ぷかぷか日記

スタッフのみなさんの関わり方の素晴らしさが想像できました

 近くのレクタスさんの理事長さんから先日の見学の感想が届きました。2年ほど前から「外部目線の意見を聞く」という目的で、地域で様々な活動をしている方をお招きして、ぷかぷかについての意見を聞いてきました。それが発展して理事会となり,先日、メンバーさんの働く現場を見学していただき、いろいろ意見をいただきました。

 

 先日は理事会・見学会ありがとうございました。

近くにあり、パン屋さんもお惣菜もレストランも使わせていただいていながら
なかなかバックヤードをゆっくり見学する機会がなく、
今回はとてもよい機会となりました。
特に午前中の見学だったので、製作作業をしているのを
直接ゆっくりと見学できたのはとてもありがたかったです。

元祖レクタスであるMさんもすっかり現場監督のように、
みんなに指図して仕事をテキパキやっているのに感動しました。
勤務したての頃は、高崎さんと一緒にパンの販売に行っていると伺い、
恥ずかしがり屋のMさんは、高崎さんの陰に隠れるようにして
パンを売っているのではないかと密かに心配していました。

Mさんの特長として、初めは黙って観察していて、
慣れてくると正反対に積極的になり、
「先生、今日は~の予定ではないですか?」などと
逆にお世話をしてくれるようになります。
そんな彼女のよい面を伸ばしていただき、
彼女だけでなく、みんなが生き生きと働いているのに感動しました。

高崎さんのポリシーがあちこちに実際に働く姿で見ることができました。
他施設に比べて、とても多くのスタッフがいますが、
スタッフももくもくと自分の仕事をやり、
スタッフさんの指示を受けずに、
どんどんと利用会員さんが働いているのにも感動しました。

一人一人が生きがいを持って働く、一人一人のよさが輝くという
高崎さんの願いのように、
ほんとうに一人一人が目的意識をもって楽しそうに、
しかもてきぱきと働いていることも驚きでした。

ここまでの目的意識性は、価値の高い「楽しさ」という、
情意の部分を伴っていないとなかなかここまでは高まりません。
高崎さんも私も教育現場に長くいたので、
この難しさは、究極の課題であるのをずっと実感してきたと思います。

教育現場では、ややもすると楽しいが、楽(らく)になってしまい、
楽しさを追求すると活動や目的意識のレベルが下がるの問題でした。
スタッフさんの一人一人の見とり(評価)ととも、
共に喜べる共感関係が基盤にあるのだと思いました。
スタッフのみなさんの関わり方の素晴らしさが想像できました。

どの施設もそれぞれ別の作業をしていましたが、
共通して生き生きと活動している熱気があり、
それがとても心地よく感じられました。
高崎さんがいつも前向きに理想をもって、
活動を広げよう高めようとしているのが
このような結果につながっていると感じました。

 

 

 組織を運営していく上で、こういう外部目線の意見はとても大事です。内部だけの意見で進めていくのではなく、いつもこういう外部目線の評価を受けながら進めていきたいと思っています。いろいろな意見、ぜひお聞かせください。

 メールアドレスはpukapuka@ked.biglobe.ne.jp

ケンさん卒業

わんどのゆっこです。

雪の降った今日はケンさん卒業の日でした。

ケンさんの好きなもの。
笠地蔵さん
UFOとUFO焼きそば
笑っていいともとタモリさん
いい天気と紅葉
東京タワーと富士山
オリンピック
どんな時も
MISIA
競艇
なわとび
かわいいおねえさん

体も声も存在感もこころも何もかも大きくてパワフルなケンさん。
来週から寂しくなります。

新しい場所でもおひさまのような笑顔でほっこりする絵をたくさん描いてね!

ワークショップでまた一緒に絵を描いたり、歌ったりしようね(T ^ T)

※よっしーの描いた似顔絵激似です。

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看板作りワークショップ

こんにちは、わんどのゆっこです。

報告が遅れましたが、先週土曜日の看板作りワークショップは大成功でした!
朝から冷え込んだ一日でしたがこどもたちも親御さんたちも元気いっぱい!
手を絵の具だらけにして全員で作り上げました。

始める前に「わんど」の由来を説明しました。

“わんどは漢字では湾処と書きます。

川とつながってできる水たまりで、魚や鳥、虫、草や木など様々な生き物たちが集まって暮らしています。水の流れが緩やかで大雨の時もみんなを守ってくれるため、子どもたちが安心して育つことができたり、傷ついて弱った生き物が癒される場所でもあります。そして十分に力をつけて成長したら川や海、陸、それぞれへ旅立っていくのです。

参加者のたけちゃんからは「わんどってワンダーランドの略なの?」って質問が。

英語で同じ読みのwandは“魔法の杖”という意味です
ワンダーランドって聞くとわくわく楽しい気持ちになりますね。
うん、それもいただき!

