ぷかぷか日記

ちょっと気恥ずかしくなるような感想ですが…

 明日いよいよ『ロはロボットのロ』 の公演です。

 まだチケットありますのでぜひ来てください。

 

『ロはロボットのロ』プロモーションビデオ

https://www.youtube.com/watch?v=__xxHxCIpz8

 

 ちょっと気恥ずかしくなるような感想ですが、うれしくなるような内容なので再度載せます。

●●●

【ロはロボットのロを観ながら ずっと、高崎さんを感じていました】

感想文に、こんな題名をつけてしまったら、こんにゃく座の方がずっこけちゃうかな、とおもいつつ、正直に書いています。

『ロは ロボットのロ』

とても楽しかったです✨

夫と、7歳、4歳の息子と4人で観覧しました。

後半は、4歳の息子が
お金のオトコと魔女がこわい、
とぽろぽろ泣き出し、

まだ、『この世界は善である』の中で生きている彼には
外面は悪人だけれど、良心もある、という仕組みはなかなか難しいだろうなあと

親子室と、劇場外をうろうろしながらの観覧となりました

一方、7歳息子は、とっても楽しかったそうです。
『この世界は美しい』を生きはじめ、そしてお話が大好きな彼にとって、生のオペラは、たまらなく興奮する、楽しい時間だったようです。

数日経った今も、兄弟で「テト」の歌を歌ったり、魔女のお尻をペンペンする真似をしたり、
様々なシーンを思い出しては
楽しそうに再現しています。

さて。冒頭の高崎さんを感じていたというお話です。

いま、ここにいる高崎さんが
まるで、『ロはロボットのロ』の舞台の中に生きているように感じていました。

それは
ぷかぷかを、なみなみならぬ想いで立ち上げ、
毎日、どんなことがあっても
大切なメンバーさんとともに生きるんだ、
絶対いっしょに生きていった方が、人生楽しいよ、
とみんなに発信しつづけるお姿を拝見していたからかもしれませんし、

また、
『ロはロボットのロ』を
ぷかぷかをつくったときに
かならず地域のこどもたちにプレゼントするんだって決めていた、という力強い想いを知ったからかもしれませし、

高崎さんが
舞台を愛する人である
と著書を読んで
知っていたからかもしれません。

なぜだか
わかりませんが

ロボットと
人間が
同じ舞台の上で

一番大切なもののために
必死に生きる姿をみて

ああ、これは高崎さんの人生の一部なんだ

と思ったわけなんです。

ロボットにも
感情があって

大切なものを
わが身をかえりみずに
まもりとおす
貫き通す
尊い意志を持っている

どんな人にも
弱い部分もあれば
強い部分もあって

そのすべてが愛おしいんだよ

一人ひとりが
大好きなことを
したらいいんだよ

って

ぷかぷかのページをとおして

いつも
いつも
高崎さんが

わたしたちに発信してくれているメッセージが

あのオペラの中に生きている

だから、

ああ、
この
『ロはロボットのロ』には

高崎さんがいるんだなあって

思ったのかもしれません

とても胸を打つ作品でした。

こんにゃく座の方たちの
素晴らしい上演

そして

地域のわたしたちに
プレゼントしてくださった
高崎さんに

心から感謝します。

今度、
高崎さんに会ったら

きっと
高崎さんの笑顔の中に

大好きなこと
大切なことを
つらぬきとおした
「テト」の笑顔を
見つけるでしょう。

これからも

楽しみにしています✨

子どもたちが未来に希望を持てるような物語を作る

子どもたちにオペラをプレゼントすることの意味について、以前書いたブログを少し書き直して紹介します。

 

 「あなたはこの地域社会でどのような未来を作ろうとしていますか?」

と問われても、漠然としすぎていて、なかなか答えは出てきません。でも、子どもたちにオペラをプレゼントする、という具体的な企画があって、それに協力するとすれば、

「そこにどのような夢を込めますか?」

という問いなら、なんとなく語ることができるような気がします。

 それはこの企画に込める夢を通して、自分の中にある未来を具体的に語ることだと思います。

 「オペラ、芝居、コンサートなど、文化的な催しがひしめく地域社会にしよう」

 「子どもたちが自分でしっかり歌を歌うとか芝居をやるとかいった自由に自分を表現できる環境を整えてあげたい」

 「学校が息苦しいと感じる子どもがいれば、その子が生き生きと生きられる場を作ろう」

 「大人だって息苦しいんだから、大人の居場所も作ろう」

 「子どもの居場所と大人の居場所が一緒になるとすごくおもしろいことができるんじゃないか」

といった、そんな夢をたくさん集めれば、地域の未来を語る壮大な物語ができあがることになるのではないかと思うのです。

 役所が出すような、人の息づかいが感じられないようなプランではなく、地域の大人たちが、自分たちの頭で考え、自分たちの子どもの未来を見据えながらみんなで夢を語り、そこから生まれるような力強い物語です。

