ぷかぷか日記

第7期演劇ワークショップが始まったよ

2年ぶりの演劇ワークショップ。新しい人も加わり、かなりの人数。舞台に乗り切れるのかどうか心配になるほど。

 新しい人も加わったので、お互いの関係作りと心と体のウォーミングアップでギブミーシェイプ(何人かのグループで体を使って形を作る)。パン、楽器、動物などをグループで作りました。

 

       

        

 

楽器を作った

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キリンの鳴き声をスマホで調べながら歩く
一緒にやった方は
 
 動物の身体表現する場面では、フタミンさんと同じグループになったのですが、フタミンさんがキリンの独特な鳴き声をして、その他の4人がブリッヂをして、足を表現しました。実際にやっていると、あまりにおかしくて面白いんです。そして、とても楽しい。
 練習ではうまく行っていたのですが、本番になるとフタミンさんはなかなか始めようとしませんでした。
 なぜなら、フタミンさんがキリンの鳴き声を携帯で調べている最中に、私たちの発表がきてしまったからです。
 発表中、フタミンさんは練習通りの鳴き声を出さずに、携帯を見て調べ続けていて、その間私達がひたすらブリッジをし続けるという予想できない結果になりました。それが一番印象深くて楽しかったです。
 

 

銀河鉄道のイメージをふくらませるために、ぷかぷか旅行で行った四国の「四国まんなか 千年ものがたり」の電車の写真をみんなで見ました。

 

 列車に乗っているシーンを作りました。

 

 

 

 

 

 『銀河鉄道の夜』に出てくる場面

ジョバンニは、せわしくいろいろのことを考えながら、さまざまの灯や木の枝で、すっかりきれいに飾られた街を通って行きました。時計屋の店には明るくネオン燈がついて、一秒ごとに石でこさえたふくろうの赤い眼が、くるっくるっとうごいたり、いろいろな宝石が海のような色をした厚い硝子の盤に載って星のようにゆっくり循ったり、また向う側から、銅の人馬かゆっくりこっちへまわって来たりするのでした。そのまん中に円い黒い星座早見が青いアスパラガスの葉で飾ってありました。

 

それをやってみました。

町は星祭りでとても賑やか。いろんなお店が出ています。ダンスがなかなか始まらないところがいい。

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このシーンに参加した人の感想

 

ぷかぷかさんのような個性を持った人たちとあれだけ密に関わったのは初めてだったので、発見の連続でした。
本当、色々な個性なのでひとまとめにはできませんが、やっぱり彼らのピュアさに自分も巻き込まれていった感じです。
はじめましてなのに、とても信頼して寄ってくる彼らと対峙して、自分が普段色々考えていることがバカらしくなったりとか、お互いの個性を尊重し合ってる感じとか、とても居心地が良かったです。
 

 

「35億年のサーカス」を歌いました。とても元気の出る歌です。

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 ぷかぷかさん達と一緒にやる芝居作りは、やっぱり楽しいなとあらためて思いました。思ってもみないアイデアが出てきたり、なかなか話が進まなかったり、戸惑ってしまったり…そういうことを全部含めて楽しいなと思うし、いっしょに生きていった方がトク!と思うのです。今年は宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』をベースに、そこに何人かの方の物語を載せていく予定ですが、どんな風にまとまっていくのか、いつものようにドキドキ、ハラハラしながらの展開になりそうです。どんなお芝居ができ上がるのか、楽しみにしていて下さい。11月27日(日)の午後、みどりアートパークのホールで発表します。

かなわね

 いい本を見つけました。

 

 ほんとうなら、かな「は」ね、となるはずのこの絵本のタイトル。

 小学校の頃に「は」と「わ」の区別がつけられなくて、うまく書けなかった著者の思いが詰まっています。

 

 と本の帯にあって、これは読まねば、と思いました。

 私の娘は精神障害と発達障害を併せ持っています。鬱の検査で大学病院に入院した時、発達障害であることがわかり、その検査結果を見た娘が、

「そうだったのか」

と、妙に納得したことを鮮明に覚えています。

 大学まで、なんとなく順調にいったように思っていたのですが、多分まわりとの関係の中でいろんな苦労があったのだと思います。

      かなちゃんのように泣くことも

      

 

