ぷかぷか日記

2015年緑区民まつり地産地消ブース

 緑区民まつりがありました。地産地消のブースのデザイン、絵地図の製作をやり、今日はそのお披露目。

 カボチャはテントのてっぺんにあげる途中、一度ひっくり返ってしまったのですが、それでも3人がかりでなんとかあげました。その後はヒモでずりずり稜線上を移動させ、無事真ん中あたりに収まりました。

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カボチャをあげたあと、いよいよ顔のパーツをテントの支柱にくくりつけます。

 

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両目がつくと、俄然この入り口が生きてきます。

 

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絵地図も貼りましたが、場所があんまりよくないですね。それでもたくさんの人が見てくれました。何よりの収穫は、担当の方が,すばらしいできばえなので、区役所のロビーに飾る方向で検討しましょう、といってくれたことです。痛まないようにパネルにしてから飾るそうですが、この大きさのパネルになると、かなりお金がかかりそうで、そこがクリアーできれば、新しい区役所のきれいなロビーに,この楽しい絵地図が貼り出されます。区役所に行くとこの絵地図が目に飛び込んできて、みんな心がほんわかあたたかくなります。

 

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タイトルが入りました。

 

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なぜかイルカが…

 

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地産地消アンケートに答えていただいた方には、おひさまの台所で作ったおから煮をプレゼントしました。

 

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メンバーさんとじゃんけんして、勝ったら地場野菜がもらえるゲームをやりました。

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 地産地消のキャンペーンでおからを売るだけの話が、ブース,チラシのデザイン、更には大きな絵地図の製作をすることにまで広がり、更にその絵地図をお披露目した今日、あまりにすばらしいので区役所のロビーに飾られる話になって、この思ってもみない展開がほんとうにおもしろいですね。

 

人と人が知り合ったり、分かり合ったりするのは 言葉や時間じゃないんだなぁ

 10月17日(土)第2期第2回ワークショップ。前半、「ヤドカリ」というゲームで盛り上がったあと、体で何かを表現することをやりました。石になったり、楽器になったり、恐竜になったり。恐竜が一頭だと何も起こらないけれど、そこへもう一頭登場すると、そこに物語が生まれることを体感したりしました。

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 「つまさききらきら」と「岩手軽便鉄道の一月」を歌いました。二曲ともとても気持ちのいい、元気の出る歌です。安見ちゃんのピアノで歌うと本当に気持ちよく歌えます。(いつか機会見つけて安見ちゃんの宮澤賢治作品朗読コンサートをやりたいななんて考えています。)

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A.A.ミルン 詩/小田島雄志&若子 訳 作曲 林 光

 

www.youtube.com

 

 二人ペアで一人が人間、もう一人が鏡になる「ミラーゲーム」をやりました。相手の動きの通りに動いているうちに、お互いの気持ちが通じてきます。

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 そのミラーゲームでぷかぷかのメンバーさんと出会った方が感想を寄せてくれました。

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 今日のワークショップも楽しかったです。

やはり、小山さんとペアでやったミラーリング(でしたか?)が忘れられません。
たまたまお隣にいらいしたので、じゃあよろしく!という感じで勝手に
ペアにしてしまいましたが、説明を聞いている段階では、私が小山さんの正面に
まわりこんでも自然に違う方を向いてしまい、「あら~私とやりたくなかったかな、、」 と少しショックを受けていました(笑)
はじまってからは、私が人間の時は上手にミラー役をやってくれていましたが、小山さんが人間の時は、はじめはあまり動きがなく、表情も少し困った感じでした。
途中で役を入れ替わっていいという段階になったら、だんだん波長があってきて、最後の方は同時に全く同じように腕をあげた瞬間があって、すごく嬉しかった。

そしてみんなの前での発表。
最後の順になっちゃったから、大丈夫かな~と内心思っていたのですが、スタートしたら小山さんの動きが凄くバリエーションに富んでいたので、やっている私が一番びっくり するやら嬉しいやら。指を立てたり、表情を変えたり、やってて楽しいし、小山さんって すごく穏やかで優しいんだろうなーって感じたり。
最後の最後は音楽に合わせて、手のひらを合わせて降ろして終了。
心がとっても満たされた感じでした。

ほぼ会話をしていないのに、そして初対面に近いのに、2人で濃密な時間を過ごしたような、そんな不思議な感覚でもありました。
今、気になるのは、で、小山さんはどう感じたのかなーーー?ってことです。
これって恋に近い?!
(余談ですが、これって婚活とかでやったら面白いかもしれませんね)
これから目で追ってしまいそうです。