 大人たちはもちろん、なによりも子どもたちが未来に希望を持てるような、そんな物語です。それこそが地域のみんなが望むような未来を作っていくのではないかと思うのです。

 そういう地域社会の未来を見据える物語が私たちにないこと、地域の未来をどのように作っていくのか、というビジョンが私たちにないこと、こういう仕事は行政がやるものだと私たちは思っていること、そういったことこそが、地域社会の課題だと思うのです。

 子どもたちにオペラをプレゼントする、という企画は、そういう課題に気がつき、みんなが自分の力で地域社会の未来を作っていくきっかけになるように思うのです。

 

 明日そのオペラをやります。

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チケットはこちら

pukapukaopera.peatix.com

 

メール info@pukapuka.or.jp でも申し込めます。チケットは当日受付においておきますので、そこで代金をお支払いください。

 

子どもたちにオペラをプレゼントする企画、まだ少しお金が足りませんので、引き続き寄付をお願いします。

 

●郵便振替口座 口座記号 00260-4  口座番号 97844

        加入者名 NPO法人ぷかぷか

●ゆうちょ銀行 NPO法人ぷかぷか 記号:10230  番号:19645501 

●横浜銀行 NPO法人ぷかぷか 理事長高崎明  

      支店名 中山   口座番号 1866298

 

当日受付にも寄付箱を置きます。

ママ、『テトのパンは、あ』を歌おうよ

 子どもと一緒に毎日「テトのパンは、あ」という歌を歌っているという方の感想です。

 

●●●

「歌のワークショップ」に参加してから、息子(5歳)はオペラのCDを毎日聞きたがるようになり、『テトのパンは、あ』を全部歌えるようになりました。そして、毎朝のように「ママ、『テトのパンは、あ』を歌おうよ」と誘われ、一緒に歌いました。梅雨真っ只中のどんよりした朝も、歌い終わると歌詞通り「新しい希望と、新しい喜びと、新しい元気」が溢れる新しい朝になっている気がして、歌と言葉の力を実感する毎日でした。息子も最後の「新しい希望と〜」からの部分が一番気に入っていたようです。毎日歌を聞いていた一歳の娘も、ラストの「あ、あ、あ、あ〜」のところは「あ、あ、あ〜♪」と歌うようになり、これまたほっこりさせられる瞬間でした。

 息子は、テトがピーマン嫌いで、無理やり食べさせられて「おえ〜」っとなるところと、エドとドリトル博士の早変わりのところが一番よかった!と終わってから何度も話していました。そして、ピアニストのすごさも改めて感じたようで、握手会の時には、緊張しながらも感想を伝えていました。お腹を抱えて笑ったり、真剣に見いったり。一緒に歌うのも忘れ、お話の世界に没頭しているようでした。
 娘は、途中ぐずることもあり、座席と親子室を往復しながらの観劇になりましたが、歌が始まると階段を降りて舞台に近づこうとしていて、ワークショップの時同様、かぶりつきで歌を聴きたかったようです。

 私にとっては、以前一度観た作品を、自分の子どもを連れて再び観ることができ、楽しさを共有していることに不思議な感慨を覚えつつ、夢のように過ぎていった素敵な時間でした。ラストの「テトのパンは、あ」を聴きながら、「どうか終わらないで〜。もっと聴かせて〜」と名残惜しくなりました。

●●●

 

 オペラの中の歌が、こんなふうに子どもとの毎日を楽しくしてる、ってすごくいいなと思います。

 毎朝、歌い終わると

《 歌詞通り「新しい希望と、新しい喜びと、新しい元気」が溢れる新しい朝になっている気がして…》

というところがすごくいいですね。

 