 苦労の原因がわからないことの漠然とした不安。悲しく思うこともあって、かなちゃんのようにたくさん、たくさん泣いたんだと思います。(私はこの絵を見た時、娘の思いに直に触れた気がして涙が止まりませんでした。)

 そんな中で「発達障害」と診断され、今までモヤモヤと自分の中にたまっていたものが、ようやくわかった、という感じでした。

 もちろん、そう診断されたことで問題が解決したわけではありません。生きる苦労は相変わらずです。大学に入ってから鬱がひどくなり、ほとんど学校に行けないまま泣く泣く退学しました。鬱はただ単に気分が鬱状態になるのではなく、娘の場合、体が動かなくなりました。

 自分の人生が思うようにならなくて、荒れに荒れました。手がつけられなくなり、警察に来てもらったことも何度かあります。今はかなり落ち着きましたが、それでも一日中伏せっている日がたくさんあります。ほんとうに苦労の日々です。

 でも、苦労は人間を磨きます。苦労したことで、人生の厚みが増し、それはそのまま自分の財産となります。そんな風に考えながら娘の苦労とつきあっています。

 

 『かなわね』は、かなちゃんの苦労が生み出した社会の財産と言えます。たくさんの人に読んで欲しいです。かなちゃんのような苦労、悲しみを抱えた人はたくさんいます。そんな人達の心を想像できる人が少しずつ増えていって欲しいです。社会は、そんなふうにして少しずつ豊かになっていきます。

いつもそばにいてくれて、ありがとう!

 

しみじみ幸せな気持ちになる自画像です。

 

 

 なんなんでしょうね、この幸せ感は。

 この幸せ観こそが、彼らといっしょに生きる意味。

 だから、いっしょに生きていった方がいい。

 その方がトク!

 

 テラちゃんもリエさんも大好きだよ。

 いつもそばにいてくれて、ありがとう!

 こんな幸せな人生はなかなかないと思うよ。

県の管理する障害者施設での虐待事件について、神奈川県から回答

 県の管理する障害者施設での虐待事件について
①これは明らかに犯罪。どうして犯罪として告発しないのか。
②「ともに生きるかながわ憲章」を率先して実践すべく神奈川県立の施設で、どうしてこのような虐待が起こるのか。
の2点について神奈川県のホームページ、「私の提案」を通して質問し、その回答が来ました。

①については以下のような回答

日頃から県政に御理解と御協力をいただき、厚くお礼申し上げます。

このたびは、「わたしの提案」に御意見をお寄せいただき、ありがとうござい ました。中井やまゆり園の利用者への虐待が疑われる事案に関する報道では、利 用者やその御家族はもとより、県民の皆さまに御心配をおかけし申し訳ありま せん。

県は、県立中井やまゆり園における利用者支援外部調査委員会の調査結果(第 一次)で、虐待通報すべきと判断された事案について、速やかに関係市町村への 虐待通報を行うとともに、警察に相談しており、厳正に対応していきたいと考え ていますので、御理解いただきますようお願いします。

 

あの虐待はもう犯罪ではないか、という指摘に対し、この回答。質問をちゃんと読んだのかと思います。言葉がまともに通じてない気がします。救いがない気がします。

 

 ②については以下の回答

 

日頃から県の福祉行政に御理解と御協力いただき、厚く御礼申し上げます。

このたびは、「わたしの提案」に御意見をお寄せいただき、ありがとうございました。憲 章の理念を率先して実践するはずの県立障害者支援施設において、虐待通報に至る不適切 な対応が起きていたことについては、御心配おかけして申し訳ありません。

いただきましたご質問につきまして、回答いたします。

中井やまゆり園において不適切な対応が起きた背景として、これまで民間施設では対応 が困難という理由で、重度の障がいをお持ちの利用者を県立直営の同園で受け入れてきま したが、園の利用者支援について「人権意識の大きな欠如が生じている。」「利用者を人とし て支援することに欠如し、行動特性を適切に把握できずに、放置に近い対応をしていた。利 用者本人が望む生活を組み立てていくという点が欠如している。」と外部調査委員会から指 摘をされました。また、園のマネジメントについては、「支援や対応が難しい利用者が入所 する寮では、利用者支援について、職員同士で話し合う環境になく、職員間での対立や風通 しの悪さなど、人間関係の問題があった。また、こうした実態を把握していた幹部職員は、 適切に対応ができておらず、現場の把握をせずにマネジメント機能が失われていた」と指摘 されました。

