ぷかぷか日記

「言葉の意味を理解して使用していますか?」だなんて…

 小さな出版社からぷかぷかの本を出す予定で、原稿を書いてきました。先日、原稿を書き上げて提出したのですが、出版社からきた原稿の直しを要請するメールにこんなことが書いてありました。

 

「ビジネス、ワークショップ、ソーシャルビジネスなど・・・言葉の意味を理解して使用していますか?」

 

  「言葉の意味を理解して使用していますか?」だって。驚きましたね。

  少なくともワークショップについては1980年代初めに日本に初めてその手法が入ってきた頃から、障がいのある人たちといっしょにやってきました。

 ワークショップはフィリピンや中南米での識字教育から始まりました。文字を知らない人たちに、たとえば、働いても働いても生活が豊かになっていかない理由を、文字を使った説明ではなく、一緒に芝居を作っていく中で伝えていくのです。そういった中でできてきたのが演劇ワークショップの手法です。

 仲間と一緒にフィリピンのネグロス島でワークショップをやったことがあります。そのとき訪れたスラム街の教会で地元のお母さんたちが芝居を作っていました。当時の社会状況を舞台で表現していました。ベニグノ・アキノ氏が空港で暗殺され、その妻のコリー・アキノ氏が大統領になって何年かたった頃です。

 舞台の片側に民衆がいます。反対側にアメリカがいます。さてコリーはどっちについているでしょう、と進行役がお母さんたちに聞いています。赤ちゃんを抱っこしながらお母さんたちがいろいろ意見を言いあっていました。あっちじゃないか、こっちじゃないか、どうしてあっちなのか、どうしてこっちなのか、とみんなが意見を言いあいながら舞台を作っていくのです。一番前で見ていた私にも意見を求められました。私は民衆の側にいるのではないか、と応えたのですが、ほとんどのお母さんたちはアメリカ側だと言っていました。コリー・アキノ氏も最初は民衆の側についていたようですが、何年かたって、だんだん立ち位置が変わっていったようで、教会で芝居をやっていた頃はアメリカの側についていて、民衆の敵だったようです。そういった社会的状況を芝居をやっていく中でお母さんたちは学んでいました。

 なんかもうびっくりしました。文字を知らない人たちが今の社会的状況を、文字を知っている私よりもはるかによく理解しているのです。演劇ワークショップの手法はそういった厳しい社会的状況の中で生まれたんだということを、その教会で赤ちゃんを抱っこしたお母さんたちに教わりました。

 ワークショップは社会的状況を知るだけでなく、その中で私たちは何をすべきなのか、といったところまで考えます。1991年、京都であった全国ボランティア研究集会の平和をテーマにした分科会でワークショップをやったことがあります。当時湾岸戦争がはじまり、もうすぐ地上戦が始まるのではないか、という緊迫した雰囲気の中でのワークショップでした。二泊三日のワークショップで芝居を作り、最後に1,000人くらい入るホールの舞台で発表しました。なんかみんな必死でした。私は7ヶ月になる長男を抱っこして舞台に立ちました。舞台に立つ人も、見ている人も涙を流していました。「地上戦をやっちゃだめだ」って必死になって叫んでいました。

 舞台に立ってもまだやり足りない気がして、そのまま京都駅前まで行き、大混雑の京都駅前でゲリラシアターをやりました。大勢の人の前で「地上戦は絶対だめだ!」って叫びました。そういう時代でしたね、あの頃は。(今、瀬谷の二ツ橋大学でがんばっている杉浦さんは、このゲリラシアターをやったとき、警官が来ないようにすごい目つきで見張っていました)

 

 もう一つ、黒テントの人たちとマニラでワークショップをやったとき、夜、子ども達のワークショップの発表会を見に行きました。古い城砦の跡地で開かれていました。舞台に馬が登場します。それに合わせてお客さんが馬の鳴き声をやったり、足踏みして蹄の音を出します。モンスターが登場すると、モンスターの叫び声をお客さんが出します。つまりお客さんも一緒になって舞台を作っていくのです。舞台の子ども達と一緒に声を出し、叫び、泣き、笑い、音を出し、汗をかくのです。こういう作り方、芝居の楽しみ方があったのか、と目から鱗が落ちるような体験でした。

 これはさっそく養護学校で実践しました。みんなで楽しめる芝居をしようと、体育館の舞台はやめて、プレールームで「芝居小屋」をはじめました。実験的にやったのは『海賊ジェイクの大冒険』。海賊船がやってきます。海が少しずつ荒れてきます。芝居小屋に集まったお客さんみんなで「ひゅ〜」って声を出して風をやります。少しずつ風が強くなります。それをみんなの「ひゅ〜」っていう声をだんだん大きくしていって表現します。波がザッブ〜ンと大きくなります。その音もみんなでやります。「あっ、イルカだ」と客席にいたお父さんにイルカをやってもらいました。「え?、イルカ?」とどぎまぎしているお父さんに、「さあ、イルカが飛び上がります」と問答無用で、その場で飛び上がってもらいました。「あっ、あっちにもイルカが」と別のお父さんをさしてイルカになって飛び上がってもらいました。「あ、雷!」とお母さんをさして「ピカピカ、ドッカ〜ン」と雷をやってもらいました。三人ほどお母さんにやってもらうと芝居小屋の中はもう大変な大嵐。みんなで思いっきり声を出し、叫び、腕を振り回し、飛び上がりました。芝居小屋は熱気むんむん。役者もお客さんもくたくたになる芝居小屋でした。

