ぷかぷか日記

みんなでワークショップ

  • 近所のおじさんの感想
    先日のワークショップに参加した近所のおじさんことオーヤさんから感想が届きました。 ●●● みなさんと一緒に過ごすなか、非日常的な経験ができとても楽しかったです。 一番戸惑ったのが、音楽に合わせて体を動かしてくださいと言われた時。はずかしさやどうやって動いてよいのかわからず、動かしたいけど、体はなかなか動きません。普通に生活しているなかでは、経験できないことでした。  午後、グループに分かれ、各々が考える楽しい時間を画用紙に書き、つなぎ合わせて、一つに詩にすることでした。生活のなかで、楽しいこと、好きなこと、大切なことってなんだろうと考えてみると、私は子供の楽しい声が聞こえることであったり、甘いくだものをたべることであったり、普通に生活していて気づくことのない大切な時があることに気づきました。貴重な時間でした。 次回もとても楽しみです。 ●●●  オーヤさんは電子部品を扱う仕事をしています。そういう仕事を毎日こつこつやっている人にとって、ワークショップの場は多分異次元の世界に近いものだったと思います。  その戸惑いと、新しい発見が感想にはあふれていて、ワークショップに誘ってよかったなと思っています。  オーヤさんのお子さんは毎日にようにぷかぷかに来て、クリームパンや、アイスブリオッシュを食べています。とても大切なお客さんです。一家でパン教室に来たり、わんどのワークショップに来たりもしています。  お父さんとは顔を合わせていても、じっくり話をする機会がなかったのですが、つい先日、大きなクジラを描くワークショップのあと、いろいろ話をする機会がありました。1時間以上、2人で話をしていましたね。話をしながら、物事をきちんと考えてる人だなぁと思いました。だから1時間以上も話し込んでしまったのです。ぷかぷかについて私が話すことを深いところで受け止めてくれていました。ワークショップについても、30年ほど前、フィリピンでワークショップに出会ったことや、どうして障がいのある人たちとワークショップをやろうと思ったのかを丁寧に説明しました。それを聞いて、 「ぜひ参加したいです。」 とおっしゃったのです。感想の中に障がいのある人たちのことがひとことも書いてなくて、ぷかぷかとのおつきあいの中で、オーヤさんにとっては障がいのある人たちはもう当たり前のようにそこにいるんだと思いました。  戸惑いながらも、すごく楽しい、新鮮な体験をして、次回も楽しみにしています、と感想に書かれています。2月にいっしょに舞台に立つところまで行けたら、オーヤさん、どんな感想書いてくれるかな、と今から楽しみにしています。  パン屋でパンを買う、という関係が、気がつくと、いっしょに芝居を作り、いっしょに舞台に立つ、という関係になっていたなんて、すごく楽しいな、と思うのです。そこが「ぷかぷか」のおもしろいところだと思います。        
  • 体を動かし、声を出し、気持ちのいい時間でした。
    昨日ワークショップに参加した方がブログで書いてくれました。 ameblo.jp   別の方はこんな感想を送ってくれました。 ●● ひさしぶりに体を動かし、声を出し、気持ちのいい時間でした。最初に、場や体をほぐすために歩いたりいろんなことをしましたが(以前話したアイスブレイクですね)ぐるぐる歩きながら挨拶をしたり、ヒジで挨拶をしたり、ハイタッチをしたりいつもだと、初めて会う方にはどこか遠慮がちにやってしまいますがぷかぷかのメンバーさんたちは、まるで以前からよく知っている間柄かのように思いっきりのハイタッチ!境界線を易々と越えてきてくれました。それはとても嬉しいことでした。「こちらのことを受け入れてくれた」という感覚になるからです。とても新鮮でした。でもなぜ、そんなことに新鮮さを覚えるのだろう...?私たちは「こうあらねばならない」とか、「人と違うと恥ずかしい」と訓練(洗脳)されてきていて知らず知らず、自分自身で他との境界線を作ってしまっているのだなあ...と思いました。彼らといると、自分自身がいかにがんじがらめに、不自由でいるのか気づかされる、と以前高崎さんも言っていたと思いますが今日みなさんと過ごしたたった3時間の中だけでも自分の中で何か重たい荷を降ろしたかのように楽になるような気がしました。そして、「自分らしさ」が自然とにじみ出てくるようでした。そうそう、私ってこんな人。チューニングがちょうど合ったような。普段、いろんなしがらみに捕われながら生活していると自分が本当は何がしたいのか、どうしたいのか、本当は何が好きなのかいつの間にか見失ってしまいがちです。「こうした方が喜ばれるだろう」「こんなことをしたらみんなに迷惑がかかる」「こういう場合は、こういう対応をしたほうが正しい」多くの人たちがそんなことを思いながら日々過ごしているのではないでしょうか。そして、よくわからない、大きなストレスを抱えている。そんな中、素の自分に戻ることはひとつの癒しになります。ぷかぷかのメンバーさんたちのそばにいると自然と素の自分が思い出され、癒される。彼らは人びとを癒す「ヒーラー」のような存在なのではと思いました。もちろん、ご本人達にはそうした自覚はなく、こちらが勝手に感じていることなので勝手に「彼らはヒーラーのような存在だ」と位置づけてしまうことも何かが違うような気もしていますが...。でも、意図していなくても、周りに影響を与える存在というのはやはりすごいことだなと思ってしまいます。(それは、ぷかぷかメンバーさんだけでなく、高崎さんも含めですが)またこれから回を重ねながらみなさんの魅力をより深く体験できることを楽しみにしています。
