ぷかぷか日記

みんなでワークショップ

  • 私は、ここに描いた空を、湖を、木々を愛していると
     今朝の朝日新聞「折々のことば」  不出来な私の過去のように  下手ですが精一杯  心を込めて描きました。                 石垣りん 「私」は、ここに描いた空を、湖を、木々を愛していると「きっぱりと思っている」。 ●●●  思い出したのは昨日東久留米の上映会で見た第5期演劇ワークショップの記録映画『ほらクマ学校を卒業した三人』。  ぷかぷかさんと地域の人たちが悪戦苦闘しながら6ヶ月かけて芝居を作った時の記録映画です。できあがった芝居は決して上出来とはいえなくて、昨日の上映会では「シュールでわかりにくい」といった意見も出ました。  それでも私は見て欲しいと思うのです。  下手ですが、精一杯心を込めた描いたものです。  私は、ここに描いた空を、湖を、木々を愛していると、きっぱりと思っています。  あの6ヶ月、私たちがぷかぷかさん達とどのように生き、何を作り出したのか、を見て欲しいのです。  舞台での発表が終わった直後、参加した地域のおじさんが息を切らしながら「すごかった…ほんとうにすごかった…」と言葉少なに語る場面があります。ぷかぷかさん達とどんな出会いがあったのか、この途切れ途切れの言葉がすべてを語っています。  津久井やまゆり園事件が起こってしまうような社会にあって、障がいのある人たちに対し「すごかった…ほんとうにすごかった…」と語れるような関係、場を作り続けることは、すごく大事なことだと思います。何よりもみんながあそこで輝いていたのだから。  だから、私は、ここに描いた空を、湖を、木々を愛していると、きっぱりと思っているのです。  あなたの街でぜひ上映してください。上映に関する問合せはこちら www.pukapuka.or.jp
  • ぷかぷかさん達といっしょにワークショップやって、生きる価値がないなんてとんでもない、と思った。
    明日2月11日(火)東久留米で第5期演劇ワークショップの記録映画『ほらクマ学校を卒業した三人』と『Secret of Pukapuka』の上映をします。  第5期演劇ワークショップには栃木から毎回新幹線に乗って参加した方がいました。中学生の息子さんが「新聞を読んで感想を書こう」という宿題に取り組んでいるときにたまたま朝日新聞に載った「障害者と一緒 豊かな生」という記事を見つけ、それがきっかけで親子で参加することになりました。  お母さんの方は、最後の反省会の時、ぷかぷかさんといっしょにやったワークショップが楽しくて楽しくて…と話ながら号泣してしまいました。号泣するほどの関係がぷかぷかさん達との間にあったのです。どうしてそんな関係が生まれたのか、お母さんと息子さんの感想を紹介します。 ●お母さんの感想から   みんなすごく素直で思ったことをストレートに表現するから、リアルで人間味があってとても魅力的に思えて、私はぷかぷかさんの大ファンになっていました。私にとってそこは自然と笑顔になれる場所で、優しい空間でした。そんな彼女、彼たちと一緒に立った舞台。やり切った感、ハンパなかった。ぷかぷかさんたち一人ひとりとふれあった思い出が頭の中で駆け巡り、みんなで頑張った喜びと終わってしまった寂しさとが複雑にからみあって、涙がこぼれ落ちてしまいました。本番直前、廊下の片隅でセノーさんと手を繋ぎ練習したときのあのいい表情も脳裏に焼き付いて離れません。  私が最後に泣き崩れてしまったとき、ボルトくんが背中を支えに来てくれました。彼はずっと大丈夫?と声をかけてくれていました。私が落ち着くのを待って手をはなそうとする時も「もう手をはなしても大丈夫かな?」「放すよ、いいかな?」って言って自分の席にもどられました。今まで生きてきてこんなに優しい言葉をかけてもらったことがあったかいなと、やさしさが心に響いて本当に癒されました。彼のやさしさに心から“ありがとう”と言いたいです。誰かと心で繋がれることって何よりも力になる。私も人の喜びや悲しみにそっと寄り添えることができる人間になりたいと思います。 ●息子さんの感想から 中学二年生の夏休み。「相模原殺傷事件」が起きた。「障害者は生きる価値がない」と。あまりの衝撃に朝起きて顔も洗わず、テレビのニュースにしがみついていたのをよく覚えている。 僕は被告のような思想は誰の心にもあるのではないかって、それがずっと心の奥で引っかかってきた。例えば街で障害者の方が突然大きな声を出す様子に嫌悪感を抱き、関わりたくないと思ってきた自分。中学生になり、知的障害者施設にボランティアに行こう!と誘われたときに、障害者の方は怖いという勝手な思い込みで、「行きたくない。それだけは勘弁して」と言い張った自分。