 芝居は大成功でした。こんな楽しい芝居は初めて、と集まったお父さんもお母さんも汗だくになっておっしゃってました。こんな芝居小屋を4年ほど続けたあとほかの養護学校に転勤になったのですが、新しい学校では全校生を相手にワークショップをやりました。

 芝居のテーマを全校生から募集し、全校生でテーマを選びます。テーマに沿って全校生で絵を描き、全校生で描いた絵で廊下を埋め尽くします。その絵の中から次へ進む手がかりを見つけ、その手がかりを元に全校生で楽しめるイベントを考え、その結果で更に先へ進みます。芝居の登場人物もオーディションをやり、全校生が審査員になって決めます。たとえばお姫様役を選ぶときは、お姫様をやりたい人が舞台に並んでひと声「あれ〜!」と助けを呼ぶ声を出します。助けたくなった人は誰か、という審査基準で全校生で投票して選びます。こういうことを続けていると、学校全体がほんとうに熱くなってくるのです。

 そうやって4月からスタートして11月までかかって全校生で芝居を作っていきます。8ヶ月間、全校生を引っぱっていく仕掛けを行き当たりばったりで考えるのはほんとうに大変でしたが、ワークショップのおもしろさにいちばんはまった時期でした。 そうやって全校生で作り上げた芝居は文化祭の初日に体育館のフロアーで発表します。生徒、教員、保護者300人くらいが輪になって座り、その真ん中で芝居をやります。その芝居も、役者だけでなく、まわりを囲んだみんなもいっしょにやるのです。

 こんな芝居の作り方を10年続けました。誰かが書いたシナリオで芝居をやるのではなく、小学部の子どもから高等部の生徒まで、みんなでいろいろ楽しみながら物語を考え、みんなで芝居をやったのです。養護学校の中では、画期的な試みだったと思います。

 こういうやり方の出発点は、フィリピンの底抜けに明るい人たちといっしょにやったワークショップの体験です。あの体験がなければ、学校や地域であんなに楽しい場を創り出すことはできなかったと思います。フィリピンで生まれた演劇ワークショップの手法が、日本でこんなにもすばらしい場をたくさん創り出したのです。

 今やっているぷかぷかのメンバーさんたちと地域の人たちのワークショップも、そういった体験があったからできています。

 

 それを「言葉の意味を理解して使用していますか?」だなんて…。この出版社から出すのはやめました。

 

 先日のNHKラジオ深夜便では障がいのある人たちと一緒にソーシャルビジネスを成功させた貴重な例として取り上げられました。40分くらいのおしゃべりでしたが、ぷかぷかが何を作り出してきたかがだいたいわかる内容になっていました。本はそれを更に詳しく語ったものです。原稿はできあがっているので、ほかの出版社を探します。いい出版社があれば紹介して下さい。 

   

 

 

自分の生き方として障がいのある人たちとのおつきあいを続けている人がいる

『そよ風のように街に出よう』という雑誌が、来年の夏、廃刊します。障がいのある人たちの声を発信し続けた雑誌です。

pukapuka-pan.hatenablog.com

 その雑誌の副編集長小林さんに久しぶりに会いに行ってきました。新大阪駅近くの、路地にあるなんともうらぶれたビルの部屋です。頭がくらくらするほどにたまった在庫の山に囲まれながらも、それほど悲観的でもなく、『そよ風」廃刊後も何らかの形で発信は続けますよ、と元気におっしゃっていました。

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 障がいのある人たちの社会的な問題を、重くも暗くもなく、今までにない明るい視点(?)で語ってきた希有な雑誌だと私は思っていますが、そんな雑誌でさえ廃刊に追い込まれる社会的状況なんだろうと思います。そういう中で相模原の事件が起こりました。社会がどういう方向に動いているかがよく見える事件だったと思います。

 小林さんは今も月2回、電車、バスを乗り継いで1日かけて奈良の山奥まで梅谷さんの介護に通っているそうです。梅谷さんはそよ風の創刊号で取り上げた重度の行動障害を持った方です。

 「昔は力尽くで梅谷さんがものを壊すのをやめさせましたが、今は体力的に負けてしまうので、いろいろ工夫して、なるべくお金がかからないような壊し方をしてもらうようにしています」と笑いながら小林さんはお話しされていました。にしても、36年間も小林さんを奈良の山奥まで突き動かしたのはなんなんだろうと思います。小林さん自身、その理由をうまく言葉で説明できないようでした。 

 梅谷さんとのおつきあいのきっかけは、お母さん一人の力ではもうやっていけない、助けて欲しい、というSOSの発信を受け止めたことから始まったといいます。そのおつきあいが36年も続いているのです。最初は梅谷さんを助けようと思って始まったおつきあいも、今はもう少し違う感じで続いているようです。その「もう少し違う感じ」がうまく言葉で説明できない、と小林さんはいいます。梅谷さんへの興味かなぁ、とも言ってましたが、どうもそれだけでは説明しきれない感じです。

 梅谷さんは何をしでかすかわからないところがあって、いつも緊張感を伴ったおつきあいのようです。でも、その張り詰めたような時間は、日常にはない充実感もあって、その時間がすごくいい、ということをおっしゃってました。