  • 第2期第1回ワークショップ 「生きる」の詩を書いた
     第2期第1回ワークショップをやりました。  コミュニケーションゲームのあと、谷川俊太郎の詩「生きる」をみんなで読みました。詩はぷかぷかのよこやまさんが書きました。      読みながら、これこそが、今一番大事にしたいものだと、あらためて思いました。たまたまですが、ワークショップをやった9月19日未明、国会は日本を戦争に引きずり込む「安保法案」を可決しました。この詩で語られている世界をめちゃくちゃに破壊する法案です。私はなんとしてもこの詩の世界を守りたいと思いました。  今年のワークショップでは「みんなの《生きる》」を表現したいと思っています。「みんなの《生きる》」をつぶされてたまるか!という思いでいます。最初につぶされるのは「ぷかぷか」に集まる弱い人たちです。    ひと通り読んだあと、音楽を入れました。ピアノでエリックサティを弾いてもらい、その演奏をバックの朗読するのです。今までいつもCDの演奏の中で朗読をしていたのですが、生のピアノの音の深さにちょっと感動しました。iphoneで撮ったので、朗読の言葉がうまく拾えていないのですが、雰囲気はわかると思います。 www.youtube.com  ピアノが入ることで、言葉がしっとり深くしみこんでくる感じがしました。読み手も言葉のふれ方が変わったような気がすると言ってました。    午後、歌から始まりました。「岩手軽便鉄道の一月」という歌です。宮澤賢治作詞、林光作曲です。 www.youtube.com     相手と気持ちを通わせるミラーゲームをやりました。    それぞれで詩を書きました。「自分が一番生き生きするとき」「楽しいとき」「うれしいとき」「悲しい時」「感動したとき」などをキーワードに、それぞれで3〜4行の詩を書いてもらいました。   この詩を一行ずつ切り離し、グループ毎の「みんなの詩」を作ります。とりあえず、ばらばらに切り離した詩を並べ、どんな言葉があるのかをみんなで読みます。似たような言葉を集めたり、最初と最後に持ってくる言葉を決めたり、言葉をいろいろ並べ替えます。この作業がものすごく大変で、ものすごく楽しい。       入り口付近で寝ている人もいました。こういう人は大物になります。こんなのもアリなのがぷかぷかのワークショップ。   できあがった詩を声を出して読んでみます。黙ってみるだけでなく、声に出して読んでみると、また詩の印象が変わります。   グループ毎の「みんなの詩」の発表。   できあがった詩がこれです。          「みんなの《生きる》」の最後に「今日も布団で寝れること」「あしたがあること」「すきな人とのえいが」という言葉がありましたが、そのことの大切さ、そしてそれを今必死になって守っていかないと、と思いました。今まではこんなことは当たり前のようにできていましたが、その当たり前のことができなくなる世の中になっていくことがとてもこわいです。    この「みんなの詩」がどんなふうにして形にしていくのか、そこがワークショップのおもしろいところです。月一回集まって少しずつ形を作っていき、来年2月14日(日)みどりアートパークのホールの舞台で発表します。楽しみにしていて下さい。
  • 第二期第一回ワークショップシラバス
     明日のワークショップのシラバス(プログラム)です。この通りに行くのかどうか、やりながら考え、考えながらやる、という感じで進んでいきます。明日の夜には結果をアップする予定です。   ぷかぷか・みんなでワークショップ 2015 第1回 シラバス   日時 2015年9月19日(土) 9:15−16:00 場所 みどりアートパーク・リハーサル室 他 主催 NPO法人ぷかぷか   共催 みどりアートパークセンター 参加者 ぷかぷかメンバーとスタッフ、一般応募者 計30名? スタッフ 高崎明(企画、進行)、近藤麻子(ぷかぷか)、      成沢富雄(コーディネーター/舞台監督)、      花崎 攝、開発彩子(進行)、大里千尋(デフ・パペットシアター)、      デフ・パペット・シアターメンバー、      吉村安見子(ピアノ演奏) (以下すべて敬称略)          プログラム 9:15 受付 9:30 あいさつ(高崎)スタッフ紹介、施設案内、など     名前のゲーム     人間地図(あなたの家はどの辺りですか?)     早並びゲーム 10:15 うた(以下の2曲を予定)     「つまさききらきら」A.A.ミルン 詩/小田島雄志・若子 訳  林光 曲     「岩手軽便鉄道の一月」宮沢賢治 詩 林光 曲 状況によって1曲にするか、続けて2曲歌ってみるか決める。 