人と人が知り合ったり、分かり合ったりするのは
言葉や時間じゃないんだなぁということに、改めて気づいた時間でした。

そして、音楽の力ってスゴイ!!!ということ。
あみちゃんのピアノがなかったら、きっとこうはなっていない。

ミラーリングをやっている人たち、あみちゃんのピアノ、あの場にいたみんな。
いろんなことが全部つながっているんだな。そうすると凄いチカラが生まれるんだな。 

そういったことを表現することが演劇なのかな、となんとなく思った1日でした。

ヤドカリも恐竜も歌も詩も全部楽しかったです。  (ノリピー)

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小山さんとノリピー

 

遅れて参加したサクラちゃんは、さっそくテラちゃんのところへ行き、くつろいでいました。

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今日はマツイさんとも気があったようでした。

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 第1回目では「生きる」を感じる「楽しいこと」「うれしいこと」などの詩を書きましたが、今日は「腹の立ったこと」「悲しかったこと」などの詩を書きました。

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 前回の詩を整理しながら今回の詩を加え、発表。

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サクラちゃんはお母さんといっしょに詩の発表を聞いていました。

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「どうせわからないと思われて、話しかけてくれないこと」はサクラちゃんのお母さんの言葉。「こう見えてね、ほんとうは全部わかってるんだよこの人は」と思って話しかけると、サクラちゃんとの距離がグンと縮まって、すごくかわいくなります。これ、実感です。

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「今、生きているということ」をそのまま表現している子どもたち。

 

「楽しいこと」「うれしいこと」に対して「腹が立つこと」「悲しいこと」など、対立するものを持ってくると、二頭の恐竜が登場したときのように、何か物語が生まれます。

 各グループに、対立する部分を軸に何をいちばん伝えたいか、といったテーマで発表してもらったのですが、腹の立つ度合いが小さいのか、物語が生まれるまでには至らない感じでした。

 くっきりと表現できるような、ほんとうに怒っていること、ほんとうに悲しいことをみんなで捜そう、といった提案もしたのですが、こういう話になるとぷかぷかのメンバーさんはついて来れません。

 養護学校の教員をやっていた最後の年の芝居は、今回のワークショップと同じ「みんなの生きる」というタイトル。それぞれの「生きる」を二〜三行で書いてもらい、「みんなの生きる」という長い長い詩を書きました。生徒だけで対立する物語を創ることはむつかしかったので、私の方で「恋愛を禁止する」という勝手きわまる王様を登場させ(みんなの書いた詩には恋愛へのあこがれが多かった)、「さあ、どうする?」というところから物語を創っていきました。

 たまたまこの4月、ぷかぷか5周年で作った段ボール製の大きな「空飛ぶクジラ」がアート屋わんどを飛び回っているので、あれを「みんなの楽しい思い出をみんな食ってしまうクジラ」とかいう設定で登場させれば、ぷかぷかのメンバーさんも加わって物語を作れるかな、なんて考えています。

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  こんな感じで怪しい空飛ぶクジラを登場させよう、というわけです。さぁ、どうなりますか、なんだか楽しくなりそうですね。

固くなった脳みそをぐりぐりマッサージしてもらった感じ

 昨年生活クラブが母体になっている「生き活き市民基金」より演劇ワークショップに対して助成金をいただいたのが縁で、旭区の生活クラブのグループでお話しする機会がありました。そのときの話を聞いた方々が、昨日10名ほど見学に来られ、その感想が送られてきました。とてもいい感じでぷかぷかのことを受け止めてもらえたようです。

 

訪問の感想

 ・お店の雰囲気が和やかで店内の手作りの飾りがとてもなごんで活気も感じられ、また来たくなるようなお店でした。

・とても素敵な雰囲気の空間で近所にも同じような場所があったらいいなあ~と思いました。

 メンバーの方が楽しそうに働いていて良いと思いました。

・とても楽しみにしていました。高崎さんのお話はとても暖かくてほっとします。〝一緒に生きていった方がいいよ~〞と思いながら、すぐに決めつけてしまって、私は違うとどこかで思っている私。ルール、マニュアル…人をしばるとその人らしさが消え、しんとしてしまうのだと前にも伺っていたのに忘れていました。父母や娘、孫、自分も自由に、心を自由に固くなった脳みそをグリグリマッサージしてもらった感じです。ありがとうございました♡

・昨年、演劇をやっているお話を聴きました。現場に来られて幸せです。広い空間の中で活動されていることがわかりました。

・来て本当に良かったです。働いている方の空気感やカワイイお店、独特の美的センスのあるアート作品。本当に癒されました。近所にほしいですね!