それは僕も無意識に差別する側に立ち回っていて、被告の発想と心の奥底で繋がっているのではないかと。僕の心は弱くて醜い。“やっぱ俺は、クズだな・・・”と思ってずっと過ごしてきた。 一年後の夏休み、“新聞を読んで感想を書こう”という宿題のため新聞の記事を探していたら、〝障害者と一緒 豊かな生″という見出しに目が留まった。ぷかぷかパン屋さんの記事だった。僕はなぜかその記事を捨てずに取っていた。高校生になったある日、たまたま付けたテレビ番組にぷかぷかさんや高崎さんがでていてあの新聞記事とリンクしたことに少し驚いた。母からワークショップに誘われたときは、どうしようか悩んだが、高崎さんのいう豊かになるってなんだろう、それが知りたくて確かめたいと思った。 (2017年7月25日朝日新聞) ぷかぷかさんと接してきておもしろかったり、ときにはむっとしてしまったり、いろいろあったけれど、何よりも僕は人前で表現するとかが嫌で嫌で、そこから逃げていた自分だったように思う。リハーサルの日もそう。僕にも役があり、しかもオオカミのかぶりものまであるとわかったとき、やっぱり今日は部活にいっておけばよかったなと後悔した。舞台に立つなんてなれないことに身体はどっと疲れた。しかし、ぷかぷかさんたちはニコニコ元気、とてもいい笑顔だった。疲れた顔をしているのは僕だけで「なんでこの人たち笑っていられるんだろう」と不思議だった。その姿を見ていて、ぷかぷかさんたちはやらされてるとかでなくて、自由にありのままの姿で表現することを楽しんでいる。特に一緒にオオカミ役をやったしょうくん(こうきくん)が♪なんでもいいから一番になーれ♪と歌っている姿がきらきらと輝いてとっても印象的だった。僕にはやらされているという気持ちがずっとどこかにあった。ぷかぷかさんと僕の違いはそういう心の違いだと思った。 本番当日。舞台も終わり、最後に円陣を組んでみんなの意見を聞いていたとき、しょうくんが泣きながら、この演劇に対しての思いを話しているのを聞いて、心にぐっと突き刺さるものがあった。僕の前で悪ふざけしたり、おどけてみせるしょうくんしかみえていなかったので、あんなしっかりした思いで頑張ってきたんだと、それに比べ僕はなんなんだ。本番はでたくないと、なんか駄々をこねている小学生のようだったと恥ずかしくて穴があったらはいりたくなった。そして、元気の出ない僕に「着替えよう」とか「頑張ろう」と声をかけ続けてくれたしょうくんや、相手を思いやり大切にするぷかぷかさんたちの姿をみて、生きる価値がないなんてとんでもないぞ。なんて生きる価値のある人たちだろうと思った。 一緒に参加した母はこの半年、本当に楽しそうだった。最後に母が泣いているのを見たとき、この人はぷかぷかさんたちと心と心で向き合って同じ気持ちを感じてきたんだなと思った。 来年は部活を頑張ろうと思う。でも、いつか大学生とか社会人になって、また改めて参加してみたい。そのときは母に負けないように心の底から楽しみたいと思う。高崎さんのいう何が豊かになるのか今の僕にはまだわからないけれど、恥ずかしくてたまらんかった舞台に、ぷかぷかさんたちと一緒に立ててよかったと今、思っている。ありがとうございました。 しょうくんへ 僕なんかと一緒にオオカミ、やりにくかったよね。ごめんなさい。そしてありがとう。 いつかまたしょうくんと一緒に豚でも馬でもなんでも、タッグを組んでやりたいです。   演劇ワークショップという場は、こんな素晴らしい関係を作ってしまうチカラがあります。明日上映する映画には、そのチカラがいっぱい写っています。ぜひ見に来て下さい。  やまゆり園事件の公判が続いています。先日も書きましたが、事件であらわになった問題は、被告を裁いてすむことではありません。やっぱり私たち自身が障がいのある人たちとどんな風におつきあいし、どんな風にこの時代を一緒に生きていくのか、ということが問われていると思います。  その問いに対するひとつの答えが、明日上映する映画にはあります。  いつも言うことですが「支援」とか「なにかやってあげる」という上から目線の関係では、こういったものは生まれません。ではどうしたらいいのか、そのヒントが映画にはあります。 
  • 「うんこ」のおかげで私たちがちょっと解放され、自由になる集まり
    2月29日(土) 福岡の大名クロスガーデンという教会で『Secret of Pukapuka』の上映と、簡単なワークショップ、トークセッションをやります。  ワークショップは1時間ほどしか時間がないのでたいしたことはできないのですが、なるべく楽しいことを、ということで、谷川俊太郎の詩『うんこ』を朗読したり、歌ったり、「うんこよ今日も元気に出てこい!」という芝居を作ったりしようかなと密かに思っています。   なんとなく福祉の話の集まりになりそうなのですが、『うんこ』の詩を読んだり、歌ったり、更には芝居作ったりすると、福祉の「まじめな話」ではなくなります。そういうことが、今、大事な気がします。「うんこ」のおかげで私たちがちょっと解放され、自由になるのです。こういうところから新しいものが生まれる気がするのです。嘘だろう、と思うひとはぜひ2月29日、大名クロスガーデンに来て下さい。 zosanzosan.hatenablog.com