歌詞は別紙参照 10:45 詩「生きる」(谷川俊太郎作)を読む 詩は別紙参照 全員で何回か読んでみる(声を合わせて、1行づつ交替で、歩きながら、読んでみる、ねっころがって読んでみる、ひそひそ声で、うんと早口で、できるだけ一息で、…) あみちゃんのピアノを感じながら読んでみる 2グループに分かれて、リハーサル室の両端に立って、相手チームに聞かせる(1連づつ読んだり、目とつむって聞いたり、…) 小グループに分かれて読んでみる(小グル―プで声を合わせて、1行づつ交替で、…工夫して読む) *あみちゃんとちょっと作戦タイムがとれるといいかな?(あみちゃんが演奏を先に始めてから,読み始めるとか、その逆だったり、しばらく演奏だけのときがあったり、… 11:30 グループ毎に、あみちゃんの伴奏で発表 12:00 昼ご飯 13:00 うた 13:30 あみちゃんのピアノ(サティ、詩を読むときと同じ曲でOKです)で、身体を動かしてみる      歩いたり、スキップしたり、トゥーステップや布をもって動いたり、… 13:50 ひとりひとり詩を書く      グループで読み合う→色画用紙に各自の詩を写す→各自の詩をバラバラにする→      グループの詩をつくる→模造紙に貼る→読んでみる→読み方を工夫する 15:15 グループの詩を発表する 15:40 ふりかえり 16:00 おしまい     用意するもの: 名札(ガムテープ)、マーカーか、あればクレヨン(5箱程度) 模造紙に大きく書いた「生きる」、「生きる」のプリントを人数分(各自に配布) うたの歌詞を模造紙に書いたもの B4ないしA3の紙人数分+α(下書き用)、色画用紙人数分(さまざまな色)+α 白紙の模造紙(10枚程度)、テープ、あればスプレーのり(張り直せるもの) 布の端切れ(昨年の余り)*ピアノを聞きながら、動くときに使用。   以下、曲の歌詞と詩「生きる」     「つまさききらきら」A.A.ミルン 詩/小田島雄志・若子 訳  林光 曲   おひさまが りんごのはっぱをとおしてひかる おひさまが りんごのはっぱのかげをつくる ぼくは じめんのうえの かげのはっぱからかげのはっぱへ にいさんはっぱからおとうとはっぱへ ひらあり  ひらあり とんでいく         「岩手軽便鉄道の一月」 宮沢賢治 詩 林光 曲   ぴかぴかぴかぴか たんぼのゆきが ひかってくる かわぎしの木が みなまっしろに こおっている   よう くるみの木 ジュグランダー かがみをつるし よう かわやなぎ サリックスランダー かがみをつるし はんの木 アルヌスランダー かがみをつるし からまつ ラリクスランダー かがみをつるし グランド電柱フサランダー かがみをつるし さわぐるみ ジュグランダー かがみをつるし かがみをつるし くわの木 モルスランダー かがみを・・・ ははは こっちが とうとうななめに れつをよこぎったので くわの ひょうかは ふさふさ かぜにひかっておちる   はははは ははは はは        生きる                      谷川 俊太郎            生きているということ 今生きているということ それはのどがかわくということ 木もれ陽がまぶしいということ ふっと或るメロディを思い出すということ くしゃみをすること あなたと手をつなぐこと     生きているということ いま生きているということ それはミニスカート それはプラネタリウム それはヨハン・シュトラウス それはピカソ それはアルプス すべての美しいものに出会うということ そして かくされた悪を注意深くこばむこと     生きているということ いま生きているということ 泣けるということ 笑えるということ 怒れるということ 自由ということ     生きているということ いま生きているということ いま遠くで犬が吠えるということ いま地球が廻っているということ いまどこかで産声があがるということ いまどこかで兵士が傷つくということ いまぶらんこがゆれているということ いまいまが過ぎていくこと     生きているということ いま生きているということ 鳥ははばたくということ 海はとどろくということ かたつむりははうということ 人は愛するということ あなたの手のぬくみ いのちということ  
  • 第二期みんなでワークショップ参加者募集
     9月19日(土)から始まる「第二期みんなでワークショップ」の参加者募集のチラシができました。デザインは「アート屋わんど」のKONさんです。   ワークショップの時間は朝9時15分から、夕方の4時頃までです。日によっては5時頃までやるときもあります。   昨年のワークショップの記録映画を見た方で    第1期ワークショップの映画を拝見して、ぷかぷかさんの大ファンになりました。 その時の感想にもかかせていただいたのですが、まーさんが舞台にチャレンジするシーンに心が震えました。演技することは苦手なのですが、自分もまーさんみたいに 勇気を出して一歩踏み出すことで、新たな世界や感動を味わってみたいと思ってワークショップの参加を決めました。     とメールを送ってくれた方がいました。  ワークショップは新しい世界へ踏み出す一歩になります。ぜひチャレンジしてみてください。  すでにかなりの方が申し込みされていますので、あと10名ほど募集します。  参加を希望される方はメールでも申し込みができます。pukapuka@ked.biglobe.ne.jp   第2期ワークショップやります。 - ぷかぷか日記pukapuka-pan.hatenablog.com  
