ぷかぷか日記

詩のワークショップ

 愛知県の尾張一宮で詩のワークショップをやる予定です。

 「私の好きな時間」というテーマでひとりひとり詩を書きます。長い詩ではなく、5〜7行くらいの短い詩です。どんな時間が好きなのか、なぜその時間が好きなのか、その時間で何をするのか、何がしたいのか、といったことを書きます。この詩はとりもなおさず短い言葉で自分の人生を語ることになります。語ることであたらめて自分自身の人生と向き合う、自分を深く掘り下げる。

 

 

 いつも仕事や家事に追われていたり、自分の人生を振り返る時間さえない人にとっては、貴重な機会になると思います。詩が自分を取り戻してくれるのです。詩はそういうチカラを持っています。

 書き上げたらグループの中で(7〜8人でグループを作ります)自分の書いた詩を読み上げます。グループのそれぞれの人生が見えてきます。

 

 

 全員が読み上げたあと、それぞれの詩を一行ずつ切り離します。ひとり7行ずつ書いて、7人いるとすれば、切り離した言葉が49個並びます。7人で49個の言葉を丁寧に眺めていきます。その言葉たちを並べ替えて、7人の集団としての詩を作っていきます。

 漠然と集団の詩を作るといってもむつかしいので、49個の言葉をみんなでじっくり眺め、どの言葉が先頭に来るか、どの言葉が最後に来るか、真ん中辺はどの言葉か、といったことを集団の中で話し合います。ここはこのワークショップにキモにあたるところなので丁寧に話し合います。

 

 

 集団としての詩がまとまったら壁に貼り、それを読みます。

 

 

 

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 短い詩を書き、自分の人生と向き合い、お互いの人生を語り合い、人前に立ってでき上がった詩を朗読する。たったこれだけで、自分自身が少し自由になれ、心と体が解放されるようなワークショップです。興味を持たれたらぜひあなたのところでもやりましょう。問い合わせは takasaki@pukapuka.or.jp

創英大学で簡単な演劇ワークショップ

 先日近くの創英大学で簡単な演劇ワークショップをやってきました。ぷかぷかさんと初めて一緒にクリエイティブな活動をやり、たくさんの気づきがあったようです。こういう気づきが少しずつ社会を変えていきます。

 

障がい児保育(第7回)  2025/11/11(火) 

1、今回(11/11(火))の授業は、ぷかぷかさんと演劇ワークショップの活動をしました。困 ってしまうような経験、新たな発見、気づきなど、今日のワークでどんなことを感じまし たか?

(1)みんなが同じ立場だからこそ新たな表現が生まれたこと
・話をしている時に上手く伝わらないことはありましたが、その中で私たちもコミュニケー ションを大切に関わることで、新たな物語やおもしろさに繋がったと思いました。みんな で協力することで個性や表現を知れて楽しかったです。
・最後、高崎さんがおっしゃってた、障がいを持つ方と一緒にやることで感じることがある というお話で、ただみんなで集まってやるよりたくさんの自分が考えられないような案 を出してくれてそれを一緒にやることが出来てとても楽しかった。

 

 

(2)自分では想像できなかったアイデアが生まれた
・発想力が豊かでパッとお題を出されたらすぐに行動や言葉を考えていて、私にはない個性 を持っていてビックリしました。また発表する時にリハーサルとは違う行動をしていて 困りましたが、またそれが物語に繋がっていて面白かったです
・ぷかぷかさんの自分じゃ考えつかないような自由な発想や表現に触れたり、演劇の際細か く設定や役割について考えて指示を出してくれたりしてとても面白く、貴重な経験がで きたと思います。ぷかぷかさんの自由で枠に囚われない発想、表現力にもっと触れてみた いと思いました。
・私は”これと言えばこれ”という固定概念があり、それを踏まえ色々考えていたが、ぷか ぷかさんはそんな固定概念を壊してき想像力がとても豊かだと感じた。関わっていてと ても新鮮で楽しかった。周りを見るとみんなそれぞれのぷかぷかさんとの関わりがあり、 みんな楽しく活動出来たと思う。
・1人1人がアイデアを出し合って作り上げた作品の大切さを知った。
・ぷかぷかさんの人たちと実際に演劇を行ってみて、「そんな表現の仕方があるんだ」とび っくりさせられたことがたくさんあり、特にいーちゃんの想像力はすごかったなと、とて も頭に残っています。今まで障がい者の方と何かを協力して完成させるという体験がな かったので、今回貴重な体験になり、障がい者の人も普通の人と何も変わらないんだなと 改めてこの交流を通して感じました。
・ぷかぷかさん達の個性が溢れていて、沢山のことを学ぶことが出来ました。表現力が豊か ですごく楽しかったです

・一緒に楽しんで取り組むと、ぷかぷかのみなさんも楽しんで取り組んでくれたのでどう楽 しませるかではなく、一緒に楽しむが正解なんだなと思いました。
・演劇では、一人ひとりの個性が表現されていた劇になっていたと思います。ぷかぷかさん の豊かな想像力がとてもおもしろかったです。ぷかぷかさんたちの想像力は、私たちには ない発想でおもしろい劇が完成して新しい考えをとりいれることができまた。 
・前回と違って精力的に動くぷかぷかさんが見れました。とても自由で楽しそうでぷかぷか さんの輝くものが見れた気がしました。
・体を動かして色々なことを表現するのが面白いなと思った。自分たちにはない考えをぷか ぷかさんたちは持っていてすごく色々なことに気付かされたなと感じた。全身で表現す ることで見ている人にもわかりやすくなるんだなと思った。ぷかぷかさんと交流するこ とで色々なことに気付かされるなと実感させられた。
・自分たちが想像できないような内容の演技をしていてすごいなと思いました。自分たちで は絶対に思い付かないような内容が多く、想像力の豊かさや発想の違いを感じました。

 