県としては、こうした指摘を重く受け止め、令和43月から本庁職員が園に常駐し、指 導を行うとともに、4月からは民間のスペシャリストを雇用し、外部アドバイザーとして直 接、支援について指導を行っていただくなど、園の支援及びマネジメントについて改善の取 組を進めているところです。

また、今後も、県が把握している、事実であれば不適切な支援と思われる情報を外部調査 委員会で徹底的に調査し、課題を洗い出すとともに、支援の改善に取り組んでまいります。

 

 人が人でなくなっている現場が、こんな対応で変わるとは思えません。予想された回答とは言え、なんとも気が重いです。

 東京では虐待を受けた利用者さんが亡くなる事件が発生しています。

www.asahi.com

神奈川県でもこういうことになる可能性は十分にあったと思います。これを防ぐにはどうしたらいいのか、みんなが真剣に考えていかないとほんとうにまずいです。

35億年のサーカス

6月18日から始まる演劇ワークショップで歌う歌です。第1回目には『35億年のサーカス』と『ブルッキーのひつじ』を歌います。『35億年のサーカス』はとても元気の出る歌です。

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『ブルッキーのひつじ』は絵本があります。

        

                         

歌っているのは先日ぷかぷかまで歌い聞き手くれた歌役者飯野薫さんです。

www.youtube.com

神奈川県に質問状

中井やまゆり園の虐待事件について、神奈川県の「私の提案」を使って質問状を出しました。

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先日新聞報道で、中井やまゆり園の虐待事件で「虐待通報すべし」とした5事案として次のようなものが揚げられていました。

 ・服薬用の水などに塩や砂糖が入れられた(身体的虐待)

 ・利用者の肛門(こうもん)にナットが入っていた(身体的虐待)

 ・利用者に数百回のスクワットをさせた(身体的・心理的虐待)

 ・職員の粗暴行為で、利用者が頭を打ち失神した(身体的虐待)

 ・利用者の食事に多量のシロップをかけて食べさせた(身体的・経済的虐待)

 

神奈川県は「ともに生きる社会かながわ憲章」を掲げています。

その中に「私たちは、あたたかい心をもって、すべての人のいのちを大切にします」とあります。

この憲章を率先して実践するはずの神奈川県立の施設でどうしてこのような非常識極まる虐待が起こるのですか?説明して下さい。

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 2,3週間後くらいに回答が来ると思いますが、ま、役人の考える回答なので、問題を解決することには、多分何の役にも立たないと思います。だからとてもむなしい気がするのですが、それでも、神奈川県に対し、こういった質問を出し続けることは大事だと思っています。

 回答を書く人は、いろいろ悩みます。かながわ憲章でうたっていることの真逆のことを県立の施設がやってるのですから。本来なら説明のしようのない出来事です。それでも「私の提案」で上がってきた質問なので、こたえないわけにはいきません。だから悩みます。

 その悩みの中で、神奈川県がやってることの問題に少しでも気づけばいいと思っています。少しの気づきが積み重なれば、何かが変わっていきます。

 ま、勝手な期待かも知れませんが、やらなければ何も変わりません。

 

利用者の肛門(こうもん)に入っていたナット(共同通信の47ニュース)。手術で取り出した。これはもう犯罪じゃないか、と神奈川県に質問状を出しています。

 

しみじみいい歌を聴きました。

 オペラシアターこんにゃく座の歌役者鈴木あかねさん、飯野薫さんがぷかぷかに遊びに来られました。せっかくなのでぷかぷかさんたちを前に歌を歌っていただきました。

 彼らの歌、しみじみいいです。聞いてて幸せな気持ちになります。ぜひ聞いてみて下さい。

 こういう歌は人の心を豊かにします。だからこそ、ぷかぷかは楽しいことを次々にやっていけるのだと思います。

 

 「岩手軽便鉄道の1月」は第2期演劇ワークショップで歌いました。6月から始まる演劇ワークショップでもこんにゃく座の歌をいくつか歌います。

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『ぼくが月を見ると』 詩:マザーグース、谷川俊太郎 曲:林光

www.youtube.com

この歌はこんにゃく座のYouTubeにも上がっています。下記サイトの後半です。ホールの舞台で歌っているので、音の響きがすばらしいです。ピアノは萩京子さん。

www.youtube.com

 