  • 第2期ワークショップやります。
      9月19日(土)から第二期「みんなでワークショップ」が始まります。昨年やったワークショップではオペラ『森は生きている』を材料にして、歌ったり、お話を考えたりして6ヶ月。最後はみどりアートパークのホールの舞台で歌劇『森は生きている』を発表し、大好評でした。  障がいのある人たちと一緒に作るとこんなにも楽しい、こんなにも豊かな芝居ができる、ということを、具体的な作品で示すことができました。「障がいのある人たちとは、一緒に生きていった方がいいよ」というメッセージが、言葉ではなく、彼らと一緒に作った作品を通して伝えられたことが、すごくよかったと思います。  第二期はオリジナルな作品に挑戦します。タイトルは『みんなの生きる』。谷川俊太郎の俊太郎の詩『生きる』をモデルに『みんなの生きる』を作ります。    第一回目のワークショップでは谷川俊太郎の詩『生きる』をみんなで朗読します。   生きる                     谷川 俊太郎          生きているということ今生きているということそれはのどがかわくということ木もれ陽がまぶしいということふっと或るメロディを思い出すということくしゃみをすることあなたと手をつなぐこと生きているということいま生きているということそれはミニスカートそれはプラネタリウムそれはヨハン・シュトラウスそれはピカソそれはアルプスすべての美しいものに出会うということそしてかくされた悪を注意深くこばむこと生きているということいま生きているということ泣けるということ笑えるということ怒れるということ自由ということ生きているということいま生きているということいま遠くで犬が吠えるということいま地球が廻っているということいまどこかで産声があがるということいまどこかで兵士が傷つくということいまぶらんこがゆれているということいまいまが過ぎていくこと生きているということいま生きているということ鳥ははばたくということ海はとどろくということかたつむりははうということ人は愛するということあなたの手のぬくみいのちということ       読み手と聞き手に別れ、一行ずつ交代で読みます。なんとなく読むのではなく、誰かに向かって言葉を届けるつもりで読みます。少しまとまったセンテンス毎に読んでみます。立ったままではなく、歩きながら読んだり、どこかにもたれかかって読んだり、腰掛けて読んだり…。  音楽を入れます。エリックサティの曲をピアニストのあみちゃんに弾いてもらいます。すばらしいピアノをバックに朗読します。詩の言葉が生き生きと生き始めます。  一人で黙って読むときと、どんなふうに違うのか、しっかり確かめます。    谷川俊太郎の詩を朗読したあとは、一人ひとりの詩を書きます。参加者それぞれが「生きているということ、今生きているということ」を感じるのはどんなときか、を二、三行の短い詩で表現します。  「サッカーをやって走っているとき」とか、「木漏れ日のきれいな林の中を歩いているとき」とか、「抱きしめた赤ん坊のからだのぬくもりを感じるとき」とか、「朝、窓を開けて、ひんやりした空気を吸い込んだとき」とか…。できあがったら、一人ひとり発表します。それぞれが、どんなときに生き生きしてるのか、お互いしっかり聞きます。  全体を四つくらいのグループに分け、グループの中で、それぞれの詩をいろいろ組み合わせ、グループとしての詩を作ります。詩の言葉を短冊に書き、それをいろいろ入れ替えてグループの詩を作ります。これがすごい大変な作業になります。大変な分、グループの詩はびっくりするほどのエネルギーを持ちます。グループの詩を発表します。「みんなの生きる」が少し見えてきます。    グループの詩を元に6ヶ月かけて芝居を立ち上げていきます。できあがった芝居は2月14日(日)にみどりアートパークホールの舞台でおこなわれる『表現の市場』で発表します。  ワークショップの日程は9月19日(土)、10月17日(土)、11月21日(土)、12月19日(土)、2016年1月16日(土)、2月6日(土)、2月13日(土)計7回。2月14日(日)発表会。    参加者募集します。できるだけ全日程参加できる方。  今年は現段階で確定している助成金が少ないので、参加費をいただきます。大人1,000円、子ども500円です。11月頃に新しい助成金が確定すれば、参加費は変更します。  お問い合わせ、参加希望はメールでお願いします。     pukapuka@ked.biglobe.ne.jp    担当:高崎    
  • 寄付金付き1000円コーヒー