 昔「しのちゃん」という生徒とおつきあいしていた日々を思い出しました。しのちゃんはいつも突然暴力を振るいます。いきなりげんこつが顔面に飛んできたり、頭突きを食らったり、蹴りが入ったりで、みんな1メートル以内には近づかない、といった雰囲気でした。それでも私はなぜか「しのちゃん」が好きで好きでたまらなくて、殴られても蹴られても、しのちゃんのそばにいました。強烈な頭突きを食らって肋骨にひびが入り、息をするのも大変なときもありましたが、それでも「しのちゃん」のそばにいる時間は、ほかの何事にも代え難い、「いい時間」だったのです。

 言葉で説明できなくても、人は人とつきあっていきます。それが人と人とが「出会う」ということなんだと思います。理由なんてない、ただおつきあいしたい、と思うだけです。それが「人」のいいところだと思います。

 もうそれほど若くない小林さんが、今も1日かけて奈良の山奥まで梅谷さんの介護に通うのも、やっぱりどこかで梅谷さんと出会ってしまったのだろうと思います。その説明できないおつきあいのことを『そよ風』終刊号にはぜひ書いて欲しいと頼んできました。

 『そよ風』は終わります。でも小林さんと梅谷さんとのおつきあいはまだまだ続きます。梅谷のさんとのおつきあいは、小林さんの生き方そのものです。障がいのある人たちとのおつきあいというのは、結局のところ、自分の生き方なんだろうと思います。

 時代は少しずつ悪い方向へ向かっているようです。そんな中で、自分の生き方として障がいのある人たちとのおつきあいを続けている人がいる、ということは小さな希望であるような気がしています。そこからまた新しい何かを発信していくのではないかと思います。

 

★今、新幹線の中でこれを書いています。便利な世の中になったものですね。

 

 

途中寝っ転がる人がいても平気なぷかぷかです。

  第3期第5回目のワークショップ。『セロ弾きのゴーシュ』は金星音楽団が演奏会に向けて練習をするところから物語が始まります。で、ワークショップの中で練習風景をやってみたのですが、みんな適当に手を動かしているだけなので、どんな楽器を弾いているのかさっぱりわかりません。リアリティがないのです。それで段ボールで楽器を作り、それを持ってやってみることにしました。

 楽器の製作はぷかぷかのアート屋わんどに依頼しました。チェロ以外は平面の楽器です。たとえ平面であっても、それを手に持つことで、リアリティが出てきます。ヨッシーの持ってる楽器は平面ですが、いかにも吹いている感じがします。プロのチェロ奏者の江原さんから見ても、すごいリアリティを感じたそうです。リアリティを感じたところから、この合成写真ができました。製作は江原さんです。

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 チェロは存在感があって、すばらしいできあがりでした。デザインはぷかぷかのショーへーさんです。わんどのスタッフもデザインしたのですが、ショーへーさんの方がはるかにおもしろいものができました。この『おもしろい』という感覚は、世界をなめらかに動かしていく上でとても大事なものだと思います。「あ、おもしろい!」と、新しい価値を発見していく感覚が私たちに求められている気がします。

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段ボール製の楽器のおかげで、一気に楽団らしくなりました。こういうことを繰り返していく中で、だんだんみんな芝居のおもしろさがわかってきたようです。

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この場面からこんな合成写真も生まれました。江原さん製作。この写真に江原さんの曲を重ねて、おもしろい動画を吉田さんが作ります。

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 楽長にしかられたゴーシュは壁の方へ向いて口を曲げてぼろぼろと涙をこぼします。気を取り直してたった一人今やったところをはじめから静かにもう一度弾き始めます。ここで日本フィルのチェロ奏者江原さんの演奏が入ります。すばらしい演奏でした。(音が小さいのでボリュームを上げて聞いて下さい)

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 各シーンの配役を決めて、場面を作りました。

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 途中寝っ転がる人がいても平気なぷかぷかです。

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 モリー王子たちはネコのシーンなのですが、ネコよりもトラがいいと言い張り、トラが出てくることになりました。で、トラが何をやったかというと「アルゴリズム体操」をゴーシュにリクエストします。お互い動きを合わせるのが大変だったようです。今日初参加のモーリー王子が張り切っていました。

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ネズミのお母さんが病気の子どもを連れてゴーシュのところへやってくるシーンでは「夜風とどろき」の歌を歌います。歌詞はむつかしいのですが、メロディがすばらしいです。林光さん作曲です。

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こんにゃく座のオペラ『セロ弾きのゴーシュ』ではゴーシュが朗々と歌います。その歌いっぷりが大好きで、今回ゴーシュの中でどんな歌を歌うかの選定の時、ピアニストのあみちゃんにぜひこの歌を、とお願いしたのでした。簡単な歌ではないので、安見ちゃんは渋っていましたが、絶対歌いたい!と押し通したのでした。

イントロのところを江原さんが弾きました。

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  この日初参加のモーリー王子のお父さんモーリー大王も、初めてにもかかわらず、ファッションモデルさんと一緒に楽しそうに踊っていました(一番奥の黄色いモデルさんです)。ふだんはまじめなサラリーマンのおじさんが、こうやって自由になれる場がワークショップです。こんなことは日常生活ではあり得ないですね。1月29日にはモーリー大王もモーリー王子といっしょに舞台に立ちます。大きなホールの舞台、しかも舞台費用40万円もかけたプロ仕様の舞台です。大王も王子も多分なにか新しいものを見つけるのではないかと期待しています。

