ぷかぷか日記

障がいのある人たちの人生を見る視線がすっぽり抜け落ちている

  今朝の朝刊「ひと」の欄に、視覚障害者の化粧法を開発した人のすごくいい話が載っていました。

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 冒頭の「視覚障害者が、なぜ化粧をするのですか?」という問いを読んだとき、なぜか「知的障がい者は単純作業が向いている」という言葉を思い出しました。知的障がいの方をずいぶんバカにした言葉だと思います。

 単純作業は同じことの繰り返しであり、そういう仕事は誰がやってもすぐにあきてしまいます。仕事の創意工夫といったことを求められることもなく、仕事のおもしろみがありません。おもしろみのない仕事を毎日続けるのは、人生の苦痛です。

 

 ぷかぷかで働いている方が、昔ケースワーカーさんとの面談中、「最近仕事はどうですか?」と聞かれ、その方はぷかぷかに来る前は作業所で働いていたのですが、「以前は毎日うつむいて生きていましたが、今は、まっすぐ前を向いて生きています」といいました。ガ〜ン!と殴られたような気持ちでした。

 仕事って、そうだったんだ、って目が覚めた思いでした。仕事って、ただ毎日こなすだけではなく、それがぷかぷかさんの人生を支えていることに、恥ずかしい話、そのとき初めて気がついたのです。

 ぷかぷかは就労支援の場なので、ぷかぷかさんに仕事を提供していればいい、とただそれだけを思っていました。パンを作ったり、お弁当を作ったりの仕事です。その仕事を提供していればいい、とそこまでしか考えていなかったのです。

 ところが面談したぷかぷかさんは、その先のことを言っていたのです。「今は、ますぐ前を向いて生きています」。つまり、仕事が楽しくて、楽しくて、それは自分の人生を支えてくれている、と。だから、まっすぐ前を向いて生きています。

 ぷかぷかは明るいですねぇ、と見学に来た方の多くが言います。明るいのは、仕事が楽しいからです。そしてそれに支えられている人生が楽しい。だからみんな笑顔なのです。

 

 「知的障がい者は単純作業が向いている」という言葉の一番の問題は、知的障がいの方たちの人生を見る視線がすっぽり抜け落ちていることです。だから、おもしろみのない仕事を毎日続けることの人生の苦痛が想像できないのです。そんな人生が「知的障がいの人たちには向いている」だなんて、ちょっとひどすぎます。

 

 新聞記事の中、【介護ボランティアで出会った女性は、20代で視力を失った。カバンの中には「もしも治ったら使いたい」と昔使っていた口紅が。その口紅で化粧してあげると、別人のような笑顔になった。】その方の人生がパッと輝いたようで、なんかジ〜ンと来ました。

 「視覚障害者が、なぜ化粧をするんですか」という言葉は、視覚障害のある方の人生を見落としています。「化粧で変わるのは顔じゃなくて、気持ち」

 

 

 

ここにこそ、未来への希望があります。

昨日、川崎の裁判を傍聴した人が県の共生推進課に行ったそうです。

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裁判の後の報告会を終えて、県庁へ。共生推進課に行きました。

この憲章には何の強制力もありません。理念の啓発を進めることが仕事です。

なんて平然と言われちゃいました。

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無責任の極みです。

相模原障害者殺傷事件を受けて「ともに生きる社会かながわ憲章」が作られたはずです。川崎の裁判は、この「ともに生きる社会」が実現できるのかどうかの大事な裁判のはずです。

www.kanaloco.jp

 障がいのある子どもが地域の小学校でみんなと一緒に勉強したい、という希望を、市教委、県教委が養護学校へ行くべきだと主張し、県がその判断を妥当、としています。

 「ともに生きる社会かながわ憲章」には「私たちは、障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除します」という項目があります。障がいのある子どもが地域の小学校でみんなと一緒に勉強したい、という希望を踏みにじっている市教委、県教委は、まさにこの「障がい者の社会への参加を妨げる壁」になっています。それをあろう事か、「ともに生きる社会かながわ憲章」を定めた県が妥当だというのです。

 おかしいじゃないかと、裁判を傍聴した人は県の共生社会推進課に真意を聞きに出かけたと思うのですが、「この憲章には何の強制力もありません。理念の啓発を進めることが仕事です。」なんて平然と言ったそうです。

 で、市教委、県教委と一緒になって、「障がい者の社会への参加を妨げる壁」になっているのです。

 ま、役人なんてこんなもん、と思いつつも、あまりの無責任さにあきれました。

 相模原障害者殺傷事件で犠牲になった人たちに、どう説明するのでしょう。

 