・HPやFBを見て楽しみにしていたものの、あいにくの雨で子どもを連れて少し、気が重く…でも、ひと目お店を見てパン屋さんのいい匂い、来させていただけただけで本当に良かったと思いました。小さな丸い窓から焼きたてのパンを眺める息子。森の中のパン屋さんに来たみたいで、アートのお部屋でもガラスにお絵かきをしたり、大きなくじらが空を泳いでいたり、大人の私もワクワクしました。子どもを見ていたら、高崎さんのお話をほとんど聞くことができず、せっかく代表できたのに申し訳ありません。残念です。ただ、空気感は実際に来て感じることができてこんなにおいしいランチ(息子は少食なのにパンを離さずパクパク食べていました!うれしい‼)をいただいて本当に幸せな時間でした。

・就労支援(?)の作業所を見学したのは初めてなので、他と比べたわけではないけれど、とっても明るい空間に驚きました。そこには幸せな空気が漂っていてちっともハンディキャップを辛く思っていないのを感じました。それがそれぞれのお店の魅力となり訪れる人を優しい気持ちにしてくれる魔法の場所ですね。

・流れる空気感を大事にしているとの高崎さんのお話しの通り、穏やかで暖かくホッとさせてくれる空間でした。働いているメンバーの方々も自然体で生き生きとしていると感じました。メンバーの得意とすることや楽しく出来ることが仕事となるように考え工夫している。共に働いてきて感じる高崎さんの言葉、彼らに支えられている。

事業としての資金面は厳しいとのこと。でも姿勢は変わらない、挑戦と彼らの持つ力を活かす発想力が素晴らしいと思います。しなやかで柔軟そして前向きで元気でした。

・お話をほとんどきけませんでした。自分らしく、彼ららしくお仕事をしていることがファンを生み、よいループができるというお話はきけました。健常?の方でもこんな素敵な職場で働けることはあまりないと思います。でも、この空間を作り出しているのは、間違いなくみなさん。そして、スタッフの方々あって私たちはとても心地よい時やインスピレーションをいただけたのだと思います。

〝ゆっくり〞〝個性〞とかそんな言葉では言い表されませんが、彼らと接して、彼らの作り出すものに触れて感じることを社会がもっと大切にしていければ、今の世の中にある閉塞感のような息苦しさや闇の部分に何かあたたかい、光のような開ける感覚が戻るのではないかなあと抽象的なことばかりしか書けませんが、思いました。

・何より高崎さんが楽しんで利用者のメンバーに魅力を感じていることに感動しました。一般の受け取り方とすべてが逆の発想で、それが新鮮でした。でも、高崎さんの考え方をしていくことが普通の世の中になったら、みんな心豊かに暮らしていけると思います。

・彼らが自由に自分らしく生きている、働いていることがメッセージとなっている。

・福祉たすけあい基金が本当に生かされていると思いました。運営的にはぎりぎりとおしゃられていたので、何とかバックアップしたいと思いました。知的障害者の方を支援していて、実は自分が支援されているという言葉が印象的です。実際訪問するとその意味がよくわかりました。こちらが元気にさせられますね。

・楽しく働くことができる環境が素晴らしい!

・個人的には自由の意味の重さに気づく機会となりました。言葉ではうまく表せないのですが、自由に考えること、動けることの尊さ、自由の持つ力づよさ、自由は無限の可能性を秘めていることなどです。

「仕事は利用者さんの人生を支えている」という高崎さんのお言葉も、胸に強く残りました。
 ぷかぷかの皆さんとお会いしてあたたかな空気に包まれ、これからふと迷ったり、癒されたくなった時に行きたい場所になりました。
 ランチやパンやお惣菜もととてもおいしかったです。また、伺います。

 

 

 

地産地消サポート店マップ完成!