  • 2月11日(火・祝) 演劇ワークショップの記録映画、上映します。
     2月11日(火・祝)東久留米で『Secret of Pukapuka』と第5期演劇ワークショップの記録映画『ほらクマ学校を卒業した三人』をやります。  演劇ワークショップの記録映画は、なかなか上映する機会がないので、ぜひ見に来て下さい。障がいのある人たちと一緒に生きると何が生まれるのか、あるいは、一緒に生きる意味ってなに?、といったものがよく見えます。  「共生社会を作ろう」とか「共に生きる社会を作ろう」とかよく耳にしますが、耳障りのいい言葉が聞こえてくるだけで、そこで何を作り出そうとしているのか、といったことがさっぱり見えません。具体性がないのです。どこまで本気なのか、と思ってしまいます。  演劇ワークショップは、障がいのある人たちと一緒に芝居を作り、舞台で発表します。そういう社会を作ろう、と本気でやっているのです。  どんな舞台ができるのか。去年、その舞台を見た人がこんなことを書いていました。  「障がい者イベントというと支援者にしっかりと支援されてる障がい者が決まった事を大人しくやっているイメージがあるけど、ここでは全く違う」  下の写真がその舞台。「支援」ではなく、「一緒に生きる」関係が作り出した舞台です。背景画もぷかぷかが制作。一緒に勝負する、というか、緊張感のみなぎる舞台です。  一緒に生きると何が生まれるのか、がよくわかる舞台です。一緒に生きる意味も。  こういった舞台をどうやって作っていったのか、映画はその6ヶ月にわたる芝居作りの記録です。  津久井やまゆり園事件についても、被告が言った「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」という言葉に対して、それは間違ってると言うだけでは事件を生み出した社会は何も変わりません。被告の言葉に対し、「障害者はいた方がいい」「障害者は不幸しか生まないのではなく、社会を豊かにする」という実態を作り出すことが大事だと思います。私たちがどういう社会を作ろうとしているのか、それを具体的に提案するのです。  ぷかぷかはまずお店でそれを作り続けてきました。演劇ワークショプでは、一緒に芝居を作り、それを舞台で発表します。私たちが目指す社会が、ほんの少し見えます。  演劇ワークショップは台本があって演出家の指示の通りにやる、といったやり方ではなく、参加者みんながアーダコーダ言いながら作っていきます。障がいのある人達も一緒なので、すんなりまとまりません。すんなりまとまらないところで、どうしよう、どうしよう、とみんなで悩みます。この「悩む」ということが、場を豊かにします。私たちを磨きます。  映画はその過程を飾ることなく淡々と記録しています。  ぜひ見に来てください。あなたの心もきっと耕してくれるはずです。
  • 第六期演劇ワークショップ第2回 ドングリの帽子を作る
    次から次にやることが出てきて、先月のワークショップの記録、まとめるのを忘れていました。  ドングリのいろんな写真を見ながらドングリのシェイプ。  ドングリのシェイプを元に『ドングリとおじいさん』というお話を作りました。 みんなすごく乗ってお話作りしていましたが、一番おもしろかったのは、仮面ライダーに変身するドングリが  「おれはドングリの王子だ」 とカッコよく言ったとき、ショーへーじいさんは 「ここは田舎じゃ。不届き者!」 と、追っ払ってしまった話。即興で作ったお話でしたが、笑っちゃいました。ショーへーさんの言葉はいつも哲学的です。  ドングリの帽子を作りました。久しぶりのものつくり。みんな集中して帽子を作りました。作ったあとは、それぞれの工夫を凝らしたお披露目。  お披露目のあとは、グループごとに「世界一」の理由を考え、発表。「愛のドングリ」「平和を守るドングリ」「転がるドングリ」「もめ事の多いドングリ」「個性の強いドングリ」が登場。 「愛のドングリ」チーム   「平和を守るドングリ」チーム 「個性の強いドングリ」チーム ドングリ同士の「めんどな争い」にいい加減うんざりした山猫が「やかまし〜!」と叫ぶ歌 次回はもう少しお話を詰めていきたいのですが、さて、どうなりますか。
  • ワークショップ一回目からこんなに楽しくて、これからどーなっちゃうんでしょうか!