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 ファッションモデルのお姉さんたちの動きがいまいちなので、デフパペットシアターひとみの役者さんたちにかっこいい振り付けを考えてもらう予定です。

 

 ネズミのシーンの最後は大盛り上がり。青いズボンのイクミさんの即興のダンスがいいですね。この自由さは何なんでしょう。

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 ワークショップはこのあと1月21日と28日の2回だけ。あと2回でうまくまとまるのかどうか、いつものことながら、はらはら心配しつつ、ワークショップという場のエネルギーに期待しています。1月29日(日)の午後、発表です。

 今回日本フィルの江原さんが「ぷかぷかさん」たちに惚れ込んで、毎回参加してくれるようになりました。これはとてもラッキーでした。ワークショップの場に本物のチェロの演奏が毎回流れ、とても豊かな空間になっているように思います。

目頭が熱くなっていました

 12月24日(土)、クリスマスパン教室がありました。いつもだと生クリームてんこ盛りのケーキが4台並ぶのですが、今年はもう少しエレガントなメニューでした。

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  ぷかぷかスタッフの永瀬の感想です。

 今回のパン教室「メリークリスマス‼︎」と挨拶した瞬間から、いつものパン教室がクリスマスパーティーに変身した感じで、すごく盛り上がりました。

小さな子供達が可愛くて、いつも以上に癒されてしまいました。メンバーさんも子供達を前に、いつもと違う一面を見られた気がします。
特にショーへーさん。赤ちゃんのオムツ替えをしていたママを見て、冗談で私が「オムツ替えてあげないと!」と言うと「わかりました。替えますよ」と手伝おうとしました。私の方がビックリしましたが、ショーへーさんが本当にやろうと手を伸ばされるのを見て
「あ、小さい子が好きなんだ。」

と気がつきました。
そのあと4歳のお兄ちゃんが手を洗う時。
「こっちですよ。僕が案内しましょう」
「石鹸をつけて洗うのです」
「上手ですよ」
と、とても優しく。そしていつもの紳士的な言葉遣いで接していました。
ほ〜!(*⁰▿⁰*)とまたメンバーさんの素敵なところ発見!
小さな子供に対して、つい「〜しなさい」「〜しないと○○になるよ」という上からの接し方になりがちなのですが、子供と対等な目線で接することを教えて頂いた気がしました。

ユキエさん、リョースケさんもベビーシッターを快く引き受けてくださったし、終わりの会ではユースケさんが子供達とはしゃいでいるのを見て、こちらまで幸せな気持ちになりました。

パンはもちろん美味しくて。
毎回何度も試作してレシピを作るのですが、結局レシピそっちのけで賑やかに作った本番が一番美味しくできてしまうのが悔しかったりします。
楽しくつくるのがミソですね。
次回はバレンタインを意識して、またレシピを考えます。

 

今回は赤ちゃんも含め小さな子どもたちがたくさん参加してくれて、とってもにぎやかなパン教室でした。

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 ぷかぷかスタッフの木下の感想です。

 今回のパン教室で思ったのは、毎回メンバーさん達の手際がよくなっており、時間の早さに感動しました!!
今回牛乳を買い忘れてしまい、マツイさんとタムラさんにお願いしたら、
リョースケさんが帰ってきて教えてくれたのですが。
今回の買い物僕はマツイくんの後をついていっただけなんだよ。
マツイくん、1人で買えたんだよ!
褒めてあげてー!!と教えてくれました。

メンバー同士でお互い兄弟の様にお互いの成長を感じ合えるのには、本当ビックリ!!
メンバーさんならでは、純粋な心がそうさせているのだなー、と感じました!

あとは、お客さまに対しても自然にメンバーさんが積極的に話してくれるので、お客さんもメンバーさんの事を受け入れて楽しんでくれているので、私の仕事は
本当私の仕事はオーブンの予熱係くらいです。汗

 

 小さな子ども達にきかんしゃトーマスの話をしてくれたショーヘイさん

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 小さな子どもと一緒にピザのトッピングを作るヒカリさん

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ほうれん草のピザソースを作りタカノブさん

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 小さな子どもと一緒にピザのトッピングをするエリさん。

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できたぁ!

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 ママボノの坂口さんの感想

昨日は楽しいパン教室に参加させていただき、ありがとうございました。
はじめて取り組むパン作りはとても楽しかったのですが、それ以上に
ぷかぷかの皆さんとゆっくり過ごすことができて、とても嬉しかったです。
 
事前に心配していた次男よりも長男の方がパン教室に参加してくれませんでしたが
私がパン作りに参加している間にぷかぷかの皆さんがいっぱい遊んでくださり、
本当に助けられました。
長男もぷかぷかの皆さんと遊ぶのが本当に楽しかったようです。
 
実は帰りの電車が来るまでに時間が余っていたので駅前のドトールにお茶をしに入ったところ
ぷかぷかの皆さんがお茶をしていらっしゃり、ドトールでもご一緒させていただきました。

 

途中で疲れてしまって、子ども達はお遊び、赤ちゃんは爆睡

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 前日から漬け込んだタンドリーチキン。ピタパンに鋏むと最高。