     「オペラを子どもたちに・ゆめ基金」のためにカフェ、パン屋で「寄付金付き1000円コーヒー」を始めます。おいしいコーヒーを飲むと、ゆめ基金への寄付と、ぷかぷかの運営への貢献が同時にできるというすばらしい企画です。  寄付は未来への投資であり、これからこんな未来を作りたい、という思いを込めたお金です。  カフェでコーヒー飲むとコーヒー代金300円との差額700円が、パン屋で飲むとコーヒー代金100円との差額900円がゆめ基金に寄付されます。それぞれ700円、900円が何倍もの価値に変わります。 1,000円を何倍もの価値に変える方法 - ぷかぷか日記pukapuka-pan.hatenablog.com    コーヒーを飲んでいただくと、それはぷかぷかの収益になります。ぷかぷかの運営に貢献することになり、それはぷかぷかが創り出している様々なあたらしい価値に貢献することになります。それを少し紹介します。   ①利用者さんたちの人生を支えるような本物の仕事を創り出すことに貢献します。 ソーシャルビジネス - ぷかぷか日記pukapuka-pan.hatenablog.com     ②その仕事は利用者さんたちの笑顔を作り出します。   ③利用者さんたちの笑顔は地域の人たちを幸せな気持ちにさせます。 利用者さんたちの笑顔が地域を元気に - ぷかぷか日記pukapuka-pan.hatenablog.com ④その気持ちは、障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいね、という気持ちになり、お互い気持ちよく生きていける社会を作っていくことになります。  一杯のコーヒーが新しい社会を作っていくことに貢献するというわけです。   ⑤仕事は利用者さんの給料を生みます。給料は働くことの意味を彼らに教えます。休日に誰かとお出かけしたり、好きなものを買ったりして、人生が充実します。一杯のコーヒーが彼らの人生の充実に貢献することになります。   ⑥街のみんながホッとできるような、ちょっとだけ元気になれるような小さな街=ぷかぷか三軒長屋を今、ぷかぷかは作っています。街の中にこういう場所があることは、街の人たちにとってはとても大事なことだと思います。一杯のコーヒーはそんな小さな街の実現に貢献します。   ここに来るとなんだかホッとしたり… - ぷかぷか日記pukapuka-pan.hatenablog.com   ⑦パン屋の前にあるような椅子とテーブルをもう2セットくらい置きます。いつ来ても誰かがお茶を飲んでいたり、おしゃべりしていたり、ぼんやり空を眺めていたりします。そばで誰かが絵を描いていたり、楽器を鳴らしたりしています。小さな子どもたちが歓声を上げながら走り回っています。椅子にもテーブルにもお金がかかります。コーヒーの売り上げがこの椅子とテーブルになります。   ⑧ひとり暮らしのお年寄りの方に「歌付き弁当」「お話付き弁当」をぷかぷかの利用者さんが配達します。弁当を配達したついでに利用者さんが昔の歌を歌ったり、楽しいおしゃべりをしてきます。楽しい時間のプレゼントです。「ああ、楽しかった。また来て欲しい」といった関係がそこから生まれます。どちらかといえば地域社会から締め出されてきた障がいのある人たちに「また来て欲しい」と思うような関係を「歌付き弁当」「お話付き弁当」は作ります。そういう関係がひろがっていけば、地域社会はお互いがもっともっと生きやすくなります。お互いがもっと生きやすい地域社会の実現に一杯のコーヒーが貢献します。   ⑨パンの外販に行く瀬谷区役所では、毎週木曜の外販の日、彼らに会うのを楽しみにしている人たちがたくさんいます。おいしいパンと彼らの魅力で、毎週外販のテーブルの前に写真のような行列ができます。  「なんとなくいやだ」とか「怖い」とか「何するかわからない」と社会から締め出されている彼らに「今週も会いたい!」と思う人たちがこんなにもいるということ。これはほとんど奇跡に近いと言っていい気がします。ここには社会の希望があるように思います。一杯のコーヒーの売り上げが、ここで見えた希望を更に膨らませることに貢献します。   ⑩去年やったぷかぷかの利用者さんと地域の人たちの演劇ワークショップは、予想をはるかに超える新しい関係、芝居を創り出しました。「表現の市場」のステージで発表した芝居は、まさに新しい価値と呼ぶにふさわしいものでした。その芝居作りにも大変なお金がかかります。一杯のコーヒーが、そういった新しい価値の創造に貢献します。 みんなでワークショップ - ぷかぷかパンの店『カフェベーカリーぷかぷか』pukapuka-pan.xsrv.jp     ⑪パン教室には小さな子どもたちがたくさん参加します。子どもたちはなんの偏見もなく、利用者さんたちといっしょにパンを作ります。こんな子どもたちが大きくなった時、彼らの作り出す社会は今よりもお互いがもっと生きやすい社会だと思います。パン教室はパンといっしょにそういう希望をも作り出しています。一杯のコーヒーがそんな希望を作り出すことにも貢献します。   パン教室はパンといっしょに希望のある未来を - ぷかぷか日記pukapuka-pan.hatenablog.com   ⑫ぷかぷかは障がいのある人たちが生きやすい社会を目指しています。彼ら、つまり社会的弱者が生きやすい社会は、誰にとっても生きやすい社会であり、大きな社会的ニーズといっていいと思います。そんな誰もが望むような社会の実現に、一杯のコーヒーが貢献することになります。   一杯のコーヒーが貢献する物語は、まだまだ続きます。      