(3)喜怒哀楽を恥ずかしがらずに表現できた
・喜怒哀楽を皆の前で動きや声にするのは凄く勇気が必要で、最初は恥ずかしかった。けれ ど、ぷかぷかさんが率先して大きく堂々と活動に取り組んでいる姿を見て、私も頑張ろう と思えました。初めの 1 歩を踏み出す勇気をくれてありがとうと言いたいです。 
・私は今日の様なワークショップは恥ずかしさが勝ってしまいあまり全力でできないタイ プなのですが、ぷかぷかさんは私と違って全力で表現していてとても尊敬しました。しか も想像力が豊かで発想がとてもおもしろいなと感じました。

・今日は決まった言葉で物語を考えたり、演技をしたりしました。その活動の中でぷかぷか の皆さんはすぐアイデアを出してくださったり、演技の際は全力でしていたりしました。 その活動に対してクラスの人や先生方はとても笑顔になっていました。そこから私は、 恥心を捨てて全力でやることがみんなと仲を深めて楽しく活動するコツなんだと感じま した。
・ぷかぷかさんはみんな恥ずかしがらずに演技などをやれる 

(4)円になって体を動かすワークが楽しかった
・今回はぷかぷかさんとの交流で高崎さんが教えてくださった「マレーシア恋のうた」で底 からぷかぷかさんが一人一人楽しそうにやっていてそこから想像豊かにそこから仲間と 協力することの楽しさを学びました。私はダンスが踊るのは好きだが自分で考えること が苦手です。しかしチーやさんがどうしたら楽しめるかを私に教えてくれました。その事 から個性や会話をすることの楽しさ障害あるなしは関係ないことが分かりました。
・今日の授業は、最初は円になって手遊びのような遊びをやって 1 番、2 番、3 番、4 番と 動作が変わって少し難しい動きもあり、楽しかったです。子どもには難しいけれど、わたしたちや大人のぷかぷかさんには良い難易度だと思いました。 

 

(5)動物を体で表現する活動からの感想
・ぷかぷかさんと動物を表現する。という場面ではライオンになりきって「ガオーッ」とや ったり音遊びでは餅つきをしたり、体を動かすだけでもすごくなりきってぷかぷかさん は活動していました。私たちが思いつかないような考えや動き方をしていてすごいなと 感じました。喜怒哀楽でどんどん順番に表情や動きをしていく時ははどんなときも笑顔 で楽しそうにやったり怒ったりなど何事にも全力で取り組んでいて楽しそうにしていま した。
・設定に囚われずのびのびと表現を積極的にしてくれ衝撃を受けた。ぷかぷかさんたちはた だライオンというだけでも様々な形や動きで色々なライオンを提案してくれ私たちの何 倍も想像力があると感じた。積極的にこれやりたいと言ってくれ私達もやりやすかった しとても楽しかった。

(6)擬音などから物語をつくる活動からの感想
・「こぼん」などの音から一般的に考えそうな案ではないものが次々と出てきてとても驚き ました。演劇の場面では、積極的に割り振りを決めてくれました。前回もそうでしたが、 ぷかぷかさんには毎回想像力など驚かされる事が多いです。次のアートの活動もぷかぷ かさんらしい活動ができそうなので楽しみです。

・擬音だけでどんな行動をするのかどんなものが想像できるのかを体ですぐに表現できる のがすごいと思いました。最後のおじいさんとおばあさんのやつで喧嘩が嫌だと言われ お題が仲の悪いおじいさんとおばあさんだったのでどうしたらいいのか私たちもわから なくなってしまい難しかったです。
・演劇といったらストーリーが決まっててそれを演じるというイメージだったけど、ある程 度の設定から自分たちでどのような話にするのか、また、言葉でどのような表現をするの かなど演劇の概念が大きくなりました。ぷかぷかさんと一緒に取り組む中でぷかぷかさ んの想像力が豊かすぎてライオンの鬣(たてがみ)役やベンチの背もたれ役などこんなの も演じるんだとすごく楽しく取り組めました。

 

2、ぷかぷかさんとの関わりで疑問に思ったことや困ったことがあれば記載ください。 
・ぷかぷかさんの言ってることを聞き取れなかった時に困りました。
・中々グループワークに参加させてあげることが出来なかったことです。座り込む事が多か ったので「大丈夫?」と何回か声を掛けても「大丈夫です」としか返ってこなかったので そのままにしてしまったことです。
・今回の演劇ワークショップでは、円になって両隣と人と交流するものと、小グループに分 かれて順番に大きさや長さを競ったり感情を表したりといった活動をしました。ただ、ぷかぷかさんの言っていることがうまく理解できなかったり、時間になっても考えていた のでこちらが代替案を出しても話を聞いてもらえないことがありと、アイデアを出すの は問題なくとも、アイデアを共有するところで困ることがあるのだなと気づきました。 
・ぷかぷかの皆さんは、私たちと話してる中で伝わらずに困ることはありますか?

3、その他、お気づきの点があれば記載ください
・もし、ぷかぷかさんの演劇などやる機会があれば知りたいです!

 

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創英大学ですごろくワークショップ

創英大学ですごろくワークショップをやりました。サイコロを転がしながら楽しいお題をやっているうちにお互いが知り合いになるようなとてもいいツールです。ぷかぷかさんたちも何人か参加したので、創英の学生さん達にとってはこのツールを通してぷかぷかさんと自然に知り合うことができました。

 

 

すごろくワークショップをやった 学生さんたちの振り返り

 

障がい児保育 (第6回) 2025/11/4(火)

 

1、前回の授業で高崎さんは「ぷかぷかの皆さんとお付き合いするにあたって、困ってしまうような経験をたくさんしてほしい。それが彼らとのいい出会いにつながる」と、お話されていました。今日のすごろくワークでどんなことを感じましたか?