♪ 晴れた日も 曇った日も 雨の日も

  哀しい時も 苦しい時も 淋しい時も

  やってくる 朝の あ

  新しい希望と 新しい喜びと

  新しい元気が窓たたく

  朝の あ

  ああああ

  新しい朝の あ

 

 オペラを見た子どもたちが、毎朝、こんな朝を迎えてくれたら、と思います。

 

 明日、このオペラをやります。ぜひ見に来てください。

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チケットはこちら

pukapukaopera.peatix.com

 

メール info@pukapuka.or.jp でも申し込めます。チケットは当日受付においておきますので、そこで代金をお支払いください。

 

『ロはロボットのロ』外国で公演したときの映像

『ロはロボットのロ』韓国で公演したときの映像です。言葉を超えて子どもたちにメッセージが届いていたようでした。人間の普遍的なメッセージがこの作品には込められているのだと思います。

韓国公演の映像

https://www.youtube.com/watch?v=prhvyL7Sz20

 

 いよいよ明日みどりアートパークでやります。たくさんの子どもたちに来てほしいと思っています。お知り合いにぜひ声をかけてください。

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チケットはこちら

pukapukaopera.peatix.com

 

メール info@pukapuka.or.jp でも申し込めます。チケットは当日受付においておきますので、そこで代金をお支払いください。

 

子どもたちにオペラをプレゼントする企画、まだ少しお金が足りませんので、引き続き寄付をお願いします。

 

●郵便振替口座 口座記号 00260-4  口座番号 97844

        加入者名 NPO法人ぷかぷか

●ゆうちょ銀行 NPO法人ぷかぷか 記号:10230  番号:19645501 

●横浜銀行 NPO法人ぷかぷか 理事長高崎明  

      支店名 中山   口座番号 1866298

 

当日受付にも寄付箱を置きます。

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一日だけのオペラハウス

 オペラシアターこんにゃく座の人たちはいろんな作品を持って旅公演を続けています。大道具、小道具、照明機材、衣装、洗濯機などを大型トラックに積んで旅をします。町に着くと、それらを下ろし、舞台を組み立て、歌役者さんたちがそろうと、一日だけのオペラハウスの出現です。

 7月15日(月)、みどりアートパークにオペラハウスが出現します。朝9時から仕込みを始め、12時からリハーサル、14時から本番です。子どもたちの熱気むんむんの中で、『ロはロボットのロ』のオペラが展開します。

 16時半頃、オペラが終わると、すぐに舞台のばらしに入り、18時頃には、すべてトラックに積み込み、最後は洗濯した衣装をハンガーにつるしたままトラックの中のひもにかけます。

 ひとときの夢のような時間をいっぱい積み込んで、トラックは次の町に出発です。

 

一日だけのオペラハウス

https://www.youtube.com/watch?v=KH5J6ETV6b4

 

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チケットはこちら

pukapukaopera.peatix.com

 

メール info@pukapuka.or.jp でも申し込めます。チケットは当日受付においておきますので、そこで代金をお支払いください。

 

子どもたちにオペラをプレゼントする企画、まだ少しお金が足りませんので、引き続き寄付をお願いします。

 

●郵便振替口座 口座記号 00260-4  口座番号 97844

        加入者名 NPO法人ぷかぷか

●ゆうちょ銀行 NPO法人ぷかぷか 記号:10230  番号:19645501 

●横浜銀行 NPO法人ぷかぷか 理事長高崎明  

      支店名 中山   口座番号 1866298

 

当日受付にも寄付箱を置きます。

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こんにゃく座の新しい歌

オペラシアターこんにゃく座の新しい歌です。しみじみ、いい歌だなぁ、と思います。

https://www.youtube.com/watch?v=tJMMU9F_vYQ

 

 ピアノを弾いているのが『ロはロボットのロ』を作曲した萩京子さんです。朝どれソングの歌も萩京子さんです。すばらしくセンスのいい方です。

 15日の『ロはロボットのロ』、楽しみにしていてください。

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チケットはこちら

pukapukaopera.peatix.com

 

メール info@pukapuka.or.jp でも申し込めます。チケットは当日受付においておきますので、そこで代金をお支払いください。

魔女の歌が子どもたちに届くといいな

 以前書いたブログですが、大事なこと書いているので、少し変えて再度載せます。

 

 魔女の娘ジーンはパンが大好きです。特にテトの作ったパンがいちばんのお気に入り。舞台の上で、パンを食べて食べて食べまくります。

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ジーンの歌は豪快です。スケールの大きさが、なんともすごい!