  • 「表現の市場」見に来た人たちの感想
     昨年やった「表現の市場」を見に来た人たちの感想を載せるのを忘れていました。今年は9月からワークショップをスタートさせ、来年2月14日(日)に「表現の市場」をやります。場所はみどりアートパークホールです。   ・全員が一生懸命やっていてよかったです。涙が出ました。 ・ちょっと見て帰ろうと思ったのですが、おもしろくて、楽しくて席が立てなくなりました。今日の舞台を見てたくさんの人たちが「おもしろい」「楽しい」と思うようになったら、世の中、もう少し生きやすくなると思います。 ・みなさん一生懸命取り組んでいて、感動しました。ダンスでは車いすの方が立ち上がって踊り出し、胸が熱くなりました。 ・笑顔いっぱいの表現力は素敵でした。 ・涙が出ました。ありがとう! ・また家族で見に来たいと思いました。 ・表現することを楽しまれ、見ている私もうれしくなりました。今後もこの活動を続けていって欲しいです。 ・大変おもしろかった。みなさんすごい出来でした。ありがとう。 ・様々な表現がすばらしかったです。 ・楽しませていただき、ありがとうございます。みなさまの努力が心に残ります。 ・楽しかった。感動しました。 ・みなさん、生き生きと表現されていて、すばらしかったです。また来てみたいと思いました。楽しい時間をありがとうございました。 ・とてもすばらしい内容で、楽しく拝見させていただきました。今後ともこの市場が長く続くことを楽しみにしております。 ・素敵な企画をありがとうございました。 ・第1部から第3部まで大変すばらしかったです。どのパフォーマンスも、とっても元気をもらえました。誰もが明るく、明日を生きていこうと思える演技でした。次回も楽しみにしています。 ・とてもすばらしい演劇でした。 ・どのグループも精一杯さが伝わる演技でした。デフパペットさんはすばらしかったです。 ・とっても楽しくて笑いがいっぱいのステージでした。自由に表現する出演者のみなさんを見ていたらいっしょにやりたくなりました。第2回、第3回と続いて行くといいなと思います。 ・みんな明るくて、とてもよかった。どんどん発展して欲しい。 ・みなさん、レベルが高く、驚きました。元気と笑顔をもらいました。 ・多くの人に見て欲しいです。 ・みんな頑張って、キラキラしていました。 ・こういうことができる街はすばらしいと思う。 ・みなさんの努力、表現力、すばらしい! ・デフパペットシアターのすばらしい表現力に魅せられました。 ・心あたたまる演目ばかりで、すごくよかったです。 ・心から楽しませていただきました。今後がとても楽しみです。 ・まさに表現の市場でした。どの舞台も、障がいのあるなしに関わらず、それぞれの人が一生懸命舞台に立っている姿に感動しました。ありがとうございました。 ・よかったです。また見せていただきたいです。 ・心がほっこりしました。演劇としてとか、メッセージとか関係なく、みんなといるだけで、そのままで、なんだか癒やされる感じがしました。 ・「森は生きている」を見に来ました。地域の人たちといっしょに作っている雰囲気がとてもよかったです。感動して涙が出ました。 ・テキトー版「赤ずきん」超おもしろかった。ぷかぷかの「森は生きている」超おもしろかった。たくさん練習したのですね。すばらしかったです。 ・とてもおもしろかったです。自由でありながら、全体としてステージが成立しており、ユーモアにあふれ、いい時間でした。個性と多様性あふれるパフォーマンスに、こちらも元気になりました。他者への壁(バリア)が少ない彼らの存在に、現代社会が学ぶことも多いなと思いました。 ・みなさんのパワーあふれるパフォーマンスに心打たれました。みんなの楽しそうな笑顔が最高でした。それぞれのすばらしい表現に感動しました。 ・照明、音楽、演出、小道具、とっても垢抜けていました。 ・どのグループの発表もすばらしかったです。ぜひ続けていただきたいです。みなさんはいろいろ可能性を持っていることをあらためて感じさせていただきました。 ・どれもすばらしかったです。来てよかったです。  
  • みんなでワークショップ第2期企画書