 

(1) 困ってしまったこと

 

①言っていることが聞き取れない

  • はじめからずっと笑顔だったのが印象に残ってます。また、みんなの目をしっかり見て話していました。ぷかぷかさんはそれぞれ得意なもの(絵や楽器など)があり見てみたい、きいてみたいなと思いました。すごろくをしたときコミュニケーションはとれるけれど開きとれないことなどがあり、少し困ってしまったときがありました。これが高崎理事長がお話されていたことかなと思いました。また、朝だったので私はまだ目が覚めてない状態だったけれど、ぷかぷかさんたちはとても元気で個性豊かでした。高崎理事長が接客マニュアルをやめた理由はそういうことかと実際に関わることで深く理解しました。
  • 大地さんと関わりました。初めて見た時から可愛いと思っていたけれど、ちゃんと関わってみてもめちゃ可愛い人だしいい人なんだろうなって思いました。困ったことは滑舌があまり良くなくて(酷い言い方かもすみません)、私の耳もあまり良くないからちゃんと聞き取れなくて何回も聞いてしまったことです。聞き取れなかった部分が多い点、とても申し訳なかったです。保育のバイトでも同じく何を言ってるのか聞き取れなくて理解できなくて嫌な思いを子どもにさせちゃったことがあるので、自分の聞き取り能力を伸ばして相手に嫌な思いをさせないようにしたいと改めてこのお付き合いで考えました。
  • 僕の班のぷかぷかさん(大地くん)がたまたま特撮ヒーロー好きで話が弾みました。少し困ったというか、こうすれば良かったなぁというので、大地くんが少し照れ屋さん?で声が聞き取れないことが多かったので、もっと聞く姿勢を取るべきだったなぁと思いました。
  • 話を聞いてる中で、時々何を言っているか分からず、聞き返しても分からないことがあった時はどうすればいいのでしょうか?

 

②すごろくのお題の伝え方が難しい

  • 今回のすごろくではお題が難しく、うまく伝わらないことが何回かあってそのお題を言い換えてわかりやすく伝えることが難しいと感じました。でも一緒にすごろくすることがとても楽しくていい思い出になりました。
  • 伝え方が難しくどう言い回しをしたらいいのか、どうすれば上手く伝わるのか、考えそれを言動にしていいのか?傷つかないか、難しく感じました。
  • マスに止まった質問がわからなくて私たちがどう分かりやすく伝えるか考えるのも難しかったです。そして一生権威考えて教えてくれようとしているところをみて頑張ってい るなと思いました。
  • 特に困るようなことはなかったけど、話がうまく伝わらなかったり、一度で言ったことが わからなかったりすることがあった。サポートできることはしたいと思った。

 

③質問や話題とは違ったことを突然言われどうしたらいいか困った

 ・すごろくはすごく盛り上がりましたが、話をしている途中で「自分の場合は…」と 

  話をさ えぎられてしまう場面が度々ありました。それも個性と言ってしまえばそれ 

  までですが、 正直どう対応すればよかったか分からず困っています。

 ・困った事は、質問と違う事を答えた時は少し戸惑ってしまいました。でも、どうや

  ったら 伝わるかな?と考えて伝えることができたので楽しかったです。

 ・普通のすごろくをしていたが、ぷかぷかさんが急に話題に入ってきたり話題に沿

  てない ことを言ったりして困るということはこういうことかと思いました。

 ・聞こえなかったりお題と違うことを教えてくれたりしてくれた時どういう反応をす

  るべ きか分からなくて困ったけど、小さい反応するだけでもぷかぷかさんは嬉しそ

  うにして くれたので良かったです。

 ・独り言で企業の名前を言ってた時などどのような対応すれば良いのか迷った。聞き

 ・流して いいのか、反応するべきなのか迷いました。

④初対面とは思えない内容で困った
 

・すごろくをお題通りにやろうとしていたけど一緒にやった方はお題通りではなく自分

 が 私たちと一緒にやりたいことを話していた。家に行ってハグをするや一緒に旅行に

 行く など初対面とは思えない内容を言われて少し戸惑いました。 

 

(2)工夫したこと
・質問が難しかったようで、どう伝えればいいのか沢山考えました。教える時にどうしても 子どものように接してしまいそうになり、1 人の大人として接することを意識しました。 
・初めての交流だったので戸惑いも多かったけどとても楽しかったです。
・すごろくをやる中で、うまくお題が伝わらなかった時にどう伝えたらいいか考えたり、ど こまでできるのか全くわからなくて最初は戸惑っていたけれど、触れ合っていく中で簡 単な言葉に置き換えたり身振り手振りを使ったりして伝えるコツを分かってきたし、で きることも私たちと変わらないどころか私たちよりも特技が多くてとても驚きました。 
・大地くんが何回もドラムに関連する話をしてくれたのでドラムが本当に好きなんだなと 感じたり、腕相撲をするときに女性陣には手加減をして勝たせてくれたけど、男性陣には 全力で勝ちに行っていたりしたので、好きなことに対して一生懸命取り組む姿やお茶目 で可愛らしい姿などたくさん素敵な一面を見ることができました。楽しく貴重な体験が できました。

 

・ぷかぷかさんと手を繋いで回る、腕相撲、握手などのコミュニケーションや、仕事の楽しかったこと、嫌なことなど色々な話が出来て仲を深めることができたと思います。だいち さんがとても緊張していて、声が聞き取れなかった時にみんなで代弁したり、だいちさん の気持ちや話を繋げるような質問もできて、とても良いグループだったと思います。だい ちさんのすごろくで 2 が出てほしいとき、2 をそのまま置いていたところが、新しい発想 でとてもおもしろかったです。
・今日は大地さんとすごろくをした中で、大地さんのお声が少し小さくてなかなか聞き取る ことが難しかったのですが「もう一度お願いしてもいいですか?」と聞いたり、逆に私た ちが聞き取れなくてどうしようと思っているともう一度言ってくださったりしてくださ いました。そこから、困ってしまうこともあってもその中で「大地さんやぷかぷかの皆さ んの優しさやお茶目な可愛さ」に触れられてとても楽しかったです。
・私は交流を通してたまに声が小さくなったり顔が険しくなってしまったりなどで少々困 ってしまいましたが笑顔で返すとぷかぷかさんも笑顔になったり、もう1回言っても良 いですか?と質問したらちゃんと答えて頂いたりなどとどうしたら良いのかなども追加 で見つけることもできたのでとても良い経験が出来たなと思いました。
・大地さんが好きなことやぷかぷかさんと交流をすることで1人1人の温かさを知ること ができました。どうしたらぷかぷかさんも楽しめるかなど視点を変えて交流ができまし た。腕相撲や3回まわるでは声掛けをしそのことから大地さんがどんな表情をしている かを具体的に知ることができました。どうしたら次回はコミニュケーションがもっと取 れて大地さんも楽しめるかを親身に考えたいです。障害者の方に関係なく具体的に周り の場の雰囲気を感じとることもできました。