 

♪ パパパパパンパン

 まるで魔法

 パパパパパンパン

 

 ヒバリより高く空を舞う

 マウントフジに はしごをかけて

 自由の女神と インド象をのせて

 青い地球をひとまたぎ

 

 パパパパパンパン 

 まるで魔法

 パパパパパンパン

 

 ロケットより高く空を舞う

 月のウサギを頭にのせて

 土星の輪っかを浮き輪に変えて

 青い銀河をひと泳ぎ

 

 パパパパパンパン

 

 もっともっとパンをちょうだい

 もっともっと

 もっともっともっとパンをちょうだい

 もっともっともっと

 もっともっともっともっとパンをちょうだい

 もっともっともっともっと

 もっともっともっともっともっと ♪

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 いつも悪役をやる魔女ですが、世の中でだんだん居場所をなくしていくことを嘆く歌もあります。

 

  かつてお化けや精霊、妖精やらは人間の仲間でした。この世界には不思議なことがたくさんあり、そこにお化けや精霊、妖精がいて、人間の心を豊かにしていました。ところが科学はその不思議な世界を隅に追いやってしまいました。私たち魔女もそのせいでこの世界から居場所を失った、と嘆くわけです。ロボットは科学の象徴。だから嫌いだ、と。

 とても筋の通った大事な話です。

 小さな子どもたちは魔女を怖がります。泣き出す子もいるくらいです。いい世界を生きてるんだな、と思います。いつまでもそういう世界を大事にしてほしいなと思います。

 

 ぷかぷかができた頃、トトロが好きだ、という子どもが時々お母さんとパンを買いに来ました。その子が来ると、私もわくわくして、急に声をひそめ、子どもの耳元で

「あそこの大きなケヤキの木にはね、実はトトロがすんでるんだよ」(「ぷかぷかさんのお昼ごはん」の前にある大きなケヤキの木)

と、話をしました。

「え?ホント?」

と、目がキラキラします。

いつも日の暮れかかる頃来たので、

「もうちょっと暗くなるとね、トトロが傘を差してケヤキの上を飛ぶんだよ、あの辺だよ、ほらあそこ」

って、指さすと、子どもはからだを乗り出してじぃっとケヤキの上を見つめていました。こういう姿を見るとうれしくなります。

「そうそう、ねこバスも来るんだよ。すごいスピードでやって来るんだよ。はっぱのきっぷで乗れるみたいだから、はっぱを持ってあそこに立っていたら、ひょっとしたら乗れるかも」

なんて話をすると、ほんとうに目をキラキラさせながら聞いていました。

 そんな子どもがもう6年生。つい先日は剣道着を着たままやって来て、今、稽古の帰りです、なんてちょっと太くなった声で言ってました。トトロの話は覚えているのかな、と思いました。

 

  オペラ「ロはロボットのロ」に登場する魔女は、私たち自身が見失っている不思議な世界を生きているのです。魔女の歌が子どもたちに届くといいな、と思っています。

 魔女の歌、しっかり聞いてください。

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 チケット、まだ100枚くらいあります。ぜひお友達誘ってください。魔女に会いに行こう!って。

 

チケットはこちら

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メール info@pukapuka.or.jp でも申し込めます。チケットは当日受付においておきますので、そこで代金をお支払いください。

 

子どもたちにオペラをプレゼントする企画、まだ少しお金が足りませんので、引き続き寄付をお願いします。

 

●郵便振替口座 口座記号 00260-4  口座番号 97844

        加入者名 NPO法人ぷかぷか

●ゆうちょ銀行 NPO法人ぷかぷか 記号:10230  番号:19645501 

●横浜銀行 NPO法人ぷかぷか 理事長高崎明  

      支店名 中山   口座番号 1866298

 