 その県が主催で12月8日(土)「共生社会実現フォーラム」をやるのですが、ここでやろうとしていることと、市教委、県教委と一緒になって、「障がい者の社会への参加を妨げる壁」になっていることはどう説明するのでしょう。

pukapuka-pan.hatenablog.com

 私はパネラーとしてでることになっているので、本音を言うとすごいもめるだろなと思います。でも、ここをごまかすと、相模原障害者殺傷事件で犠牲になった人たちを欺くことになるので、言うべきことはどこかで言おうと思っています。

 

 今朝、浅川素子さんがFacebookにあげていた記事は、無責任な大人達のはるか先を行く子ども達を描いていて、輝いています。

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そらが小学校に入学した頃のこと。

まだまだみんなとおしゃべりなんてできないそら。
(今は一方的に喋っています😁)
それでもそらを見かけると

「そらくんおはよう!」😄

なんて、
返事をしない子に諦めず
毎日声をかけてくれる友だちが沢山できました。
それだけでも嬉しいなぁと母は
日々感動していたのですが

そのうちに誰かに言われたのか、偶然なのか
「おはよう」と一緒に手を挙げてくる子が出始め…
見事なハイタッチ✋🏻✨
そらくん、これは得意でした👍
それを見ていた他の子たちも
「おお〜😳」と歓声をあげ
次から次へ「僕も」「私も」と大行列に。

「相手の目を見て挨拶しなさい。」なんて教える大人とは大違いです。
そらとみんなの化学反応を目の当たりにすると
私の方が感動しちゃって泣き虫母さんは
涙をこらえるのに必死。

私、みんなより経験豊富な大人だけど、
教えられることばかりです。

そらとたからとみんなが巻き起こす化学反応は
温かな空気を生み出しています。

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ここにこそ、未来への希望があります。その希望をふくらませていきたいです。

「共生社会実現フォーラム」にパネラーとして出ます。

  12月8日(土)神奈川県主催の「共生社会実現フォーラム」のパネルディスカッションとパフォーマンスに出演します。パネルディスカッションには私とぷかぷかさんのヒカリさんがパネラーとして出ます。テーマは「共生社会を一言で言えば」という事前の宿題がでているので、そういうテーマで話し合うのだと思います。ヒカリさんが何を言うのかは全くわかりませんが、何を言い出すかわからないところがおもしろいと思います。神奈川県の期待を裏切るような、とんでもないことを言いだしてくれたら面白いな、と密かに期待しています。とんでもない発言と、どこまでつきあえるか、それが彼らとの共生社会です。とんでもない発言は、私たちの本気度を測ります。

 

 そもそも「共生社会」なんてのは、まじめに話し合いをすれば実現できるものではありません。彼らと一緒に生きる関係を作り、その関係の中でいろいろなものを実際に作り出すものだと思います。

 一緒にいい一日を作る。一緒にいい商品を作る、一緒に楽しいことをする。一緒に新しいアートを作る、一緒にダイナミックな芝居を作る…

 ぷかぷかは日々それをやっています。ですからぷかぷかはすでに小さな「共生社会」を実現しているのです。

 アーダコーダ話し合ってできたのではありません。「彼らと一緒に生きていきたい」そういう思いでいろいろやっているうちに気がつくと今のぷかぷかができていたのです。

 ま、そんな話をしようかなと思っています。とにかく実際に一緒に生きる関係を作ること、その関係の中で実際に何かを作り出すこと、そのことにつきます。それを本気でやるのかどうか、だけです。

 パフォーマンスは、演劇ワークショップで歌っている歌を3曲ばかり歌います。ただ歌うだけではつまらないので、何かパフォーマンスを入れます。

 あ、おもしろそーって思われたら、ぜひ来て下さい。申込制みたいなので、お早めに。

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障害者雇用数水増し問題

 西村信子さん(奈緒ちゃんのお母さん)がNHK ETV特集で放送された「えんとこの歌」を見ての感想を書いていました。

えんとこねっと | 遠藤滋の “えんとこ” 公式ホームページ

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 あらためて遠藤さんや奈緒がいて生かされる人たちがたくさんいて、そういう人たちが作る社会、それが福祉ということで、やはりお役人が先に制度や法律、教科書やマニュアルを創り上げ、福祉の社会を司るって違うよなって思わずにはいられません。

 人が寄り添うところから福祉が生まれるんですね。そこは資格でもなくマニュアルでもなく規則でない、人一人ひとりの心がなくては福祉は生まれないことを「えんとこの歌」を見て、あらためて確認しました…