 

 

 

・動物のものまねであさちゃんが豚のものまねをフェイントとか入れながらしてくれてす ごい楽しかったです。最初はどう話していいか分からないなと思っていましたが、実際に 話してみたら色んなことを積極的に話してくれたり一緒にゲームをしたりして関わりや すかったです。たまに話が分からない時もあったけど、私たちが言葉を変えて伝えると分 かってくれて会話が弾みました。ぷかぷかのみなさんと出会えて良かったなと思いまし た。
・質問の内容を最初は口にしていても、いつの間にか全く違う内容の回答に変化していって しまうことが多くあった。けれど、自分の思いや考えを一生懸命に伝えてくれていていて、 凄く嬉しい気持ちになった。加えて、私も頑張って汲み取ろう、相手のことを知ろうと思 えた。
・最初はなんで言ってるのかわからず困ったけど私たちがわからなそうにしていたらもう 一回言ってくれたり一回やったお題がまた当たったら違うお題にしてくれて、高崎さん の言っていた一緒にいれば得をするというのが少しわかった気がしました。ずっと笑顔 でいれるしすごく楽しいし、ユーモアがあって話していて飽きないし虜になるのがわか りました。障害を持ってる人は怖い印象があったけど、今日関わってみて怖くないしむしろ面白くて楽しいんだと知ることができました。

 

 

(3)ぷかぷかさんの印象や感じたこと
・実際に障害の方と接する機会が初めてだったので緊張していましたが、自分が緊張してた ら相手も入りずらいと思い、思い切って活動してみました。隆信さんは私たちの名前を覚 えようと定期的に呼んでくれたり、1 限目もやってるのに一生懸命やってくれました。そ して何より手がとても暖かかったです。あさちゃんは撮った写真や高市早苗さんの写真 を見せてくれたり、自分で作った朝ごはんの写真を見せてくれました。まさか自分で凄く 美味しそうな料理が作れるとは思っていなかったので良い勉強になりました。私が今ま で勉強してきた障害に関する知識を今日の交流で発揮してみようと復習しましたが、現 場になると直ぐに思い通りの返しが出来なかったりしたので場馴れは大切なんだと思い ました。
・一緒にやっていて話しかけたらしっかり答えてくれたり、名前で読んでくれたりしてすご く嬉しかったです。私は今回の交流をするまで、障害がある方は正直怖いなというイメー ジがあったのですが、すごろくを通してイメージがガラッと変わり、「全然そんなことな いな」と考えを変えることが出来ました。また、お題の中で、大地さんの番になった時に お題の意味が分からず、時々止まってしまうことが何度かあったのですが、言い方を少し 変えたり、答えの例を出すことでスムーズに進めることができました。なので、楽しかった気持ちもあり、接し方の学びに繋がる場面もありでとてもいい交流会になったと思い ます。

 

 

・何回も同じところに止まった時にうまくお題を考えてくれたりして、話が盛り上がって楽 しかった。すごろくの進行を進んでやってくれて、私が実際に関わるまでのイメージと比 べてすごくしっかりしていた。初めましてなのに、名札を見てちゃんと名前を読んで話を しようとしてくれて、仲良くなるまでのスピードも早かった。前に私が関わったダウン症 の子は静かめの子だったから同じ種類の障がいを持っていても性格はそれぞれ違うんだ なと思った。
・交流を通して知ることで恋人がいたり休日は遊びに出かけたりなど障がいがあるだけで、 普通の人となんら変わりないんだとわかりました。先入観を無くし交流をするだけで自 分の世界を大きく広げることができると思いました。
・あさちゃんと隆信さんとすごろくをしました。おふたりともとても笑顔で楽しくお話して くださいました。お名前を一生懸命覚えてくださったり、この前の休日はこれを食べたよ と写真を見せてくださったりすごろくのお題以外に色々なことをお話してくださったの で色々なことを知れました。優しい雰囲気でとても癒されました。
・意外と会話で困ることは無く、話が意外と通じることに驚いた。自分の彼氏の話を沢山し てくれて幸せな気持ちになれました

 

・今回一緒に活動したいっちゃんは質問に対して正確に答えられないことがあり、分かるよ うに質問するのが難しいなと思った。でもすごくユニークな回答をすることも多かったので話してて楽しかった。あと腕相撲の時の力加減が分からなくて困った。
・困ってしまうような経験があったからこそ今回の活動ができたのかと思います。なかなか 関わる機会がない方とたくさん関われてたくさんお話をしたり、また、ピンクのマスの一 緒に腕相撲や手を繋いでぐるぐるまわったりと思っていたよりも深く関わることができ とてもいい経験だと感じました。あさちゃんと隆信さんと今回は関わりましたが2人と も全力で取り組んでいたり名前を覚えようとしてくれたり、自分の趣味とかも話してく れてお話しててすごく楽しかったです。またぷかぷかさんと会えるのが楽しみになりま した。
・自分が想像したよりもすごく楽しかった。自分のルールみたいなものがあって自由にのび のびやっているイメージだった。ちょっとびっくりしたりひやひやしたこともあったけ ど全力でやっていてよかったなと思った。りーちゃんとスゴロクをして女の子が好きと 言っていて素直でなんでも思ったことを話していてすごく面白かった。
・私は大地さんと同じ班だったのだが、話しかけたらちゃんと返してくれるし、思わぬ特技 がたくさんあり驚いた。障害の有無関係なくみんなが笑顔で楽しんでいる様子でとても 温かい空間だなと感じた。

 

 