 巨大なカボチャが完成し、

「やったー!」

って喜んだものの、なんと出入り口の幅がカボチャより小さくて、カボチャが外に運び出せないことがわかりました。

「う〜困ったな」

と思いましたが、ここででうろたえていては先へ進めないので、横にして少しつぶしながら強行突破することになりました。カボチャがちょっとかわいそうでしたが、少しずつ段ボールを変形させながらずりずりと出しました。

 四季の森公園まで運ぶワゴン車にはすんなり入りました。

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地産地消サポート店マップがついに完成。

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壁につるしてみたらすごい迫力でした。横3.6m,縦2mの大作です。18日の区民まつりでは地産地消ブースの横の壁につるします。ぜひ見に来てください。

これは区民まつりの時だけで終わるのはもったいないくらいの作品なので、短い期間でもいいので区役所のロビーあたりに飾って欲しいと思いました。すごい楽しい気分になります。区役所に来てみたら、大きな地図が貼ってあって、なんだか楽しくなるなんて、すごくいいなと思うのです。

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ブースの支柱にくくりつける顔のパーツをちょっと並べてみたら、これもなかなかの迫力。これは横5.4mあるので、地図よりも更に大きくなります。

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ぷかぷかカフェ 10月のおはなし会

こんにちは。ぷかぷかカフェのしーさんです。

カフェの前の街路樹が赤く染まる季節になりました。

 

毎月恒例のぷかぷかカフェのおはなし会にぜひ遊びに来ませんか。

10月は「アート屋わんど」とのコラボ企画!!

季節の絵本や手遊び、手作りのペープサートもやりますよ!

 

 日時  10月28日 水曜日  14時30分~15時

 場所  アート屋「わんど」  参加費 無料

  申し込み 045-922-6775 ぷかぷかカフェまでお電話ください。

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カボチャの骨格

 地産地消ブースの屋根に乗せるカボチャの骨組みを段ボールで作りました。

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 屋根部分に添う形のベースを作り、その上に骨格を組み立てました。運搬するのにステップワゴンで介助の四季の森公園まで運ぶので、その荷室にぎりぎり入り、さらに正面から見たときに大きく見えるような形にしました。 

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 新聞紙を丸めたものを中に詰めて、まわりを新聞紙で覆って丸みを出し、色を塗ってできあがり。

 問題は高さ3メートル近い屋根の上にどうやって上げるかです。更にあげてからテントの真ん中あたりまでどうやって動かすかです。

 大量の新聞紙を丸めて詰めるので、それなりの重さがあって、3〜4人がかりで屋根の上に上げる予定ですが、果たしてうまくいくかどうか。更に屋根の上の移動はヒモをつけて斜め前から引っぱる予定で、これもすんなり動くとは思えません。

 こういう「どうなるかわからない」というのは、なんだかそれだけで楽しいですね。当日がすごく楽しみです。いや、その前にカボチャそのものがちゃんとできるのかどうか。明日、明後日で作る予定ですが、どうなりますか。

 テントの側面には2m×3.6mの大きさの紙に緑区の大きな絵地図を描き、今回取材した農家の方と地産地消サポート店の方の似顔絵を原寸大で飾る予定です。かなり迫力ある絵地図になる予定です。楽しみにしていてください。

地産地消のチラシとブース

 10月18日(日)四季の森公園で区民まつりがあります。区役所から依頼された地産地消のキャンペーンのチラシ制作と、地産地消ブースのデザインをぷかぷかでやりました。

 チラシが完成しましたのでお披露目します。デザインはアート屋わんどの近藤さん、似顔絵はヨッシーさん、お店の絵はショーへーさん、タカノブさん、ナカさんです。お店の絵は小さくてわかりづらいのですが、ブースに設置するパネルはかなり大きくなりますので、そちらが完成すれば、またアップします。

 ブースは顔のパーツができあがり、明日からカボチャに取りかかります。段ボールで作るので、なかなか大変です。テントの上にどうやって上げようかと思案中。18日は朝8時半から作業をやっていますので、「わっ!おもしろそう!」って思った方はぜひおいで下さい。場所は四季の森公園のほぼ中央、野外ステージの側です。顔のパーツをテントの支柱にくくりつける仕事と、大きなカボチャをテントの屋根に上げる仕事があります。どちらもすごく大変で、すごく楽しい仕事です。ご褒美にぷかぷかの特製おからがもらえます。地元野菜のプレゼントもあります。

 

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こちらのページのダウンロードボタンを押すとくっきりした画像が出てきます。

http://pukapuka-pan.xsrv.jp/index.php?地産地消のチラシ

 

地産地消のブースはこの絵からはじまり 

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 こういうイメージ図ができ、

 

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 これを段ボールのパーツを貼り合わせて作ります。実際はもう少し扁平な感じになります。

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 いずれにしても、今までにない楽しいブースになりそうです。楽しみにしていて下さい。

 こういう仕事、これからどんどん引き受けていきたいと思いますので、何かおもしろそうな仕事がありましたら連絡下さい。

 045−453−8511 pukapuka@ked.biglobe.ne.jp   ぷかぷか事務所 高崎まで

 こうやって外に出てダイナミックにこなす仕事がおもしろいです。彼らのセンスがこういう外の世界で光るといいなと思っています。

目の白い人限定ですか?