 来年3月18日(土)、18日(日)神奈川芸術劇場でオペラ『森は生きている』を上演します。

                         

その中で歌われる歌です。来年1月には、『森は生きている』をテーマにした「歌のワークショップ」をやります。

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こんなことがさらっとできてしまうぷかぷかはやっぱり楽しい。

いい人生だったね

映画『Secret of Pukapuka』を見た方からまたまた素敵な感想が届きましたので紹介させていただきます。

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 エンジェルの会でのお知らせを通して、ぷかぷかさんの映画を初めて拝見しました。私は8歳のアンジェルマン症候群の息子を持つ親です。息子が産まれて8年が経ち、障害者の生きる世界について、良くも悪くも悟ったような心持ちでおりましたが、映画を拝見して、成長した彼らが、こんな風に生きている世界もあるのかと、正直驚きました。

 食に、芸術に、地域とのコミュニケートに、こんなにも鮮やかな人生を送る可能性を秘めているのかと。なんとなく、私がイメージしていた息子の成人後の人生は、色味がグレーでしか表現できませんでした。それが、むしろ私個人が息子と関わる前に生きてきたこれまでと比べても、とても彩りがあり、眩しいものに見えました。

 もちろん、映画という形で綺麗にまとめられた部分以外に、大変なご苦労もあることとお察しします。ですが、私は息子自身が歳をとって、アンジェルマンとして生まれたが、最期には「いい人生だった」と思ってほしい。そのために、親として私にできることは何だろうか?と、常々思っています。その命題に、ぷかぷかさんの活動は、ヒントを与えて下さったような気がします。

 是非、ぷかぷかさんのところに所属したいと願う障害者の家族は多いでしょうが、本当に必要なのは、ぷかぷかさんのような団体がひとつでも増えて、固い地域社会をひとつひとつ耕すことなのだと、あらためて考えさせられました。

   

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 【私は息子自身が歳をとって、アンジェルマンとして生まれたが、最期には「いい人生だった」と思ってほしい。】

 というお母さんの言葉がいいですね。「いい人生だった」ってみんなが思えるように、ぷかぷかでは「一緒にいい一日を作る」ことを日々の目標にしています。今はコロナで中止にしていますが、帰りの会では仕事の反省のほか「いい一日でしたか」という質問をしていました。いろんないい一日をぷかぷかさん達は発表してくれるのですが、中に

 『「ぷかぷかしんぶん」をポスティングした時、ポストに嵐の相葉君と同じ名前を見つけて、それがいい一日でした。』

 と発表した人がいて、ああ、なんていい一日だったんだろう、って思ったことがあります。

 こういういい一日の積み重ねがいい人生を作っていくのだと思います。そういういい一日をぷかぷかさんとスタッフが一緒になって作り出す。それがぷかぷかです。『Secret of Pukapuka』はそれがよく見えます。

 【なんとなく、私がイメージしていた息子の成人後の人生は、色味がグレーでしか表現できませんでした。私個人が息子と関わる前に生きてきたこれまでと比べても、とても彩りがあり、眩しいものに見えました。】

 と感想にありましたが、何か特別なことをやったのではなく、ただいっしょにいい一日を積み重ねてきただけです。その気になれば誰にでもできることです。さぁ、明日からお子さんといっしょにいい一日を作っていきましょう。

 

 「ともに生きる社会」とか「共生社会」という言葉がやたら語られる昨今ですが、どうも抽象的な言葉だけで終わることが多い気がします。そんな中でぷかぷかは彼らといっしょにいい一日を作ることにこだわっています。「ともに生きる」が具体的なのです。そこから生まれるものこそ、リアルな「ともに生きる社会」なのだろうと思います。障がいのある人もない人も、みんなが「いい人生だったね」って言える社会です。

自分の人生を彩り豊かにしてくれた

『Secret of Pukapuka』を見た方から素敵な感想が寄せられました。

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ぷかぷかさんの映画視聴いたしました。
本当素敵な映画でした。
印象に残ったシーン、、、、
○谷川俊太郎さんの作品に取り組んでいる皆さんの緊張とキラキラした表情、
○具材がごろごろのピザ、
○心に響くチェロの音、ダウン症のお子様のお母様のお話、(泣いてしまいました)
○地域との皆さんとの交流、日常、、、