    みんなでワークショップ第2期企画書  1)社会的な課題  口にはしないものの、障がいのある人たちのことを「何となくいやだな」と思っている人は多いと思う。障害者施設を建てようとすると、地元住民から反対運動が起きることさえある。とても悲しいことだが、これが障がいのある人たちの置かれた状況だと思う。  これは障がいのある人たちに問題があるのではなく、彼らのことを知らないことによって生じる問題だと思う。何となく怖いとか、不気味、といった印象は、彼らのことを知らないことから生まれる。“知らない”ということが、彼らを地域から排除してしまう。  彼らの生きにくい社会、異質なものを排除してしまう社会、他人の痛みを想像できない社会は、誰にとっても生きにくい社会だろうと思う。誰かを排除する意識は、許容できる人間の巾を減らすことにつながる。社会の中で許容できる人間の巾が減ると、お互い、生きることが窮屈になる。これは同じ地域に暮らす人たちにとって、とても不幸なことだと思う。  逆に、彼らが生きやすい社会、社会的弱者が生きやすい社会は、誰にとっても生きやすい社会になる。  そういう社会はどうやったらできるのか。   2)課題の解決のために  上記のような社会的な課題を解決するには、やはり障がいのある人たちを知る機会、出会う機会を作ることだと思う。そのために「ぷかぷか」は街の中に障がいのある人たちの働く場を作り、街の人たちが彼らを知る機会、出会う機会を作ってきた。そして今回はワークショップという日常よりもお互いが自由になれる場で、お互いが新しく出会い直し、そこから新しい文化を創り出すところまでやってみたいと思っている。   2−1)「ぷかぷか」がやっていること (ぷかぷかは就労継続支援B型事業所で、パン屋、カフェ、お惣菜屋を運営)  「ぷかぷか」は「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい」という理念の元に、街の中に障がいのある人たちの働くお店を作った。お店にパンを買いに来たり、カフェに食事をしに来たりする中で、街の人たちに障がいのある人たちのことを知って欲しいと思ったからだ。  彼らが働くことで、お店にはにぎやかで、あたたかな、ホッとする雰囲気が漂っている。たくさんのお客さんがそういった心安まる雰囲気に気がついたようだった。  カフェで子どもの誕生会やったあと、利用者さんといっしょに写真撮らせて下さい、とリクエストしたお客さんがいた。利用者さんの接客にいつも心を癒やされるとおっしゃるお客さんも多い。利用者さんたちといい出会いをした結果だろうと思う。  月一回発行している「ぷかぷかしんぶん」を地域に配布中、広い団地の中で利用者さんが迷子になったことがあった。地域の方がすぐに見つけ、「ああ、ぷかぷかさんね」と声をかけ、「利用者さんが迷子になっているようなので迎えに来てあげてください」と、パン屋に電話をかけてきてくれたことがあった。地域社会で「ああ、ぷかぷかさんね」とやさしく声をかけてもらえるような存在に「ぷかぷか」の利用者さんはなっている。カフェやパン屋で彼らとのいい出会いがあったからこそ、地域の方がこういう対応をしてくださったのだと思う。  外販先の区役所では、利用者さんの人柄に惚れ込んだお客さんが多く、そのおかげで、この5年で売り上げが10倍も伸びたりしている。パンのおいしさだけではこんなにも売り上げは伸びない。これも外販を通して彼らといい出会いをした結果だろうと思う。   2−2)演劇ワークショップの試み  今回の企画はワークショップというお互いがふだんより自由になれる場で、地域の人たちに障がいのある人たちと、いつもよりもっと楽しい出会いをして欲しいという思いで企画した。お互いの出会いから更に踏み込んで、障がいのある人たちといっしょに芝居を作ってみようと思っている。これは今までにない新しい文化を創り出す試みと言っていい。  障がいのある人たちといっしょにやるワークショップはほんとうに楽しい。ワークショップをやっていると、彼らの存在がとても大切であることが見えてくる。「あなたにいっしょにいて欲しい」「あなたがいないと困る」と彼らに向かってはっきり言えるほどの関係が、ワークショップの中では自然にできあがる。  「あなたにいっしょにいて欲しい」と素直に思えるような関係は、地域社会では考えられないような関係だと思う。  そういう関係の中で作った芝居をみどりアートパークのホール(300人入る大きなホール)で上演する。障がいのある人たちがいっしょだからこそできる楽しい芝居だ。それをたくさんの地域の人たちが見る。舞台の芝居は、彼らといっしょに作った方がおもしろいもの、豊かなものができる、というメッセージだ。「いっしょにやると、こんなに楽しい芝居ができるんだね」「いっしょにやった方がいいね」「いっしょに生きていった方がいいね」といったことを、芝居を見に来たたくさんの人たちが思ってくれれば、と思う。  また発表会は、せっかく大きなホールを借りるので、「表現の市場」という名前で、さまざまな表現活動を行っているほかの団体も交代で舞台に立つ。和太鼓、ダンス、人形劇など。表現を通して障がいのある人たちと地域の人たちとの新しい出会いが期待できる。   ワークショップの内容  ワークショップの具体的な内容については、まだ検討中だが、谷川俊太郎の「生きる」という詩をモデルにした、参加者一人ひとりの「生きる」(みんなが生きていることをいちばん感じるのはどんなときか)を詩に書き、それを組み合わせて集団詩を作り、そこから芝居を起こしていくことも考えている。参加者の一人ひとりの人生が見えてくるかも知れない。これから進行役と話し合いを重ね、内容を詰めていく予定。   進行役  進行役には「演劇デザインギルド」「デフパペットシアターひとみ」を考えている。  「演劇デザインギルド」は、さまざまなワークショップの企画、運営、進行を専門とするグループで、ワークショップを積み重ねて舞台発表につなげている。ホームページには「演劇は人々があらたな認識を獲得するための道具です。楽しみながら、おもしろがりながら、からだを動かし、頭を働かせて、現実や自分たち自身を見直して