また東北地方の方言では“わたしたち”という意味になるのだそうです。

どれも「わんど」の目指すものにぴったり。
いろんな意味合いが重なってより深く「わんど」を表してくれます。

看板は絵の具や接着剤を十分に乾かして、最後に文字を張り付けてまもなく完成です。
作制中の様子は順次HPやFBでアップしていきますね☆

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ほれぼれするほどいい顔をして

 ケンタロウくんのことを日記に書いたら、昔いっしょに「あそぼう会」をやった地域の仲間サキさんが連絡をくれました。いっしょに「あそぼう会」やった仲間に知らせるので、連絡先を教えて欲しいということでした。

 30年ほど前、ケンタロウくんの担任をしていた私は、こんなすてきな子どもたちを養護学校に閉じ込めておくのは「もったいない」と、せっせと公園に連れ出し、いろんな人たちといっしょにあそんでいました。そこへ参加したのがサキさんであり、何人かの地域の友人たちでした。

 ケンタロウくんたちのことをいっぺんに好きになり、ほんとうによくあそびました。このときできた仲間で「みちことオーサ」の上映会をやったり、うどん屋をやったり、ワークショップをやったりで、ずいぶん活動の幅が広がりました。

 活動の幅が広がる中で、障がいのある人たちを取り巻く社会的な問題について、ほんとうにたくさんのことを学んだ気がしています。下手すると堅い話になりがちなこの手の話題であっても、ケンタロウくんたちといっしょの「あそぼう会」は、なぜか楽しく語れました。ケンタロウくんの「ひゃ〜」っていう、みんなを幸せな気持ちにさせる笑い声がみんなをつないでいたからだと思います。

 そのときのつながりがまだ生きていたというわけです。

 日記に書いた次の日に、葬儀場までケンタロウくんに会いに行きました。きりっと引き締まったいい男の顔でした。

 そばにいたお母さんに

「ケンタロウって、こんなにいい男だったんだね」っていうと

「そうなのよ」とうれしそうに言ってましたが、このいい男が作ったつながりが、今も生きているんだから、すごいのひとことです。私はといえば、君と出会ったおかげで、その後の人生がほんとうに楽しいものになったんだよ、それまでと全く違う毎日が始まって、ほんとうに楽しかったよ、と、またケンタロウに感謝したのでした。

 42歳、ほれぼれするほどいい顔をしていました。

 

  

 

 

 

ここには社会の希望がある気がします

 日経イニシアティブ大賞の原稿を書いていて気がついたことがあります。瀬谷区役所の外販の売り上げが5年で10倍になった(販売のことですから毎回というわけではありませんが)ことを書きながら、これはぷかぷかの側からのメリットであって、それだけを書いても何か小さい話だなと思いました。そうではなく、お客さんにとってもパンを買う以上のことがあることをしっかり書かないと片手落ちのような気がしました。

 先日ワークショップの記録映画を撮っている宮沢さんの撮影につきあって瀬谷区役所まで行ったのですが、お客さんの何人かはお店に来るなり親しいメンバーさんと楽しそうに「やぁ!」ってハイタッチしていました。パン屋に来て店員とハイタッチするなんてことは、普通はあり得ないことです。これはお客さんとぷかぷかのメンバーさんがどういう関係にあるかを明確に物語っているように思うのです。そういう関係が売り上げを伸ばしたのですが、お客さんにとってはどういう意味があるのでしょう。

 毎週木曜日、彼らのにぎやかな声が聞こえると「あっ!来た来た!」とわくわくしながらお店に行きます、と以前語ってくれた区役所の方がいました。「なんとなくいやだ」「怖い」「何するかわからない」といった先入観で地域社会から締め出されることが多い現状を考えると、わくわくしながら彼らと会うことを楽しみにしている人がいる、ということは、ほとんど奇跡に近い、と思います。ここには社会の希望がある気がします。

 しかもそれは「ぷかぷか」の側から、メンバーさんとのおつきあいの仕方とかをいろいろ説明したしたわけでもなく、彼ら自身が作ってきた関係です。地域社会から締め出されているという社会的な課題を彼ら自身の手で解決しつつある、彼ら自身が希望を生み出しているということです。

 ぷかぷかは「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ」というメッセージを発信し続けていますが、それは彼らのためというよりも、地域社会全体が、彼らといっしょに生きていくことで、より豊かになることを願っています。

 パンを買いに来たときに、彼らとひとことふたこと言葉を交わします。そのとき、「あ、こんなすてきな人がいたんだ」って気がついて「パンもおいしいし、また行こう」って思った人がだんだん増えて、今のように行列のできるほどのお店になっているんだと思います。