当日受付にも寄付箱を置きます。

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魔女はね、本当はやさしいんですよ。

空をかついで

昨日のぷかぷか日記で、

「お子さん、騒いでも大丈夫ですよ」

って書いたら

「寝転んでも楽しく観られるオペラなんて本当に嬉しいです。 子どもが小さい時に、こんな機会があったらな…。

 音や暗さが怖くて会場でパニックになったらどうしようかと、なかなかチャレンジできなかったのを思い出します。」

 と、書き送ってくれた方がいました。

 子どもが小さいときは、みんなそうですよね。心配事がいっぱいあります。まして障がいを持っているとパニックになったり、いろんな想定外のことが起こります。

 でも、今回は大丈夫ですよ。ぷかぷかのスタッフが何人も会場にいますので、何があっても、なんとか対応します。どうぞ安心してお子さんと一緒に、ひとときの夢の世界を楽しんでください。

 

 オペラシアターこんにゃく座は、子ども向けの作品を持って旅公演をすることが多いので、子どもが騒いだりすることには慣れています。

 私の子どもが小さい頃、保育園の送り迎えに車の中で、オペラ『セロ弾きのゴーシュ』のCDを毎日のようにかけていました。子どもはなんとなく聴いているうちに、歌を全部覚えてしまいました。いいものは、何も言わなくても、子どもの中にちゃんと入っていくんですね。しかも大人よりもはるかに覚えるのが早いです。

 で、あるとき『セロ弾きのゴーシュ』の公演に連れて行ったら、一番前の席で、思いっきり大きな声で歌っていました。歌役者は、ものすごくやりづらかったと思うのですが、それでも文句ひとつ言われませんでした。子どもは大満足のようでした。

 

 こんにゃく座も会場によっては客層が違うので、一概に子どもが騒いでもいい、という風にはなりません。六本木の俳優座劇場に子どもを連れて行ったときは、ぐちゃぐちゃとうるさく言っている子どもたちに、まわりから非難の目線が集中し、すごく疲れたことがあります。

 みどりアートパークについては、そんなことは絶対にありませんから、安心して連れてきてください。 

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 子どもたちへの思いがあります。

 石垣りんさんの詩に『そらをかついで』というのがあります。萩京子さん(オペラ『ロはロボットのロ』を作曲)が、曲をつけています。

 

  肩は/首の付け根から/なだらかに延びて。

  肩は/地平線のように/つながって。

  人はみんなで/空をかついで/きのうからきょうへと。

  子どもよ/おまえのその肩に/おとなたちは/きょうからあしたを移しかえる。

  この重たさを/この輝きと暗やみを/あまりに小さなその肩に。

  少しずつ/少しずつ。

 

 『空をかついで』

 https://www.youtube.com/watch?v=mZjhGF6pyx0&feature=youtu.be

 

 オペラ見ながら、みんなで空をかついでいきたいな。

 だから、子どもたち、途中で騒いだっていいんだよ。

 わいわい、にぎやかに、楽しく空をかついでいこう!

 

チケットはこちら

pukapukaopera.peatix.com

 

メール info@pukapuka.or.jp 

もしくは電話で申し込んでも大丈夫です。045-923-0282(担当:魚住、近藤)

代金は当日受付でお支払いください。

お店でも購入できます。「アート屋わんど」にお越しください。

 

子どもたちにオペラをプレゼントする企画、まだ少しお金が足りませんので、引き続き寄付をお願いします。お店に寄付箱をもうけています。よろしくお願いします。

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振り込みもできます。

●郵便振替口座 口座記号 00260-4  口座番号 97844

        加入者名 NPO法人ぷかぷか

●ゆうちょ銀行 NPO法人ぷかぷか 記号:10230  番号:19645501 

●横浜銀行 NPO法人ぷかぷか 理事長高崎明  

      支店名 中山   口座番号 1866298

重度障害の当事者を国会に送り込む

 相模原障害者殺傷事件が起こったとき、安倍総理はなんのメッセージも発信しませんでした。一国の首相としてとても恥ずかしいことです。あれだけの事件が起こりながら、何を考えているのかと思いました。彼の人間性がよく出ていると思いました。多分、ふだん障がいのある人たちのことなど全く考えていないから、こういうときに語るべき言葉がないのだと思います。

 野党の議員についても、事件について心に響くようなメッセージを出した人はいませんでした。一般的な、ありきたりのメッセージは見かけたことはありますが、気持ちのこもった本気のメッセージ、持続するメッセージは見たことがありません。