・私も今回の交流を通して大変なことがありましたが、相手のことを考えたり、言っている ことを読み取るなど、よい経験にもなりました。
・思ってた以上に沢山お話できて、すごろくにない質問も写真を見せてくれたり同じお題が また回ってきても少し違ったことを話してくれたりとお話を聞いていて、すごく楽しか った。私達は下の名前しか書いていなくて、ぷかぷかさんも下の名前やあだ名など書かれていて、私達は絶対に書かれている名前だけを聞いたり呼んでみたりするだけだと思う のに、ぷかぷかさんは苗字までも聞いてくれて、沢山名前を呼んでくれた。
・初めは、学生 5 人に対し 1 人でやるのがとても不安だったけどすごろくをやっていく中 で、ぷかぷかの方の笑顔も見れてすごく楽しい時間だった。
・特に不自由なくすごろくを楽しむことが出来た。お題がわからないような様子だったらこ ちらからフォローすることが出来たし、色んな質問をしてみんなで楽しむことが出来た。 このように交流する機会はあまりないので新鮮な気持ちだった。私たちが思っている以 上に親しみやすく名前を積極的に覚えようとしてくれ嬉しかった。
・普段やるすごろくとは、また違った楽しさがあった。「自分を動物に例えると…」だと、 自分で考えるんじゃなくて、りーちゃんが、一人一人を動物に例えてくれた。腕相撲や手 を繋いで回るなども、積極的に全力でやってくれた。たくさん、願望や理想、自分の話を してくれて、楽しかった。
・普段、仕事をしていると言っていたが、ぷかぷかの方専用の仕事場なのかどうか。名札に 下の名前しか書かれていなくて口頭だけで苗字を言っただけだが、覚えてくださった。記 憶力がとてもいいのではないかと思った。

 

 

 

2、疑問や知りたいと思ったことなど、何でも自由に記入ください(こんなことを聞いたら 失礼かも?と感じたことでもかまいません)

・あっという間に時間が過ぎてしまったのでもっとお話したいなと思いました。 
・ぷかぷかさんの優しい雰囲気が伝わり、また来週がとても楽しみです。本日はありがとう ございました。来週もよろしくお願いいたします。
・家で1人で音楽を聴いて盛り上がっていたとあさちゃんが言っていた。ぷかぷかのひとが 普段聞く音楽を知りたいと思った。
・家で家族と暮らしているのか一人暮らしをしているのか施設で暮らしているのか気にな る
・4人の方は知的の方が多いかを知りたかった。実習は施設実習だから気になった為。 
・ぷかぷかさんに対して優しくすることは嫌なことなのでしょうか。普通の人として接した 方が良いのでしょうか。
・盛り上げてほしいとか落ち着いて話したいとか、どうやって話してほしいとかあります か?
・接し方の事をだいたい知りたいです。 
・怖いと感じる言動はあるのか。
・普段生活する時にどのように考えながら過ごしているのか気になります。

 

 

いっしょに生きていくことで希望のある未来を作り出せる

 ぷかぷかの活動は、ひとことで言うと「ぷかぷかさんと一緒に生きていく」「一緒に仕事をしていく」ということで新しい未来を作っているのだと思います。希望の持てる未来です。

 あれができないこれができない、社会のお荷物、生産性が悪い、といったマイナスイメージの多い障がいのある人たちですが、ぷかぷかは、そんな人たちとは、でも、一緒に生きていった方がいいよ、その方がトク!と言い続け、彼らと一緒に働き、そこから、今までにない新しいものをたくさん生み出しました。それは障がいのある人たちといっしょに作る新しい「文化」といっていいほどのものです。

 ぷかぷかのお店に来て、ぷかぷかさんたちと出会い、「ぷかぷかさんて素敵!」とファンになった方がたくさんいます。ぷかぷかさんというのは要するに障がいのある人達です。ですから「ぷかぷかさんて素敵!」というのは言い換えれば「障がいのある人達って素敵!」ということです。

 マイナスイメージの多い障がいのある人たちと一緒に、希望の持てる未来を作り出すなんて、なんだか、それだけで素敵じゃないかと思います。それはすごく大変なことではなく、何かやってあげる、とか、支援する、といった上から目線の関係ではなく、ただ、一緒に生きていくというフラットな関係を作るだけのことです。ただそれだけで希望の持てる未来を作り出すことができるのです。その気になれば、誰にでもできることです。

 「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」は、相模原障害者殺傷事件を象徴する言葉ですが、なんとなくそう思う人がものすごく多い今の社会にあって、でも、その障がいのある人たちと一緒に生きていくと、希望が持てる未来を作り出せるんだよ、っていうことが言えるなら、これはすばらしいことだと思います。

近くの創英大学で『Secret of Pukapuka』を上映

先日近くの創英大学の障害児保育の授業で、『Secret of Pukapuka』を上映し、「ぷかぷか」についての話をしてきました。学生さん達、とてもいい受け止め方をしていたので紹介します。こういうの見ると、希望が湧いてきます。

 

 

ありのままの自分を出せる

・ぷかぷかさんの映像でみんなで楽しそうに料理をしたり劇を行っていました。その映像では誰がぷかぷかさんなのか、誰がお手伝いの人なのか区別がつきませんでした。それは恐らく、障害のある方もない方も自分をさらけ出して一緒になって楽しんでいたからだと思いました。例えば障害者の方が一人でダンスを踊っていたら我々は線を引いて遠くで冷たい目線を送る。このような図は場面は違えど街中でもあると思います。しかし実は自分をさらけだして一緒に楽しんだ方が自分たちの人生も楽しくなるのかもと思いました。次回以降の交流では私も心から楽しんでいきたいです。

 

・パンツの物語の時、私だったら一緒に横になるという発想がなく、一緒に横になる事でその人を知ることができたということに感動しました。

 (養護学校で働いているとき、10分おきくらいにお漏らしをする子がいて、その子とのおつきあいのはなしをしました)

 

・私たちが思いつかないような新しい発想が生まれるということに共感した。

 

・「障害を持つ人たちの考えることは普通じゃ思いつかないことも簡単に思いつく」ことにとても共感した。前に関わったことのある人でそういう人がいたからほんとにすごいなと思った。退職金を奥さんに全く相談しないで使っちゃったのはちょっとどうして?とは思いました笑