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 プロモーションビデオの撮影にきていた信田さんは撮影しながら涙が出てしまったよって話していました。その理由を聞くと…

 

今日のパン教室は部屋中が光にあふれていましたね。
 
今日目頭が熱くなった理由は、高崎さんからすれば何をいまさらかもしれないのですが、スタッフみなさんの素晴らしさです。
 
特にツジさんがスープ用のニンニクを焦がしてしまった時に、木下さんが「にんにく焦げた、プレイバック、プレイバック」と歌い出し、ちょっとバツが悪そうにその場を離れようとしたツジさんと背中で呼び止めて、そのバツの悪さをあっという間に補ってしまった手際があまりにも見事で感心していたら、今度はホッとしたツジさんがクリスマスソングを歌い出し、それをまた木下さんが受け取って今度は全員に広めてしまった。
 
なんでこんなことが出来るんだろうと思った瞬間に
目頭が熱くなっていました。
 
僕はぷかぷかと出会って障がい者の方の持ってる、素晴らしいチカラを実感できるようになりました。
そのチカラは僕にとっては「社会生活のストレスを中和してくれるチカラ」です。
今日1日で師走の忙しさで溜まっていたストレスもすっかり元通りです。
 
でもそのチカラは障がい者の方が伸び伸びと自分を発揮できてこそ出てくるチカラな気がします。
それをサポートしているのは素晴らしいスタッフの方々なんだという思いがしました。
 
木下さんや永瀬さんを見て憧れて、こういう仕事をしたいと思う方って結構いるのではないでしょうか?
そういう人を増やすことも障がい者の持つチカラを世の中に知らしめていく上でとても大切で、映像がそのためにも役に立つように思いました。

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 信田さんのメールを見た永瀬さんの感想。
 
信田さんのメール。とても嬉しいです。
私も木下さんの勢いに巻き込まれながら、毎回楽しくパン教室をしていますが、メンバーさんがいないと面白くありません。
きっと普通に作って普通のパンがそれなりに焼けて、うん、まぁまぁの出来だ。みたいなありきたりの感想で終わるんです。
先日、コンノさんが旅行でお休みされてた時の寂しかったこと。
コンノさんに会いたいなー!早く帰って来てー!とみんなで話をしながら仕事しました。
ユミさんは木曜になると必ず「明日永瀬さんお休みだね。会えないよ。寂しいなー」と言ってくれます。
そんなコト言ってくれるメンバーさんに囲まれて、私は幸せだなとしみじみ思います。
こちら側も救って頂いている状態です。
疲れてくるとぷかぷかさん禁断症状が出るのです。
信田さんの言われているストレス中和効果は抜群です。
 

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「津久井やまゆり園献花台最後の日 献花に集まりましょう。」という呼びかけ

すでにFacebookで流していますが、大事なことなのでもう一度流します。

「津久井やまゆり園献花台最後の日 献花に集まりましょう。」という呼びかけです。この呼びかけ、神戸の方がやっています。

 いろんな人が、いろんな形で「今」、事件へのアクションを起こさないと、ほんとうに何事もなかったことになります。病んだ社会が「人間」を取り戻せるかどうか、その瀬戸際に私たちは「今」立っているのだと思います。

 

このアクションについての説明です。

(イベントの詳細欄に書いた内容ですが、スマホやタブレットのアプリでは現れない場合があるため再掲します):

津久井やまゆり園事件から5ヶ月目の12月26日(月)午後4時、事件から半年も待たず園の前の献花台は撤去されます。

事件を記憶するためのしるしが完全に消え去ります。

これほどに早く事件の記憶と追悼の場がなくなってもよいのでしょうか。事件を風化させて過去のことにしてしまってもいいのでしょうか。

この日のニュースや翌日の朝刊で「訪れるひともめっきりと減ったやまゆり園の献花台がひっそりとしまわれ、園は再建に向けた歩みを始めることとなりました」というような報道がされることになってしまうのは、いたたまれないことではないですか。

この日、ひとりでも多くの障害者と健常者が献花に集まり、無残に奪われた19人の命を悼むひとがなおこれだけいるのだということを、園の関係者と取材に来ているメディアの人々に訴えませんか。

午後4時の献花台撤去のときに、みなで追悼の思い、事件を風化させない決意を表しませんか。

(その際に、園の職員の方に「献花台を残してほしい」「さらには永久に残る祈念碑を建ててほしい」「事件に遭った入居している障害当事者や地域で暮らす障害者らの声に耳を傾け、やまゆり園建て替え計画を見直して入居者らの地域生活への移行を進めてほしい」などと書いた要望書を渡す予定です)

急な呼びかけですが、どうぞみなさんお集まりください。また、このページのシェアや招待もよろしくお願いいたします。

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交通アクセスについて:

・津久井やまゆり園は、JR相模湖駅からバスまたはタクシーでお越しください。

・バスは本数が少ないので、下の情報を参考になさってください。

12月26日(月)13:00以降のダイヤは以下の通り:

行き

神奈川中央交通バス・湖28・三ケ木行
時刻表 goo.gl/r9n6DH

相模湖駅 県立やまゆり園
13:08発 → 13:15着
14:17発 → 14:24着
15:40発 → 15:47着

帰り

神奈川中央交通バス・湖28・相模湖駅行
時刻表 goo.gl/FuMAV1

県立やまゆり園 相模湖駅
13:53発 → 14:05着
15:16発 → 15:28着
16:16発 → 16:28着
16:38発 → 16:50着

※※※ 注意 ※※※※※※
ノンステップバスを利用する車椅子ユーザーの方は、事前に問い合わせて配車のリクエストをすることが必要です。
下記になるべく早く電話してください(2日前までにと言っていますが、前日でも対応可《もちろんそれでも問題ですが》):

神奈川中央交通バス津久井営業所
電話 042-784-0661(受付 5:00~22:00)
※※※※※※※※※※※※※※※

呼びかけ人:
吉田 明彦(「リメンバー 7.26 神戸アクション」 goo.gl/2ZxXlt 呼びかけ人三名のひとりです)

第3回表現の市場 やります!