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 今話題になっている障害者雇用数水増し問題はまさに奈緒ちゃんのお母さんの言う「役人が先に制度を作った」ことに起因するように思います。以前にも書きましたが、厚生労働省のホムページには「どうして障害者を雇用するのか」という一番大切なことが一切書いてありません。その一番肝心なこと抜きに、障害者雇用率だけを押しつけています。

 押しつけられた現場は雇用率のことだけを考え、肝心な障がいのある人たちのことは全く抜け落ちています。それが障害者雇用数水増し問題の本質だろうと思います。

 じゃぁ、どうすればいいのか。現場の人間が実際に福祉の現場に入り、障がいのある人たちと一緒に働いてみるのです。「支援」ではなく、「一緒に働く」のです。

 ぷかぷかに来てもらえば、「一緒に働く」ことを、楽しく体験できます。

 

  

福祉の仕事〜障害支援施設で働くということ

 横浜市健康福祉局障害企画課が作ったビデオ、なかなかいいです。

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 「自分が豊かになる」とか、「一緒に生きていく」といった視点がないのは残念ですが、それでも福祉と全く接点がなかった人にとってはいいビデオだと思います。このビデオがきっかけで福祉の世界に飛び込んできてくれる若い人が増えてくれたら、と思います。

「大金持ちになる」という目標に興味を持った人はほぼゼロでした。

 10月20日(土)第五期演劇ワークショップの3回目のワークショップをやりました。

 「あの広場の歌」を歌いました。

 

  ♪ 昔 広場に一本の柱

  ここに立てよう  目には見えない柱を

 

  昔 広場に一本の柱

  ここではじまったぷかぷか  いまここで 

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 みんなが元気に歌っている姿を見ると、

【障がいのある人たちに惚れ込み、彼らと一緒に生きていこうと、8年前、一本の柱を立てた。柱のまわりに、少しずつ少しずつ人が集まり、歌が生まれ、人は踊り出し、物語がはじまった】ことを、あらためて実感するのです。

 来年1月27日の発表会の舞台だけでなく、12月8日(土)の神奈川県主催の「共生社会実現フォーラム」の舞台でも歌います。

 

 ほらクマ学校の校歌を歌いました。

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 歌詞に「なんでもいいからいちばんになれ」とあるので、「大金持ちになるには、どうしたらいいか」を提案しました。「大金持ちになる」というのは、すごくわかりやすいと思ったのです。

 ところがその目標に興味を持った人はほぼゼロでした。もっとほかのことで一番になりたいというのです。お金こそ一番価値があり、みんな共感してくれると思っていた私の浅はかさに、初っぱなから気がついたというわけです。

 生産性はお金をどれだけ生み出すか、で測られます。お金こそ一番の価値であると社会のみんなが思っているからです。でも、ぷかぷかさんはそうじゃありませんでした。世の中、もっと大事なもの、大事にすべきものがあるんじゃないか、って。「大金持ちになる」という提案を、全然興味ないよ、っていわれて、あらためてぷかぷかさん達が提案する「価値」にこそ耳を傾けようと思いました。

 

 クモは股の間から新しい蜘蛛の巣を生み出してどんどん大きくしていきます。宮澤賢治の原作では、はじめ2銭銅貨くらいの大きさの巣から始まって、だんだん大きくなり、えさがとれすぎて、そのえさが腐敗し、自滅するお話でした。ところがぷかぷかさん達の作った蜘蛛の巣は、どんどんたくさんの人を巻き込んで、お空の雲になった、という、なんだか夢のあるお話でした。

 大きいことの価値がどこかですり替わっているのだと思いました。

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 ナメクジグループは「カタツムリンピック」で一等になること、タヌキは腹の太鼓で一等になることを提案しました。

 

 午後は伊藤多恵さんをお招きして、ダンスのレッスンをやりました。これがすごく面白かった。

 伊藤多恵さんはこんな方です。 

一般財団法人 地域創造 – 公共ホール現代ダンス活性化事業 登録アーティスト

 年明けにベトナムで公演、オペラシアターこんにゃく座の新作の振り付け、とものすごく忙しい方です。

 

 『ほらクマ学校を卒業した三人』には、目の碧い蜂が登場するところがあります。ほらクマ先生のいう、「なんでもいいからいちばんにな〜れ」という価値観とは全く関係ないところで生きている蜂たちです。

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その蜂たちのダンスを作りました。

 

 なんとなくからだをほぐす体操をやっているのかと思っていたら、みんなの体が生き生きと動き始め、気がつくと創作ダンスをやっていました。場の作り方、場の動かし方がすばらしいと思いました。