 

・海のぬいぐるみを作るというお話で、私も自分では絶対に思い付かないようなことを思いつき、実行することがとても尊敬できるなと思いました。また、お金を使ってでも一緒にいたいと言えるまでその個性が好きになれることが素敵だと感じました。

 

・障がいを持っている彼らには、私たちにはない才能や発想がある。実際に関わると見え方や感じ方が変わってくる。「上手くいかないことも困ることもある」というのが、まさに人間関係、人生だなと思った。

 

・個性が豊かなのにそれが発揮できないことが自分もあったため、その辛い気持ちが凄く伝わってくる。

 

・ぷかぷかさんと交流すると心が暖かくなる。私も障害がある方と話した時に元気が良くて挨拶もお礼もできて交流すると心が温まりました。1 年生の時の学園祭の時にもぷかぷかさんがたくさんお話をしてくれて心が温まり感動をしたことを覚えています。

 

・強い個性や底なしの明るさ気ままさから光を感じました。もし、障がいを持つ方が急に居なくなったら社会は今よりも暗く重い雰囲気になると思います。まだ自身に実感はないけど障がいを持つ方に助けられている方々は多く居ると思いました。

 

・障がい者の方といると毎日が楽しいという部分に共感した。電車やバスで見かけると色んな話を仲間としていて聞いていてクスッと笑うエピソードがたくさんあった記憶がある。だから、私たちの日常にないようなことが起きるのは障がい者の方といるからで、一緒にいると得をするというお話を聞いた時は「確かにな」と思った

 

指導や支援ではなく一緒に過ごす

・いい一日にする事やその人らしさを大切にする事はとても共感できました。指導するよりも一緒に生きる事はとても考えさせられました。

 

・まだ障がい者の方と深く関わったことがないから分からないことが多いけれど、障がい者の方はとても素直で温かい心を持っていると思うから、一緒に生きて行くとトクという言葉に対して、確かにと感じました。また、退職金を全て注ぎ込んでまでぷかぷかを始めた理由として障がいを持った彼らに「惚れたから」というのも映像を見たり話を聞いたりしただけでもわかるような気がしました。接客にマニュアルがなかったり、障がい者だからと特別扱いや支援してあげようなど上から目線の気持ちがなかったりは、本当に障がい者の方のことを想って、ともに生きていくという気持ちがあるからこそそう思うんだろうなと思いました。

 

・障がいもひとつの大きな個性であることという言葉がとても印象に残っていて「できないことを見るのではなく、その人の持っている魅力や得意なことを見つけていく」という考え方にも心を動かされました。一人ひとりの個性を大切にし、できないことよりもその人の「いいところ」に目を向けたいと思いました。

 

・知的障害や発達障害を持つ子どもたちが通う施設でバイトしたことがあるけど、大変だと思うことの方が多かったけど、一緒に過ごしていて楽しいと感じる場面もあったから害の人と一緒に生きていくと得ということも一理あるのかなと感じました。

 

・私には2ヶ月になるダウン症の姪っ子ちゃんがいます。こんな偏見のある社会にこの子が行き、傷つつことをとても怖く感じていました。ですが、この映画を通して「この社会の未来も明るいのかもしれない」と感じることができました。本当にいい機会をありがとうございます。

 

・「障害者はいない方が良いのか?」について私は“障害者”に対していい印象を持っていなかったと共に、怖いとも思ったことがありました。普通に考えて、健常者でも障害者でも知らない人から話しかけられるのは怖いです。障害者は特にどこを見てるのか分からない状態で話しかけてきたり、障害者の考えてることが予想できなくて分からないから尚更怖い。そう思ってしまうことはおかしいとは思っていません。でも、それで差別したり、いない方がいいと考えることはおかしいと思います。どんな人間でも“死んでいい人間”はどこにもいないです。関わってみればほんとにいい人たちばかりだし、その人たちに救われた人も少なからずいると思います。なので、社会に障害をもつ方々は不可欠だと思いました。

 

・ぷかぷかさんのイメージは、最初は正直怖いと思ってました。でも動画を見て印象が変わりました。どの方もとても笑顔で優しくて温かい雰囲気があるなと感じました。エピソードで運転手にありがとうございましたと言っていた。という話をきいて、言葉をすごく大切にしているのだと思いました。

 

・自分は今まで、障がいを持っている方と深く関わったことがないので怖いという印象しか無かったが、今日の映像やお話を聞いていると障がいをもっている方と関わることで新しい気づきが沢山あるということを知れた。自分の退職金を全額使う程、障がいを持っている方と一緒にいたい、一緒になにかをしたいという強い気持ちがすごいなとおもった。実際付き合ってみて、どう思うか次第ですが、来週からが楽しみです。

 

・授業内でも言いましたが、正直障害者への偏見というものは、結構持っていました。多分未だに僕の中には偏見があると思います。でも、映像を見て、とても楽しそうに笑う人たちを見てたら、僕ら健常者と呼ばれる人達と何が違うのだろう。と思いました。むしろ、僕らよりも無邪気に楽しそうに笑うぷかぷかさんを見ていると、高崎さんの言っていることに共感が出来そうな気がしています。

 

・生きることは、くしゃみをすること、ソフトクリームを食べること、今ここにいることと動画で言っていたことがとても心にひびきました。高崎理事長が自分のお金をぷかぷかさんに 2000 万円使ったということに驚きました。自分がやりたいことでもいざその場面になったら、自分のお金を使おうとは思わないかもしれないから本当に愛がすごいなと思いました。自分が思いつかない発想をしていた→負けた→障害者がいることで社会が豊かになる。突発的な発想があった方が楽しく、似たような社会はつまらない。だから障害者はいた方がいいという考えが確かにそうだなと思いました。

 