 2017年1月29日(日) 午後2時からみどりアートパークホールにて第3回表現の市場を開きます。

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 2016年7月、相模原で障がいのある人が19人も殺されるという痛ましい事件が起こりました。容疑者は「障害者はいない方がいい」「障害者は生きている意味がない」などといったそうです。事件を容疑者の特異性の問題にすれば、事はそこで終わります。でも容疑者を生み出した社会にも問題があるのではないか、と考えていくと、容疑者を非難するだけではこの事件は終わりません。「障がいのある人はなんとなくいや」と思う人は多いと思います。「障がいのある人は怖い」「障がいのある人は能力が低い」「効率が悪い」「役に立たない」「社会のお荷物」と考える人も多いと思います。「支援が必要」と考える人たちも、結局のところ上から目線でしか障がいのある人たちを見ていません。障がいのある人たちのグループホーム建設計画が住民の反対に遭ってつぶされるという事件もありました。「障害者はここに来るな」という主張は、容疑者の「障害者はいない方がいい」という主張と一体どこがちがうのでしょう。言葉の表現と、一線を越えるかどうかの差だけで、容疑者の主張は私たちの社会のあちこちにあるのではないかと思います。

 では、どうしたらいいのか。言葉で批判していくのは簡単です。でも、社会はそんなことでは変わりません。「障害者はいない方がいい」「障害者は生きている意味がない」という主張に対し、「障害者はいた方がいい」「障害者は生きている意味がある」という事実を作り、それに共感する人を少しずつ増やしていくしかないんだと思います。共感する人が増えることで、この病んだ社会も少しずつ変わっていくのではないか、と思うのです。事実、「ぷかぷか」はお店を運営していくことで、「ぷかぷかが好き!」という人が少しずつ増えてきました。「ぷかぷか」のまわりの社会が少しずつ変わってきたのです。

 そして今回「表現の市場」では、「障害者はいた方がいい」「障害者は生きている意味がある」というメッセージを舞台で表現します。障がいのある人たちがいてこそできるすばらしい舞台です。

 「障がいのある人はなんとなくいや」「障がいのある人は怖い」「障がいのある人は能力が低い」「効率が悪い」「役に立たない」「社会のお荷物」「支援が必要」と考える人たち、ぜひ舞台を見てください。そして、舞台に立っている障がいのある人たちが、ほんとうに自分の思っているとおりの人たちなのかどうか、自分の目でしっかり確かめてください。 

 

 表現の市場第二部の「チェロと太鼓のコラボ」では日本フィルハーモニーのチェロ奏者江原さんが「レクイエム」を弾きます。相模原事件で犠牲になった人たちへ捧げる曲です。「レクイエム」を聞きながら、犠牲になった人たちのことに思いを馳せましょう。

オペラ『ロはロボットのロ』の公演をまたやります。

   平成29年3月25日(土)、オペラ『ロはロボットのロ』の公演をまたやります。

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昨年7月にやったときの子ども達の反応が予想をはるかに超えていて、やっぱりオペラは子ども達の心の深いところまで揺さぶったんだなぁ、と感動しました。子ども達のあのはじけるような笑顔を思い出して、またやることにしました。オペラ『ロはロボットのロ』の公演は3月で打ち切られます。それ以降の公演の予定はありません。ですから今回の公演は最後の公演ということになります。

pukapuka-pan.hatenablog.com

 

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 昨年7月は子ども達にオペラをプレゼントしたいという思いでやったのですが、寄付金が予定したほど集まらなくて、少し赤字を出しました。「ぷかぷか」は収益事業だけでなく、お金にならないこともたくさんやっているので(演劇ワークショップ、パン教室など)、一向にお金が貯まらないのです。で、今回は赤字の幅を減らすべく、子ども料金500円を設定しました。プレゼントしたいという思いは変わらないので、超格安です。昨年親子劇場でやったときは確か大人も子どもも4,000円で設定されていました。

 支出を計算すると、今回公演料が80万円、消費税が64,000円、歌のワークショップ費用(歌役者二人、ピアニストの謝礼)8万円、消費税6,400円、会場費が歌のワークショップ(3月4日土)も入れて約24,000円(みどりアートパークと共催のため3割負担)、照明などの付帯設備50,000円、ピアノ調律56,000円(歌のワークショップと本番の2回分)、チラシ印刷代24,000円、チケット印刷代22,400円、歌役者、スタッフ弁当代10,000円(おひさまの台所の特製弁当)、合計1,136,800円