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伊藤さんの感想

小さい子どもや年季の入った大人や眠そうな人やめちゃくちゃ元気な人や後ろにいる人や前にいる人や色々なメンバーがいるのに全体の空気が柔らかく、過ごしてきた時間が豊かだったんだなあと感じました。

 

 今までにないくらい場がはずんだので、伊藤さんにはもう一回くらい来てもらおうと思っています。

 発表まであと4回。どんな風にまとまって行くのか、ハラハラしながらの進行です。 

 

「ともに生きる社会」はぷかぷかさん達が作り出す「ほっこりした雰囲気」を「いいね」って共有できる社会

 先日、県議会の「ともに生きる社会推進特別委員会」の議員さん達が見学に来ました。その際、各議員の席にぷかぷかさんの作った名札を置きました。 f:id:pukapuka-pan:20181024153534j:plain

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 なんともほっこりしたこの名札がみなさん気に入って、持って帰りたいとおっしゃってました。次回から「ともに生きる社会推進特別委員会」をやるときはこの名札でやりましょう、という声もあったので、ひょっとしたら委員会開くときは、この名札が参加するかも知れません。

 名札はぷかぷかのメッセージです。名札はぷかぷかさん達と一緒に生きるという関係の中で生まれた作品です。ぷかぷかは、すでに「ともに生きる社会」を実現しているのです。ですから「ともに生きる社会推進特別委員会」の席に、ぷかぷかで作った名札が並べられることには、とても意味深いものがあると思います。

 

 今回の名札は、県議会の担当者からぷかぷか見学の際に使う名札制作の依頼がまずありました。名前はぷかぷかさんに書いてもらいました。動物が顔をちょっとのぞかせている絵と、こんな感じの縁取り、というイメージをぷかぷかさんにお願いしました。

 で、できあがったのが写真のような名札です。全部ぷかぷかさんにまかせても面白い名札ができあがったと思うのですが、今回は受注したものなので、ある程度統一したデザインが必要でした。ですから「こんな感じ」という程度のお願いをしました。

 名札は、ぷかぷかさんのアートと、その演出をしたスタッフの共同作品です。ぷかぷかさんと一緒に生きる関係、つまりは「ともに生きる社会」が生み出した作品です。「ともに生きる社会」を抽象的に語るのではなく、その社会が生み出すものを具体的に表現したのです。障害のある人たちと一緒に生きると、こんなすてきなものが生まれるよ、というリアルなメッセージです。

 

 ぷかぷかの存在は、「ともに生きる社会」が、アーダコーダの議論の果てにできるのではなく、「彼らと一緒に生きていきたい」という思いさえあれば、いつでもどこでもできますよ、というメッセージです。そしてそこで生まれる新しい価値を日々発信しています。ぷかぷかのホームページには、その価値がぎっしり詰まっています。年末には、それらを整理した見やすいホームページが登場します。乞うご期待!です。

 

 今回はぷかぷかさんが作り出す「ほっこりした雰囲気」が、議員さんの心をほっこりあたため、委員会の名札として使おう、という意見まで出ました。「ほっこりした雰囲気」には人を動かすチカラがあるのです。それはどこまでもぷかぷかさん達のチカラです。

 「ともに生きる社会」というのは、ぷかぷかさん達が作り出すこの「ほっこりした雰囲気」を「いいね」って共有できる社会だと思います。そこから「ともに生きる社会」が始まるのだと思います。

 

元気な赤ちゃん待ってます

  スタッフのハギワラさんが出産するのでみんなでがんばれ!っていいました。

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 これがぷかぷかです。ぷかぷかさん達がいると、こんなに幸せです。

うちのぷかぷかさん

  第一期演劇ワークショップ記録映画ができたとき、監督の宮沢あけみさんといっしょに舞台で

「これからは障害者じゃなくて、ぷかぷかさんといいましょう」

と呼びかけたことがあります。「障害者」という言葉がいやだったので、じゃあどんな風に呼べばいい?と宮沢さんといろいろ話をして、「ぷかぷかさん」ていう優しいひびきのあるいい方がいいよね、ってことになりました。でも、舞台の上から呼びかけたくらいで「ぷかぷかさん」が広がるとは思えませんでした。

 あれから5年。「ぷかぷかさん」といういい方はすっかり定着した気がします。今日、県会議員が10人ほど見学に来られたのですが、

「どうしてぷかぷかはほっこりした雰囲気なんですか?」

「それはぷかぷかさんがいるからです」

というふうに答え、それがちゃんと伝わっていました。

 

 港北公会堂の上映会でぷかぷかを知り、それ以来Facebookやブログを見たり、お店に来たりしてすっかりぷかぷかのファンになった方が「うちのぷかぷかさん」といういい方をしていて、なんだかすごくうれしくなりました。