・障がい者は、そのままにしておいたら良さが見えてこないけど、ぷかぷかとかそういう良い環境にいることで良さが見えてくるから、大切なのは環境なんだなと思った。

アラウンドフィルムズ国際映画祭に入選

 映画『そういうわけで』がアラウンドフィルムズ国際映画祭(ARFF)という映画祭の
パリの月間選考にて、入選したというお知らせが届きました。
 「入選作品リストの記載では「ベストドキュメンタリー」とあるので、こちらの映画祭のパリ選考での、ドキュメンタリー部門で、月間1位ということだと思います。」と制作者の内田さん。
 6行目にBEST DOCUMENTARY:We Love Theater-Hanae Uchida(JP)とあります。
こりゃパリまで出かけなきゃイカンかな、なんて思ったり…
 

港北区で『そういうわけで』上映会とワークショップ

先日港北区で『そういうわけで』上映会とワークショップやってきました。若干会場が狭く、少し窮屈な感じでしたが、みなさん、楽しめたようです。

 

 

参加した人達の感想

 

●映画について

*参加者のみなさんの体と心が開かれていく様子が描かれていて、観ている私も心がほぐれました。お尻は少し痛かったです。(お尻の皮がやせてきましたー年のせい)

*いろんな人たちが演劇をとおして自分を表現する姿が興味深かったです。障害のある人がいっしょに居ることで、そうでない時よりもちがったより深みのある世界になることを感じさせてくれました。

*作る過程が、参加者みなさんのアイディアをどんどん取り入れていて、とても素敵でした。

*ひとりひとりが生き生きしていて、キラキラ輝いているのが印象的でした。

*たのしそうでよかったです。

*みんなが楽しそうに自己表現している姿がすてきでした。せりふはなくても身体で気持ちは出せるのですね。思わず体が動いてしまう、じっとしていられない、そんあ体験は障害のあるなしにかかわらず、誰もがやりたいと思っていることかなと思いました。

*お互い知らない同士(ママ)の方々が演劇を通じてわかりあえて、ひとつの舞台が出来上がってゆくプロセスは本当感動的です。一期一会、皆さんの夢や希望が詰まった演劇ワークショップ楽しませていただきました。

*とてもほのぼのとした良い映画でした。どんどん参加者の成長していく様子に感心しました。皆さん本当に楽しそうでした。

*「ぷかぷかをみて考えよう共に生きること」を見に行きました。たのしかったです。

 

 

●ワークショップについて

*そらさんが始まる前の「ワークショップ!ワークショップ!」と飛び跳ねていて床がゆれてワクワク感が高まりました。ワクワクワークショップでした。自分が声を出した「夢をして」のところ。

*こういうことは気はずかしくにが手なのですが、少しずつ平気になっていきました。楽しい経験でした。いろいろな準備、しかけ、ありがとうございました。

*色んな年齢、背景の方々と一緒に楽しくすごしました。

*体を動かし仲間と一緒に考えること楽しかったです。ただひざが悪いので立ったり座ったりが下手でした。

*たのしかったです。

*たのしかったです。

*学生の頃、演劇部だったのを思い出しました。ありがとうございました。

*楽しいワークショップでした。皆で声を出し動き皆でたのしく出来るのはとても良かったです。皆笑顔で楽しそうでした。

*ダンスをおどりました。一言を読みました。大きな声をさわがないでこんどから気をつけましょう。たくさんよく見て読みました。たのしかったです。トイレがまんします。この次今年もがんばります。

*子どもも楽しめていましたね。私もたのしかったです。

 

 

●そのほか

*不安定になったスダさんの仲間のイトウさんとアオキさんの困り感と優しい気持を聞かせてもらいました。思いやる関係があるのは幸せ

ですね。

*ドキュメンタリーぷかぷか上映会記録集高崎明氏によるトークイベント上映後にみんなで懇談会を見に行きました。おもしろかったです。

*いろいろ人との交流をこどもにもしてほしくて、つれてきましたが、大きな声にこわがってしまい、もっと何回も回をかさねて、人とちがうことを、楽しんでもらえたらいいなあと思いました。

 

ヨーロッパ映画祭、スペイン映画祭でファイナリストとしてノミネート

映画『そういうわけで』がヨーロッパ映画祭、スペイン映画祭でファイナリストとしてノミネートされました。どうしてなのかは審査員に聞いてみないとなんともわからないのですが、カナダのバンクーバーで開かれた世界自閉症フェスティバルでぷかぷかの映画を上映したときは、障がいのある人達といっしょに生きると社会が豊かになるとか、彼らは社会を耕している、という言葉がとても新鮮に受け止められたようでした。

 やはり世界中どこに行っても、障がいのある人達との関係は、「何かやってあげる」「支援する」という関係が多いのだろうと思います。だからこそ、彼らは社会を耕しているとか豊かにしている、というメッセージが新鮮に受け止められたのだろうと思います。

 そういう言葉は、彼らといっしょにお店をやったり、演劇ワークショップをやったり、というクリエイティブな関係で活動する中で生まれました。何よりも大事なことはフラットに彼らと向き合うということです。

 「支援する」という上から目線では「彼らといっしょに生きると社会が豊かになる」とか、「彼らは社会を耕している」といった前向きの言葉は出てきません。素敵なものを彼らはいっぱい持っているのにもったいないです。

 その素敵なものを見えにくくするのが「支援」という上から目線の関係だろうと思います。にもかかわらず福祉の世界では「支援する」という関係がほとんどです。これではそこから「新しいものが生まれる」とか「豊かなものが生まれる」といったことは期待できません。

 彼らといっしょに生きること=演劇を作ることで生まれた「新しいもの」「豊かなもの」を映像として記録したのが『そういうわけで』という映画です。彼らとフラットな関係で芝居を作るととんでもなく面白いもの、豊かなものができる、ということが映像という形でストレートに伝わったのだと思います。

 

 『そういうわけで』の予告編はこちら

 

 あちこちで自主上映がおこなわれています。あなたのところでもぜひ!