 収入はチケット収入を計算するとみどりアートパークの会場300席のうち、半分が子ども、残りの三分の一が中高生、三分の二が大人だとして計算します。子ども500円×150席=75,000円、中高生2,000円×50席=100,000円、大人4,000円×100席=400,000円で合計575,000円になります。助成金100,000円(公益財団法人カメイ社会教育振興財団)。合計で675,000円

 支出の1,136,800円から収入の675,000円を引くと461,800円。461,800円の寄付を集めてようやくこの「子ども達にオペラをゆめ基金」のプロジェクトが成功するのですが、これだけの寄付が集まるかどうかは、私たち大人が、子ども達のために「一肌脱ごう」と思うかどうかにかかっています。

 「子ども達にオペラをゆめ基金」への寄付は、いわば未来への投資です。すぐに結果が出るわけではありません。でも子ども達の心を豊かに育むことは、豊かな未来を作るためのいちばんの出発点だろうと思っています。

 私たち大人が子ども達の未来にどう向き合っていくのか、そしてそれに対して何をするのか、ということだと思います。『子ども達にオペラをゆめ基金』のプロジェクトは、子ども達の未来に対して私たち大人が何をするのかという、一つの具体的な提案です。こういったことを積み重ねることが豊かな未来を作っていくことにつながっていくのだろうと思います。

 

 「子ども達にオペラをゆめ基金」への寄付はこちらへお願いします。

  郵便振替口座は 口座記号 00260-4  口座番号 97844

       加入者名 NPO法人ぷかぷか

 

★チケットは平成29年1月10日(火)より、パン屋、カフェ、みどりアートパークにで販売します。歌のワークショップ参加チケットもこの日より販売します。予約はメールでお願いします。pukapuka@ked.biglobe.ne.jp

 

★「子ども達にオペラをゆめ基金」の企画、「いやぁ、おもしろい!、一緒にやりたい!』って思った方はぷかぷか高崎まで連絡ください。pukapuka@ked.biglobe.ne.jp

 

 チラシのより鮮明な画像、『ロはロボットのロ』の動画、昨年書いた『子ども達にオペラをゆめ基金』のブログなどはこちら。

pukapuka-pan.xsrv.jp

 

お休み前にクリスマスっぽく

明日から3日間のお休みですね。

皆さんはどんな予定をたてているのでしょう。

クリスマス前ということで給食ではチョットだけクリスマスっぽいメニューにしました。

野菜の肉巻きです。

お肉の中にカラフルな野菜が入っているだけで心がおどります。

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未来はもっと素敵だと思って作ってきた物語の本

 ぷかぷかの本の原稿、ようやく書き上げ、今出版社に送ったところです。400字詰め原稿用紙約260枚です。この6年間でぷかぷかが作ってきた物語です。

 

 前書きにはこんなことを書きました。

 

 「ぷかぷか」は私が養護学校の教員をやっているときに、障がいのある子ども達に惚れ込んでしまい、「こんなすてきな人たちのそばに一緒にいたい、いっしょに生きていきたい」と思ったことが最初のきっかけです。養護学校を定年退職後、彼らと一緒に働く「ぷかぷか」を立ち上げて6年がたちました。

  お店を運営しながら見えてきたのは、社会に合わせた彼らではなく、彼らのありのままの姿にこそ魅力があり、その魅力は仕事を進めていく上でのチカラになり、社会を変えていくチカラになる、ということです。

 彼らの魅力は人を癒やし、「ぷかぷかが好き!」というファンを生み出しました。ファンが増えれば売り上げが増えます。つまり彼らの魅力は収益を生むチカラがあるのです。ぷかぷかのファンになった人は、ぷかぷかで働く障がいのある人たちに出会った人たちです。ですから、ぷかぷかのファンを増やすことは、街を耕すことになります。彼らの魅力は、社会を変えていく、社会を豊かにするチカラがあるのです。

 そういったことが見えてくると、彼らはもう何かをやってあげるとか、支援するとかの対象ではありません。一緒に働く仲間であり、一緒に街を耕し、お互いが住みやすい社会を作っていく仲間です。

  ぷかぷかは「障がいのある人たちのチカラ(魅力)で収益を上げ、同時に社会的課題(彼らの生きにくさ、社会における疎外)を解決する、社会を豊かにする」という今までにない新しい発想、カタチでのソーシャルビジネス、福祉事業をやっているのです。

  いろんな人がいること、そのことを「いいね」ってみんなで思えること、それが地域の豊かさだと思います。いろんな人が、お互い気持ちよく暮らせる豊かな社会を、障がいのある人たちが作り出しているのです。彼らのために始めた事業が、彼ら自身が主人公になって回り始めているのです。

 そしてこの本は、その記録です。

 

目次はこんな感じです。

第1章 ぷかぷかを立ち上げる

1−1 「養護学校でもいい」から福祉の世界へ

1−2 障がいのある人たちに惚れた

 1−2−1 ゲハハ ガハハ

 1−2−2 カンカンカン あたりぃ!