    8月17日(土)第六期演劇ワークショップが始まりました。今回は地域の人たちの参加が多く、ぷかぷかさんを入れて全部で40人ほど。リハーサル室がいっぱいの感じでした。  参加希望者が多いのは、ワークショップの魅力が伝わっていることで、とてもうれしいのですが、それでも会場のキャパシティがあるので、芝居を作っていく上では、なかなか厳しいところがあります。特に本番の舞台を考えると、相当工夫しないと、みんなで舞台に立てない感じがあります。  こんなに人が…  まずはギブミーシェイプで心と体をほぐしながら、お互いの関係を作ります。体を使っていろんなものを表現します。撮影用のカメラが目に入り、そのカメラを支える「三脚」を作ることにしました。7,8人のグループの中で、どうやったら三脚が表現できるか話し合います。話がまとまったら、すぐに体で表現してみます。  なんとなくそれっぽいものができればいいのです。大事なことは、これを作っていく過程で、仲間と話し合いをすること、表現することを通して、心と体を自由にすること、お互い親しくなることです。  朝、通りかかった公園で見た「ベンチ」が2番目の問題。ベンチを作るだけではつまらないので、「朝のベンチ」「昼のベンチ」「夜のベンチ」の短いお話を作ります。形を作るだけでなく、そこから物語を起こしていく作業はとても楽しいです。  午後、「ドングリと山猫」のお話を朗読しました。絵本を見せながら朗読すると、子どもたちも集中して聞いていました。  朗読を聞いたあと、山猫の待つ草原に行くまでの森の風景をシェイプで表現しました。  初めての人が多いのに、みんなどんどん表現していきます。ふだんこういうことはあまりやらないから、心も体も、みるみる自由になります。ここがワークショップのすばらしいところです、  初めて参加のひよりちゃん アイドルのボルトさん かわいくてかわいくて…押しつぶさないかとハラハラ かわいいナナちゃんと 地域の人とこんな笑顔で 《 先日はステキな一日をありがとうございました。親子三人(四人?)で参加させていただき、とっても自由な時間を体験しました。   てらちゃんが、「ひっつきむし~」って言ってくっついて歓迎してくれたおかげで、遅れての参加だったにも関わらず、親子共々、リラックスして楽しむことができました。ホント、てらちゃんには、かないません!どっぷり、宮沢賢治ワールドのこのお話を、ぷかぷかさんたちがどのように導いてくれるのか。。!それを、こんなに近くで見ることができるとは!ワークショップ一回目からこんなに楽しくて、これからどーなっちゃうんでしょうか!楽しみでしかありません 》  (みか)   朗読を聞く親子三人、いい時間を過ごしていました。      次回はドングリの帽子をみんなで作り、その帽子をかぶってドングリになってみようと思っています。そうして誰が一番えらいかの言い合いをします。 「なんといったって頭のとがってるのがいちばんえらいんです。そしてわたしがいちばんとがっています。」 「いいえ、ちがいます。まるいのがえらいのです。いちばんまるいのはわたしです。」 「大きなことだよ。大きなのがいちばんえらいんだよ。わたしがいちばん大きいからわたしがえらいんだよ。」 といった具合に。ただ言葉で言ったのではおもしろくないので、これをダンスで表現するとか、おもしろい形でできたら、と思っています。  どんな風に芝居ができあがっていくのか、楽しみにしていてください。  お金の話をします。演劇ワークショップを6ヶ月続け、最後にホールの舞台で発表すると進行役、ピアニスト、舞台監督などの人件費、リハーサル室、ホールなどの会場費、音響設備、照明設備など付帯設備使用料、舞台制作のための材料費など、全部で200万円を超えるお金が必要です。横浜アートサイトの審査を受け、100万円はもらえることになりましたが、あと130万円ほど足りません。  演劇ワークショップは、収益を生まない事業ですが、社会的にとても大事な事業なので、収益を生まなくても続けていかなければならないと思っています。  ぷかぷかがいっぱい儲かっていれば、そのもうけからお金が出せるのですが、残念ながら、かつかつの経営で、はっきり言ってとても貧乏です。いい仕事をしようと、国の基準の5倍もスタッフがいるので、運営がすごく大変なのです。それでもオペラをやったり、上映会をやったり、演劇ワークショップをやったりで、社会を豊かにするための活動は、腹を減らしてでも、しっかり続けていこうと思っています。   演劇ワークショップが生み出す文化は   「障がいのある人たちを排除しない文化」   「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいい、という文化」   「〈生産性〉とはちがう評価軸を持った文化」 今、社会にとって、とても大事な文化だと思います。だからこそ、続ける必要があります。  ぜひ応援してください。具体的には事業を行うための寄付をお願いします。   寄付は、お互いが気持ちよく暮らせる社会への〈投資〉です。自分が目指す社会を実現するために汗を流す一つの方法です。  ぷかぷかは「横浜夢ファンド」(市民活動推進基金)の登録団体になっています。夢ファンドに寄付をしていただくとぷかぷかにお金が入ります(寄付の申込書の希望する団体の欄に「NPO法人ぷかぷか」とお書きください)。税制上の優遇措置があります。詳しくは下記サイトをご覧下さい。 