私は音大を出てピアノの教師をしています。
大学生の頃まで障害を持った方々と接した事はなかったのですが、たまたまNHKスペシャルで
障害児が生き生きとピアノを弾いている番組を見て、衝撃を受けました。
若かった私は勢いでNHKに電話して、その子たちを指導している先生の連絡先を聞きました。
その後レッスンを見学させていただき、縁がありダウン症の男の子をピアノ教えることになりました。私にとっては本当に世界が広がった時でした。
その子とはピアノだけでなく一緒にデートしたり、ご家族との交流、そこからご縁をまたいただき障害の子を今何人か教えています。
最初に教えたダウン症の子とは20年付き合いました。毎週会うわけですから親戚以上です!
その子からは本当にいろんなことを学ばせてもらいましたし、人としても尊敬していました。優しくて、面白くて、気遣いが出来て、、、
3年前その子が34歳で癌になり亡くなりました。
亡くなる1週間前まで普通の生活がしたいと本人の強い希望で酸素呼吸器つけたままレッスンに来てくれた事が本当に懐かしいです。最後は連弾でとなりのトトロを弾きました。
長々と書いてしまいましたが、障害児との出会いがそのテレビであったからこそ私の人生は彩り豊かになり、また私の関わる人たちまで障害について自然に理解してくれ(私の生徒たちもみんな障害の子に優しいです!)縁が広がっているように思います!
ですから今回のこの映画は、若かった私の胸に響いたように、若い世代たちの子がたくさん観てくださるといいな!!と思ってしまいます!

本当にぷかぷかの皆さんはぷかぷかという場所があって幸せですね!!!

周りの方々に映画勧めます!

 

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 障がいのある子どもたちとの出会いが、自分の人生を彩り豊かにしてくれた、というところがいいですね。そんな風に語る人がもっともっと増えて欲しいです。そうすれば社会全体がもっともっとお互い生きやすいものになる気がします。

 そういう意味でも、あちこちにある福祉事業所が「支援」という上から目線ではなく、フラットな関係で障がいのある人達と向き合うようになれば、社会はもっともっと豊かになる気がします。上から目線の果てに虐待をするなんて、あってはならないことです。

   障がいのある人達を虐待をするような人生ではなく、彼らと一緒に彩り豊かな人生こそ生きていきたいものです。

 

★『Secret of Pukapuka』見たい方、高崎まで連絡いただければギガファイル便で送ります。見ていただいて「おもしろい!」って思われたら、ぜひ自分の住む町で上映会やってみて下さい。たくさんの出会いがあります。たくさんの気づきがあります。世界がグ〜ンと広がります。日程が合えば私も参加します。一緒に障がいのある人達を巡っていろんな話をしましょう。

 連絡先 takasaki@pukapuka.or.jp

いい映画を見てきました

 いい映画を見てきました。『かぐやびより』という映画です。

 障がいのある人達がいっぱい登場するのですが、福祉の匂いが全くしません。ただただ人への愛おしさがあふれています。愛がてんこ盛り!って感じ。だからみんな幸せ。みんなの日々が輝いてる。

 その幸せ感がビリビリ伝わってきて、こういうことこそ大事だよな、とあらためて思う。

 それと、あたりに漂うなんともいえない泥臭い雰囲気。これがものすごくいい。気持ちがふわっと安らいで心地いい。今、社会に必要なのは、この雰囲気だよな、と思う。

 私たちが見落としてきたもの、福祉が取りこぼしてきたものが、この映画にはいっぱいある。ぜひ見て下さい。小田急鵠沼海岸駅近くの「シネコヤ」という小さな映画館で19日までやっています。

 

 虐待で騒がれている施設の職員はこの映画をしっかり見た方がいい。虐待をする施設と何が違うのか、何が施設で抜け落ちているのか、映画を見ながら自問して欲しいと思う。

 

www.youtube.com

さんわーくかぐやのホームページ

www.sunwork-kaguya.com

 

小田急鵠沼海岸駅近くの「シネコヤ」という小さな映画館で上映中。19日まで

cinekoya.com

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