利用者さんたちに旅行の感想を書いてもらいました。みんなすごく楽しかったんだなぁって思いました。「ぜんぶがたのしかったです」と書いている人もいて、うれしいですね。原文をそのまま載せます。
利用者さんたちに旅行の感想を書いてもらいました。みんなすごく楽しかったんだなぁって思いました。「ぜんぶがたのしかったです」と書いている人もいて、うれしいですね。原文をそのまま載せます。
9月19日(土)から始まる「第二期みんなでワークショップ」の参加者募集のチラシができました。デザインは「アート屋わんど」のKONさんです。
ワークショップの時間は朝9時15分から、夕方の4時頃までです。日によっては5時頃までやるときもあります。
昨年のワークショップの記録映画を見た方で
9月になりました。
風が少しずつ秋を連れてきているようです。
今月も、安心安全な食材で、丁寧に手作りした季節のランチや日替わりランチなどをご用意しております。
ぜひ、ぷかぷかカフェで、ゆっくりした時間をお過ごしください。
また、9月からはメニューと一部の価格が新しくなります。どうぞよろしくお願い致します。
チキンの香草パン粉焼きと玉ねぎのスープ ~
生活クラブブランドのはりま鶏にハーブ・粉チーズ・マスタード・パン粉をのせて、こんがり焼きました。
一緒に添えるのは、じっくりじっくりあめ色に炒めた玉ねぎのトロトロスープです。玉ねぎの甘さとコクをお楽しみください。
季節のランチには、手作り無添加のスイーツもセットになっています。
ミニスープ・パン・ドリンク・スイーツ付
1200円
8月29日(土)、30日(日)、第4回ぷかぷか旅行に行きました。昨年までは旅行代理店が立てた企画に乗っかるだけの観光旅行でしたが、なんかつまらないので、もっとおもしろいことを自分たちで企画していこう、ということになりました。
私としてはキャンプがおもしろいんじゃないかと思ったのですが、総勢45名ほどのキャンプというと、それはそれでかなり大変なことになり、キャンプは見送り。自分たちで企画する、いろいろ体験できる、旅行に行く楽しみが味わえる、の三つを合わせ、河口湖方面でバーベキューをし、温泉ホテルに泊まり、牧場でアイスクリーム作りをしに行くことになりました。
バーベキューも45名分の材料、炭などを全部持って行くことになり、前日、パン屋の厨房が荷物でいっぱいになるほどでした。買い出しもみんなでやりました。こういう事前の準備も旅行の楽しみの一つです。わくわくしながら準備を進める日々が仕事の合間にあるということ。それがすごくいいなと思います。
まーさんはまた落ち込む日々が続いていて、旅行には行きません、ぷかぷかにも行きません、としばらく休んでいたのですが、ひょっこり顔を出したときに、いろいろ話をし、仕事を続けることになり、旅行の実行委員会もやることになり、まーさん復活の大きな手がかりになりました。
まーさんだけでなく、ぷかぷかのメンバーさん全員にとって、旅行は1年間の最大の楽しみになっているようです。
バスの中はいつものようにカラオケ大会。かなり前からみなさん何を歌うかいろいろ考えていたようです。これも旅行の楽しみの一つ。
歌を聴いていると、ふだんは見せないそれぞれの姿が見えてきます。そうか、こんなことを考えてるんだ、とメンバーさんとの新しい出会いにもなります。みんなの人生が少しまた見えてくるというか…。タカノブさんは「男酒」なんて歌を歌っていましたが、ふだんのおつきあいからは、こんな世界は絶対に見えません。そういう世界との接点はどこにあったのかなぁ、なんて考えるのが楽しいですね。
河口湖畔のバーベキュー場に着き、みんなで準備に取りかかります。大量の野菜を切り、大量の炭に火をつけます。
みんなが調理している側で、まーさんは昔の彼女となんだかすごく楽しそうでした。
かわいいモグラ発見!
さて、いただきまーす
食後に「だるまさん転んだ!」
ぷかぷか旅行は子どもの参加自由です。子どもたちに親がどんな仕事をしているか知って欲しい、と思っているからです。こうやっていろんなチャンネルからぷかぷかでやっていること、ぷかぷかが作り上げてきたことを次の世代へ引きついて行きたいと思っています。
サッカーのボールを蹴る人たちもいました。
ホテルについて温泉に入り、豪華な夕食です。
恒例のビンゴゲームをやりました。
何が入ってるんだろう。
ようやくビンゴ!
こんなのもらっちゃった!