横浜夢ファンド http://archive.city.yokohama.lg.jp/shimin/tishin/shiminkatsudou/fund/gaiyou.html 寄付をお考えの方へ http://archive.city.yokohama.lg.jp/shimin/tishin/shiminkatsudou/fund/kifu.html ★寄付の申込書の希望する団体の欄に「NPO法人ぷかぷか」とお書きください。 横浜市 基金の活用 http://archive.city.yokohama.lg.jp/shimin/tishin/shiminkatsudou/fund/katuyou.html 横浜市 税制上の優遇措置 http://archive.city.yokohama.lg.jp/shimin/tishin/shiminkatsudou/fund/tax.html 障がいのある人もない人もお互いが気持ちよく暮らせる社会を、一緒に作っていきましょう。
  • 第6期演劇ワークショップが始まります。
     8月17日(土)から第6期演劇ワークショップが始まります。取り扱う題材は宮澤賢治の『ドングリと山猫』です。  山猫からこんなはがきが来るところから物語は始まります。  もう字を見ただけで楽しくなるようなこんなはがき、どんな物語を引き起こすのでしょう。それはオペラと同じ、ひとときの夢の世界です。  わくわくするようなひとときの夢の世界をぷかぷかさんたちと6ヶ月かけて作ります。来年1月26日(日)『表現の市場』の舞台で発表します。楽しみにしていてください。  ぷかぷかは「ともに生きる社会を作ろう」も「共生社会を作ろう」もいいません。社会を作ろう、などと漠然とした話では、世の中、何も変わらないと思っているからです。  それよりも目の前の障がいのある人(ぷかぷかさん)といっしょに何をするのか、何を作り出すのか、というところで実際に何かをやった方が、社会が確実に変わっていきます。何よりも楽しい!です。  この「楽しい」というところが大事だと思います。演劇ワークショップが続けられるのは、この「楽しい」があるからです。ぷかぷかさんたちといっしょに芝居を作るのが楽しいのです。彼らに何かやってあげるとか、支援する、といった関係では、「楽しい」は出てきません。  この「楽しい!」こそが、彼らといっしょに生きる一番の理由です。これがあるから、彼らとの関係が楽しいものを次々に作り出し、社会を豊かにします。  彼らといっしょに作る芝居は、彼らとはいっしょに生きていった方がいい、彼らは社会にいた方がいい、彼らがいることで社会が豊かになる、ということを明確に伝えます。「ともに生きる社会」「共生社会」が何を創り出すのかも。  相模原障害者殺傷事件の犯人が言った「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」といった言葉も、「それはちがう!」と彼らといっしょに作った芝居は明確に否定します。「障がいのある人たちはいた方がいい」「障がいのある人たちはまわりの人たちをほっこり幸せな気持ちにする」「社会を豊かにする」ということが、芝居を見るとすぐにわかります。  何よりも事件を超える社会がどういうものであるか、芝居を見ると少しずつ見えてきます。  ま、そんなこんなの思いを込めて第6期演劇ワークショップが始まります。何が生まれるか、楽しみにしていてください。来年1月26日(日)『表現の市場』で発表します。今から予定あけておいてください。見なきゃソン!ですよ。
  • 今年も100万円、満額回答!
     ヨコハマアートサイト、演劇ワークショップの助成金を申請していましたが、今年も100万円、満額回答でした。  3年連続100万円ゲット!です。とりあえずホッとしました。ただワークショップの費用は全体で200万円をちょっと超えますので、あと100万円をどこかで調達しなければなりません。それがすごく大変。  演劇ワークショップの企画が、「芸術性」「地域協働」「将来性」「実現性」「収支バランス」等、すべての審査ポイントで100点満点で評価されたことは、とてもうれしいです。  申請書の「事業のねらい」には 障がいのある人たちと一緒に新しいものを創り出す関係を作り、そこから芝居を起こしていく。彼らがいてこそできる芝居は、いっしょに生きる理由を明確に表現する。それを社会に発信することが大きなねらい。 といったことを書きました。  「彼らがいてこそできる芝居は、いっしょに生きる理由を明確に表現する。」 そのことにつきると思います。舞台に上げる芝居は、いっしょに生きる理由そのものであり、いっしょに生きると何が生まれるのか、何を創り出せるのかを、明確に示します。  「共に生きる社会を作ろう」とか「共生社会を作ろう」という声はあちこちで聞きますが、そこで何を作り出すのか、明確に提示しているところは聞いたことがありません。一番大事なところが、みんな曖昧なのです。  神奈川県は「ともに生きる社会かながわ憲章」を作り、様々なキャンペーン活動をおこなっていますが、「ともに生きる社会」が実際何を作り出すのか、一向に見えてきません。ものすごいお金を使っているのに、どうして一番大事なところを表現できないのかと思います。  結局は、本気でそれを作ろうとしていないんじゃないか、と思ってしまいます。  芝居は本気にならないと作れません。