 1−2−3 社長の方が何倍もいい顔

1−3 みんなでパン屋やろうぜ

1−4 夢の始まりーNPO法人の申請書を書く

1−5 とにかくやりたいからやるーそれが福祉起業家

1−6 あこ天然酵母で勝負する

1−7 毎日パンを作ることで社会貢献

1−8 650万円ゲット

1−9 お店を霧ヶ丘に

1−10 2000万円を超える見積書にじわっと冷や汗 

 

第2章 パン屋を始める

2−1 商売のことを何も知らずに始めた「素人パン屋」

2−2 近隣から苦情の電話が入り、半年間は針のむしろ

2−3 この1枚の写真を撮るために4年間がんばってきた

2−4 事業は続けることが大事

2−5 プロから見れば、もう見てられない

2−6 ようやくみんなと山に

 

第3章 彼らがありのままの自分でいられること

3−1 気色悪くて接客マニュアルはやめた

3−2 ひとときの幸せをいただきました

3−3 ウィルスに感染したお客さんの話

3−4 見当違いの努力

3−5 彼らに社会を合わせる

 

第4章 ぷかぷか三軒長屋

4−1 ぷかぷか三軒長屋は街に必要な場所

4−2 カフェベーカリーぷかぷか

4−3 おひさまの台所

4−4 アート屋わんど

 

第5章 福祉事業所でもビジネスでやった方が得!

5−1 知的障がいの人には単純作業が向いている?

5−2 一大決心で飛び込んだぷかぷか

5−3 まっすぐ前を向いて生きています

5−4 人生への配慮が抜け落ちているんじゃないか

5−5 仕事の持つ意味が、ぐ〜んと豊かに

5−6 ビジネスの面白さでルンルン気分

5−7 一石六鳥のソーシャルビジネス

 

第6章 たくさんのつながりを作る

6−1 パン教室

6ー2 ぷかぷかしんぶん

6−3 ありがとうカード

6−4 子ども達にオペラをプレゼント

 

第7章 あたらしい文化を作る

7−1 地域の人たちと一緒に芝居作り

7−2 「悪意」のない人たちが「悪意」のある芝居を作る

      ー第一期みんなでワークショップ「森は生きている」ぷかぷか版 

7−3 心の底から楽しいって思えた舞台 

7−4 げんさん、タケちゃん、じゅんちゃん

7−5 まーさんの物語

7−6 なぜ彼らといる時に、ゆるっと心地よいのか、わかった気がします。

      ー第一期みんなでワークショップの記録映画を見た人たちの感想

7−7 「むっつり大王」は私たちの中に

      ー第二期みんなでワークショップ「みんなの〈生きる〉」

7−8 何かができないことが新しいものを生み出した。

     ー第三期みんなでワークショップ「セロ弾きのゴーシュ」ぷかぷか版

 

第8章 ヨッシーワールド全開「田貫湖電鉄物語」

 

第9章 思いつきのひとことが思ってもみない広がりを生んだ話

9−1 区民まつりでブースのデザイン

9−2 大きな絵地図を作ることに

9−3 大きな絵地図が区役所のロビーに

9−4 区長、副区長が名刺に似顔絵

9−5 人権研修会講師に「ぷかぷかさん」

 

第10章 「ぷかぷか」が創り出した物語

10−1 ほっとけないと思ったのは、人としてそこに立ってしまったから

10−2 赤ちゃんはお母さんを救ったのかも

10−3 ぷかぷかは明日もがんばりません

10−4 みんなでパンをかついで

10−5 迷惑を掛け合いながら人は一緒に生きているのだと思います。

10−6 「障害者はいた方がいい」という映像を作ります。

10−7 希望があるからまた書ける

10−8 その子の手が柔らかくて、あたたかいんですね         

10−9 名前のない死は、悲しいです

10-10 楽しむ時間が倍に

10-12 この寝っぷりがいいよな

10-13 ぷかぷかとおんなじだよ

10-14 街を耕す

10-15 この子が大きくなったとき、こんなふうに笑顔で見つめ合える社会を

    作ってくれるんだろうなと思います。

10-16 どうして彼らといっしょだとこんなに楽しいんだろうね。

10-17 しんごっちのメッセージ

10-18 人は誰でもそのままで生きていていい

10-19 未来は今よりもっと素敵に

 

 第11章 福祉事業所を立ち上げる

11−1 事業計画

11−2 手続き

11−3 自分の生き方が問われる

11-4 根拠なんか別にない。ただ、やれると思う気持ちがあるだけだ。

 

 

だいたいこんな感じです。ぷかぷかは現在進行中なので、まだまだまとめきれない感じですが、とりあえずの中間報告、といった感じです。

あとがきにはこんなことを書きました。

 

 ソーシャルデザインの本に「未来はもっと素敵だと思いますか?」あるいは「自分の手で、未来をもっと素敵にできると思いますか?」という問いがありました。その問いにYESと答え、ひたすら突き進んできたのが「ぷかぷか」です。

 障がいのある人たちの人柄に惚れ込み、彼らといっしょに生きていきたいと思い、彼らといっしょに働く場「ぷかぷか」を街の中に作りました。

 街の中に作ることでたくさんの人たちが彼らと素敵な出会いをしました。お互いの心がぽっとあたたかくなるような出会い。こんな出会いを見ていると、「未来はもっと素敵だ」と本当に思えるようになりました。

  そう思える物語をこの6年間でたくさん創ってきました。この本はそのいわば中間報告です。物語はまだまだ続きます。たくさんの人が「未来はもっと素敵だ」と思えるような物語です。

 

 年内に手直しをし、年明けには本ができるのかな、と思っていますが、ま、そううまくはいかないだろうと思っています。また報告します。 

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