ねぇ、ちょっとこれ交換してくれない?
当たった賞品がうれしくてこんなことをやる人も。
カラオケ大会もありました
部屋ではトランプゲーム
なんだか修学旅行の旅館のような部屋です。
朝ご飯
出発前のロビー。朝から雨で気が重い出発です。
まかいの牧場は動物たちとふれあえる場所があちこちにあって、なかなかいいところでした。
雨に煙るこんな風景もいいものでした。
いよいよアイスクリーム作り。お姉さんの説明を熱心に聞き、セノーさんは質問したりしていました。
容器に氷を入れます。
塩を入れます。
氷と塩を入れた容器にアイスクリームの元(牛乳、生クリーム、練乳)を入れ、回りに布を巻きます。
その容器を転がします。
転がすこと15分。ようやくアイスクリームのできあがり。
こうやって今年も楽しいぷかぷか旅行が終わりました。
パン教室やぷかぷかのお店によく来ているさらちゃんが、田舎に里帰りした際、家の近くの地区センターでお祭りがあり、障がいのある人たちがお店を出していたそうです。それを見たさらちゃんが
「あ、ぷかぷかさんがいる!」
って言ったとお母さんがとても喜んでいました。
さらちゃんは4歳。障がい者という言葉も多分まだ知らないのだろうと思います。ただ障がいのある人たちの雰囲気というか感じは「ぷかぷか」とのおつきあいの中で、なんとなくあったようで、似たような雰囲気を持った人たちのお店を見て
「あ、ぷかぷかさんがいる」
って言ったのだと思います。
映画『ぷかぷか』を作った宮沢さんは、「障害者」といういい方はおかしいので「ぷかぷかさん」って呼んだらどうかって、提案しています。手話で「ぷかぷか」っていう映像作品も作りました。
さらちゃんはでも、多分宮沢さんの提案は知りません。お母さんも私も教えていません。ただ自然に
「あ、ぷかぷかさんがいる」
って言ったんだと思います。いつも親しんでいる人たちに似た人たちがいて、なんとなく親しみを感じ、なんとかその気持ちを表現しようとして口に出たのがこの言葉だったのだと思います。
なんかすごくいいなと思いました。誰からいわれたのでもなく、自然に口に出た「ぷかぷかさん」という親しみを込めたやさしい言葉。おそらく日本で初めて障がいのある人たちのことを親しみを込めて「ぷかぷかさん」て言ってくれたさらちゃんに拍手!です。
以前「ぷかぷか日記」の中で
「この子どもたちにこそ、未来を託したいと思うのです。」
と書いています。
別の日記では
「こんなにたくさん子どもたちが集まって、パン教室はパンといっしょに希望のある未来を作っているんだと思います。」
と書いています。
さらちゃんのような子どもこそ、未来を担う子どもたちであり、希望のある未来を作ってくれるんだと思いました。
★「障害者」という言葉では「親しみ」は込められません。さらちゃんが見た光景を
「あ、障害者がいる」とは普通言いません。相手に対してこの言葉はやっぱり失礼だと思います。それを思うと、さらちゃんが言った「あ、ぷかぷかさんがいる!」っていう言葉は、この時代の中で本当に光っているように思います。
障がいのある子どものいるお母さんたちが見学に来ました。「ぷかぷか」のことをいろいろお話ししたのですが、やはり子どもが社会人になったとき、どういったところで働くのか、といったことが一番心配なようでした。
あちこち見学に行って、子どもの働く場所を捜す、というのが一般的ですが、そうじゃない方もいます。 以前、決められたレールの上を行くだけの安全な人生なんてつまらないじゃないですか、と重度の障がいを持った子どもと「自営業」をやるんだ、と言っていた元気なお母さんがいました。
子どもの働く場所を作るというと、なんだか大変そうですが、こうやって親子二人での「自営業」なら、なんとかなりそうな気がします。
料理が好きなお母さん、あるいはお父さんなら、子どもと一緒に働く小さなお弁当屋ができます。
素材に気を使った安心して食べられるおいしいお弁当なら、この時代、必ず売れます。障がいのある子どもの存在感をうまく生かせば、ほかの弁当屋では絶対にまねできない付加価値がつきます。商売をする上で、この、ほかにはない付加価値はとても重要です。
二人分の給料を稼ぎ出すだけなら、背伸びして売り上げを伸ばすこともないし、家にある調理道具で十分やっていけます。弁当の受け渡し口を作るだけなら、設備投資もそれほどかかりません。
Facebookなら宣伝にお金はかかりません。毎朝弁当の写真を撮って、説明を加えてアップするだけ。こつこつ毎日やっていれば、自然にファンはつきます。
「子どもと一緒に・弁当屋日記」をブログに書きましょう。子どもの将来に漠然と不安を抱いているお母さんやお父さんに、こんな道もあるんだよ、っていうメッセージになります。
いや、なによりも二人の人生を、二人で切り拓いていく、というところがなんともわくわくします。人生すっごく楽しくなること間違いなしです。
実現可能な小さな夢を持ちたいものです。
8月20日(木)は、「フェースofワンダー」の金子光史さんを講師にお呼びして、「おしゃべりな森をつくろう」というワークショップをおこないました。
グループに分かれて、模造紙に森の絵を描いていきます。
下地を塗った上から型紙を使って描いています。
森の中に道をつくったり、木や生き物たちのセリフを書きました。
これだけでも、おもしろい物語のある絵になりますね。
中には手に絵の具を付けて描いているアーティスティックな子も…。
最後は、グループごとに絵の中で宝物を一つ決め、森たちがおしゃべりしているセリフのヒントをもとに宝物を当てっこするゲームにまで展開しました。
できあがった絵を囲んで記念撮影!