言葉だけのお遊びをやってては舞台に上げる芝居なんかできません。  障がいのある人たちといっしょに、お互いの思いを表現のかたちでぶつけ合います。ぶつけてもぶつけても先がなかなか見えてきません。本番の舞台の直前まで、バトルが続きます。  そうやってようやく舞台に上げる芝居ができあがるのです。だからこそ、舞台が輝くのです。  2020年1月25日(日)の午後、みどりアートパークホールの舞台で発表します。みどりアートパークは横浜線長津田駅前です。  第六期演劇ワークショップの参加者を募集します。取り上げる素材は宮澤賢治『どんぐりとやまねこ』です。ワークショップの日程は8月17日(土)、9月21日(土)、10月19日(土)、11月16日(土)、12月14日(土)、2020年1月18日(土)、1月25日(土)、1月26日(日)です。時間は9時〜16時くらい。場所はみどりアートパークリハーサル室。舞台発表の1月26日(日)は17時半頃まで。毎回お弁当、お茶持ってきてください。参加費は大人1000円、子ども500円です。参加希望の方は参加理由も書いて応募してください。今年はかなり参加希望が多いので、参加理由を見て決めたいと思います。会場のキャパシティの関係で、募集は15人くらいです。ぷかぷかさん15人、地域の人15人くらいの構成で行きます。  メールの送り先はtakasakiaki@blue.plala.or.jp 高崎です。
  • なーまーねーこ、なーまーねーこ…アキハバラ
     先日、今年度のワークショップの反省会と次年度の打ち合わせをやりました。  お客さんがたくさん入り、そのお客さんにすごく支えられて舞台が盛り上がった、と舞台監督の成沢さんは強調されていました。ぷかぷかの出番の頃は立ち見まで出たそうです。  5年前はじめた頃は、客席の半分も入らなかったので、それを思うと、やはり表現の市場でやろうとしていること、ぷかぷかがやろうとしていることが少しずつお客さんに伝わって、それが今回の結果を生んだのではないかと思っています。こつこつやり続けること、情報を発信し続けることがやはり大事だと思います。それとなんといっても、いい舞台を作り続けることです。  あらじん、はっぱオールスターズ、ぷかぷかさんたちのパワーは、いつもながら本当にすごいものがありました。彼らのパワーに「表現の市場」は支えられています。  舞台の背景画、みんな絶賛していました。もうどこに出しても恥ずかしくないくらい。アート屋わんどが引き受けてやったのですが、第1期演劇ワークショップ『森は生きているーぷかぷか版」、第2期『みんなの生きる』。第3期『セロ弾きのゴーシューぷかぷか版』、第4期『注文の多い料理店ーぷかぷか版』、第5期『ほら熊学校を卒業した三人ーぷかぷか版』と続く中で、どんどん力をつけていったようです。小道具、衣装もすばらしかったですね。  タヌキの舞台でセノーさんが「アキハバラ」を連発していました。セノーさんの「アキハバラ」はタヌキの怪しい「なーまーねーこー、なーまーねーこー」のお経に重なって、妙に雰囲気にマッチしていて、みんな笑って楽しんでいました。でも、セノーさんが「アキハバラ」をいうときはパニックを起こしそう、というサインです。高崎はそのサインに舞台に出る前に気がついたのですが、止めきれなくて、そのまま舞台に出てしまいました。  ちょっとまずいな、と思っているうちにお父さんがパニックの時に飲ませる薬を持って舞台袖までやって来ました。お父さんは観客席で、セノーさんのサインに気がついてすぐにやってきたようでした。  私は声が出ない上に、ほら熊学校校長の衣装を着ていたので、近くにいた演出のせっちゃんに頼んで、セノーさんを呼び戻してくれるように頼みました。せっちゃんは黒子になってセノーさんの近くに行き、舞台袖にいる高崎にところまで行くようにいいました。割と素直にいうことを聞いて私のところまで戻ってきました。すぐにお父さんに引き渡し、薬を飲ませました。セノーさんのえらいところはパニックになりかけても、こういうときはちゃんと薬を飲んでくれることです。パニックは程なく収まり、再び舞台に戻ったのでした。  舞台の上でパニックになっていたら、ちょっと大変だったと思います。せっちゃん、お父さん、本当にありがとうございました。  こういう経験は、いろんな意味でぷかぷかを鍛えます。今回も慌てることなく冷静に対応できたことがすごくよかったと思います。   今年8月から始まる第6期のワークショップの内容をどうするかの話し合いをしました。オリジナルな話にするか、すでにあるお話を元にするか。第一期はオペラシアターこんにゃく座のオペラ『森は生きている』をベースにぷかぷか版を作りました。第2期は谷川俊太郎の詩「生きる」を元に、「みんなの生きる」の詩を作り、それを元にオリジナルなお話を作りました。第3期は宮澤賢治の『セロ弾きのゴーシュ』、第4期は宮澤賢治『注文の多い料理店』、そして第5期は『ほら熊学校を卒業した三人』を元にぷかぷか版を作りました。  候補に挙がった作品は宮澤賢治作『ドングリと山猫』。これは萩京子さん作曲の歌(オペラシアターこんにゃく座のオペラに使われています)と林光さん作曲の歌(あみちゃんの一人弾き語りの作品に使われています)があります。  冒頭にある山猫からの手紙は、ぷかぷかさんが書けば、もう立派な背景画になります。    かねた一郎さま 九月十九日    あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこです。    