 「世の中にこんなすてきな人がいた」という出会いは人生を豊かにします。ですから、外販は売り上げをぷかぷかにもたらすだけでなく、お客さんの側にも豊かなものをもたらしている気がするのです。社会の希望といっていいくらいの豊かさです。

  

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これって、なんかすごいことじゃないかって

 ぷかぷかの理事会がありました。いつもは話し合いだけなので、今日は働く現場を見てもらいました。理事のみなさんはお店にはよく来ているのですが、働いている現場はまだ見たことがありませんでした。

 みんなの真剣な仕事ぶりに理事のみなさん、一様にびっくりされたようでした。

 「スタッフが多いので、その指示の元でやっているのだろうと思っていたのですが、そうではなくて、みんな自分で考え、判断して働いているので、本当にすごいと思いました」

とおっしゃった方もいました。

 「みなさん、生き生きと楽しそうに働いていました。楽しそうだけれど、真剣で、目はみんな仕事をしている目でした。

 こんなふうに、社会のオマケではなくてしっかり働いている、そんなことがみんなの自信にもつながり、それがまた地域に幸せの種を蒔いてくれる、そんな現場を見た気がします。」

 と、自身のFacebookに書き込んでくれた方もいました。「地域に幸せの種を蒔いてくれる」という評価はとても新鮮な感じがしました。

 昨年暮れ、

「ぷかぷかは社会の希望です」

とメールをくれた方がいましたが、多分同じようなことをおっしゃったのだと思います。

 ぷかぷかは障がいのある人たちの働く場ですが、彼らの働く姿が「地域に幸せの種を蒔いてくれる」とか「社会の希望です」と言わせたりして、これって、なんかすごいことじゃないかって思いました。

 今まで「社会のお荷物」としか見られてなかった障がいのある人たちが、こんなにも真剣に働いていた…。仕事なんてたいしてできないと思われていた彼らが、スタッフにいろいろ指示されてではなく、自分でちゃんと考え、判断して働いていた…。それは社会の彼らに対する評価を彼ら自身がひっくり返したことであり、なんだかとても痛快です。こういったことが社会をよりよい方向へ変えていくきっかけになり、みんなが気持ちよく生きていく社会を実現する手がかりになるように思うのです。

 そこに社会の希望を見いだした人たちに拍手!です。

 

  


 

 

ケンタロウくんに感謝

 ケンタロウが亡くなりました、と朝、お母さんから電話がありました。ケンタロウくんは養護学校の教員になって2年目に担任した子どもで、今はもう40歳くらいになっています。ガンだったようです。

 ケンタロウくんは犬が大好きで、いっしょに散歩に行って犬を見つけると、だーっと駆け寄り、思いっきりぎゅっと抱きしめて、顔をべろべろなめ回していました。犬がケンタロウくんの顔をなめたのではなく、その逆だったので、犬の方がどぎまぎしていました。私も犬は大好きですが、ケンタロウくんとは「好き」のレベルが違うと思いました。

 気持ちのストレートな表現に感動してしまったことを未だに覚えています。自分を抑えるものがないというか、なんて自由なんだと思いました。自分の気持ちをここまで素直に表現できたら気持ちいいだろうなと思いました。

 ワークショップを始めたのもこの頃でした。ケンタロウくんはいっしょに芝居をやったりというのはむつかしい人でしたが、といってワークショップに参加しなかったわけではなく、とにかくよく笑う人で、みんながいろいろアクションをやるたびに、それに反応してケラケラ笑い、ワークショップの場をしっかり支えていました。

 お母さんはワークショップをめいっぱい楽しんでいました。発表会で、男の子ともじもじしながらデートする役をやり、20歳くらい若返ったその役を存分に楽しんでいました。

 自分が楽しむことを知っていたお母さんだったので、その頃養護学校の子どもたちといっしょに公園で遊ぼう!ということで月二回くらい集まっていた「あそぼう会」を中心になって楽しんでいました。障がいのある子どもたちのため、というより、お母さん自身が楽しんで遊んでいるところがいいと思いました。自分の人生を楽しむ、ということを、子どもの人生と同じくらい大事にしている人でした。

 重度の障がいを持った二人が施設を出て街の中で自立生活をするというドキュメンターリー映画「みちことオーサ」を自主上映したときも、小山内みちこさんとオーサという脳性麻痺の二人の女性の生き方に、いっしょに感動し、いいね、いいねと言いながら、ずいぶんいろいろな話をしました。この映画の上映がきっかけで、「遊ぼう会」が障がいのある人たちの社会的な生きにくさ、という問題に目を向けるようになりました。