 映画祭の発表を楽しみにしています。このわくわく感が生まれるのも、いっしょに生きてこそです。

映画『そういうわけで』がヨーロッパ映画祭、スペイン映画祭でファイナリストとしてノミネートされた理由

映画『そういうわけで』がヨーロッパ映画祭、スペイン映画祭でファイナリストとしてノミネートされています。どうしてノミネートされたのかは現地に行かないとわからないのですが、2017年カナダのバンクーバーで開かれた世界自閉症フェスティバルでぷかぷかの映画『Secret of Pukapuka』を上映したときの反応を見ると、おおよそのことが想像できます。ああ、こんな風に受け止めてくれたんだなって。

 

www.pukapuka.or.jp

 

 障がいのある人たちといっしょに生きると社会が豊かになるというメッセージをとても新鮮に受け止めてくれています。社会はこういうところから変わっていくのだと思います。

 

映画の製作した人達の感想です。

www.pukapuka.or.jp

石川県で『Secret of pukapuka』と『そういうわけで』の上映会

先日石川県で『Secret of pukapuka』と『そういうわけで』の上映会をやってきました。その時の様子です。

 

 

10/8 とくべつ紅茶で、横浜のパン屋さん「ぷかぷか」のドキュメンタリー上映会。どちらも30分前後の短編で2本立て。ぷかぷかを始めた高崎朗さんも横浜からきてくださり、13人+1人で見て、その後トーク。
 
「ぷかぷかの秘密」は、2017年にバンクーバーで世界自閉症の大会があった時、そこで見てもらうためにつくった5分映像が元になってる。カナダに行く直前に起きた相模原事件。容疑者が、障害者はいない方がいい、と言ったもんだから急遽、「そうじゃない、一緒に生きていった方がいいよ」そう言いたくてつくったものだった、と高崎さん。
それに後から新たな映像を足したのが「ぷかぷかの秘密」。パン屋ぷかぷかさんの日常、街の人たちとの関わり、ぷかぷかさんが街の人たちを耕していく様子、そして谷川俊太郎さんの詩「生きる」を題材に、ぷかぷかめんばーさんたちとパン屋のお客さんや街の人たちとが、一緒になってワークショップして演劇を作ってく様子、その本番が描かれてる。
 「ぷかぷかの秘密」を見た後、印象的だった単語をいくつでも折り紙に書いてね、と皆さんにお願いして、書いた言葉を読み上げてもらった。
一緒にいると心ぽかぽか・ごちゃ混ぜ・よく笑うねー・強い個性・この子にみなが慣れてくれる・この子は生まれてきてよかったんだ・こうしないとと思ってたことがひっくり返る・どう思われちゃうんだろうからの自由・スイッチの切り替え・飛んでる気持ち・悪意を注意深く避ける・ぷかぷかさんは不満に感染しにくい・辻さんの計算はパフォーマンス(笑)・同じ目線・規範にとらわれない・街を歩いて耕す・ゆっくり社会が変わっていく などなど。
高崎さん、障がいのある子たちに惚れ込んでずっと一緒に生きていきたい、と養護学校を退職した後、ぷかぷかを始めた。
ーーこんな感じでぷかぷかさんやってます。排除でなく、ぷかぷかさんが好きって人たちが現れたのは奇跡に近いこと。ファンが多い、きた人たちがぷかぷかさんを好きになっちゃう。
 ぷかぷか始めた頃は接客について学ばなきゃ、ってマニュアル通りやってみたけど、気色悪かった、普段の自分押し殺してて。そこで、リスクはあるけども彼らに任せようってなった。
 上から目線じゃなく、”支援”じゃなく、フラットな関係でいると、とんでもなく面白いものが出てくる。演劇ワークショップでもね。予定通りにいかないけど、直前まで決まらなくてハラハラも多いけど。
 「森は生きている」の演劇ワークした時、劇中にわがままな人が登場するんだけど、その人のことどうしようねって話し合った。そしたらそういう人とも生きていこうよ、って結論になった。
 

 
2本目の「そういうわけで」はレオ・レオニの「フレデリック」を元に、皆で劇をつくっていくワークショップと舞台本番の様子が収められた作品。折り紙に書かれた、単語な感想はーー
自分のポーズで自己紹介・耳と尻尾をつけたとたんにネズミになる・風使いがいるという噂・風とともだちになる・でもぼくらはバラを植えよう・演劇なんてできないよ、したことないよ、って言ってた人が・色々な表現・演劇は心の中を広くする・表現は人と人をつなげる・一人ひとりみんなが必要・「僕も君もそこに住むノネズミもけっきょくそっくりなんだから」・物差しは意味を持ちません・ここに居れるだけでいいんだ、寝てる人がいてもそのまんま・力抜けた などなど。
アフタートークでは、お店してる人の、嬉しいや苦労やジレンマや、我が子のこれからの行き先への不安や、障がい持ってる人をはじめは怖いと思っちゃう分断や、役に立つことを求めてくる今の社会の空気や。
ぷかぷか始めた時に苦情もあったけど、それがどんなふうに変わって行ったのか、って質問に、高崎さん
ーーメッセージいっぱい出すこと、面白いこと、楽しいこといっぱい出していく、一緒に生きてったら得だよ、って書き続ける。あ〜〜そうだね、ってなってけばいい。
障害のある子どもたちがいやすい場所、なかったら自分たちでつくっちゃえばいい。人生の試練で大変だけど、みんな苦労してるから人は集まると思うよ、呼びかけてみれば。
参加してた人のこんな言葉も印象的だったな。
ーー自分も耕してると思う、歩いてるだけで。障害あるなし関係なく、誰かを特別にすることなく。みんなそれに無自覚だけども、本当は耕してる、って私は思う。
高崎明さんが書かれた本「ぷかぷかな物語」。写真もいっぱい、どんなふうにぷかぷかを作って行ったのか、詳しく書かれてる。
 

 
写真は、高崎さんが七尾線に乗る直前、残ってた人たちとの一枚。

 

 あなたのところでもぜひ上映会やってみて下さい。新しい気づきがいっぱいあります。新しい友達がいっぱいできます。

 あ、おもしろそう、私のところでもやってみようかなって思われたら高崎まで連絡ください。

 メールアドレスは

 takasaki@pukapuka.or.jp

 
もっと知りたい方はぷかぷかさんのサイトで見てみてね。
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