あした、めんどなさいばんしますから、おいで    んなさい。とびどぐもたないでくなさい。                   山ねこ 拝   もう一つはこんにゃく座のCD『世界は劇場』に入っている山元清多さん作、萩京子作曲の『白いクレヨン』。クレヨンの箱から飛び出す白いクレヨンの小さな冒険物語。外へ飛び出そう!広い世界が君を待ってるよ、という山元清多さんの熱いメッセージです。山元清多さんはもう40年近く前、瀬谷でワークショップを始めた初期の頃、進行役できてくれました。  『銀河鉄道の夜』も候補に挙がりましたが、今年度はデフパペットシアターひとみの人たちが、表現の市場の日程と新作の稽古が重なって全く参加できません。デフパペ抜きでこの大作をやるのはもったいないという意見が出て、これは来年検討しようということになりました。  『鹿踊りの始まり』も候補にあがりました。「わたくしはこのはなしをすきとほつた秋(あき)の風(かぜ)から聞(き)いたのです。」といういい方が私は好きです。この言葉だけで、なんかわくわくします。  そのほかも含め、5月までに検討することになりました。  舞台を見て、ぜひ私もやりたい、という方がたくさんいます。親子で参加、一家で参加、という方もたくさんいて、これだけ多いと参加は抽選になるかもしれません。近くなったらまたお知らせします。
  • なんか、息子を見ている感じになってきて、愛おしくて思いっきりもらい泣きしてしまいました。
     ぷかぷかのファンの方が、何度ぷかぷかに通っても、ついつい教育者目線になっていたり、どうしても「してあげる」というスタイルが抜けない自分がいて、なんだかよくわからなくなって、思い切って演劇ワークショップに参加。ぷかぷかさんとの関係が一挙に変わったお話です。 ●●  算数・数学が苦手な子供たちの学習支援ボランティアをしていく中で、生きづらさを感じている子どもたちと接する機会が多くあります。この生きづらさは何だろう。社会が大人がギスギスイライラしているから?常に評価の中にさらされて、「できない」を「できる」にすることを良しとする学校?みんなある程度同じ枠の中にいないとおかしい?この子達は見えない圧力を感じているんだろうなあと思いました。この子たちが生き生きと過ごせる社会はどんな社会?全ての人たちに優しい社会はどんな社会?私には何ができる?などなどいろいろ考えながら、大したことはできないけど「こんな社会に負けるな!おばちゃんと一緒に頑張ろう!」「社会を変えることはできないけど、とりあえず一緒に乗り越えよう!」との思いで今まで子供たちと過ごしてきました。申し訳ないことにこの全ての人たち、子供たちの中に、障害をもった人たちが無意識に入っていませんでした。障害をもった人たちは支援される人たちで分けるとか分けないとか考える前に、私の中では最初から違うところにいたんだと思います。  3年前、息子が働いている放課後等デイサービスでボランティアをして初めて障害をもった子供たちと接しました。その時、「この子達には社会を変える力がある!」「社会の宝だ!」と何だかよくわからないけど感じるものがありました。それからぷかぷかさんのFBを見るようになって、高崎さんのブログを読んでいくうちに、社会に必要なのはこれだあ!って思いました。でも実際にぷかぷかさんたちと、高崎さんのいう「お付き合い」をしたわけではなく、所詮、人が感じたことを見て読んでいるだけで頭で考えていることにすぎないわけで、果たして私はぷかぷかさんたちと「お付き合い」ができるのか、みんなが耕された癒される豊かになったって言ってるけど、自分は感じることができるのか、本当に「トク」と思えるのか確かめたいと思いました。ぷかぷかさんに会いに行ったり、ご飯を食べに行ったり、パン教室に参加したりしました。  通ってわかったこと。ついつい教育者目線になっている自分がいて、上から目線のつもりはないのだけれど、どうしても「してあげる」というスタイルが抜けない自分がいました。「お付き合い」に方法も正解もないのでしょうが、なんだかわからなくなってきたので、おもいきって演劇ワークショップに参加することにしました。大正解です。色々な表情のぷかぷかさんたちと時と場所を過ごしていたら、いつの間にか一緒にいると楽しくて、ぷかぷかさんたちがお友達になっていました。これがフラットな関係なのかな?って思いました。  ワークショップに参加している間、高崎さんから何度も感想を求められても書けなくて…なんで感想が書けなかったか。私の心が想像以上に固くワークショップ前半は教育者目線が抜けなくて、さらに自分の考えていることがあたかも障害をもった方を社会や健常者のために利用しているかのように思えてきて…なかなかしっくりこなかったから…ワークショップが終わってやっと書けそうです。 前置きが長くなりました、以下感想です。  練習は終始、ゆる~く始まりゆる~く進みます。せのーさんは練習中すぐにいなくなっちゃいます。だから、いつも「せのーさんは?せのーさんは?」って気にかけながらやります。それが狸さんチームの中で、狸さんチームのみんないる?になって…みんないるね?になって。誰も「またせのーさんがいないよう!」なんて言わない。あったかいんです。  しょうくんは、いたずらんぼさんで、人一倍恥ずかしがり屋で私の上に乗っかったり甘えてきたり、やんちゃばかりしていました。  