ワークショップ後は、恒例のお茶会。
工房で手作りした、黒糖とレーズンのクッキーをいただきました。工房のメンバーさんがクッキーの説明をしてくれました。
各グループの作品。
色味も描いてある絵もそれぞれ違っておもしろいですね。
森の中にクジラが居たり、恐竜が居たり、手形が押してあったり…各々が個性を発揮し、自由に描いていた時間が詰まっています。
☆9月のワークショップのお知らせ☆
大きなくじらを描こう!
障がいを超えて表現を楽しむアートスペース「フェース of ワンダー」と
「くすくすミュージアム」を主宰している金子光史さんが、8月に続いてわんどへやってきます!今回はマス目で描くワークショップ。どんなくじらができるかな♪
【日 時】 9月12日(土)10:00~11:30
【参加費】 お一人 500円(親子で800円)
【定 員】 15名(要予約)
【場 所】 わんどアトリエ
【お申し込みはこちらへ】(担当:柿澤・近藤)
電 話:045‐923‐0282 メール:pukapuka@ked.biglobe.ne.jp
・小学生未満のお子様は保護者同伴でお申し込みください。
・持ち物はいりません。汚れても大丈夫な服装でお越しください。
・終了後には手作りお菓子とお茶を用意しています♪
8月19日(水)に、牛乳パックを使って「カズー」という笛を作るワークショップをおこないました。
牛乳パックを四角に切ったり、折ってテープで止めたりと、簡単に作ることができます。
ひし形の穴を空けたところにポリ袋を貼り、音が鳴る仕組みを作っています。
模様を描いたり、テープの色で装飾すると素敵ですね!
できあがったカズーを吹いて演奏会。
リエさんの音頭で『チューリップ』や『赤とんぼ』などを演奏しました。
カズーは、声を出しながら吹くのですが、その音が実にユニークで、参加した子どもたちも大喜びでした。
ワークショップの後はみんなでお茶会をしてお開きとなりました。
楽しいお土産ができてよかったですね!
朝の会で旅行の時に歌う「森は生きている」の練習をしました。しみじみいい歌だなと思います。
♩ 森は生きている/風だって雲だって/小川のせせらぎだって/生きている
森は生きている/ 氷に閉ざされた/まつゆきそうだって/生きている
森と空を/ 私は見た/ 生きているものたちの笑う声/話すことば
燃えている火よ/あふれる力よ/森は生きている/森は生きている
この歌はオペラ『森は生きている』で歌われているものです。このオペラを昨年ワークショップで取り上げてみようと思ったのは、歌がすばらしいのと、生きているものへの姿勢に共感したからです。これを通して「ぷかぷか」の命への姿勢を伝えたいと思ったからです。
生きているものたちの笑う声/話すことば
この歌を初めて聞いたとき、まわりにいる子どもたちの笑う声、話す言葉と重なって、なんだか涙が出そうになりました。
そういう気持ちがぷかぷかのメッセージを生みました。右側の部分です。
健康な命を未来に引き継いでいきたい。
子どもたちの笑う声、話すことばがいつまでも元気に響いていて欲しい。
ただただそれを願っています。
障がいがある人と一緒に暮らす社会について掘り下げて考えるためのトピックス集です。