そこで発見されたことを表現して、他の人に伝えます。」とある。  「デフパペットシアターひとみ」は聾者(耳が聞こえない人)と聴者(聞こえる人)が協力して公演活動を行っているプロの人形劇団。人形劇が持つ「視覚的」な魅力に着目し、新しい表現の可能性に挑戦し続けている。ワークショップの中で人形を作り、それを手がかりに物語を進めていく予定。聾者の方たちとどうやってコミュニケーションをとっていくかも課題になる。   ワークショップスケジュール  2015年9月から2016年2月まで月一回、土曜日もしくは日曜日にみどりアートパークリハーサルルームで行う。2月にはホールで発表会をやるため、その月だけは前日のリハーサルを含め2回行う。  仮の日程は2015年9月19日(土)、10月17日(土)、11月21日(土)、12月19日(土)、2016年1月16日(土)、2月6日(土)、2月13日(土)計7回 2月14日(日)には、できあがった芝居を「表現の市場」の中で発表する。 (正式な日程は、演劇デザインギルド、デフパペットシアター、みどりアートパーク、それにピアニストで調整した上でホームページに載せます。)   参加者  1回のワークショップに参加するのは、障がいのある人たち20名、地域の人たち(健常者)20名。7回のワークショップと発表会で延べ320名が参加。お客さんは約300名。合計で600名を超える人たちがこの企画に関わることになる。   情報発信  ワークショップは企画の段階からホームページ(「ぷかぷかパン」で「検索」 http://pukapuka-pan.xsrv.jp)、Facebookページ(ホームページ左側のメニュー欄「Facebookページ」のタグをクリック。https://www.facebook.com/pages/ぷかぷか/320074611512763)で情報発信していく。毎回どんなことをやったのか、参加者はどうだったのかを写真をたくさん使ってホームページ、Facebookページで報告する。ホームページもFacebookページも現在一日100人を超える人たちがアクセスしてくるので、今回の試みはものすごいたくさんの人たちに情報が届くことになる。    
  • 今日よりもいい明日を創り出す舞台
     11月24日(月)、『表現の市場』がありました。企画段階では、障がいのある人たちの表現に出会うことで、また新しい関係が広がっていくといいな、ぐらいしか考えていませんでした。ところが実際に市場が開くと、表現の持つすさまじいパワーにぶちのめされたというか、圧倒され、もう涙すら出てくる始末でした。表現というものの持つパワーを見くびっていた気すらします。  ぷかぷかで働いているダイチさんが舞台で和太鼓をたたきました。会場のみんなを圧倒する雰囲気で太鼓をたたきました。  ダイチさんは、朝出勤するなり、今日は腰が痛いの、具合が悪いのと、ごろっと横になり、仕事場に行くまで1時間はかかっていました。毎日にそんなことをやっていたので、ダイチさんはそんな人だとみんな思っていました。  ところが昨日、舞台で太鼓をたたくダイチさんはまるで別人でした。え〜!ダイチさんてこんな人だったの?とぷかぷかのスタッフはみんなびっくりでした。  「表現」というものがこんなにも人の持つ力を引き出すのかと、本当に驚きました。このかっこいい姿、見てやってください。  「分教室はっぱ隊」の舞台は、彼らの持つ生きるエネルギーがワンワンと渦巻いていました。養護学校を卒業したあと、社会の中で辛いことやいやなことは、普通の社会人以上にあったことは容易に想像できます。でも、不平不満は一言も口にせず、「俺たちは元気だぜ!」って、ひたすら元気に歌い、踊っていました。障がいのある人にとっては、ほんとうに生きづらい社会の中で、それでもけなげに生きる彼らの生きる姿勢のようなものが伝わってきて、なんだか涙がこぼれてしまいました。  残念だったのは、彼らが卒業した学校の教員が一人も来ていなかったことです。集まったお客さんたちを感動させた彼らのパワーをしっかり見て欲しかったと思います。彼らのあのパワーこそが世の中を変えていくんだと思います。「支援」されているのは、むしろ私たちの方であることを、この「表現の市場」の舞台はしっかり教えてくれたように思います。  STEP IN THE LIFEのダンスもすばらしかったですね。会場のみんなを巻き込んだこのパワー。  彼らのこのパワーはどこから出てくるんでしょう。 みんなが一つになれたこの舞台の熱気こそが、今日よりもいい明日を創るんだと思います。
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