 セノーさんは養護学校時代からのおつきあい。高等部2年生の頃、毎日のようにマックでハンバーガーを食べ、ずいぶん太っていたので、ある日セノーさんのまぶたをめくって

「あっ! セノーさん、目が赤いよ、やばいよ、これは、これはマックの食べ過ぎで、糖尿病の初期症状だよ。このままいくと、失明したり、手や足が腐ってきてぼろっと落っこちちゃうよ。それでもいいの?」

「いやです」

「じゃあ、マックいくのを減らすしかないよ。目の検査は毎日やろう」

と言って以来、毎日目の検査をやりました。

「大事なところも腐ってきて、朝、おしっこするときにぼろっと落っこちちゃうかも」

「女の子になるんですか?」

「そう」

「じゃあ、スカートはいてくるんですか?」

とうれしそうに言い、話が思わぬ方向へ行ってしまうこともありましたが、それでも、多少は効果があったのか、あれから7年、少なくともウィークデイにはいかなくなったようです。

 目の検査は相変わらずやっていて、最近は自分から

「給与明細もらえるのは、目の白い人限定ですか?」

なんて、自分から言ってきます。

  今週は給料日。セノーさんに給料のことを聞きました。

www.youtube.com

 

 こういう人と過ごす毎日は、本当に幸せを感じます。

   

空気感

長く福祉に関わってきた方から、ぷかぷかを見学した感想が送られてきました。

●●●

私は初めてお伺いしましたが、まず三軒長屋の外観に目を奪われました。
歩いていくと、殺風景な団地の一角にかわいらしくてオシャレなお店が現れ、
思わず「入ってみたい!」と思わせるデザインの外観はさすがです。
初めて訪れる人は、そのお店の外観や入りやすい雰囲気に惹きつけられるので、
お店の外観は実はとても重要なのだと思います。

パンは区役所販売の時に買わせていただいているので美味しさは知っていました。
でも、お店では焼きたてのパンが袋詰めにされずに並んでいたため、
香りが店いっぱいに広がり、とても美味しそうに見えました。
暗算が得意の彼や、パンの説明を一生懸命してくれる彼女にも会えて、
ちょっとしたアイドルに会えたような…とても嬉しい気持ちになりました。

わんどはおもしろくてワクワクしました。
時間があれば、もっとゆっくりクジラの下に寝転がって眺めていたかったです。
アートは人それぞれ感じ方が違うので難しいですが、作品を「欲しい」と思える商品にする工夫や、見せ方(ディスプレイ)が上手だな~と感心しました。

カフェは更に居心地のいいものでした。
10月のランチをいただきましたが、まあびっくり!!!
まず見た目。なんてきれいな盛り付けなんでしょう。
鮮やかな色彩が食欲をそそります。
そして、内容と味。たくさんの種類の野菜がふんだんに使われていて、
野菜本来の甘みを口いっぱいに感じられる調理に思わず唸ってしまいました。
10種類ほどの焼き立てパンも食べ放題。
食後のデザートも甘さ控えめで美味しい手作りスイーツ。 
これで1200円は安い!!!

ぷかぷかに「障害者の店なんだから…」といった妥協やお情けはどこにも見当たりませんでした。
本当においしく、本当に欲しいものを作り、それを更に個性豊かで素敵な彼らが売る。
一方的な関係ではなく、ふつうに「これがほしい」「ここでくつろぎたい」とお客様が来店し、自然と障害のある人もない人もいっしょに生きていく…それを実現している場がここだな~と強く実感し、
たった2時間弱のひと時でしたが、とても感動して家路につきました。

今度は11月のランチを食べに行きます。
新メニューが今から楽しみです。

●●●

 福祉関係者の方はたくさん来られますが、今回の方は、ぷかぷかの「空気感」が一歩入っただけでほかの福祉事業所とはちがう、と素直にびっくりされていました。「あたたかくて、楽しくて、ホッとするような空気感」は、よそには絶対にないですね、とおっしゃってました。ほかのところではやっぱり管理された空間で、見学に行っても緊張するそうです。それがぷかぷかには全くなくて、そのリラックスした雰囲気が、「ちょっとしたアイドルに会えたような…とても嬉しい気持ちになりました。」の言葉になったのかなと思いました。