でもリハーサルぐらいからスイッチが入って立派なオオカミを演じて、最前列で最高の笑顔で歌って、最後の感想を言った時はしゃくりあげるほど泣きながら頑張った想いを話してくれました。なんか、息子を見ている感じになってきて愛おしくて思いっきりもらい泣きしてしまいました。  ももちゃんは男の子たちのお世話役。お姉さんというよりもお母さん。いつも、「あ~あほんとにもう」と笑いながら手のかかる?男子のお世話を一緒にしました。  恥ずかしがり屋のみっちゃんは、初めはお顔も見れなくてお話もできなかったのが、最後のほうではニコッと笑ってくれるようになりました。  ゆみっちは、おはよーってハイタッチ&ハグ。最上級のウェルカムがもの凄い嬉しかったです。  コンビニの店員を一緒にやったちかちゃん。こうしようああしようと一緒に考えて練習して、いつも一生懸命がとても心地よかったです。  狸さんチームの名役者ヨッシー。彼のまっすぐな表現力には本当に助けられ、私たちのモチベーションをあげてくれて、狸さんチームを盛り上げてくれました。  くもさん、ナメクジさん、ミツバチさんチームのぷかぷかさんたちとも一人一人ほんとにいろいろなことがありました。で、思ったんです。なんだ一緒じゃん。障害があるとかないとか関係ないじゃん。確かに出来ない事や助けてもらう事は多いかもしれないけど私だって出来ない事いっぱいあるし、ぷかぷかさんたちにいっぱい助けてもらったり、大切な事をたくさん教えてもらった。なんでこんな当たり前の事がわからなかったんだろうって。当たり前なのに!  舞台が終わって解散した時、せのーさんが「ありがとう。」って。今までこちらから話しかけて少し会話はあっても、せのーさんの方から話しかけてきたことは一度もなく、嬉しくって涙が出ました。  ぷかぷかさんたちが作った迫力満点の背景画、魂のかたまりのような文字、小道具も一つ一つとてもセンスが良くてほんとにすごくて、舞台の上でみんなと一つになって、私もいっぱい笑って大きな声で思いっきり歌って、自分が自分にびっくりでした。みんなそれぞれのありのままを表現していて、人としてとても大切なことを教えてもらえたと感謝の気持ちでいっぱいです。  そして、ぷかぷかさんたちの周りにいるこのワークショップに関わった全ての方たちも本当に暖かくて、ぷかぷかさんたちも最高なんだけど、ここに集まってきた方たちも最高で一緒に過ごせて本当に幸せな時間でした。この出会いはぷかぷかさんたちのおかげです  最後に輪になった時、演劇指導をして下さったせつさんが、この演劇は誰も損なわない、お話に演出に自分を合わせていくのではなく、ありのままを表現して作っていく演劇だとおっしゃっていました。ありのままの自分でいること、いられること。今の社会では難しくなっていると思います。  表現の市場が終わってとっても寂しかったけど、またここからぷかぷかさんたちとの「お付き合い」の始まりなんだと思ったらすごく楽しくなってきました。  今でも、頭の中で「広場のうた」や「うんこのうた」がずーっとグルグル廻っています。  今回演劇ワークショップに参加して、今関わっている子供たちの可能性をさらに信じ、寄り添える自分に少しはなれたかなと思います。これもぷかぷかさんたちのおかげです。  本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。                              (ともちゃん) ●● 《なんだ一緒じゃん。障害があるとかないとか関係ないじゃん。確かに出来ない事や助けてもらう事は多いかもしれないけど私だって出来ない事いっぱいあるし、ぷかぷかさんたちにいっぱい助けてもらったり、大切な事をたくさん教えてもらった。なんでこんな当たり前の事がわからなかったんだろうって。当たり前なのに!》  演劇ワークショップはみんなで芝居を作る場です。でもそこでは演出家が決めたとおりに芝居を作っていくのではなく、みんなで「あーだ」「こーだ」いいながら作っていきます。地域の人たちが引っ張っていくのではなく、ぷかぷかさんと地域の人たちがどこまでもフラットに、一緒に作っていきます。だからこういう気づきが出てきます。  演劇ワークショップは、ただ単に芝居を作るだけではなく、そういう新しいことに気づく場、関係なんだろうとあらためて思います。  1980年代の初め、フィリピンから入ってきた演劇ワークショップに参加しました。それはもう目が覚めるような体験でした。一番感じたことは、演劇ワークショップの場で、人は限りなく自由になれる、ということです。 「これ、養護学校の生徒たちとやったら、今までにない新しい関係が生まれるんじゃないか、そこから新しいものが生まれるんじゃないか」 と、自由な空間が生み出す新しいものへの強烈な予感がありました。  で、横浜から東京練馬区の田舎にあった黒テントの事務所に何度も足を運び、養護学校の生徒たちと地域の人たちで一緒にやるワークショップの進行役をお願いに行きました。そのときの相手が、今、表現の市場で舞台監督をやってくれている成沢さんです。  あのときの予感が、今、こうやって花開いている気がするのです。  舞台が終わって、セノーさんに「ありがとう」っていわれ、その一言に 《 嬉しくって涙が出ました 》 っていう関係。  みんながね、輝いていたなって思うのです。
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