 障がいのある人が電車の中で赤ん坊の髪の毛を引っ張り、そういう子どもをひとりで電車に乗せないでください、という投書が朝日新聞に載ったときも、いちばんよく話ができたのは「遊ぼう会」の人たちでした。ケンタロウくんのお母さんをはじめ、障がいのある子どもたちを抱えたお母さんたちと、地域の方たちがいっしょに話ができるような集まりが「遊ぼう会」でした。障がいのある人たちと、そうでない人たちがお互い知り合う機会をもっともっと作った方がいいね、投書したお母さんが障がいのある子どもと少しでもおつきあいがあれば、もう少し対応は違っていたと思うよ、といった話が「遊ぼう会」ではできました。

  今「ぷかぷか」でいつも話題になる、お互い知り合う機会を作った方がいい、という話は、ケンタロウくんのお母さんといっしょにいろいろやってた30年ほど前に生まれたのでした。

 ケンタロウくんとそのお母さんは、私が学校から飛び出して、地域でいろいろ動き始めた頃のいちばんの仲間でした。そして何よりもケンタロウくんは、私がこの世界にのめり込むきっかけを作ってくれた何人かの子どものひとりでした。ケンタロウくんに感謝!

 

パン教室はパンといっしょに希望のある未来を

 1月17日、パン教室がありました。今回も地域の子どもたちがたくさん参加し、にぎやかで楽しいパン教室になりました。

 

 最初にケーキ作りで卵をホイップ

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あれ?レシピはどうだっけ?

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ハンドミキサー使ってどんどんホイップ

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あんこになる小豆を洗います。

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ケーキをオーブンに入れたあとはパン作りに。生地をこねます。

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この力強い手

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別のテーブルでは、ケーキのトッピングに使うリンゴを切っていました。

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小さな子どもも一生懸命こねます。

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この手つきがいい

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子どもたちは飽きると別室へ

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自閉症と診断された子どもとこんな幸せな時間を作っている人もいました。

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こっちまで幸せな気持ちになってシャッター切りました。

 

おひさまの台所の大将からレシピを教わります。

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ミネストローネスープの準備

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発酵が終わり、生地を分割、丸めます。

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私に生地をちょうだい

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真剣に丸めます。

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この集中力がすばらしい

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肉まんの具を包んでせいろに並べます。

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パンが焼き上がります。

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ケーキの飾り漬け

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ミネストローネスープのできあがり

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できあがったケーキ

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ようやく食事のできあがり。

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こんなにたくさん子どもたちが集まって、パン教室はパンといっしょに希望のある未来を作っているんだと思います。

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日々の小さな物語が積み重なって

 11月半ばにFacebookページを始めてちょうど2ヶ月。どんなふうに情報発信するのがいいのか、よくわからないまま試行錯誤しながら、ぷかぷかってこんなところだよ、こんなことやってるんだよ、というメッセージを私流で発信してきました。

 朝、ケンさんといっしょに郵便局に入金に行くついでに、カフェ、お惣菜、パン屋をぶらっと見て回ります。いいなと思うところの写真をバチバチ撮っていると、すぐに100枚くらい撮れてしまいます。パソコンに移し、その中からぷかぷからしい小さな物語が生まれそうなものを10枚くらい選んで、ひとことだけコメントつけて発信しています。

 Facebookページを見る人に、ぷかぷかの日々の小さな物語が伝わるといいなと思っています。日々の小さな物語が、いくつもいくつも積み重なって、ぷかぷかがあります。就労継続支援B型事業所とか、ぷかぷかの理念とか、ぷかぷかを語るものはたくさんありますが、いちばんよくわかるのは、やはりこの日々のなんでもない出来事の積み重ねだろう、とFacebookページを始めてからあらためて気がつきました。

 そのなんでもない出来事の写真をいくつも撮り、それを眺めていると、いろんな小さな物語が生まれます。

 シューさんはぷかぷかでいちばん年上です。今日はタマネギを切っている手のアップを撮りました。年季の入った手で、シューさんの長い人生が伝わってくるような気がしました。タマネギをしっかり握る手には、長い人生経験を通しての自信のようなものを感じました。シューさんとお話しすると、ひとり暮らしで大丈夫なのかな、といつも心配してしまうのですが、包丁を持つ手と、タマネギを握りしめる手には、そんな心配をはねのけてしまうような自信があふれていました。この手がシューさんの人生をたくましく切り開いてきたんだろうと思います。ほんとうに、すばらしい手です。

 人の手は、その人の人生を語るんですね。そんなことを教えてくれたシューさんの手でした。

 そんな小さな物語を伝えたくて「今日の仕事人ー2」のタイトルでアップしました。

 

 こんな小さな物語が毎日積み重なって「ぷかぷか」があるんだ、とFacebookページは教えてくれた気がしています。

 

 

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