 「支援」ではなく、「障がいのある人たちといっしょに生きていこう」というところでやってきたら、自然にこういう雰囲気になっていただけの話ですが、最近「ぷかぷかが好き!」という人が増えているのも、この「あたたかくて、楽しくて、ホッとするような空気感」のせいかなと思ったりしました。そういう空気感があるから、街の人にとっても大切な場になっているのだと思います。

 そしてその空気感の真ん中にいるのが障がいのある人たち。彼らを管理するのではなく、彼らのありのままの魅力をそのまま差し出す形でやってきたのが「ぷかぷか」です。それがこの「あたたかくて、楽しくて、ホッとする空気感」を生んでいるのだと思います。

 

 帰りの会に近所の子どもが紛れ込んでいても、特にみんな気にしないこの雰囲気がいいなと思うのです。

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hanaちゃん-3

 hanaちゃんの寝っ転がっている姿を見ると、

「あっ、だめだめ、そんなところに寝っ転がっちゃだめ!」

と、たいていの人は思います。そして寝っ転がらないように「指導」したり「支援」したりします。

 昨年、ワークショップの助成金をもらったところで、お話を頼まれたとき、私の前の方が障がいのある子ども達の放課後支援をやっている方で、将来大きくなって社会に適合できるように「支援」しています、といったお話をしていました。社会に適合できるように「支援」する、といえば聞こえはいいのですが、「支援」される側にとってはどうなんだろうと思います。

 障がいのある人たちは、社会にうまく適合できなくて、支援級や養護学校に行ったり、あるいは「ぷかぷか」のような福祉事業所に来ています。その人達を無理矢理社会に適合させるというわけです。そうなると、「支援」というのは、それをされる側にとっては、とてもつらいものになります。

 ぷかぷかのメンバーさんでのべつしゃべりまくっている人がいて、何かの機会にそのおしゃべりをやめさせたことがあります。そうするととたんにその人は元気をなくし、「疲れた」という言葉を連発するようになりました。お母さんにも原因がわかりませんでした。おしゃべりをやめさせたことが原因じゃないかと、おしゃべりを復活させたとたん元気を取り戻し、元の彼に戻ったことがあります。彼にとっておしゃべりは自分を保つための大事な大事なしぐさのようなものだったのだと思います。

 そういうことが想像できなかった自分を恥ずかしく思います。支援される側、弱い立場の側に立って世界を想像することこそ、私たちに求められていると思います。

 いや、そもそも適合させる《社会》そのものはどうなんだ、という問題があります。本当にみんなが幸せを感じるような社会なのかどうか。みんなが自分らしく生きられる社会なのかどうか。そういう社会でないなら、それに適合させるってどういうことなのか…といったこと。

 《hana基準》というのは、その社会そのものへの問いではなかったかと思うのです。だから「社会がhana基準になったら」というタイトルになっているのだと思います。

ameblo.jp

 

 ぷかぷかは障がいのある人たちのありのままの魅力で社会とのおつきあいを作っています。彼らを社会に合わせるのではなく、そのままの彼らに社会が出会って欲しいと思っています。社会が彼らに合わせる、というか、そうやって社会が彼らに合わせる方向に変わっていくと、お互いがもっと楽になるように思うのです。

 彼らのありのままの魅力に出会い、「ぷかぷかのファン」になったり、「ぷかぷかが好き!」という人が増えたりする中で、ぷかぷかの利用者さんの保護者の方が、今まで「見当違いの努力」をしてきたんじゃないか、とおっしゃったことがあります。  

 

《 恥ずかしながら何十年も克博の出来ないことをできるようにしよう、何とか社会に迷惑をかけないようにしよう、と見当違いの努力をしてきました。率直にいって、それが学校や作業所から求められてきたことだからです。》

 

「見当違いの努力」という表現は、この問題の本質を突いているように思います。「努力」はどっちを向いて、どういう世界を目指していたのでしょうか。本人はそれで幸福になったのでしょうか。

 その涙ぐましい努力が「見当違い」だったと気がついたとき、お母さんも、本人も多分すごく楽になったのではないかと想像します。

 

 

先日の運動会では今までおつきあいのなかった人たちがこうやってhanaちゃんについていました。

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hanaちゃんを支える手と、その手を信頼するhanaちゃんの手。

hanaちゃんが創り出す世界が見えます。

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