアート活動であり、楽しみながら社会的な課題が解決できます。  大事なことは、社会的な課題をいつも頭のどこかで意識するということです。それがあることで、やっていることの目的がはっきりし、表現にも力が入ります。
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