 相模原障害者殺傷事件から見える社会を変えていこう、という国会議員が一人もいないのは、寂しい限りです。事件を自分事として考えられないのでしょう。

 結局はいつも書いていることですが、障がいのある人たちとのおつきあいがないことが一番の原因だと思います。

 そんな中で、国会に重度の障がいのある人たちを二人も送り込もうという政党ができました。山本太郎がたった一人で立ち上げた「れいわ新撰組」です。

 その一人ふなごやすひこさんは

 「障害者だから気づけることがある」

が「強み」だそうです。

 障がいのある人たちの、この社会における生きにくさは当事者が一番よくわかります。それを自分の「強み」にしようというのですから、心強い限りです。

「もし私が当選したなら、私にかかわる人たち、つまり議員たちが、私と議会で上手に接していくことや、同じように発言するための工夫をする姿を、人々が見れば、街場での人々の障害者への接し方も変化が生じる気がします」

 

 重度の障害当事者を国会に送り込むというのは、障がいのある人たちの生きにくい社会を本気で変えていく、ということです。そのことにすごく共感します。

 

 れいわ新撰組は、この重度の障がいのある人二人を比例区の1位、2位に置き、山本太郎は3位においています。重度障害者二人が当選しないと山本太郎は当選しないのです。山本太郎の姿勢がよく見えます。

 

 街頭演説の言葉がすばらしい

「山本太郎率いる、れいわ新選組。どんな社会をつくりたいのかってことですよ。
簡単に言うと、死にたくなるような社会、やめようって話なんですね。
自分が生きてていいって思える社会、つくりましょうよ。
自分が存在しててもいいって思えるような社会、つくりましょうよ。
それが本当は、政治の仕事じゃないですか?」

 

  雨宮処凛さんが書いています。

maga9.jp

 

れいわ新選組

https://www.reiwa-shinsengumi.com

 

 NPO法人ぷかぷかは、その設立目的に、障がいのある人たちの社会的生きにくさを少しでもなくす、ということをあげています。社会に対し、ものを言い続けます。

オペラ、お子さんが騒いでも大丈夫ですよ。

 たいていのオペラは、シ〜ンと静まりかえった雰囲気で上演されます。でも『ロはロボットのロ』の公演はいつもにぎやかです。子どもたちがいっぱい見に来ているからです。子どもたちが目一杯楽しんでいるからです。笑い声も、泣き声も、わんわん響いています。子どもたちの元気さに、歌役者さんたちは支えられています。

 花岡さんがオペラについて書いてくれました。

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こんにゃく座のオペラがまた上演されます(^^)

hanaも観に行ったことがあるのですが、ぴょんぴょんしながら楽しそうに見ていました。

障がいのある子だけではありません。どんな小さな子でも、ここなら安心して観ることができます。

子連れでオペラを観にいかれるのはそうそうありませんよー!!

子どもたちに観てもらいたいという理由で、小学生までは500円だそうです(^^)

今回もhanaと観に行きます♡

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hanaちゃんは、いわゆる重度障害の子どもです。下の写真のようにどこでも寝っ転がります。

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 で、何にもわかってないかというと、ちゃんと周りを見ていて、たとえばワークショップで詩を朗読したときは、こんなふうに聞き入ったりします。

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 おもしろいものには、ちゃんとこうやって集中するのです。要するに本当におもしろいかどうかを、hanaちゃんは、ちゃんと見極めているのです。オペラ『ロはロボットのロ』も、こんな感じで見ていたんだと思います。

 障がいのあるお子さんも、ぜひ連れてきてください。もちろんふつうのお子さんも。 

 お子さんが騒いでも大丈夫ですよ。騒いでいるお子さんも、きっとどこかで舞台を見ていて、ふっと集中するときがあります。『ロはロボットのロ』には、子どもを惹きつける魅力があります。

 2歳のお子さんと見た人は

 子どもが2才なので最後まで観られるか不安でしたが、なんとか大丈夫でした。子どもが小さいと、なかなかオペラは観られないため、とてもよい機会でした。途中魔女が怖いと少し泣いていましたが、そういう感情を持てるのもよいなと。いろいろ笑える場面もあり、楽しかったです。

 

チケットはこちら

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メール info@pukapuka.or.jp 

もしくは電話で申し込んでも大丈夫です。045-923-0282(担当:魚住、近藤)

代金は当日受付でお支払いください。

お店でも購入できます。「アート屋わんど」にお越しください。

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