 

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1月に港北公会堂での上映会で初めてぷかぷかさんを知り、それ以来Facebookやブログを拝見させて頂いています。実はそれ以来ずっとぷかぷかさんに伺うことを楽しみにしていて、先日やっと友人たちとお邪魔させてもらいました。
テラちゃんにもてなしてもらい、とても楽しいひとときを過ごさせてもらいました。ますますファンになりました😊

 

我が家には知的障害のある息子が二人(中2と小5)います。いつも心にあるのは二人が幸せな人生を送るために私ができることは何か?なのですが、結局私の方が幸せにしてもらっています。まさに「うちのぷかぷかさん」です。子どもたちが自分らしく生きていけば自分も周りも幸せにできると確信のような思いを持ちながら、今の学校制度ではそれがなかなかまかり通らず、じれったさを感じたり迷うことが多々あります。でもそのままでいいよを実践してみんなが笑顔でいるぷかぷかさんは私に大きな自信をくれました。

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 【「うちのぷかぷかさん」のおかげで、私の方が幸せにしてもらっている】すごくいい言葉ですね。ぷかぷかさんて、一緒に生きていく、つまりフラットにおつきあいすると、私たちを幸せにするのだと思います。支援という上から目線では、そんなことは起こりません。「障害者は不幸しか生まない」は、典型的な上から目線から生まれた言葉だと思います。

 ぷかぷかさんはまわりの人たちを幸せにします。「ぷかぷかさんは幸せを生む」のです。「障害者は不幸しか生まない」と、なんたる違い!

 

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子どもたちのありのままの姿や私自身の言葉で発信すること、これもいつかやりたいと思うことの一つです。高崎さんに背中を押してもらったのでちょっとずつチャレンジしてみようと思います😊

 

大人になってからは子どもの時のように夢を持つことは難しいと思っていました。けれどこの子たちが私の元に生まれてきてくれたおかげで、今私は沢山夢ができました。色々模索中ですができることから一つずつ、ゆっくりと挑戦したいと思っています。それが形になるのかならないのか…わかりませんが💦
でも、私たち家族の毎日は幸せで溢れています。
「うちのぷかぷかさん」を知ってもらうと障害は不自由さはあっても決して不幸ではないということ、人を生産性や他人の価値で測ってはいけないことを知ってもらえると思うんです。知ればみんなもっとラクになりますよね。そう考えるとうちの子たちは生きてるだけで社会貢献しているなぁなんて思わずにはいられません😆

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【私たち家族の毎日は幸せで溢れています。】なんていい言葉だろうって思います。「うちのぷかぷかさん物語」というタイトルで、幸せな家族の毎日を発信して欲しいなと思います。ぷかぷかのFacebookも、考えてみれば「うちのぷかぷかさん物語」で、幸せなぷかぷかの毎日を発信しているのです。

 今日は県会議員が来たので、珍しくネクタイをしていたのですが、観察の鋭いぷかぷかさんに

「なんでネクタイしてスニーカー履いてるの?」

なんていわれちゃいました。見たままのストレートな質問だったのですが、そういえばそうだ、と笑いながら、なんだか幸せな気持ちになり、そのことをFacebookに書きました。

 あちこちの家で「うちのぷかぷかさん物語」を発信すれば、社会はほっこりしたあたたかさに包まれ、みんな幸せな気持ちになります。

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みんなに迷惑かけぬよう、社会安全のため…の「みんな・社会」に障害者は入っている?

 みんなに迷惑かけぬよう、社会安全のため…の「みんな・社会」に障害者は入っている?と牧口一二さんはいいます。

 私たちがふだん意識もせずに使っている「みんな」とか「社会」という言葉に、障害者が入っているのかどうか、本質を突く言葉だと思います。障害者と健常者が分けられた社会だからこそ、健常者側の「みんな」とか「社会」からは障害者がすっぽり抜け落ちているのだと思います。

  今朝の朝刊にも障害者雇用のごまかしが大きく報道されていました。社会には障害者雇用率という数字だけがあって、障害のある人、という生身の人間が抜け落ちているのだと思います。

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 これを機に障害のある人たちと一緒に働くとはどういうことなのか、それは社会に何をもたらすのか、といった議論こそ必要な気がします。それがないまま、新たに雇用するという話をしても、結局は数値あわせに終わるような気がしています。

 そんな社会にガッカリしつつも、今日もぷかぷかさん達といい一日を作り続けます。そしてそのいい一日を発信し続けます。「彼らと一緒に生きると、こんないいことがあるよ」「障害のある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」「トクだよ」、って。

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